黒夜行

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代替医療のトリック(サイモン・シン+エツァート・エルンスト)

「一度行ってみたかったバーがあるんだ。大学の先輩に教えてもらったんだけれど、まだ行ったことがなくってさ。今度一緒に行かない?」
 次に会う約束が出来てホッとする反面、他の女性にも同じように言っているんじゃないかと疑心暗鬼になったりして落ち着かなかった。男性と恋愛関係になったことがなかった志保は、まだ恋愛関係にもなっていない相手にこれほど嫉妬しているという事実に驚いていた。自分の新たな一面をこの年になって知ることはそれほど楽なことではなくて、出来ることなら捨ててしまいたい自分の一面だった。会田君の誘いを素直に受け入れ、早速明日そのバーに行くという話にまとまった。気づけば自分の中に、会田君の居場所がすっかり出来上がっていて、ずっと前からそのスペースが存在していたかのように違和感なく収まっていた。
 合コンが終わってカナちゃん達と一緒に帰る時、自分の変化があからさまにバレてしまっているのではないかと不安になって、カナちゃん達の視線や仕草が気になって仕方がなかった。

「失踪シャベル 11-11」

内容に入ろうと思います。
本書は、「フェルマーの最終定理」「暗号解読」など、超一流の理系ノンフィクションの書き手であるサイモン・シンが、代替医療分野で初の大学教授となり、代替医療の有効性について研究しているエツァート・エルンストと共著で、世の中にある代替医療について科学的な視点から効果があるのかどうかについて書いたノンフィクションです。原題がなかなか洒落てますよ。『Trick or Treatment?』ですからね。
代替医療というのは、日本では民間療法みたいな言い方もされるでしょうか。本書ではこれを、『主流派の医師の大半が受け入れていない治療法』と定義しています。
本書ではまず、『科学的根拠に基づく医療』について触れられます。本書では代替医療が科学的根拠のある治療法なのかということを検証するほんなんですけど、そもそもまず、じゃあ科学的に根拠があるとはどういうことなのか、ということに触れるわけです。
医療の歴史を見ると、科学的根拠のある治療がなされるようになったのはここ100年ほどのことで、それより以前は医師の治療を受ける方が、何も治療を受けないより死亡率が高い、というようなとんでもない状況だったようです。
過去の治療で最も長く行われ、かつ最も広範囲に効くと信じられていたものに、瀉血があります。これは、体の中の悪い血を抜くことで病気を治すという考え方で、100年前ほどは普通に治療として行われていました。もちろん現代では瀉血が有効だと考える医者は皆無でしょうが、かつてはそうではなかったのです。それは、科学的根拠のある治療という発想がなく、どの治療法も医者がほんの僅かな成功例を元に体系化されたものを患者に施していたわけです。何せ『科学的根拠に基づく医療』という言葉が生まれたのは、つい最近のこと、1992年だったようですからね。もちろんそれまでにも科学的な手法によって治療法を評価しようという個々の動きはありましたけど、医学界全体がそういう風潮になったのはつい最近だということです。
瀉血を駆逐した科学的手法が、ランダム化二重盲検法、と呼ばれるものです。これについてはざっと説明します。そうしないと、プラセボ効果(プラシーボ効果という表記も見たことがありますが、本書ではプラセボ効果で統一されています)の話が出来ないので。
ランダム化二重盲検法というのは、ある治療が有効かどうかを調べる科学的に最もシンプルで強力な手法です。まず、たくさんの患者をランダムに(ここが重要。つまりどちらのグループも平均的に同じような条件になるようにする)二つのグループに分けます。一方には確かめたい治療法を施し、そしてもう一方にはその治療法と外面的には同じように見える、しかしまったく効果のない治療を施します。例えば、一方にはきちんとした薬を、そしてもう一方には見た目も味もまったく同じだけど小麦粉から出来ている錠剤を与える、と言った感じです。
さて、最も重要な点は以下の点です。それは、治療を受ける患者にしても、その治療を施す医者にしても、自分がどちらの治療を受けているのか/施しているのかについて知識が与えられない、という条件で行われます。これが、二重盲検、という意味ですね。
