黒夜行

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AV黄金時代 5000人を抱いた伝説男優の告白(太賀麻郎)





携帯電話で誰かと喋りながら歩いている女子高生を見て、ふと手芸屋に行きたくなった。女子高生が持っていた携帯電話にストラップがたくさんついているのを見て、会田君に作ってあげたくなったのだ。そういえば昔、カナちゃんとアカネちゃんに、三人お揃いのストラップを作ってあげたことがある。志保は自分の携帯電話につけたけれど、カナちゃんとアカネちゃんはいつまで経ってもつけてくれなかった。そのうち、自分だけつけているのも嫌になって外してしまった。
 時々行く手芸屋に会田君を連れて行って、材料を見定めた。
「携帯のストラップとか作ったらつけてくれる?」
「もちろん。どうせなら記念に、犬のストラップなんかがいいな」
 手芸屋に長くいても会田君は退屈だろうと思って、家にある材料を思い浮かべながら手早く足りないものを探し出した。ここ最近ばたばたしていて、なかなか手芸をする時間がなかったのだけれど、こうやって目的がはっきりすればどうにか時間を作れるだろう。一つ楽しみが増えて志保はうきうきする気持ちを抑えるのが難しかった。

「失踪シャベル 14-6」

内容に入ろうと思います。
本書は、80年代に伝説のAV男優として活躍した著者が、その時代のことを語った作品になっています。
著者は、超がつくほどファッション業界では有名な父親を持つお坊ちゃんだったのだけど、高校時代ぐらいから生き方が変わっていく。高校時代に、周りの人間に貸すためにビニ本を手に入れていた頃から、その世界になんとなく惹かれていたのだろう。大学時代に、まだ「アダルトビデオ」という言葉さえも生まれていない頃に、「エロビデオの男モデル」という広告を見かけて、どんな仕事なのかも分からず飛び込んだ。そして一仕事終えた後で、父親を超えるにはこの世界でトップになるしかないと思い、そのまま「アダルトビデオ」の創生期から業界に関わることになったのだ。
だから本書は、太賀麻郎という男優の視点から見たAV史でもある。最近ちょくちょく、主に新書なんかでAV史的な本が出てきているけど(まあ読んではいませんが)、当時のトップ男優視点のAV史というのはそうあるもんじゃないだろうから、そういう意味でも貴重ではないかと思います。
太賀麻郎は90年代に入る頃にはもうAV男優を辞めてしまうんだけど、その間のエロビデオというのは、きっと今のようなアダルトビデオなんかとは全然違うんだろう、と思わされました。その当時のビデオとかまるで見たことないんで分からないんですけど、アダルトビデオ創生期の人たちは、ピンク映画を撮っていた人たちが作ったのではなくて、元々はビニ本なんかを出しているエロ本の出版社が出していたらしい。ピンク映画というのは、高いフィルムを使っているという事情のため、セリフも演出もすべて決まっていて、しかも本番もなしという代物だったわけで、それはエロなのか?という反発からエロビデオが生まれていったのだとか。著者が出演したエロビデオの内容についても結構いろいろと書かれるのだけど、今の基準からすればありえないような演出、展開、設定、そして映像美なんかを追求している作品も結構あったみたいです。しかしそう言われても、そんな映像なのかまるで想像出来ないわけで、本書を読んで、その80年代のエロビデオを凄くみてみたくなりました。たぶん、本書を読まずにその時代のエロビデオを見ても、なんだこりゃ?という感じになったかもしれないけど、本書を読んだ今では、ちょっと違った視点から当時のエロビデオを見ることが出来そうな気がします。
また太賀麻郎は、プライベートもかなりいろいろありました。同時並行で100人以上の女性と付き合っていたこともあるとかで、自宅には常に誰なのか分からないような人たちがつねにたむろしていたとか。男優や女優が太賀麻郎の家に集まるので、一種のプロダクションみたいな形で機能し、後にある男が本当にそこをプロダクションにしてしまうなんてこともありました。
また、結構本気で付き合っていた印象に残っているAV女優の話も結構書かれています。もちろん、現代のAV女優だってこういう背景を持っていたりするのかもしれないけど、でもそういう時代だったんだなと思わせるような、なかなか軽く流せないような話も結構出てきたりします。後でも書くつもりだけど、AV男優なんて仕事をしていながら、太賀麻郎という人間は基本的に硬派で、そういういろんな状況にもきっちりと対応する凄い人間、という印象が残りました。
ヤクザ的な人間と関わることがあったり、業界内部のイザコザに巻き込まれたりといろいろあって大変だし、そもそも現在は結核の治療中で、元妻に去られて二人の娘を男手ひとつで養育中というなかなか大変な状況なんだけど、それでも芯はブレないというか、いやはや凄いなという感じでした。
まあそんなわけで、全体をまとめるとすると、太賀麻郎というトップAV男優視点による80年代のAV史という感じの内容です。
これはなかなか面白い作品でした。僕は別にAVとかを死ぬほど見てるなんて人間でもないし、AV男優になりたい人間でもない、まあどこにでもいるような普通の男で、本書に出てくるAV女優の名前なんかほぼ一人も知らないんだけど、それでも充分楽しめる作品でした。理由を考えてみると、やっぱり太賀麻郎という男自体に大きな魅力があるんですね。それで読まされてしまう。
