黒夜行

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ジェノサイド(高野和明)

内容に入ろうと思います。
本書は、今現在文芸書で相当注目を浴びている作品で、徐々にジワジワとその評判が広がりつつある作品です。『本年度ナンバーワン』の呼び声も高い、大注目作です。
さて、どうやって内容紹介をすればいいか…。
イラク戦争に突き進んだアメリカは、イラク戦争絡みでも様々な問題・課題を抱えていたが、それらとはまったく異なる謎めいた報告が、大統領であるバーンズの元へと届いた。見出しには、こう書かれている。
『人類絶滅の可能性
アフリカに新種の生物出現』
イラク戦争に突き進んだバーンズにとっては、この報告はさほど重大なものとは思われなかった。それよりは、『特別移送』に関する情報がNGOにリークされた問題の方が遥かに重要に思われた。新種の生物出現云々の話は、20世紀後半に『ハイズマン・レポート』によって指摘もされていたようだが、結局バーンズにはその重要性は理解できなかった。「こんなくだらない話は、シュナイダー研究所に任せておけ」
治療薬の存在しない難病に冒された息子を持つイエーガーは、息子の治療費を稼ぐために軍を辞め、民間軍事会社で傭兵として働いている。仕事が一段落つき、息子が入院しているリスボンへと行こうという矢先、雇用先の取締役に、大金を弾むからもう少し仕事をしてもらえないか、と持ちかけられる。それは、現段階ではミッションの内容を明かせない類のものであり、恐らく汚れ仕事だろうと思われたが、金はいくらあっても足りないイエーガーは、妻と相談しその任務を引き受けることにした。
南アフリカに飛び、同じ任務につく他の3人と顔を合わせ、訓練に入ったイエーガーだが、作戦の概要を知らされると、自分が何かとんでもないことに巻き込まれているのではないかと思えてくるのだった…。
創薬化学の研究室に所属する、大学院生の古賀研人は、つい最近父を亡くした。胸部大動脈瘤の破裂、というのが死因のようだ。父はウイルス学の研究者だったが、研究者として大した成果を上げられたわけではなかった。父親としても、さほど優秀だったと思えない。研人には、大人としての失敗例に見えた。しかしそれでも父の死は、研人の心を揺さぶった。
しばらくドタバタとした日々を過ごした後、研人は死んだ父親からメールを受け取った。亡き父からのメールであることが分かった時は、鳥肌が経った。自動送信されるように設定していただけだろうが、それにしても。
そしてそこには、実に奇妙なことが書かれていた。父は、しばらく帰れなくなることを想定してこのメールを用意しておいたようだ。そして謎めいた指示。さらに父の指示を辿っていくと、こんな警告にも出くわすことに。
『これらすべてのことは、絶対に他人に言ってはいけない。すべてをお前一人で、内密に行なえ。母さんにも話すな。今後、お前が使用する電話、携帯電話、電子メール、ファクシミリなどのあらゆる通信手段は、盗聴されているものと思え。』
ただの冴えない研究者だったはずの父親は、一体何をしていたというのだろうか?そして、自分は一体何に巻き込まれてしまったのだろうか…。
というような話です。
この作品は本当に凄い!ここまで圧倒的な物語はなかなか紡げないのではないかと思う!超ド級のエンターテイメントという作品で、とにかく『圧倒的な物語だ』というしかない。
先に書いておくと、本書は本当に、内容のどの部分に触れてOKなのかの判断が非常に難しいくらい、内容について書くにはネタバレに注意しないといけない作品で、だからここでの感想も、全体的にモゴモゴした感じになっちゃうかもだけど、それは許してください。ちょっと書けないことが多すぎるのです。なるべくネタバレぎりぎりのラインぐらいを狙いたいところなのだけど。
本書は、想像力の物語だ、と書くと、多少誤解されるかもしれない。想像力、と言っても、ファンタジーやSFのような想像力ではない。ファンタジーやSFのような想像力を、『実際には起こりえない、あるいはほとんど起こり得るはずのない領域まで含めた想像力』だと表現するとすれば、本書の想像力は、『現実という枠組みの中で最大限に翼を広げた想像力』と表現できるのではないかと思います。
