黒夜行

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舟を編む(三浦しをん)

内容に入ろうと思います。
舞台は、大手出版社である玄武書房。
辞書編集一筋でやってきた荒木は、定年を前に、自らの後任を探さなくてはならなくなった。自らが企画し、監修者である松本先生ともに編纂を始めようとしている「大渡海」という辞書を誰かに託さねばならない。
しかし、これが難しい。辞書編纂は、よほどの覚悟で務まらない、長く険しい道だ。目先の利益を取りたがる出版社からも疎まれる存在だ。
しかし、やり遂げねばならない。荒木は、辞書編集部員である西岡から、営業部にうってつけの男がいる、という情報を聞きつける。
院卒の入社三年目である馬締は、突如やってきた荒木に翻弄されることもなく、マイペースで対応した。この、言葉に対するセンスはずば抜けているが、営業部ではお荷物、対人関係は失格という男を、荒木は辞書編集部に引っ張り込んだ。
辞書作りなど始めての馬締だが、名前の通り真面目な性格である馬締は、その類まれなる言葉への感覚を武器に、どんどんと辞書作りにのめり込んでいく。
会社からの妨害もあり、「大渡海」の編纂は思うままにはいかない。しかし、馬締を始め、松本先生・荒木・西岡、そして後々辞書編集部に配属になる岸辺も、不屈の精神で辞書作りに立ち向かっていく。
辞書という、身近なようで身近ではない、それを作っている人たちのことなど想像もしたこともないような事柄をモチーフに、渦巻く人間模様を見事に描き出す傑作。
これは本当に素晴らしかった!!読み終えたくない、と思える小説は、本当に久々でした。これは本当にいいなぁ。是非読んで欲しい!
辞書というものの世界の奥深さ。本書の最大の魅力は、まずそこにあるのだと思う。
正直僕は、辞書というものへの思い入れはない。使ったことはあるけど、所有していたことはもしかしたらないかもしれない(英語の辞書なら持ってたかもだけど、日本語の辞書は持ってなかったと思う)。電子辞書は持ってたけど、本書を読んだ後では、あれを辞書に入れるわけにはいかない。
辞書を引くことにのめり込んだ時期もなければ、必要があって辞書を引きまくった時期もない。ほとんど僕の人生にとって、辞書(特に日本語の辞書)は無関係だったと言える。
だからこそ、辞書を作る人々のことなど、想像したこともなかった。
本書では、辞書そのものと、辞書を作ることに強い思い入れを持つ様々な人々が出てくる。
これが、凄い!
辞書というものを、そんな風に捉えたことはなかった、というような話が本当にたくさん出てくる。一例を出せば、諸外国では辞書の編纂は国家の事業であることが多い(あるいはそういう時期があった)のに、日本においては、辞書作りに公的なお金が使われたことは皆無だそうだ。辞書にのめり込んでいるからこその視点が本当に新鮮で、しかも面白い。三浦しをんは、文楽や林業など、普通の人がなかなか入り込めない、そういうものが存在することさえなかなか意識することがない世界を本当に見事に描き出すのだけど、本書もまさにそう。辞書にのめり込む人々が、辞書というものをどんな風に捉え、どんな部分に愛着を感じ、何にそこまでこだわっているのか、そういう熱い話が、しかし押し付けがましくなく面白く描かれる。
それに何よりも、辞書にのめり込んだ人たちがまた面白い。当然、荒木や松本先生など、もう長いこと辞書に携わっている人たちは、もう変人としか言いようがない。辞書に人生のすべてを捧げていると言っても言い過ぎではない彼らの有り様はおかしい。
でも、それだけではない。辞書との関わりが浅い者でさえも、辞書づくりというものはそれに関わる人間を変えてしまう。
一番変わったのはもちろん馬締だろう。本書は、15年に及ぶ「大渡海」編纂の過程を描いた小説なのだけど、馬締の変化は驚くべきものだ。始めから、言葉への感覚は抜群だった。辞書を作るために生まれてきたような男だ。しかし、それだけでは辞書は作れない。執筆者との対外的なやり取り、社内政治の駆け引き。そういったものをこなして初めて、辞書という形を生み出すことが出来る。馬締は、始めこそ言葉へのセンスだけの男だったのだけど、歳月が、そして周りの人々が、馬締を大きく変えた。馬締がいかに変化していくのかというのが本書の一つの読みどころである。
個人的にイチオシなのが西岡だ。西岡はチャラチャラした男で、辞書づくりに強い思い入れはない。どんな仕事でもそつなくこなせてしまう器用なタイプで、執筆者らとのやり取りなどはすべて西岡に任せられている。
この西岡がどう変わるか。これが本当に面白い。ある意味で僕が一番好きなキャラは西岡かもしれません。自分が何一つのめりこめる対象を持っていないという事実を、辞書編集部で思い知らされることになる。それとどう向き合い、折り合いをつけ、そしてどう変わっていくのか。それは、人によっては、馬締の話以上に惹かれてしまう部分を持つのではないかなと思います。
そして最後は岸辺。岸辺は、玄武書房が出している人気女性誌の編集部から辞書編集部へと移ってきた。初めは、左遷なのだろうか?と疑ってしまった環境。何をしたらいいのか分からない状況。そのすべてに戸惑っていた岸辺だったが、この岸辺も大きく変わる。特に岸辺は、「大渡海」の編纂のラストスパートに当たる部分に大いに関わっている。その過程は、ダイナミックでスリリングだ。辞書づくりというものが、ここまでスリリングな物語になるのかと、本当に感心しました。まさに荒波に立ち向かっていく舟のように、様々なものに飲み込まれそうになりながら、必死でしがみついていく。その中で岸辺は、大きく変わっていくことになる。
本書の中で、特に好きなフレーズがある。