父親への反発からAV男優になった、というのも何だか突拍子もないけど、子供の頃からモテまくってたけど、とにかく来るのもは拒まなかったというのも凄い。その理由が、『女の子の方から「抱いてください」「セックスしてください」というのはすごくハードルの高いことだと思っていたから、そんな娘に「君は好みじゃないからゴメンネ」なんて言えなかった』とのこと。まあ偉いんだかなんなんだかよく分からないんですけど、本人も書いてるけど、そういう変なところが硬派な人間なんですね。
しかも、モテモテだったくせに、『セックスは大人になってからじゃなきゃいかん』とか考えていて童貞喪失は18歳。その後も、自分は遊びと割り切っているけど相手が本気であるような時はセックスをしなかった、みたいなことも書いているわけで、まあそもそも結構変わった男だったみたいですね。
その太賀麻郎が、父親と仕事についてやりあう話も面白かった。脱線するけど、この父親というのはまさに天才だったらしくて、太賀麻郎自身も、勉強にしてもスポーツにしても、ほとんど何もしなくたってかなり出来ちゃうという嫌味な人間なのだけど(と自分でも書いている)、父親はさらにそれに輪を掛けたような男だったようです。子供とは基本的にコミュニケーションを取らなかった父親が、太賀麻郎と唯一した遊びが、太賀麻郎に広辞苑に載っている言葉を読ませ、それを父親が書くというもの。太賀麻郎の記憶する限り書けない漢字はなかったとのことで、「自鳴琴(オルゴール)」なんていうのも普通に書けたんだとか。
そんな父親は太賀麻郎の仕事を知るや、当然のことながら烈火のごとく怒り、「誇りを持って仕事をしてる」という太賀麻郎に対し父親は、『僕は今、アダルトと呼ばれているビデオに出て、セックスをしてお金を稼いでいます。でも、これは僕個人の問題で、親戚の皆さまには決してご迷惑をおかけしませんので、どうかお許しください』という文字を書き、「親戚一軒一軒を回ってこれが言えるか」と言われ、太賀麻郎は「お安い御用で」と答え、実行してしまったりするんですね。こりゃあ凄い。
しかも母親に対してはこんなことも言っている。
『どっちが正しいかと言えばきっと親父の言ってることの方が正しいよ。でもね、母さん。俺はあやまらないから。俺は思うところがあってことの仕事をしてるんだ。上っ面でやってるわけじゃない。だから、出て行けって言うんなら出ていくよ』
これと似たような考え方は、僕も普段からしてるんです。僕も、自分が正しいと思って考えていることややっていることって、世間の常識に合わないことが多いんです。だから僕も、『確かに世間の常識の方が正しいんだろうとは思う。でも、僕自身が世間の常識に合わせなくちゃいけない理由が分からないし、だから僕は自分の思う通りにやる』と思っています。そういう意味でちょっとシンパシーを感じます。
またこんな風な描写もありました。
『俺は男優という仕事に誇りはもっていたが、別に褒められるようなことはしてないと思っていた。別にヤクザより偉いわけじゃない』
これは、俺の女に手を出して!みたいにヤクザに言われた的な描写のところなんだけど、なんていうかこういう風に考えられるというのはちゃんとしてるなと思ったわけです。
また、AVにおける本番についての著者の考え方も面白いなと思いました。この当時、まだモザイクの技術がさほどでもなかったこともあって、AVの現場では挿入をしない擬似セックスの場合もかなり多かったとか。本番をしなくていい、ということで何も知らない素人を大量にこの世界に送り込んだりしたようです。
著者は、そもそもエロビデオの創生期には、本番であるかどうかなんていうことは大した問題ではなかった、と書いています。監督たちは、それまでのピンク映画が出来なかった表現をやろう、というところに主軸があったわけで、本当に挿入しているかどうかなんてのは二の次だったようです。
そもそもこの当時、今の僕らにはなかなか想像し難いんだけど、日本の大抵の男達は、『女というのは自分が心から好きな男以外とはセックスしない』とか『女はオナニーをしない』とか『ソープのお姉さんもキスだけは恋人のためにとってある』とか思っていて、ビデオでセックスをするなんていうのは異常に性欲が強い女か貞操観念がぶっ壊れているかどちらかだ、なんて思っていたようなんですね。
著者自身は、AV男優という仕事を通じて、セックスとは何かということを考え、挿れているかどうかは関係ない、という考えになります。太賀麻郎というAV男優は、体よりもまず心を開かせるタイプの男優だったようで、そのために、AV女優のデビュー時にはかなり声を掛けられたとか。抱き合っているだけでもエクスタシーに達することもあるし、挿れていてもただお互いがオナニーしているだけのセックスもある。本番をしているから売れるわけでもないし、擬似セックスの絡みがうまい女優は全員間違いなくスターになったとか。なんと当時は、立原友香というAV女優が、AV女優にも関わらず処女なんだと公言していたとか。面白い時代だと思うし、そういう話を聞くと、やっぱり当時のエロビデオを見てみたくなるな、という感じがします。
というわけでかなり面白い作品だったんですけど、一点だけ残念な点が。それは、結構誤字脱字が多いんですね。普段本読んでてそこまで気づかないんだけど、本書は結構ある。というわけで気づいた分だけここに書いて感想を終わろうと思います。