本書で描かれていることは、『実際には起こっていない』。カッコ付きにしたのは、もし本書で描かれていることが実際に起ったとすれば、確実に情報が制限されるだろうから、僕達のところにそういう情報が届いていないこと=それが起こっていないことだ、ということにはならないのだけど、まあそれでも、たぶん実際には起こっていないだろうなぁ、と思われることが描かれます。
しかし一方で本書で描かれていることは、『もしかしたら僕達が経験したかもしれないもう一つの現実』と表現してしまってもいいだろうと思うのです。本書の核の部分だけ抜き出して判断すれば、いやいやそんなこと起こりえないでしょ、としか思えないのだけど、膨大な取材や広範な知識、さらには緻密な論理によって組み立てられた物語は、まさに『もう一つの現実』の顔をしています。高野和明は、現実の枠組みの中で、限界ギリギリまで想像力の翼を広げている。その、可能なかぎり最大限に飛躍した物語に、『現実の顔』を与えることが出来ているその手腕がとんでもなくて、それだけで奇跡的な作品ではないか、という感じがします。世の中に、『ありえない領域まで含めた想像力』を駆使して描かれたファンタジーやSFと言った作品は数多くあるだろうけど、『現実の枠組みの中で最大限に翼を広げた想像力』を駆使して描かれた作品というのはなかなかお目にかかれないのではないかと思います。少なくとも僕には、そういうタイプの作品をパッと思い浮かべることは難しいし(梅原克文とかそんなタイプの作家だったなぁ、と思いつつ)、そういうタイプの作品はもちろんそれなりには存在するだろうけど、その中でもトップクラスに優れた作品であるという確信があります。
とはいえ(だからこそ、と言うべきか)、本書では難しい理系的知識についての記述が結構出てきます。そういうことを書くと敬遠したくなる人は出てくるだろうけど、あらかじめそれを知らないで読むと、途中で諦めてしまう人も出てきそうなので書きます。研人が薬を作り出す過程で出てくる知識はなかなかハードなものがあるし、研人が周囲の人達と交わす理系的な会話も、非理系の人たちには馴染めないものが多いかもしれません。また、研人に関わる場面に関わらず、本書では理系的知識をかなり深く突っ込んだ形で書いているので、そういう部分を辛く感じてしまう人も中にはいるかもしれません。
というわけでアドバイスです。まず、『ある理系的知識(や会話)の記述がそこまで長くなければ、それは内容全体には大きく影響しないので読み飛ばしましょう』ということ。要するに、理系的な人たちが出てくるんだから日常会話だってそういう感じになるよね、というような雰囲気作りのために描写される理系的知識や会話というものがあって、そういうものは大体記述としては短いので、そういう記述の短いものについては、後々物語全体に関わって来ることは少ないので、理解できなければ読み飛ばしてください。
そしてもう一つ。『結構長めに書かれていて、結構深く突っ込んである理系的知識は、途中の経過が理解できなくてもいいから、最後の結論のところだけなんとか頑張って理解しよう』。作品全体に関わる部分についてはやっぱり記述が長めになるのだけど、そういう部分でも難しいところが結構あったりする。そういう部分は、途中の説明がよく理解できなくても、結論の部分、要するに『つまり』とか『結局~ということだ』みたいな感じでまとめられている部分だけきちんと理解しておけば(そしてその結論の部分だけであればさほど難しくはない)ストーリーを追うことはできると思います。
僕自身は理系の人間なんでそういう部分についてはさほど苦労しないんだけど、どちらかというと、アメリカの政治家の論理とかパワーバランスとかそういう方が苦労する。政治とか経済とか、そういう方面への知識はほとんどないのだ。そういう部分には、さっき自分が書いたようなやり方を当てはめて読むようにしています。なので、難しい知識が出てくるからと言って、どうか諦めないでください!
さて話を戻すと、本書は想像力の限りを尽くして壮大な謎解きをする。とんでもないスケールのミステリ、と捉えることもできる作品です。そういう知的な謎解きの部分と、物語のもう一方の主軸である『緊迫の脱出劇』が見事に絡み合い相乗効果を生み出し、濁流のような物語を生み出しています。緊迫の脱出劇というと、僕の中では伊坂幸太郎の「ゴールデンスランバー」がすぐ浮かぶんだけど、それに壮大な謎解きを組み合わせた、みたいな作品です(とか書いちゃうのは語弊があるかな)。
