黒夜行

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誰かが足りない(宮下奈都)

内容に入ろうと思います。
本書は、『ハライ』という名のレストランが舞台。いつも満席で、なかなか予約が取れない。公園の前にある店で、その店の向かいにあるベンチは常に空いている。『ハライ』から流れてくる匂いに誘われて店に入ってしまうからだ。
しかし、『ハライ』の描写はほとんど出てこない。
10月31日午後六時。『ハライ』のある街に住む人々は、様々な理由から『ハライ』に集まる。彼らはどうして『ハライ』に行くことにしたのか。それを描く連作短編集。

長い坂を登り切っても、そこにとうもろこし畑はない。両親が必死で身体を動かして育てているとうもろこしは、ここにはない。家々の屋根やマンションの屋上、洗濯物なんかが見えるだけだ。
大学の四年間だけ、のはずだった。卒業したら地元に戻って、家を継ぐつもりだった。それなのに今僕は、深夜のコンビニで働いている。どこで間違えたのか、どうして地元に戻らないのか。自分の中でも、もはやわからなくなっている。
付き合っていたはずの未果子が結婚するという話を、人づてに聞いた。どうしてそうなったのかわからない。
一度未果子が『ハライ』の話をしていたことがある。その時の自分の会話も、後から考えれば失敗だったのだろう。

『最近どんなニュースがありましたか?』と聞かれることほど、嫌なことはない。
年をとってよくなかったことなんて、なにもない。昔のように身体が動くわけじゃないけど、それでも、若い頃のように、何かに追い立てられるようにしていた自分から解放されたような感じがあっていい。
『最近どんなニュースがありましたか?』
息子も息子の嫁も、同じことを聞く。孫もだ。自分の存在が気を遣われていることは分かる。記憶がまだらになってしまっているのは仕方ないし、自分でそれを口にすることもなんということもない。でも、あの質問だけはどうしても好きになれない。
孫娘が、『ハライ』に行きたい、という。紹介したい人がいるのだ、という。『ハライ』。息子の嫁に料理を教えて欲しいと言われた。どうして自分はこれまで、洋食ばかり作ってきたのだろうか。

残業代が出なくなって、同僚の中で女の私が何故か係長になった。浩樹は『尻拭い要員』だと笑って、その内私から離れていった。休みの日も仕事が終わらずに出社。休日出勤の手当てなんか出ない。なんだか色々、やってられない。
白いマーチは、昨日と同じく停まっていた。またしばらく路駐なのだろう。
ヨッちゃんは、生まれた時から一緒に育った。好きとか嫌いとか、そういうことを考える前から一緒に過ごしていた。それが変わったのは小学生の高学年の頃。私たちは何も変わらなかったけど、私たちの周りが変わった。ずっと一緒にいる、と指を差されるようになった。
ヨッちゃんと私はあまり会わなくなり、ヨッちゃんは良くない方向に変わっていった。それでも私の中では、ヨッちゃんはずっとヨッちゃんだった。
休日出勤の途中で寄ったコンビニで、偶然ヨッちゃんに会った。いや、予感はあった。ご飯でも食べよう、と言った私にとって、休日出勤なんかよりヨッちゃんの方が遥かに大事だ。

ビデオカメラを持って布団に入る。午後十時。十時から二時の間に成長ホルモンが出るからその間は寝ていて、と妹に言われ、その約束を守ろうとしているのだ。
母が死んで、僕は外に出られなくなった。ビデオカメラを向けていないと、人と話せなくなった。姉は嫁ぎ、妹と二人暮し。妹には迷惑を掛けていると思っている。けど、ビデオカメラは手放せない。
いつの頃からかビデオには、篠原さんが映るようになった。これまで誰も僕に聞かなかった質問をした、妹の同級生。積極的に関わりあうことはない。たまに遭遇してしまう時、ビデオカメラを向けるだけだ。篠原さんのおにぎりを食べる。不思議な距離感だ。

ひたすらオムレツを焼き続ける僕は、店に来る一人の女の子が気になっている。ビュッフェ形式の店では食べ切れない量を持っていくお客さんが多いのに、彼女はきちんと食べきれる量を取っていく。そして、残すことなく食べきる。食べ終えると手を合わせ、ごちそうさまという。
すべて、僕の妄想だ。僕のいる調理場からは、彼女が座る席の方までは見えない。
休憩中、職場から徒歩五分の寮に戻る時、たまたまその彼女を見かけて声を掛けた。いくつかのやり取りの後、彼女はこういう。『一緒にいっていい?』

