黒夜行

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12人の優しい「書店人」(山本明文)

内容に入ろうと思います。
本書は、大書店から中小書店、新刊書店から古書店店主まで、とにかく『本』を売ることを真剣に考え、奮闘し、そして何がしかの実績や結果を残した人たちについて、インタビューなんかを元に書かれている作品です。タイトルの通り、12人の書店人が紹介されるほか、本屋大賞や電子書籍に関するコラムなんかも載っている。
まずは、20坪の実に小さな書店ながら、地元の人を初め、業界的に大きな注目を集めている往来堂書店の笈入さん。大手書店を辞めて往来堂に移った経緯や、棚編集の妙について語っている。
次は、恭文堂書店の田中さん。往来堂と恭文堂は共にNET21という中傷の書店が集まったグループを形成しているのだけど、田中さんはその副社長。老舗書店の三代目店主として店を経営しつつ、出版流通や書店員の質などについて、自ら出来る限りのことを考え実行してきた。
次は、三省堂書店の内田さん。内田さんは「POP王」として業界では有名な人。現在も1日1枚POPを描きつづける毎日を送っている。POPを描くようになった経緯などを語っている。
次は、オリオン書房の白川さん。内田さんと白川さんは共に、本屋大賞の創設に関わった人で、現在も手弁当で本屋大賞の運営をしている。アルバイトで書店員としての経歴をスタートさせ、売り場をどう作るかをずっと考えてきた。
次は、評論家の茶木則雄さん、ときわ書房の宇田川拓也さん、三省堂の中澤さん、恵文社の大滝さん。前者二人は、千葉で「酒飲み書店員大賞」を、後者二人は京都で「京都水無月大賞」を運営している。共に、地域の書店員で集まって『発掘』を目的とした賞を創設し、それを全国展開まで広げていった実績がある。
次は、ふるほん文庫やさんの谷口さん。谷口さんは、まだブックオフもインターネットでの古書販売もない時代に、「絶版文庫」を集めまくって古本業界に風穴を空けた人物。新刊書店で古本を扱うようになったのも、谷口さんの動きがきっかけだった。ブックオフとインターネットに押され業績が悪化、現在は故郷の広島県で再起を図るべく準備をしている。またここで、ふるほん文庫やさんの古本を常設している、新刊書店である東京堂の佐野さんも紹介される。
次は、丸善の沢田さん。アルバイトで書店員としての経歴をスタートさせ、幾多の実績を挫折を抱えつつ、現在は丸善らしからぬ書店を作る、個性的な書店員です。
そして最後に、丸善の社長である小城さんへのインタビュー。『ハイブリッド』という言葉をキーワードにしつつ、これからの書店像を描いていく。
大体こんな感じの作品です。
僕は書店員なので、やっぱり面白かったですね。良いなと思った部分に線を引くとちょっと膨大な数になりそうな気がしたんで、本当に最小限にしてみたけど、そうだよなぁ、という点が本当に多かった。
僕が個人的に凄く共感した文章をいくつか抜き出してみます。