この脱出劇もとにかく凄い。正直、どう考えても逃げ道はないはずだった。将棋に詳しいわけじゃないけど、イメージとしては、王将と歩一枚で相手に挑む、みたいなそんな戦いなのだ。王将と歩一枚なんて、将棋においてはほとんど何も出来ないに等しいけど、そんな超絶的な劣勢の中から、針の穴にラクダを通すような幾重にも重なった困難をどうにか突破し、なんとか脱出行を続けていく。それがまたスリリングで、しかもこっちの脱出劇の方でも知的好奇心を刺激されるような仕掛けが随所にあって、凄過ぎると思う。この脱出劇の方でも、ネタバレになりそうな要素がふんだんにあって、細かいことが書けないんだけど、とにかく凄過ぎる。この脱出劇は、メインの謎解きの部分と密接に関わっているわけでそれだけ取り出すことは出来ないのだけど、でもこの脱出劇だけでも十分読者を満足させるエンターテイメントに仕上がるのではないかなという感じがします。
中盤ぐらいで、それまで伏線として出てきた様々な事柄が組み合わさって、物語の大枠が見えてくるのだけど、それでも、終盤ギリギリまでどんな風に物語が展開されていくのか予想がつかない。最後の最後まで驚きを詰め込み続けるし、予想できない要素がいくつも絡み合ったまま残されている。科学の世界に、複雑系という分野があって、これは初期条件がほんの僅か変わるだけで出力される結果がとんでもなく変わってしまう、というようなもので、本書でもちらちと複雑系についての話が出てくる。僕にはまさに、この作品自体が複雑系という感じがする。予測不能な要素が複雑に絡み合うことで、最後の最後まで出力が予想出来ないような、そんな作品ではないかという感じがします。
というわけで、内容大枠について書くのはここまで。やっぱりネタバレが怖いんで、大枠についてはあんまり色々と書けないですね。
なのでここからは、作中からちょっと気になった文章を抜き出してみて、それについてあれこれ書いてみる、という感じにします。
まず、『たった一人のジェノサイド』という表現が出てくる箇所があるんだけど、これがとにかくグサッと来た。本書を読んでない人間にアピールできるフレーズではないと思うから、POPなんかに使うのはちょっと辛いかもだけど、本書を読んだ人間であれば、まず間違いなくこの表現には食いつくだろうと思う。『たった一人のジェノサイド』。まさにその通り。この言葉の重さは、ずしりときました。
『それがヒトという生き物の定義だよ』というセリフも、なるほどと感じました。作中でどんな定義がなされているのか、それはここでは書かないけど、まさにそうかもしれない、と思いました。その定義が正しいかどうかについては僕は何も書けないけど、もしそれが正しいとするなら、ヒトという生き物の業は深いな、と思います。
『正しい負け方を選ばねばならん』というのも好きな場面です。これは、使う文脈を間違えると、ただの言い訳にしか聞こえないかもしれないセリフだけど、本書では、まさにこの言葉がぴったりくる。ずっと問いの立て方を間違っていたのだ。『いかにして勝つか』ではなく、『いかにして負けるか』が本来の命題だったのだ。それに気づいている人間がほとんどいないということが不幸の連鎖を引き起こすし、それこそが、戦争のなくならない一つの理由だったりするのだろうなぁ、とも思いました。
『最良の場合は?』って聞く人物が出てくるんだけど、この場面も凄く好き。っていうかカッコイイんだよなぁ。自分が足を踏み込もうとしている領域がとんでもない世界であることを認識しつつ、その中で『最良の可能性』に目を向けることが出来るというのは本当に素晴らしいと思う。
この人物は僕的にかなりお気に入りの人物で、他にも色々と僕の心に届くセリフを口にする。他に挙げるとすればこれかな。
『無理だ、と言わない人たちが、科学の歴史を作ってきたんだよ』
グレートですね!
というわけで、ホント超絶的な物語だと思います。凄過ぎる!5点満点で10点上げたい作品です。ノンストップのエンターテイメントだけど、ただ面白い・楽しいっていうだけの作品ではなくて、様々なことを考えさせられる作品だと思います。特に、普段生きていたらまず考えないだろうことにまで想いを馳せることが出来ると思います。若干難しい部分も出てきますが、僕のアドバイスを参考に是非チャレンジしてほしい作品です。是非是非読んでみてください!