その匂いは、言葉で説明するのは難しい。匂いにもし色があるならば、カラメルを焦がしてしまったような色。酸っぱさと焦げ臭さとほんの少しの甘さが混じっている。
他の人には嗅げない匂いだと知ったのはいつの頃だったか。
祖父の五十回忌。私の中のアイドルだった従姉妹の父親だった叔父からその匂いがした。帰りがけ、その叔父が泣いているのを見てしまった。しばらくして叔父は、失踪した。
古書市の真ん中で、またその匂いがした。これまで私は、誰も助けることは出来なかった。勇気を出して声を掛けても、何も出来なかった。でも、私は言っていた。『お茶、飲みますか?』

というような話です。
じんわりとくる物語でした。宮下さんらしさが出ている作品だな、という感じがします。
煙のように形のないものに向かってタクトを振る。その煙のようなものは、そのタクトに合わせて次第に整列する。そしてやがてそれは人の形になる。宮下さんは本当に、そういう描写が巧い。
普通の人には、その煙のようなものは操ることは難しい。だから、はっきりと形あるものを組み合わせる。例えばレゴブロックのようなものを組み合わせて、人の形を作る。そういうやり方でも、もちろん人を描くことが出来る。
宮下さんの場合は、人を立ち昇らせる、という感覚がする。雲が次第に形を変えていくように、モクモクとフワフワと明確な輪郭を持たない雲のように、人間の生き様やあり方を立ち昇らせる。そして、雲は元々は水だ。タクトを振って、制御できそうにない水を、水蒸気を、エントロピーに逆らって整列させる。
そうやって描き出す人間は、どことなく頼りない。そしてそれは、僕にとっては好ましく映る。キャラクターのはっきりした、輪郭を明確に言葉で表現できるような、そういう人物が出てくる小説も好きだ。けどそれは、なんとなく、僕達のいる世界とは違ったものに感じられてしまう。その個人の特徴を分かりやすく抽出して組み上げていくことで、物語の新しい面白さも生まれる。けれども、実際の人間の複雑さ、寄る辺なさ、不安定さ、そういうもろもろを含めた頼りなさみたいなものが小説の中で立ち上がっていると、なんとなく嬉しい。
それは、僕がなんとなく感じてしまうからかもしれない。なんとなく、現実が、わかりやすさを求めているように感じる。分かりやすい人格、分かりやすいキャラクター、分かりやすい会話、分かりやすい関係。こういう表現はおかしいけど、現実が小説のようになりつつあるのかもしれない。純化された、輪郭のはっきりしたものが好まれているような予感がある。そういう流れが、なんとなく強制されているような感じを、ほんの少しだけど感じてしまう。
もちろん、それはどうしたって表面上にしかならない。人間の複雑さは消えることはない。表面をいくら分かりやすく繕ったところで、それは複雑さを押入れの奥深くに隠しただけにすぎない。それぞれの人が持つ輪郭の頼りなさが、その頼りなさが生み出す物語が、個人の奥へ奥へとしまい込まれていってしまう。なんとなく、それは寂しい。だからこそ、小説の中で出会う輪郭の頼りなさにホッとするのかもしれない。
どうも本作とは関係ないことを書きすぎたような気がする。
この作品で描かれる人たちも、輪郭が頼りない。形がはっきりしない。みんな、どこか揺らいでいる。それは、ただ迷っているのとは違う。確かに彼らは、何か日常に対して、何かモヤモヤしたものを抱えていることが多い。どうにもならない現実とか、失われてしまった過去とか、そういう色んなモヤモヤを背負っている。
でも、彼らがそれらを抱えているから輪郭が頼りなく見える、というのとは違うのだと思う。もしその抱えているモヤモヤが解決したとしても、彼らの輪郭は頼りないままだろう。それがいい。人間は、そんなに分かりやすくない。彼らが抱える様々なモヤモヤの先に、彼らの本質的な揺らめきみたいなものが見えるような気がする。彼らはこの物語の中で、目の前のある問題に悩んだり後悔したり行動したりする。問題は、解決したりしなかったりする。しかし、たとえ解決したところで彼らの輪郭は頼りないままだ。その人間らしさが、宮下さんが描く登場人物の魅力ではないかと思う。
僕が一番好きな話は、最後の話だ。他の人には嗅ぐことが出来ない匂いを感知することが出来てしまう女の子。それは決して、彼女に幸福をもたらす能力ではない。むしろ、彼女に後悔しか与えないことの方が多い。そういう中で、彼女は時折、自分に出来ることをやってみる。それは、無駄かもしれないし、もしかしたらさらに結果を悪くすることになるかもしれない。それが彼女の抱える大きな揺らぎだ。それは、その匂いを嗅げてしまう限り、一生消えることはない。
そういう揺らぎを抱えたままで生きるというのはどういう感じだろう、と思う。誰もが自分なりの揺らぎを抱えて生きている。他人の揺らぎは、想像するしかない。それがどれほど、自分の目から見て大したことがない事であっても、どんなものでも誰かの揺らぎになりうる。
彼女の揺らぎは、結果的に一人の男を救うことになる。しかしそれは、彼女にとって決して終わりではない。彼女にとっては、永遠に途中のままだ。もちろん失敗することだってあるだろう。
それでも、その永遠に途中のままの道を、彼女は少しずつ歩く。そんな予感を漂わせる。もしかしたらそれは、彼女にとっての匂いのように、僕だけが勝手に感じ取っているだけかもしれない。でも、それでもいい。僕にとってそう感じられる。それで充分だ。
足りないものの輪郭は、その周囲が何かに取り囲まれることで、あるいはかさぶたに覆われることで、少しずつ濃くなる。足りない誰かの存在は、結果的に何かを浮かび上がらせる。それは故郷だったり、失った人だったり、未来への期待だったりする。少しだけ濃くなった輪郭は、誰かの希望にもなるし、力にもなる。その通過点の象徴として、『ハライ』がある。そういうイメージ。きっとこの物語で描かれた人々は、『ハライ』を通過することで、ほんの少しだけ生まれ変わったようになるのだろう。
大きな物語はありません。ここで描かれるのは、現実のどこかで語られているかもしれない、誰かのすぐ傍にあるかもしれない物語です。でも僕達は、意外と近くを見ることが難しい。遠くを見ることばっかりに専念して、灯台下暗しという状況は珍しくもない。だからこそ、どこにでもありそうな物語が輝いて見えるのかもしれない。是非読んでみてください。