P142「それを生身の人間で再見するのはとても難しい」→「それを生身の人間で再現するのはとても難しい」

P151「いや、身体すら見えていないもりばかりだった」→「いや、身体すら見えていないものばかりだった」

P271「連絡先なった。」→「連絡先になった」

P332「相手の求めるものを探して与えるたわけだ。」→「相手の求めるものを探して与えたわけだ。」

というわけで残念ながら誤字脱字の多い本でしたが、内容はかなり面白い作品だと思いました。別にグロい話が出てくるわけでもないんで、女性でも普通に面白く読める作品ではないかなと思います。是非読んでみてください。

太賀麻郎「AV黄金時代 5000人を抱いた伝説男優の告白」




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Comment

[3914]

AV男優の太賀麻郎ですか。イケメンですよね。

[3915]

私もこの本読みました。
女性ですし、AVなんてほぼ1本も観たことなかったし
著者の太賀麻郎さんて方も知らなかったんですが
レビューに惹かれて読んでみたら…すごかった!
この太賀麻郎さんて方、かっこいい。
生き方に痺れました。
これの続編も出るらしいですね。

[3916]

この前飯島愛の急逝の訃報を知った時は大変ショックでした。私はホモセクシュアルのゲイですが、飯島愛は私にとってリンダ・エヴァンジェリスタ、シンディ・クロフォード、クリスティー・ターリントン、ナオミ・キャンベル、クラウディア・シファーなど1980年代末期から1990年代に一世を風靡したスーパーモデルたちみたいにカリスマ的でアイコンでもあります。
飯島愛の自叙伝を読んで自分と重なる部分が沢山あり、すごく共感しました。大人や人間に対する不信感、愛されたい気持など私も彼女と同じあらゆる面で傷つけられて、波乱万丈な人生を歩んできました。
彼女が体調を崩して傍に誰もいてあげられなかったことを思うと、すごく悲しくて残念に思います。私にとって彼女はシンディ・クロフォードに見劣りしない綺麗で素敵な女性です。

[3917]

>台湾人さま
太賀麻郎さんのことはまったく知らなかったんですけど、なかなか凄い人みたいですね。
飯島愛の生き方(の環境)は、確かに太賀麻郎さんと重なる部分はあるでしょうね。僕個人としては飯島愛さんに特に思い入れはないんですけど、特殊な世界の中で、恐らく壮絶な生き方をされてきたんだろう、という気はします。テレビに出るようになってから(しかも初期の頃は全然知らない)の飯島愛しか知りませんけども、存在感のある人でしたね。
>雪ん子さま
僕もこの人のことはまるで知らないまま読んだんですけど、
凄い人でしたね、ホントに。
なかなかここまで破天荒に生きられる人っていない気がします。
羨ましいかどうかって聞かれたら、まあちょとと困りますけど(笑)
じゃあこれを機に、太賀麻郎さんのAVでもご覧になってみては?(あー、セクハラ 笑)

[3918]

私は1983年(昭和58年)生まれなので、1990年代の文化と生活がすごく懐かしくて恋しいです。1950、1960、1970、1980、1990年代の日本の歴史、文化と生活には興味津々ですごく憧れています。
本音はシンディ・クロフォードみたいに1966年あるいは少なくとも飯島愛みたいに1972年に生まれて、日本人として日本に生まれたかったです。
飯島愛は本当に素敵でした。リンダやシンディみたいにトップモデルとしてヴォーグ誌の表紙を飾ってもおかしくない美しさだと思います。

[3919]

おぉ、なんと僕も1983年生まれ!(笑)ただ、僕は歴史とか文化とかそういうものにまるで関心が持てない人間なのですけどね。
その時、そこにいた者にしか『感じる』ことが出来ない空気、みたいなものってありますからね。そういう時代の文化なんかに興味があるなら、そう思うのは当然だと思います。
飯島愛がどれほど美しいか、僕にはまだ実感できませんが、恐らく外面の美しさだけではなく、生き方が色濃く反映されたその内面の美しさ、みたいなものが強くあるんだろうなぁ、と思います。

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