黒夜行

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桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活(奥泉光)

内容に入ろうと思います。
本書は、「モーダルな事象」とシリーズを同じくする、桑潟幸一が活躍(?)する連作短編集です。
ざっくりとまず、大まかな設定を書いておきます。
桑潟幸一(通称クワコー)はかつて、敷島学園麗華女子短期大学(通称レータン)という、関西圏随一の低偏差値大学で日本文学を教えていた(この話が「モーダルな事象」)。クワコーはとにかく、コネで大学教授になったような男で、風采も上がらずやる気もなく人望もなければ何もないという男であった。あるのは、人一倍の卑屈さだけである。
クワコーはちょっとした危機感を抱えていた。それは、レータンがそう遠くない内に潰れるだろう、という噂を耳にしていたからだ。
しかしそこに、蜘蛛の糸を垂らす男がいた。それが、かつてレータンで同僚であった鯨谷光司という男だった。
この鯨谷、かつて大手消費者金融会社の取締役だった男で、『ヤクザに学ぶリアル経営術』という本を出したことをきっかけとしてレータンで教授になったという怪しげな男である。その鯨谷はたらちね国際大学という関東の私大に移ったのだけど、クワコーをそこに呼んでくれるというのだ。
クワコーは、助かった!と思った。たらちね国際大学もレータンと同様底辺の大学であったし、鯨谷がどんな思惑でクワコーを呼び寄せようとしているのかも漠然と分かっているのだけど、それでもクワコーには、鯨谷から垂らされた蜘蛛の糸を唯一の希望と信じて、たらちね国際大学までやってきたのだ。
本書は、そうやってたらちね国際大学に異動してきたクワコーの物語。たらちね国際大学で文芸部の顧問になったクワコーは、ぶっきらぼうなジンジン・大昔のバスの車掌のような格好をした木村部長・大体いつも看護婦のコスプレをしているナース山本・入学直後プロレスをやって名を上げたドラゴン藤井など個性的な面々と共に、なんだかよくわからないままに巻き込まれるトラブルを解決したりする話です。

「呪われた研究室」
たらちね国際大学にやってきて研究室を持ったクワコーだったが、しかしクワコーの研究室であるA館の409号室というのは曰く有りげな部屋なのだ。
どうも、幽霊が出る、というのだ。しかも決まって4月限定で。
かつてその部屋の教授が自殺したとかで、ついちょっと前にも、その部屋を研究室としていた教授が窓から落ち大怪我を負ったという出来事があった。誰かに押されたような気がする、と言った教授だったが、しかしその時周囲に人気があるはずがなかったのだ。
そんな曰くつきの部屋にいることになったクワコー。ちょっとした理由から、レータンではしたこともない、夜遅くまで研究室にいるなんてことを続けてみたところ、出た。窓をノックし、天井から笑い声が聞こえ、エレベータが止まったのだ!ホントに出るのか?
409号室の怪をテーマの一つにしているという文芸部の面々は、409号室を部室がわりに使うことになって意気揚々と調査するが…。

「盗まれた手紙」
クワコーの元に、柿崎秀友という男がやってきたことから物語は始まる。この柿崎という男、タム子という警備会社で働いているというのだが、クワコーとの接点はさっぱり不明。しかしその柿崎から、春狂亭猫介の名前が出るや、クワコーは嫌な思い出を回想する。
そう、春狂亭猫介。かつてクワコーは、日本近代文学者総覧という大辞典の編纂に関わった。クワコーは太宰治の項を書きたかったのだけど、それは様々な理由によって叶わず、クワコーは春狂亭猫介という、誰なのかさっぱり分からない輩の項目を書かなくてはならなくなったのだ。その名前には、嫌な思い出しかない。
実はこの柿崎という男、春狂亭猫介と関わりのある男のようで、しかもとある事情によりある手紙を探しているのだという。もしかして桑潟先生のところにあるかもしれない、という話のようで、見つけたら50万円くれるという。
50万円!つい先日給与明細を見たクワコーは愕然とした。これは何かの間違いなのではないだろうかというような値段が記載されていた。そんなクワコーにとって、50万円は喉から手が出るほど欲しい。
文芸部員の力も借り、首尾よく手紙を発掘したクワコーだったが、それをもうしばらく預っていて欲しいと言われたクワコーは…。

「森娘の秘密」
たらちね国際大学には、四年制の大学に移行するに当たって、情報総合学部の中に、国際コミュニケーション学科・キャリア創造学科・日本文化学科の三つが作られた。鯨谷教授は、その専門(?)から言って国際コミュニケーション学科にいるべきところを、馬沢という学部長候補と言われる教授の画策により日本文化学科に追いやられたという経緯がある。そのことにいたく不満を抱き続ける鯨谷は、どうにかして馬沢を追い落としてやろうと画策している。
その片棒を担がされるのが、もちろん我らがクワコーだ。クワコーは鯨谷から、馬沢は森という女と研究室内でいちゃついていることは間違いないから、証拠の写真を押さえろ、と密命を受ける。いやいやながらも言われた通りにしようとするクワコーだが、なかなかうまくいかない。
一方でリクルート委員会の委員長である鯨谷は、新入生の勧誘実績で上にのし上がろうとしているようで、かなり熱心に活動をしている。その一つが、高校の名簿を手に入れることだ。近々名簿屋というアングラなところから名簿を手に入れることが出来ると言っていた鯨谷だったが…。