『いかに孤独な書店員が多かったか。これは僕も実感しました(三省堂・内田さん)』

『(なぜ本屋大賞の運営を、手弁当でずっと続けているのかと問われ)本が泣いている。棚が泣いている。泣き声が本当に聞こえてきますよ(三省堂・内田さん)』

『僕は、100万部の本が一本出るよりは、10万部の本が十本でてくれた方が遥かに嬉しいんです(ときわ書房・宇田川さん)』

色々書きたいことはあるんだけど、まず本書を読んで本当に驚いたのは、ネット上の某所で連載されていたとあるコラムは、あの書店員さんだったのか!という驚きでした(ぼかした書き方で申し訳ないですけど、一応明確に書かない方がいいと思うんで)。連載されていた当時、更新される度毎回読んでたけど、まさかあれがあの人だったのかぁ。ちょっとビックリしました。というわけで、この話はこれでお終い。
本書では繰り返し、著者自身の意見として、「パターン配本」「再販制」「委託販売」についての是非が問われます。それぞれがどんな仕組みなのかは、書店員ではない方は是非どこかで調べて欲しいんですけど、どれも、良い面と悪い面がある。一概に、これが悪い、と言えるものはなかなかない。でも、現場にいる書店員としての実感では、やはりパターン配本は今の現状にはなかなかそぐわない気がするし(とはいえ、じゃあ代替のアイデアがあるのか、と言われれば僕にはありませんが)、とはいえ再販制と委託販売がなくなっちゃったらきちんとした仕入れが出来る自信もなかったりします。新刊が多すぎる、という話も本書の中で時折出てきますが、とにかく個人的な意見としては、新刊をどんどん減らして欲しいなぁ、と思います。返品率が40%を超える、それは書店が精度のない発注をしているからだ、という意見は、ある面では正しいと思うし、僕だって自分の発注の精度が高いとは思っていません。でも一方で、新刊があまりにも売れなくなっているこの時代、パターン配本で自動的に入ってくる新刊は、その多くが返品されることになります。特に、僕は新書の担当もしていますが、新書の新刊の売れなさはちょっと異常で、それなのに創刊が相次ぎ、入ってきた新刊をちょっと売り場に置いてすぐ返品する、なんていうのが常態化している気がします。書店員がもっと精度の高い発注をすべき、というのは正しいと思うけど、一方で、出版社も新刊を減らす努力をして欲しい、と僕なんかは思ってしまいます。そうじゃないと、返品なんか絶対に減らないと思う。
本書に出てくる新刊書店の書店員は、そのほとんどが『既刊をいかに売るか』ということに着目していると感じます。いかに既刊を売るか、というその手法については人それぞれです。棚編集で、あるいはPOPで、あるいは賞を創設して。どんなやり方でもいいですけど、やっぱり僕も、これからの書店員というのは、既刊を売るための武器を持っているかどうかでその資質が測られているんじゃないか、と感じます。新刊は、パターン配本によって勝手に送られてくるので、送られてきたものを並べ、売れれば追加し、売れなければ返品する、という、ほぼルーティンの仕事として成立してしまいます。もちろん、『売れる新刊をいかに確保するか』という点で各書店員の力量に差が出ることになるわけですけど、それは大書店にいるか中小書店にいるか、あるいは都心の書店か地方の書店か、という差もかなり大きな影響を持つと思います。
一方で、既刊を売るのは本当になかなか難しい。新刊売ることばかりが常態化してしまった書店員が、いざ既刊を売ろうと思って売り場にただ置くだけじゃ、たぶん既刊を売ることは出来ないだろうと思うんです。もちろん、メチャクチャでかい書店が、ワゴンでどーんと展開すれば、ただ置いてるだけでも売れるかもだけど、そういうことが出来る書店は限られている。
先程も紹介したけど、100万部の本が1冊より、10万部の本が10冊というのは、本当にそう思う。今は本当に、売れてる本はさらに売れる、売れない本は全然売れない、という超二極化だ。何かのきっかけでドーンと売れれば、100万部ぐらいまで売れる本は結構あるんだけど、でも10万部ぐらいの、結構売れたね、っていう本は実は少なかったりするんじゃないか、と思う。新刊や話題作ばっかり売るというのは、みんなで同じ本ばっかり売ってるっていうことだ。たぶんこのやり方は、いずれ限界が来ると思う。もし万が一、『みんなが買ってる本だから買う』というお客さんばかりになってしまえば、書店がジリ貧になるのは当然だ(もちろん、『みんなが買ってる本だから買うというお客さん』の存在は大事だ。そういうお客さんを否定しているわけではない。でも、みんながみんなそうなってしまっては、出版・書店業界は恐らく保たないと思う)。
だから、100万部の本を生み出すのに手を貸すよりは、10万部の本を生み出す方に手を貸す方がずっといい。もちろん、100万部売れる本も大事だし、売れる本はガンガン売れて欲しい。本書には本屋大賞のコラムもあって、それは凄く良い内容だったと思うんだけど、本屋大賞も、『発掘』という趣旨はもちろんありつつ、とにかく『売れる』ことに主眼を置いているという点で、100万部の本を生み出すのに手を貸している賞だろうけど、でもそういう存在ももちろん大事だ。でも、書店員みんながそうなっては困るし、書店の仕事が全部そういう方向を向いてしまっては困る。僕は、もちろん売れる本はガンガン売りつつ、売れていない既刊を10万部売るのに手を貸す書店員でありたい、と思っているし、なるべくそういられるように、日々頑張って仕事をしているつもりです。
本屋大賞のコラムについてちょっと言及したけど、これは凄く良いと思う。確かに本屋大賞には色々批判もあるし、僕も同様の批判を感じたことがないと言えば嘘になるけど、でもこの文章を読むと、本屋大賞ってやっぱり必要だな、という気がする。もちろん、人によって感じ方は違うだろうけど、本屋大賞を創設した二人の言葉というのはなかなかに重みがあって、なんだか色々考えさせられる。
しかし本書で僕が一番面白かったのは、丸善の沢田さんの部分。丸善の沢田さんは、名前はあちこちから聞く有名な書店員ですけど、なるほどこういう人で、こんな来歴の人なのか、と凄く楽しく読んだ。お客さんからPOPを集めてフェアっていうのは、僕もずっと昔に考えて、一時真剣に考えたけど、まだ実行できてない。でも沢田さんはもうやってるんだよなぁ。これは今でもやりたいと思って、一応自分の中で保留中のアイデア。あと営業さんが来てくれた時、「ここには遊びに来てますから」と言ってもらえる、という話もあって、これは僕も実際に何人かの営業さんがそうで、嬉しいなと思う。とにかく現場の人で、本を売るのが楽しくって仕方ないんだな、ということが伝わてくる。
そんな沢田さんの項にも、著者の言葉として、こんな文章がある。