どうしてそういうやり方をするのかと言えば、それが先程少し話に出したプラセボ効果の問題なんですね。プラセボ効果というのを聞いたことがある人はいると思いますが、これは「医者が信頼できる」「治療法が目新しい」「患者の側に治りたいという強い気持ちがある」などの理由によって、治療そのものにはまったく効果がないことがはっきりしているにも関わらず、何らかの良い変化が現れる現象です。
このプラセボ効果は元々戦場で発見されたようです(それ以前から医者の一部は知っていただろう、と著者は書いていますが、プラセボ効果について大規模な実験を行った医師が関心をもつきっかけになったのが戦場での出来事だったということです)。戦場で治療を行っていたある医師は、モルヒネが足りなくなった際、苦肉の策として生理食塩水を与え、鎮痛剤を与えたかのように思い込ませたところ、まさに鎮痛剤を与えた時のような状態になったんだそうです。
さらに物凄い話が載っています。内胸結紮という手術があるみたいなんだけど、これは狭心症の痛みを軽減させるために昔行われていた手術だそうです。しかし、この手術の有効性に疑問を持っていた医師は、とんでもない実験をします。片方のグループには実際に内胸結紮の手術を行い、もう一方のグループには皮膚を切開し動脈を露出させるところまでやるけど、実際には何もしないでまた元に戻したわけです。するとどちらのグループでも、四分の三の人が痛みが軽減された、と言ったようです。手術をしたもらった、と患者が思うことでプラセボ効果が現れたんだそうです。
治療法を科学的治験にかける場合、このプラセボ効果が実に厄介な問題になります。患者がどちらの治療法を施されたのかを知ることが、結果に大きな影響を与えるというわけです。もちろん、医者がどちらの治療法を施すのか知っている場合も、それが言葉や態度に出てしまう恐れがあるために、二重盲検というやり方で、どちらにも治療法をわからせないようにして行う、という手法を取っているわけです。
このランダム化二重盲検法によって、画期的な治療法を見つけたかもしれないと思った医者が、その後調べ直し効果がなかったと判定されたケースがあります。それは、まだ科学的根拠に基づく治療という概念がそこまで浸透していなかった50年ほど前になされたもので、すべての医者がそういう自制心があれば医療の歴史も大きく変わったのでしょうが、事実はそううまくいきません。とはいえ、ここ最近は医者は科学的根拠に基づく医療という概念を受け入れ、科学的に最も効果のある治療法を患者に提供すべきという意見が浸透しているのでいいんです。
しかし問題は代替医療です。本書では、「鍼治療」「ホメオパシー」「カイロプラクティック」「ハーブ療法」の四つのメジャーな代替医療についてそれぞれ一つずつ章を割き、科学的にそれぞれの治療法が根拠のあるものなのか検証します。著者の二人は、代替医療に対してそれなりに先入観を持っていたかもしれませんが、しかし彼らは基本的に、『科学的に裏付けられたものであれば信じる』という立場を取っています。つまり、代替医療には確かに怪しげなものはたくさんあるだろうけど(と、別に著者二人が書いているわけではないですが)、実際にそれが科学的に根拠がある治療法だという結果が出れば、それを受け入れるという中立な立場を取っています。
さてここで『科学的』と言っているのは、その治療法の仕組みが理解されている、という意味ではありません。どういう仕組みで効くのか、科学的に立証出来るかどうか、という意味ではないんです。本書で繰り返し強調しているのは、『その治療法は効くのか効かないのか』ということです。例えばこれは、レモン療法の例をあげています。かつて船乗りには壊血病という恐ろしい病気がありました。原因不明で、治療法も分からないのだけど、船乗りの多くがこれで命を落とす。ある時、いくつかの治療法を実験した医者がいて、その結果壊血病にはレモンを与えるのが効果的だ、という結論を出しましたが、何故レモンを与えることが壊血病の治療に有効なのか示すことが出来なかったためその意見はすぐには受け入れられませんでした。その後ビタミンが発見され、壊血病にはビタミンを摂取することが有効だということが分かるんですが、何にせよともかく重要なのは、『理屈は分からないけど壊血病にはレモンが有効だ』ということが実験から分かったということです。本書でもこのスタンスは有効です。つまり、代替医療が提唱する怪しげな理論についてはとりあえず置いておいて(つまり批判も肯定もなるべくせず)、その治療法が効くかどうか、という点に絞って検証しているわけです。