というような話です。
いやー!面白かった!やっぱり奥泉光は好きだなぁ。色んなタイプの作品を書く作家で、どちらかというと本書のようなユーモアタッチの作品は珍しい部類に入ると思うんだけど、奥泉光はなかなかとっつきにくい作品が多い気がするから、桑潟幸一ことクワコーが活躍する「モーダルな事象」と本書は、素晴らしい奥泉光入門書ではないかな、という感じがします。
本書は、帯とかに「ユーモア・ミステリー」って書かれていて、確かにユーモア・ミステリーなんだけど、でも本書の最大の魅力はストーリーそのものにあるわけではないのです。それは、ダルい会話と、クワコーの卑屈さが満載だ、という点です。この二点において、本書を越えられる作品ってなかなかないような気がします(まあ、そもそも類似の作品があんまりなさそうな気がしますけど 笑)
まずダルい会話から。本書では、文芸部のメンバーがかなりクワコーの日常に絡んでいくんだけど、この文芸部のメンバーの会話がべらぼうに面白い!もちろん、この会話の感覚が全然理解出来ないって人も多いと思う。年配になればなるほど、何が面白いんだかよくわからない会話だろう。若い人ほど、このダルい会話は面白がれるだろうなぁ。
何が驚くって、著者がこのダルい会話を書けているってことである。著者自身大学教授であるらしいから、身近でこういう会話を聞く機会があるんだろうし、また身近にいる学生に色々聞いたりもしてるんだろうけど、それにしても凄い。これだけ頭の悪そうな会話をリアリティたっぷりに書けるもんなんだなぁ。著者、50歳超えてますけどね(笑)
どっか会話の一部でも抜き出してみようかなって思ったんだけど、やっぱ一部だけだとなかなかうまく伝わらない気がして止めてみました。しっかしホント、このダルさは最高です。僕は、ここで描かれる文芸部の面々が割と好きで(相当に変わったキャラが揃ってるんで、最高ですよホントに)、日常的にこんなアホな会話してるとしたら面白いだろうなぁ、って気はするんだけど、でも聞いてるだけで脳みそが溶けてきそうな会話で、日常的にこんな会話聞いてるのも怖いかなって気もします(笑)
その中にあって、ジンジンこと神野仁美は別格に素晴らしい。このジンジンの最強に超絶的に特異な部分についてはここでは書かないことにするんだけど、なかなか破天荒なキャラです。しかも、探偵役。鋭い推理で謎を解いちゃう。でも、周りがアホばっかりなんで、ジンジンの鋭い推理も、周りのガヤガヤによってあんまり鋭く見えなくって、グダグダになっちゃうところも凄く面白いわけなんです。って、こんなこと書いてもよくわかんねーだろうなぁ。
ダルいと言えば、モンジと呼ばれる、たらちね国際大学唯一の男子学生の話し方のダルさもなかなかのもので、でもこんな若者実際どこかにいそうだよなぁ、という雰囲気を漂わせている辺り、すげぇなと思いました。
で、もう一つの魅力は、クワコーの恐ろしいまでの卑屈さです。
クワコーというのは、とにかく卑屈が服を着て歩いているような人間で、とにかく物事を悪く考えることが得意で仕方ない。しかもやる気も人望も何もかもないので、文芸部員から序列が下だと思われている始末。研究に力を入れてこなかった自分が悪いのだけど、とにかく何の実績もなく、ただ成り行きで大学教授であり続けているだけのクワコーは、自分を貶める要素に塗れながら生きているのだ。
だから、何かあるとすぐいじけたり、悪い風に考えて不安に駆られたり、先走って物事を考えすぎて素っ頓狂な行動を取ったりと、まあとにかく面白い。僕も、どちらかと言えば卑屈な人間だと思うし、物事を悪く考えるのも得意な人間だったりするのだけど、クワコーと比べたらもう天と地ほどの差がある。それぐらいクワコーは卑屈すぎるのだ。
そんな卑屈すぎるクワコーを、泣きっ面に蜂とばかりに様々なトラブルが襲う。襲われたクワコーの反応がまた面白いんだ。年甲斐もなく泣いたり、我を忘れて呆然としたり、文芸部員に頼りっぱなしだったり、ホントどうしようもない男なんだけど、そこがホントに面白いんだよなぁ。
本書では、クワコーの日常の部分も愉しみな一つ。クワコーが普段どんな生活をし、学内でどんな風に振るまい、文芸部内でどんな扱いを受けているのか、という部分も、本当に笑わせてくれる。真面目ではないけど真剣に生きているだけのクワコーの日常がこれだけ面白くなっちゃうのは、ホント作者の力量だなぁと。
というわけで、僕的には、ダルい会話とクワコーの卑屈さがとにかく面白くて仕方ない作品なんだけど、もちろんストーリーもきっちりしています。始めっからミステリだと思って読むと、トリックだとかオチの弱さが浮かんできちゃうかもだけど、でも読み始めると、とにかくトラブルとか謎解きとは関係のない部分に目がいってしまって、で話の流れに乗っているといつの間にか事件が解決していて、なるほどー、という感じで楽しめます(一応書いておきますけど、褒めてるんですよ)。
というわけで、これは読んでて楽しい小説だったなぁ。ユーモアな作品ですけど、決して軽いタッチではなくて読み応えもきっちりあるし、でももちろん重厚すぎるわけでもなくさらっと読める。イマドキ風の会話や雰囲気が出てくる一方で、イマドキもムカシドキもないようなクワコーの恐ろしいまでの卑屈さが匂い立つようにして蔓延している、そんな作品です。一応、クワコーが出てくる、という点で繋がってはいますけど、前作である「モーダルな事象」を読まなくても楽しめます(というか、僕が既に「モーダルな事象」の内容を忘れているという 笑。でも、「モーダルな事象」もメチャクチャ傑作だったっていう記憶はあります!こちらも是非!)。表紙も素敵ですね。読んでいくと、表紙の絵が誰が誰なのかわかってきて楽しいと思います。是非是非読んでみてください。