『書店員とはそもそも孤独なのだ。顧客で溢れ、出版社の担当営業がしょっちゅう顔を出すような都心の大型店でない限り、書店員はよほど意識してどこかにつながりを作らなければ、よりどころを失ってしまう。』

先ほど三省堂の内田さんの言葉でも紹介したけど、本当にそう思う。僕も、たまたまバイトで働き始めた店が他と若干関わりのある書店で、多少外との繋がりは持てていたんだけど、僕が担当になった頃は営業さんもほとんど来なかったし(一応都心に近い店ですけど、店の規模があんまり大きくないんで)、店には本の話が出来る人がほとんどいなかったりで、僕もずっと孤独だなと思ってました。時々既刊の仕掛けにうまく行っても、なんというか、話せる人がいないというか。
僕の場合、ツイッターを初めて、そっちで色々と繋がりを持つことが出来て本当にラッキーだったなと思うんだけど、僕は本当に幸運だっただけで、孤独な環境にいる書店員はたぶん相当いると思う。バイトや契約社員なのにとんでもない仕事量を抱えつつ、日々の作業に追われてやりたいことが出来ず、何かやっても誰も評価してくれないなんていう環境にいる書店員はきっと多いだろうと思う。そうして、書店業界から去っていく有能な人も多いんだろうと思う。どうしたらいいのかは分からないのだけど、書店員がもっと誇りを持って、自分たちは素敵な仕事をしているのだという自負を持てるような環境というのは作れないものなのかなぁ。
あと、ふるほん文庫やさんの谷口さんというのは、僕は全然知らなくて、こんな人がいたのか!と驚きました。業界の常識を次々と打ち破り、自分に出来る限りの努力とアイデアを注ぎこみ、何度となく押し寄せてくるピンチを切り抜け、逆にチャンスにしてしまうその強さは凄いなと感じました。「異能の人」と呼ばれたのも、凄く分かる気がします。
最後に。丸善の沢田さんの項を読んでて、ふとアイデアが思いついた。僕はこうしてブログで日々本の感想をダラダラ書いてるわけだから、これを店頭でも見れるようにしたらどうだろう、と。ディスプレイとか使えればいいけど、それは難しいだろうから、僕が良いと思った本の感想だけプリントアウトして売り場のどこかに置いといたらどうかな、と。これはちょっと早速検討してみようと思います。
というわけで、書店員が読んだらもちろん面白いと思うんですけど、本が好きな人書店が好きな人が読んでも面白く読めるんじゃないかな、と思います。書店はまだまだ頑張っています。書店員のみんな、頑張りましょう!

