黒夜行

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真夜中のパン屋さん(大沼紀子)

内容に入ろうと思います。
本書は、真夜中のパン屋を舞台にした、6編の短編が収録された連作短編集(のような長編のような作品)です。

「Frasage―材料を混ぜ合わせる」
篠崎希美は、カッコウの託卵のような育てられ方をした、フラフラと家を出ていってしまう母親は、その度毎に希美をあっちこっち色んな人に預けていった。基本祖父母に預けられたが、まったく見知らぬ人ということもよくあった。
そんな母親が、またどこかへ行った。今度は部屋も解約しているらしく、希美の行き先は、希美の姉に当たるらしい20歳も年上の女性の元ということになった。
しかし、何故かパン屋であるその住所に行き着くと、その女性は亡くなっているのだと知らされた。しかし、そこで真夜中に開いているパン屋「ブランジェリークレバヤシ」をやっている暮林と弘基の二人は、特に考えることもなくあっさり希美を受け入れることに決めた。
希美は日々、戦っている。学校での嫌がらせには、もうあらかた慣れてしまった。

「Petrissage&Pointage―生地捏ね 第一次発酵」
水野こだまは「ブランジェリークレバヤシ」で万引きをした。店のパンを勝手に持っていったのだ。親に訴えてやろうと家まで行った希美だったが、しばらくしてこだまが、母親不在のままほぼ一人で暮らしている現状を知ってしまう。
ブランジェリークレバヤシに来るようにこだまに伝え、二人は仲良くなる。弘基からパンの作り方も教わり、みるみる上達していく。
暗い家に帰ってくるのは可哀想だからと、夜でも電気を点けたままでいる、健気な男の子なのだ。

「Division&Détente―分割&ベンチタイム」
斑目裕也は、脚本家であり、そして、声を大にしては言えない趣向を持っている。ほとんど部屋から出ない生活をしている斑目は、ブランジェリークレバヤシというパン屋のデリバリーを活用していた。女子高生と子どもがパンを運んでやってくる。しかしある日ひょんなことから、斑目のその奇特な趣向を知られてしまう。
希美は斑目に大して、言い知れぬ嫌悪感を覚えていた。どうにも、気持ち悪い。悪い人ではないのかもしれないが、それでも。店に来るようになり、何故か弘基と意気投合した斑目。ある日希美は、斑目からの緊急の電話を受け取る。

「Faconnage&Appret―成形&第二次発酵」
ソフィアの人生は、他のオカマとそう大差なく、やはり色々と厳しいものだった。しかし、そうは言っても恵まれていた方だっただろう。たとえ今、丸の内ホームレスだとしても。
希美がチラシを渡したことがきっかけで、ソフィアはブランジェリークレバヤシにやってくるようになった。暮林に色目を使い、店の常連とも仲良くなっていった。
そんなタイミングで、のぞみにちょっとした問題が持ち上がる。担任の先生が、今年こそはこだまの家庭訪問をするからと言ってきたのだ。

「Coupe―クープ」
柳弘基の判断基準は、藤崎美和子、ようは暮林美和子に誉めてもらえるかどうか、だけだった。とあるきっかけで知り合うことになった後、美和子の後をついて回った。なんだかんだで結局、今は美和子の旦那とパン屋をやっている。
こだまの母親を目撃したと斑目からの報告が入る。斑目はこだまの母親の過去も調べたようで、しかし何を考えて育児放棄をしているのかは分からない。ようやくこだまの母親を補足することが出来、苦渋の思いを聞くことになるのだが…。

「Cuisson avec buee―焼成」
暮林陽介は、美和子のことを考える。学生時代の、あらゆるものに敵意を向けていた美和子。紛争地帯の貧困問題に関わっていた時の経験と、美和子の死の状況。ずっと美和子を一人にしてしまったこと。
突然こだまがいなくなった。大慌てで探すブランジェリークレバヤシの面々。やがてこだまの居場所は知れるのだけど、それはそれでまた新たな問題の始まりとなる。