『だれかの情熱に、情熱で応えること』

誰のどんな場面での言葉なのかは書かないことにするけども、まさにその通りで、様々な情熱が渦巻くことで、「大渡海」という辞書が少しずつ出来上がっていく。
辞書づくりは、情熱がなくては到底出来ない。もちろん、辞書づくりじゃなくたって情熱がなくては出来ないことは山ほどあるだろうけど、辞書づくりは本当に特殊だ。それは、芸術的なセンスが求められるわけでも、時代を革新するようなアイデアが必要なわけでもない。辞書というものは、言葉というものを正確に捉え、それをどうにか閉じ込める虫かごのようなものだ。センスも革新もあるわけではないその虫かご作りは、ある種の狂気がなければ続けることが出来ない。会社から妨害のようなことをされ、人員も減らされ、補充もなく、それでも、それを必要とする誰かの存在を信じて、15年もの間情熱を注ぎ込み続ける。自らの仕事の成果がはっきりするまでにこれほど時間の掛かるものもそう多くはないだろう。しかも、公的な機関がやるわけではなく、一企業がそれをするのだ。それははっきり言って戦いであり、その戦いに情熱をぶつけられる者たちによる死闘なのだ。
僕は、こうやって普段から長々とブログを書いていることでも分かる通り、結構言葉というものが好きだ。別に国語の授業が好きだったわけでもないし(むしろ嫌いだった)、読書感想文が好きだったわけでもないし(むしろ嫌いだった)、そもそも理系の人間だ(文系科目は嫌いだった)。けど、言葉は面白いと思う。誰も気にしはしないだろうけど、自分の中で、言葉は正確に使いたい、と思ってしまう。
本書でも、ストーリーの合間に、言葉の定義の話が出てくる。「のぼる」と「あがる」の違いであるとか、「男」と「女」をどう定義するか、などである。こういう話は凄く楽しい。
言葉が適当に使われているような状況を見かけると、少しだけ悲しい。例えば書店に並ぶ本を見ていても、そう思うことはある。
本には帯というものがついている。そこに、『著者最高傑作』だとか、『衝撃作』とか書いてあると、僕はちょっとげんなりするんです。他に書く言葉はないのか!って言いたくなってしまうんです。
どう最高傑作なのか、どう衝撃なのかを言葉にしなくて、どんな意味があるのか、と思ってしまうのです。それを伝えるために、言葉がある。それを、言葉の詰まった『本』というものをアピールする場で活かされていないというのは、本当に残念だな、と感じてしまうのですね。
僕は本書を読んでいて、こんなことを思いました。