山本明文「12人の優しい「書店人」」




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[4076]

初めまして。丸善ラゾーナ川崎店・沢田史郎と申します。
書評、拝読致しました。取材を受けている時は「こんな本、誰が買うんだ?」と心底疑問に思ったものですが、こんなポジティブな読み方をして下さって、有り難いやら面映ゆいやら、でございます。
ただ、本書の性質上、当然ながら書店員の欠点とか失敗には触れていませんので、特に私に関する記述は話半分と思って下さいまし。実際は、赤面モノの失敗を数えきれないくらいやってきました。書いてないだけです。
黒夜行さんの「業界評論」、読みやすくまとまっていて参考になりました。これから時々覗きにきて、上手い言い回しなどは店での朝礼で盗用させて頂くかも知れません(笑)。
今後とも宜しくお付き合い下されば幸いです。

[4077]

初めましてです。お噂はいろんなところから聞きますです。僕の方はここではちょっと名乗れないですが、お会いする機会がもしあればその時に。すみません。
失敗も欠点もあるはあるんでしょうけども(ない人がいたら恐ろしいであります)、けど!そんな失敗の話なんか吹き飛ばすぐらい素晴らしい面が多々あるからこそ、いろんなところからいろいろと素敵な噂が聞こえてくるのだと思います。
時々お店に偵察に窺わせていただいていますが、いつも楽しいお店だなぁと思いながら見ています。「こんな本読みました」もいくつかもらって帰りました。一般読者の投稿、しようかなぁ、と思ったことありますが、思っただけで今のところ終わっています(笑)。そういえば全然どうでもいい話ですが、丸善ラゾーナ川崎店に、今僕が働いている店に昔いた人がいる、という話を風の噂で聞きまして、へー!と思ったことがあります。あと、今はもうないのかもですけど、一時辻村深月のコーナーがあって嬉しかったです!「凍りのくじら」を筆頭に、辻村深月をひたすら推しているものでして。
「業界評論」………、ホントに、僕はまともに書店の仕事や知識を教わったことがないもので、適当に書き散らしているだけなんで、恐らく間違いだらけだろうなぁ、と思います。お恥ずかしい限りです。盗用できるようなところがもしあるならば、いくらでもお使いくださいまし。
今後とも、よろしくお願いいたします。益々頑張ってくださいまし!僕は、ほどほどに頑張ります(笑)

[4078]

本屋は面白い!!  すっかり白髪のジジイだが、店長など
 まだやっている、赴任1週間で店がドンドン良くなる、スタッフの
 表情が明るくなり、動きは良くなる。
  でも時給下げた・・・・楽しくやってるが現実は厳しい
  黒夜行殿の歩き読みで見学に行くのも又楽しみ!!
  ではいずれ??

[4079]

本屋は面白いですよね!
まあ業界的に、ちょっと色々大変な感じなんで、
これまでと同じ感じでこれからもいけるとはちょっと思えないですけども。
まあ、給料が安くても楽しいからいいですけどねー。
なんとなくあの人かなぁ、って思い当たる人がいるんですけど、
えーと赤リックおじさんと僕って、面識あります?
あるんだとしたら、あの人だと思うんだけどなー。