というような話です。
いやー、これはかなり素敵な作品でした!読み始めは、まあまあ普通ぐらいかな、って正直思ってたんですけど、中盤から後半に掛けてどんどんよくなっていく。ゲームをやらない僕がこういう表現をするのはおかしいけど、RPGのゲームで敵を戦ったりした後で自分の味方になったり、みたいなのってありますよね?そういう感じで、ブランジェリークレバヤシにどんどん人が集まってきて、人が関わっていけば関わっていくほど話が面白くなっていくという感じがしました。
ストーリーの中心にいるのは、なんだかんだでこだまでした。物語の二話目から関わりの出来たこだまが、なんだかんだで話の中心になってしまう。誰の話が描かれていても、最終的にこだまの問題がメインになっていく。それぐらい、こだまにはほっとけなさみたいなものがあるし、複雑な問題を抱えているし、非常に気になる存在ですね。
で、そのこだまの話に色々関わっていく中で、ブランジェリークレバヤシに関わる人たちのそれぞれの生き方や問題みたいなものが、ちょっとだけ何か変わっていく。人生は戦場みたいなもので、ありとあらゆることに腹を立てていた希美は、自分と近い境遇のこだまとの関わりの中で自分の本当の気持ちに気づき、最後には、自分が認めたくなかったあることを認めることになる。斑目は、ほとんど家にひきこもり状態だったのが、積極的に人と関わるようになっていった。ソフィアは、自分の生き方を肯定してみようと思えるようになった。暮林と弘基は、日々のドタバタの中で、自分の内側で凍っていた何かを少しずつ溶かして行っているように、僕には思えた。
家族ってなんだろう、って凄く思わされる。
僕は正直、家族って苦手でしかなくて、自分の家族とも今でも結局うまいことやれてないけど、だからこそ余計に、家族って何なんだろうなぁ、って思う。
希美とこだまは、血の繋がった家族から良い扱いを受けてこなかった。特にこだまの場合、それが物語の中心になっていく。でも二人は、ひょんなきっかけからブランジェリークレバヤシと関わるようになって、ほとんど家族同然みたいな感じで暮林と弘基と関わるようになっていく。
しかしその暮林と弘基にしたって、元々は恋敵なわけだ。
だから、ブランジェリークレバヤシに集った暮林・弘基・希美・こだまは、血の繋がりがないだけではない、本当に正真正銘他人も他人という関係でしかない。
でも、この四人の関係は、家族に見える。家族そのものではないかと思う。
読んでてふと思いついたPOPのフレーズがある。

『家族って、
元からちゃんと形が決まってるものじゃなくて、
パンをこねるみたいにして形作っていくものなんだね、きっと。
こねる手に愛さえ込めれば、
血の繋がりなんか、関係ないんだ。』

パン屋の話なんで、パンの作り方の話も出てくる。その中で弘基は何度も、パンに愛情を込めろ、という話をする。
すごく印象的なシーンがある。
希美にパン作りを教えているシーン。弘基は愛を込めろだのもっと優しくだの曖昧なことしか言わず、そんなんじゃわかんない、と希美が言った時のこと。弘基は、パンに愛情を持って接すればいいんだ、触れる瞬間も、触れている瞬間も、と言った後でこう言うのだ。

「手を放すその瞬間も、愛することだよ」

ここで弘基はそれを実演してみせて希美を驚愕させるのだけど、これが凄く印象深かった。もちろん弘基はパンの話をしているだけなんだけど、これは家族にだって言えるだろうし、もちろんそれに限らないもっと多くのことにだって言えると思う。
正直僕には、手を放すその瞬間も愛する、ということがどういうことなのか、よくわからなかったりする。そんなこと出来るのかなぁ、という気もする。でも、触れる瞬間も、触れている瞬間も、そして放す瞬間さえも愛することが出来れば、まあそりゃあ最強だろうなぁと思うのだ。
暮林と弘基の手には、それぞれ違った形ではあるけど、愛が込められている。それは決してパンだけに向けられるわけじゃない。特に暮林の手は、パンより人に向けられることが多い。その度量の広さには、何度も驚かされる。四次元ポケットみたいなものだ。幻想だろうけど、暮林に抱えられないものなどない、と思えてしまう。
その手に守られながら、特に希美とこだまは日々を過ごす。家族がどういうものなのか、未だはっきりとは認識出来ていないこだまにとっては、特にブランジェリークレバヤシの存在は大きいだろうと思う。優しいだけでは生きていけない、でも、優しくなければ生きていけない。暮林はまさにそれを体現しているような人だなぁ、と思いました。
本書には、非常に印象的なセリフがたくさん出てきます。ネタバレにならない範囲でざっと抜き出してみようかな。