『言葉と無関係でいられる人はいない』

どんな人であれ、言葉なしで生きていける人はいないのではないか、と僕は思います。言葉と言うのは僕らにとって、空気と同じように当たり前に存在していて、そして空気と同じくらい大事なものなのではないかと思います。でも、なかなかその存在を強く意識することはないし、それ自体に思いを馳せることもない。そして、僕もそうだったけど、その言葉の大海で溺れそうになりながら格闘し、完璧に定義することなど永遠に不可能な僕らの存在の根底にある言葉というものを追い続ける人々のことは、考えることはありません。
本書を読んで、辞書を読んでみたくなりました。今まで僕にとって辞書は、『言葉を調べるための道具』でしかありませんでした。しかし本書を読んで、辞書というものの見方が大きく変わりました。それは、情熱の詰まった贈り物であり、幾多の生傷のを経て誕生した芸術作品だと、ちょっと大げさに聞こえるかもしれないけど、本当にそんな風に感じました。なかなか辞書を読む時間を取ることは難しいかもしれないけど、何か一つ買って、たまにパラパラめくってみたいかも、と本気で思います。
このブログを書いているタイミングでちょうど、NHKのクローズアップ現代という番組で、10月5日に亡くなったスティーブ・ジョブズについての特集が組まれていて、それを見ていました。ジョブズは、狂おしいほどの情熱を持って、様々な製品を世に送り出しました。そのジョブズの情熱は僕の中で、本書の「大渡海」を編纂する辞書編集部の情熱に重なりました。大人になってから、激しい情熱を持って何かにぶつかることなんて、ほとんどなくなってしまうでしょう。大人になる、ということがそういうことなのかもしれないし、誰しもが強い強い情熱を持ち続けられるわけでもないのでしょう。でも本書を読んで、そういう生き方も羨ましいと思えるし、西岡じゃないけど、自分にも何かそういう対象を見つけることが出来たら幸せかもしれないな、と思いました。
本当に素敵な作品で、冒頭でも書いたけど、久々に読み終わりたくないと思ってしまった作品でした。さっきも書いたように、『言葉と無関係でいられる人はいない』と思います。辞書というものに特別な興味がなくても(僕もありませんでした)、辞書というものに注ぐ情熱に打たれ、彼らがどんどん愛おしくなっていくはずです。世の中には、これほどまでに情熱を持って何かを作っている人がいるのだ、と感動させてくれます。本当に、是非読んでみてください!

三浦しをん「舟を編む」



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Comment

[4146]

こんばんは。日暮れが早くなり、すっかり秋かと思うと日中は9月下旬並みの気温、何か気象は奥が深いなぁ、などと一人で悦に入っています(笑)。

今、この本を読み終えました。素晴らしい作品ですね。三浦さん、やるじゃん!などと軽薄な言葉が失礼なくらい真摯な作品でした。言葉の力を改めて感じました。様々な経験を振り返ってみると、言葉があって初めて…ということが多いですよね。人間の記憶も言葉で、という文章がありましたが、匂いも色もそれを的確に伝えるためには言葉を使うしかありません。私は最近電子辞書を手放せなくなってきましたので、紙質などとは無縁になってきましたが、辞書のあの薄さと丈夫さはたゆまぬ試行錯誤の結果なのだなぁ、とつくづく感じました。本当にこういう仕事に携わる方には頭が下がる思いです。

まじめさんと好対照の西岡さん、一見軽佻浮薄に見えてもいざというときはまじめさんを助けるぞ!という心意気が好かったです。外交手腕もなかなかですし…(大学教授を脅していましたね。笑)。
出版社の事情が良くわかりませんが、辞書の編集というのはかなりマイナーな部署でしょうね。完成までに何年かかるか見当もつきませんし、飛ぶように売れるということも想像できません。しかし、まじめさんの存在は適材適所という言葉が本当にぴったり来るような感じで、主任としてバイトの学生に指示を出すまでに成長しました。言葉に関してはオタクと呼んでも不思議がないような人物ですが、妻もゲットし人並みの人間らしい生活を送っていることに安心しました(笑)。

この作品の読み方は一方で松本先生、荒木さん、馬締さんのような言葉に賭ける人の生き方、またもう一方では言葉の内包する力の偉大さの2つあると思いました。部分的には目がウルウルするような場面が何カ所かありました。久々に感動した一冊です。それにしても参考文献も素晴らしいラインナップで、三浦さんがいかに勉強されたかが良くわかりました。またまた次作も期待できそうですね。

読み返さず投稿しますので、間違いもあるかとも思いますが悪しからず(辞書は5校くらいまでするそうで、これにも驚きました!)