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2013年ベスト

2013年の個人的ベストです。

小説

1位 宮部みゆき「ソロモンの偽証
2位 雛倉さりえ「ジェリー・フィッシュ
3位 山下卓「ノーサイドじゃ終わらない
4位 野崎まど「know
5位 笹本稜平「遺産
6位 島田荘司「写楽 閉じた国の幻
7位 須賀しのぶ「北の舞姫 永遠の曠野 <芙蓉千里>シリーズ」
8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
9位 松家仁之「火山のふもとで
10位 辻村深月「島はぼくらと
11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
16位 藤谷治「世界でいちばん美しい
17位 神林長平「言壺
18位 中脇初枝「わたしを見つけて
19位 奥泉光「黄色い水着の謎
20位 福澤徹三「東京難民


新書

1位 森博嗣「「やりがいのある仕事」という幻想
2位 青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」 3位 梅原大吾「勝ち続ける意志力
4位 平田オリザ「わかりあえないことから
5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
6位 小阪裕司「「心の時代」にモノを売る方法
7位 渡邉十絲子「今を生きるための現代詩
8位 更科功「化石の分子生物学
9位 坂口恭平「モバイルハウス 三万円で家をつくる
10位 山崎亮「コミュニティデザインの時代


小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
2位 沢木耕太郎「キャパの十字架
3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
10位 エイドリアン・べジャン+J・ペタ―・ゼイン「流れとかたち 万物のデザインを決める新たな物理法則
11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
12位 久坂部羊「神の手
13位 金原ひとみ「マザーズ
14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
15位 宮下奈都「終わらない歌
16位 朝井リョウ「何者
17位 有川浩「空飛ぶ広報室
18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
20位 相沢沙呼「ココロ・ファインダ

新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
2位 森達也「A」「A3
3位 デヴィッド・フィッシャー「スエズ運河を消せ
4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
5位 クリストファー・チャブリス+ダニエル・シモンズ「錯覚の科学
6位 卯月妙子「人間仮免中
7位 ジュディ・ダットン「理系の子
8位 笹原瑠似子「おもかげ復元師
9位 古市憲寿「絶望の国の幸福な若者たち
10位 ヨリス・ライエンダイク「こうして世界は誤解する
11位 石井光太「遺体
12位 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝
13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
19位 二村ヒトシ「すべてはモテるためである
20位 平川克美「株式会社という病

2011年ベスト

2011年の個人的ベストです
小説
1位 千早茜「からまる
2位 朝井リョウ「星やどりの声
3位 高野和明「ジェノサイド
4位 三浦しをん「舟を編む
5位 百田尚樹「錨を上げよ
6位 今村夏子「こちらあみ子
7位 辻村深月「オーダーメイド殺人クラブ
8位 笹本稜平「天空への回廊
9位 地下沢中也「預言者ピッピ1巻預言者ピッピ2巻」(コミック)
10位 原田マハ「キネマの神様
11位 有川浩「県庁おもてなし課
12位 西加奈子「円卓
13位 宮下奈都「太陽のパスタ 豆のスープ
14位 辻村深月「水底フェスタ
15位 山田深夜「ロンツーは終わらない
16位 小川洋子「人質の朗読会
17位 長澤樹「消失グラデーション
18位 飛鳥井千砂「アシンメトリー
19位 松崎有理「あがり
20位 大沼紀子「てのひらの父

新書
1位 「「科学的思考」のレッスン
2位 「武器としての決断思考
3位 「街場のメディア論
4位 「デフレの正体
5位 「明日のコミュニケーション
6位 「もうダマされないための「科学」講義
7位 「自分探しと楽しさについて
8位 「ゲーテの警告
9位 「メディア・バイアス
10位 「量子力学の哲学

小説以外
1位 「死のテレビ実験
2位 「ピンポンさん
3位 「数学ガール 乱択アルゴリズム
4位 「消された一家
5位 「マネーボール
6位 「バタス 刑務所の掟
7位 「ぐろぐろ
8位 「自閉症裁判
9位 「孤独と不安のレッスン
10位 「月3万円ビジネス
番外 「困ってるひと」(諸事情あって実は感想を書いてないのでランキングからは外したけど、素晴らしい作品)