『人間が出来上がっていく過程は、パンが作られる工程に似ているね』
『(前略)パンよりずっと、人は愚かだ。』

『言葉っていうのは、あんがい嘘をつくもんなんだよ。真実は、何らかの決断を下した時のみ、見えてくる』

『バカ言えと、弘基は思った。あんたみたいに、俺はなるよ。』

『あなたはこだまに、好きって気持ちを教えてるんだよ?それが出来る母親が、どうしようもないわけないじゃない』

僕がいいなぁと感じた言葉からは、その人の背景みたいなものが立ち上ってくる感じがします。色んなものを積み重ねてきて、色んな経験をして、色んな感情が通りすぎていった、だからこそその言葉が気負うことなくするりと出てくる、そんな感じがしました。気負うことなく、っていうところがみんないいなぁ、と思いました。意識してそれを言ってるとかじゃなくて、さらりと言ってる。さも、当然のことであるかのように。っていうか、当人にとっては当然過ぎることなんだろうけど。そういうところが凄くいいなぁ、と思いました。
ただ一点、個人的に思うのは、設定が何故『真夜中に開くパン屋』でなくてはいけないのか、というのがよく分からなかったかな、と思いました。まあ物語が面白いんで、別にどうでもいいと言えばどうでもいいんですけどね。どこかにその設定に関わる描写、あったかなぁ。
凄く良い作品だと思います。初めはただの小麦粉でしかなかった暮林たちが、色んな経験を経て徐々にパンの形になっていく、そんな物語だと思います。特に、こだまが可愛くていいですよ。健気で泣けてきます。是非是非読んでみてください。

大沼紀子「真夜中のパン屋さん」




関連記事

Comment

[4112]

いよいよ梅雨特有の鬱陶しい日々が始まりましたね。
先週の朝日新聞日曜版の読書欄にこの本の紹介が載っていましたよ。「黒夜行」で通りすがりさんも大絶賛!ということで、早速駅前の本屋さんに直行しました。2軒廻りましたが、どちらにも置いてなく書店員さんに取り寄せを提案されましたが、まぁ、どこかで探そうとその日は諦めました(泣)。
その後、夫が新宿に行く折りに頼んでやっとGETしました。評判の本の在庫がないのは、本屋さんとしてはちょっと手抜きでは?とも思いましたが、入手できたのでまずは好かったです(笑)。
連作短編という形をとっているので、一人一人のキャラが掴みやすくて助かりました! 
暮林が妻と一緒にいられた時間が少なかったからと亡き妻に捧げる意味でパン屋を開店する辺りは、本当に彼らしいですね。何か癒し系の人物ですよね。飄々としていて普段は存在感がないのに、いざというときに的確なひと言が出ます。本当に好人物です!!
対する弘基、彼が美和子に寄せる一途さがすてきでした。普段ならあり得ない設定ですが、こうして読んでみると、なるほどこれもアリかな、と思えるから不思議です。彼のパン作りに懸ける情熱は凄いですね。人間とパンが似ているという話の中で、パンは安定するが人間はこうはいかない云々が出てきて、ななかな深い話だなぁと感心しました。
続いて希美、彼女も過酷な運命を背負って生きて行かざるを得ない人生ですが、妙に覚めた感じが好かったです。でも、それも一種の処世術ということが分かり、オバサン的にはちょっと安心しました(笑)。
通りすがりさんイチ押しのこだま、母親が彼を避けていてもいなくても、ずっと母親大好きは変わりませんでしたね。こんな小さい子ですので当然ですが、それを教えたのは母親だと言い放った希実もすばらしいです。
それからのぞき魔の脚本家、彼の存在もなかなかでした。引きこもりに近い彼がイートインでパンを食べるようになったのですから…。
登場人物が安心していられる場所、それがこのパン屋さんという感じで物語が成立していますので、やはり人間とパンは似ているんだなぁという想いで、読み終えました。
ほのぼのした好いお話でした!! 通りすがりさんは文庫本がご担当だそうですので、在庫を切らさないように気をつけて、大いに売りまくってくださいね。

[4113]

こんばんはです。じめじめした感じが嫌ですね。はやく終わって欲しいですけど、それが終わるとムシムシ暑い夏だと思うとやりきれないですー。
「まよパン」(と一部では略されています)は、結構突如話題になった、みたいな感じがあるんで(さらに、やっぱりまだ狭い範囲での盛り上がりです)、追いきれていない書店があっても若干仕方ないかもしれません。僕は、事前にゲラをいただいて読めていたので、かなり早くから反応できましたけども。
暮林がやっぱり印象的ですよね。弘基の陽に対して暮林の陰、とも言い切れない絶妙な立ち位置にいるのが暮林な気がします。ホント、まさに今!という時に的確なことを言ったりやったりしてくれますよね。弘基の、常にどっしりとしていて、見かけから頼れそう、みたいな感じもいいですけど、暮林の、パッと見頼りなさそうとしか見えないのに、いざという時に力を発揮する、みたいなのはなんかいいですね。
希美とこだまについては、なかなかに重たい人生ですが、作品全体は明るいタッチで進んでいくのがいいですね。こだまの、おいおいマジかよ、っていうような状況でも明るく生きている感じは素敵でした。母親にも母親の言い分や事情はあるでしょうけど、こだまの健気な感じを見てると、切なくなってきますね。
のぞき魔の脚本家は、初めの登場の仕方こそ印象悪かったですけど、なんだかんだいい人でしたね。ちょっと変わってる、ってだけで。
もともと関係のなかった人たちが、次第に家族みたいになっていくっていうところがいいなと思いました。血の繋がりじゃないな、と。パン屋っていうのも、なかなか絶妙なセレクトですよねー。
ウチでは実はちょぼちょぼとしか売れてなくてふがいなさ満点なんですけど、相当激しく売れているお店もあるみたいなんで、結構大きな流れになりそうな気はします。僕も頑張ります!