[4147]

こんばんはですー。ホント、なんだか変な気候ですよね。まあ、寒すぎるよりはこれぐらいでもいいかなーとか思っちゃいますけどね。

ホント素晴らしい作品ですよね!僕も、こうやってだらだらブログを書いていることから分かるように、文章とか文字とか言葉とか結構好きなんですけど、辞書づくりの現場を想像したことはなかったんで凄く新鮮でした。ぬめり感なんて言葉も初めて聞いたしなぁ。

西岡は凄くよかったですよね。はじめは、なんて適当な人間なんだ、とか思っちゃいましたけど(笑)、実は色々深く考えてるし、仕事もかなり出来る男でカッコイイです。最後の最後まで、色々劣る部分もないではない馬締のサポートをしていましたね。馬締の成長も素晴らしくて、結婚もしちゃいましたしね(笑)。仕事の方でも、登場時の頼りなさが嘘みたいな大活躍っぷりで最高でした。

ストーリーやキャラクターの面白さっていう三浦しをんのこれまでの感じにプラスして、言葉というものの奥深さみたいなものをきっちりと引き出している作品だなと思いました。ぼくも、グッと来る場面がいくつかありましたよ。

僕もいつもブログを書く時は、書きっぱなしで読み返さないんで、たぶん誤字脱字とか酷いんだろうなぁ、とか思います。5回も見直せませんしね!(笑)

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2013年ベスト

2013年の個人的ベストです。

小説

1位 宮部みゆき「ソロモンの偽証
2位 雛倉さりえ「ジェリー・フィッシュ
3位 山下卓「ノーサイドじゃ終わらない
4位 野崎まど「know
5位 笹本稜平「遺産
6位 島田荘司「写楽 閉じた国の幻
7位 須賀しのぶ「北の舞姫 永遠の曠野 <芙蓉千里>シリーズ」
8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
9位 松家仁之「火山のふもとで
10位 辻村深月「島はぼくらと
11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
16位 藤谷治「世界でいちばん美しい
17位 神林長平「言壺
18位 中脇初枝「わたしを見つけて
19位 奥泉光「黄色い水着の謎
20位 福澤徹三「東京難民


新書

1位 森博嗣「「やりがいのある仕事」という幻想
2位 青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」 3位 梅原大吾「勝ち続ける意志力
4位 平田オリザ「わかりあえないことから
5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
6位 小阪裕司「「心の時代」にモノを売る方法
7位 渡邉十絲子「今を生きるための現代詩
8位 更科功「化石の分子生物学
9位 坂口恭平「モバイルハウス 三万円で家をつくる
10位 山崎亮「コミュニティデザインの時代


小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
2位 沢木耕太郎「キャパの十字架
3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
10位 エイドリアン・べジャン+J・ペタ―・ゼイン「流れとかたち 万物のデザインを決める新たな物理法則
11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
12位 久坂部羊「神の手
13位 金原ひとみ「マザーズ
14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
15位 宮下奈都「終わらない歌
16位 朝井リョウ「何者
17位 有川浩「空飛ぶ広報室
18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
20位 相沢沙呼「ココロ・ファインダ

新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
2位 森達也「A」「A3
3位 デヴィッド・フィッシャー「スエズ運河を消せ
4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
5位 クリストファー・チャブリス+ダニエル・シモンズ「錯覚の科学
6位 卯月妙子「人間仮免中
7位 ジュディ・ダットン「理系の子
8位 笹原瑠似子「おもかげ復元師
9位 古市憲寿「絶望の国の幸福な若者たち
10位 ヨリス・ライエンダイク「こうして世界は誤解する
11位 石井光太「遺体
12位 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝
13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
19位 二村ヒトシ「すべてはモテるためである
20位 平川克美「株式会社という病

2011年ベスト

2011年の個人的ベストです
小説
1位 千早茜「からまる
2位 朝井リョウ「星やどりの声
3位 高野和明「ジェノサイド
4位 三浦しをん「舟を編む
5位 百田尚樹「錨を上げよ
6位 今村夏子「こちらあみ子
7位 辻村深月「オーダーメイド殺人クラブ
8位 笹本稜平「天空への回廊
9位 地下沢中也「預言者ピッピ1巻預言者ピッピ2巻」(コミック)
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11位 有川浩「県庁おもてなし課
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13位 宮下奈都「太陽のパスタ 豆のスープ
14位 辻村深月「水底フェスタ
15位 山田深夜「ロンツーは終わらない
16位 小川洋子「人質の朗読会
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新書
1位 「「科学的思考」のレッスン
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番外 「困ってるひと」(諸事情あって実は感想を書いてないのでランキングからは外したけど、素晴らしい作品)