宮下奈都「誰かが足りない」



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[4142] 読んだらモヤモヤしてました

でも、モヤモヤ好みの方にはたまらなく、くっきりピントがあったのが好みの方には
厳しい作品だと思いますね。
わたしはモヤモヤしている方が人間らしいので、すきです。

新作絡みか、いろいろなサイトで宮下さんの記事がでてますね。
その中でも、作風のワケまで踏み込んだサイトまであるなんて。
http://www.birthday-energy.co.jp/

「花火のような閃き」なんてかなりうらやましい。
しかし目的遂行のためには、何かを犠牲にしながらなんて、ちょっと怖いな。

[4144]

モヤモヤしてましたね。
僕もモヤモヤしてる方が好きなんで、
この作品はいいですね。

しかし、そのリンク先のサイトは…。
ちょっとなんともいえないというか、
怪しい感じですなぁ

[4148]

こんばんは。
日中、気象予報士の講座で熱力学の勉強をしてきましたが、やっぱり私に物理は無理だなぁ、と意気消沈です(泣)。

ところで、私もやっとこの本に辿りつきました。まず構成が素敵ですね。レストラン「ハライ」に予約を入れたお客のそれぞれを描いた短編集になっています。どの短編がよいかとは一概に決めつけられませんが、予約2に登場するおばあちゃんが印象に残っています。おじいちゃんが生きていた頃は仲の良い素敵な夫婦だったことが想像できますし、息子夫婦との関係も好いですよね。年齢から来る呆けだけは避けようもありませんが、家族が彼女に対して優しく接してくれるところが、読んでいて安心です。

宮下さんの作品を思い出してみると、思わず目を背けたくなるような凄惨な修羅場とは無縁ですよね。モヤモヤ感と通りすがりさんはお書きですが、人間の存在自体明確な輪郭を持ったものではなく、ちょっとボヤーッとした感じが正解かも知れませんね(笑)。雲のようにつかみ所がなく…。
最後の予約6では、匂いの話が出てきますが、「失敗と笑ってあげれば好かった」というひと言がキラリとしました。そうですよね。そんな深刻に受け止めず、笑える余裕が肝心でしょう。それで、どれだけ救われたか知れません。キルケゴールなども出てきましたが、絶望は何としても回避しなくてはなりません。

最後のレストランの描写、なかなか素晴らしいですよね。今までの登場人物が勢揃いという感じで復習になりました(笑)。

いやぁ、宮下さんは素晴らしい!という感想で締めくくりたいと思います。

[4149]

こんばんはです。熱力学、僕もあんまり得意じゃなかったなぁ…。シャルルの法則とかそんなんありましたよね、確か?

色んな人の感想を聞いていると、やっぱり人それぞれ、好きな話が違うみたいですね。自分のこれまでの経験とか、今の状況とかでそれが変わってくるのかもしれないですね。感想中でも書いたように、匂いの話が一番好きだったりしますけど、ビデオカメラの話も好きかもです。

宮下さんの作品には、絶望はありませんね。単純な希望、というのもないように感じますけど、僕らの世界はそんなに単純じゃないから、それがリアリティがあっていいなと思います。人間ってホント、輪郭が曖昧な存在ですからね。ささやかな日常の物語なのに、そこに救いを見出すことが出来るって、いいですよね。

宮下さんにはこれからも頑張って欲しいですよね!もっと宮下さんのことを知らしめたいです。

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感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

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7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
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13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
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20位 平川克美「株式会社という病

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