[4114]

お願いなんですけど、良ければまんがだしていただけませんかね?  だしたら、絶対売れるとおもうんですけどね!私、マンガでたら、絶対読みます!友達に、本がすきなこがいるんですけど、そのこ、小説もよんだらマンガも読むこなんで、でたら絶対に、進めます\( •v• )/♪

[4115]

うぉー、俺に言われてもどうにもできねーっす。
でも確かに、マンガも行けそうですよね。
出版社に、ファンレターというか、そういう要望的なメールなり手紙なり出してみたらいいかもですよ!

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国語の授業が嫌いで仕方なかった僕が考える、「本の読み方・本屋の使い方」

2014の短歌まとめ



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本をたくさん読みます。
映画もたまに見ます。
短歌をやってた時期もあります。
資格を取りまくったこともあります。
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2013年ベスト

2013年の個人的ベストです。

小説

1位 宮部みゆき「ソロモンの偽証
2位 雛倉さりえ「ジェリー・フィッシュ
3位 山下卓「ノーサイドじゃ終わらない
4位 野崎まど「know
5位 笹本稜平「遺産
6位 島田荘司「写楽 閉じた国の幻
7位 須賀しのぶ「北の舞姫 永遠の曠野 <芙蓉千里>シリーズ」
8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
9位 松家仁之「火山のふもとで
10位 辻村深月「島はぼくらと
11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
16位 藤谷治「世界でいちばん美しい
17位 神林長平「言壺
18位 中脇初枝「わたしを見つけて
19位 奥泉光「黄色い水着の謎
20位 福澤徹三「東京難民


新書

1位 森博嗣「「やりがいのある仕事」という幻想
2位 青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」 3位 梅原大吾「勝ち続ける意志力
4位 平田オリザ「わかりあえないことから
5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
6位 小阪裕司「「心の時代」にモノを売る方法
7位 渡邉十絲子「今を生きるための現代詩
8位 更科功「化石の分子生物学
9位 坂口恭平「モバイルハウス 三万円で家をつくる
10位 山崎亮「コミュニティデザインの時代


小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
2位 沢木耕太郎「キャパの十字架
3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
10位 エイドリアン・べジャン+J・ペタ―・ゼイン「流れとかたち 万物のデザインを決める新たな物理法則
11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
12位 久坂部羊「神の手
13位 金原ひとみ「マザーズ
14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
15位 宮下奈都「終わらない歌
16位 朝井リョウ「何者
17位 有川浩「空飛ぶ広報室
18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
20位 相沢沙呼「ココロ・ファインダ

新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
2位 森達也「A」「A3
3位 デヴィッド・フィッシャー「スエズ運河を消せ
4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
5位 クリストファー・チャブリス+ダニエル・シモンズ「錯覚の科学
6位 卯月妙子「人間仮免中
7位 ジュディ・ダットン「理系の子
8位 笹原瑠似子「おもかげ復元師
9位 古市憲寿「絶望の国の幸福な若者たち
10位 ヨリス・ライエンダイク「こうして世界は誤解する
11位 石井光太「遺体
12位 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝
13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
19位 二村ヒトシ「すべてはモテるためである
20位 平川克美「株式会社という病

2011年ベスト

2011年の個人的ベストです
小説
1位 千早茜「からまる
2位 朝井リョウ「星やどりの声
3位 高野和明「ジェノサイド
4位 三浦しをん「舟を編む
5位 百田尚樹「錨を上げよ
6位 今村夏子「こちらあみ子
7位 辻村深月「オーダーメイド殺人クラブ
8位 笹本稜平「天空への回廊
9位 地下沢中也「預言者ピッピ1巻預言者ピッピ2巻」(コミック)
10位 原田マハ「キネマの神様
11位 有川浩「県庁おもてなし課
12位 西加奈子「円卓
13位 宮下奈都「太陽のパスタ 豆のスープ
14位 辻村深月「水底フェスタ
15位 山田深夜「ロンツーは終わらない
16位 小川洋子「人質の朗読会
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新書
1位 「「科学的思考」のレッスン
2位 「武器としての決断思考
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5位 「明日のコミュニケーション
6位 「もうダマされないための「科学」講義
7位 「自分探しと楽しさについて
8位 「ゲーテの警告
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小説以外
1位 「死のテレビ実験
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5位 「マネーボール
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番外 「困ってるひと」(諸事情あって実は感想を書いてないのでランキングからは外したけど、素晴らしい作品)