高野和明「ジェノサイド」




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2013年ベスト

2013年の個人的ベストです。

小説

1位 宮部みゆき「ソロモンの偽証
2位 雛倉さりえ「ジェリー・フィッシュ
3位 山下卓「ノーサイドじゃ終わらない
4位 野崎まど「know
5位 笹本稜平「遺産
6位 島田荘司「写楽 閉じた国の幻
7位 須賀しのぶ「北の舞姫 永遠の曠野 <芙蓉千里>シリーズ」
8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
9位 松家仁之「火山のふもとで
10位 辻村深月「島はぼくらと
11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
16位 藤谷治「世界でいちばん美しい
17位 神林長平「言壺
18位 中脇初枝「わたしを見つけて
19位 奥泉光「黄色い水着の謎
20位 福澤徹三「東京難民


新書

1位 森博嗣「「やりがいのある仕事」という幻想
2位 青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」 3位 梅原大吾「勝ち続ける意志力
4位 平田オリザ「わかりあえないことから
5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
6位 小阪裕司「「心の時代」にモノを売る方法
7位 渡邉十絲子「今を生きるための現代詩
8位 更科功「化石の分子生物学
9位 坂口恭平「モバイルハウス 三万円で家をつくる
10位 山崎亮「コミュニティデザインの時代


小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
2位 沢木耕太郎「キャパの十字架
3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
10位 エイドリアン・べジャン+J・ペタ―・ゼイン「流れとかたち 万物のデザインを決める新たな物理法則
11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
12位 久坂部羊「神の手
13位 金原ひとみ「マザーズ
14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
15位 宮下奈都「終わらない歌
16位 朝井リョウ「何者
17位 有川浩「空飛ぶ広報室
18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
20位 相沢沙呼「ココロ・ファインダ

新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
2位 森達也「A」「A3
3位 デヴィッド・フィッシャー「スエズ運河を消せ
4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
5位 クリストファー・チャブリス+ダニエル・シモンズ「錯覚の科学
6位 卯月妙子「人間仮免中
7位 ジュディ・ダットン「理系の子
8位 笹原瑠似子「おもかげ復元師
9位 古市憲寿「絶望の国の幸福な若者たち
10位 ヨリス・ライエンダイク「こうして世界は誤解する
11位 石井光太「遺体
12位 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝
13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
19位 二村ヒトシ「すべてはモテるためである
20位 平川克美「株式会社という病

2011年ベスト

2011年の個人的ベストです
小説
1位 千早茜「からまる
2位 朝井リョウ「星やどりの声
3位 高野和明「ジェノサイド
4位 三浦しをん「舟を編む
5位 百田尚樹「錨を上げよ
6位 今村夏子「こちらあみ子
7位 辻村深月「オーダーメイド殺人クラブ
8位 笹本稜平「天空への回廊
9位 地下沢中也「預言者ピッピ1巻預言者ピッピ2巻」(コミック)
10位 原田マハ「キネマの神様
11位 有川浩「県庁おもてなし課
12位 西加奈子「円卓
13位 宮下奈都「太陽のパスタ 豆のスープ
14位 辻村深月「水底フェスタ
15位 山田深夜「ロンツーは終わらない
16位 小川洋子「人質の朗読会
17位 長澤樹「消失グラデーション
18位 飛鳥井千砂「アシンメトリー
19位 松崎有理「あがり
20位 大沼紀子「てのひらの父

新書
1位 「「科学的思考」のレッスン
2位 「武器としての決断思考
3位 「街場のメディア論
4位 「デフレの正体
5位 「明日のコミュニケーション
6位 「もうダマされないための「科学」講義
7位 「自分探しと楽しさについて
8位 「ゲーテの警告
9位 「メディア・バイアス
10位 「量子力学の哲学

小説以外
1位 「死のテレビ実験
2位 「ピンポンさん
3位 「数学ガール 乱択アルゴリズム
4位 「消された一家
5位 「マネーボール
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7位 「ぐろぐろ
8位 「自閉症裁判
9位 「孤独と不安のレッスン
10位 「月3万円ビジネス
番外 「困ってるひと」(諸事情あって実は感想を書いてないのでランキングからは外したけど、素晴らしい作品)