奥泉光「桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活」





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2013年ベスト

2013年の個人的ベストです。

小説

1位 宮部みゆき「ソロモンの偽証
2位 雛倉さりえ「ジェリー・フィッシュ
3位 山下卓「ノーサイドじゃ終わらない
4位 野崎まど「know
5位 笹本稜平「遺産
6位 島田荘司「写楽 閉じた国の幻
7位 須賀しのぶ「北の舞姫 永遠の曠野 <芙蓉千里>シリーズ」
8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
9位 松家仁之「火山のふもとで
10位 辻村深月「島はぼくらと
11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
16位 藤谷治「世界でいちばん美しい
17位 神林長平「言壺
18位 中脇初枝「わたしを見つけて
19位 奥泉光「黄色い水着の謎
20位 福澤徹三「東京難民


新書

1位 森博嗣「「やりがいのある仕事」という幻想
2位 青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」 3位 梅原大吾「勝ち続ける意志力
4位 平田オリザ「わかりあえないことから
5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
6位 小阪裕司「「心の時代」にモノを売る方法
7位 渡邉十絲子「今を生きるための現代詩
8位 更科功「化石の分子生物学
9位 坂口恭平「モバイルハウス 三万円で家をつくる
10位 山崎亮「コミュニティデザインの時代


小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
2位 沢木耕太郎「キャパの十字架
3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
10位 エイドリアン・べジャン+J・ペタ―・ゼイン「流れとかたち 万物のデザインを決める新たな物理法則
11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
12位 久坂部羊「神の手
13位 金原ひとみ「マザーズ
14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
15位 宮下奈都「終わらない歌
16位 朝井リョウ「何者
17位 有川浩「空飛ぶ広報室
18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
20位 相沢沙呼「ココロ・ファインダ

新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
2位 森達也「A」「A3
3位 デヴィッド・フィッシャー「スエズ運河を消せ
4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
5位 クリストファー・チャブリス+ダニエル・シモンズ「錯覚の科学
6位 卯月妙子「人間仮免中
7位 ジュディ・ダットン「理系の子
8位 笹原瑠似子「おもかげ復元師
9位 古市憲寿「絶望の国の幸福な若者たち
10位 ヨリス・ライエンダイク「こうして世界は誤解する
11位 石井光太「遺体
12位 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝
13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
19位 二村ヒトシ「すべてはモテるためである
20位 平川克美「株式会社という病

2011年ベスト

2011年の個人的ベストです
小説
1位 千早茜「からまる
2位 朝井リョウ「星やどりの声
3位 高野和明「ジェノサイド
4位 三浦しをん「舟を編む
5位 百田尚樹「錨を上げよ
6位 今村夏子「こちらあみ子
7位 辻村深月「オーダーメイド殺人クラブ
8位 笹本稜平「天空への回廊
9位 地下沢中也「預言者ピッピ1巻預言者ピッピ2巻」(コミック)
10位 原田マハ「キネマの神様
11位 有川浩「県庁おもてなし課
12位 西加奈子「円卓
13位 宮下奈都「太陽のパスタ 豆のスープ
14位 辻村深月「水底フェスタ
15位 山田深夜「ロンツーは終わらない
16位 小川洋子「人質の朗読会
17位 長澤樹「消失グラデーション
18位 飛鳥井千砂「アシンメトリー
19位 松崎有理「あがり
20位 大沼紀子「てのひらの父

新書
1位 「「科学的思考」のレッスン
2位 「武器としての決断思考
3位 「街場のメディア論
4位 「デフレの正体
5位 「明日のコミュニケーション
6位 「もうダマされないための「科学」講義
7位 「自分探しと楽しさについて
8位 「ゲーテの警告
9位 「メディア・バイアス
10位 「量子力学の哲学

小説以外
1位 「死のテレビ実験
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3位 「数学ガール 乱択アルゴリズム
4位 「消された一家
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