さてその結果、上記で挙げた四つの代替医療は、一部の場合を除いてほぼ科学的に根拠がない、ということが明らかになりました。それ以外の代替医療についても(日本の指圧なんかも載ってます)、巻末にそれぞれ2ページずつを使って、それぞれの有効性について触れています(しかしこの巻末で、「レイキ(霊気)」という治療法が日本で人気だ、と書いてあるんですけど、そんな治療人気ありますかね?)。
さて、本書はここでは終わらないんですね。本書では、代替医療はプラセボ効果以上の効果は見いだせないという結論がほとんどなわけなんですけど、ここで代替医療について重要な問いが発せられます。すなわち、『プラセボ効果であっても効果があるのだから、それなら代替医療を使ってもいいのではないか?』という疑問です。
確かに、それがプラセボ効果だろうがなんだろうが、効果があるというなら代替医療だって一概に悪いとは言えないのではないか、という反論はそれなりに正しいように聞こえますが、本書ではそれについても明確に反論します。その最も分かりやすい反論はこうです。実はプラセボ効果というのは、効果の証明された薬でも同様に起こるわけですね。だから、わざわざ高いお金を払って、プラセボ効果しかない治療法に手を出す意味がどこにあるでしょうか?
そして最後に、何故人々は、科学的に根拠のない代替医療にこれほどまでに傾倒してしまうのか、という分析もされます。そこには実にいろんな要因があります。これはダイエットなんかを例に考えれば分かりやすいかもしれませんね。次から次へと新しいダイエット法が提唱されては消えていくけど、まさにそれらは代替医療と同じようなものだと見てもいいでしょう。どう考えても普遍的なダイエット法は、食事を健康的に制限し、運動をすることでしょう。これが主流の医学に相当します。でも、食事を健康的にして運動するというのは時間も掛かるし、目新しさがないからなんとなく効かないような気がする。それにテレビでは、有名人がこのダイエットで痩せたとか、あるいはテレビの情報番組がこのダイエット法が一番だとか言う。あるいは、医者が科学的に考えただのと言った権威付けをするようなものも多い。そういう色んな要因によって、新しく現れるダイエット法が人気を博すんだと思うんだけど、代替医療もそういう感じで、根拠がほぼないにも関わらず、未だに多くの人々が系統しているという現実があるわけです。
そういう、代替医療にめぐる様々なことについて書いてある作品ですが、まあさすがサイモン・シンだなと思います。やっぱりサイモン・シンを超える科学ライターはなかなかいないのではないかな、と思います。とにかく、科学的な素養のない一般の人に分かりやすく説明するテクニックが素晴らしい。一冊の本の構成としてもまったく見事だし、文章も読みやすい(それは訳者の手腕もあるかもだけど)。サイモン・シンの著作はすべて読んでいるけど、科学や数学と言った実に難しい世界を、これほどまでに分かりやすく書けるサイエンスライターは他にはいないのではないかなと思います。
本書はとにかく、病気になる可能性のあるすべての人が読んだほうがいい作品だと思います。本書では、メインで扱われているのが「鍼治療」「ホメオパシー」「カイロプラクティック」「ハーブ治療」と、そこまで日本人に馴染みがあるわけではない治療法ばかりではないかと思います(「鍼治療」はある程度広まってるかもだけど、欧米なんかでは「ホメオパシー」の薬が普通に薬局に置いてあるみたいだし、「カイロプラクティック」や「ホメオパシー」によって大学の学位が取れるなんていう状況になっているようなんで、日本と比べて相当浸透していると言っていいでしょう)。それでも、本書で描かれていることは代替医療全般に言えることであるはずです。日本でどんな民間医療が主流なのかよく知りませんが(本書では是非メインで漢方も扱って欲しかったな、と思います。それとも漢方はもう主流の医療に取り込まれてるのかな?)、民間医療に頼りたくなってしまう気持ちはわからないではありませんが、本書を読めば、民間医療より主流の医療の方が遥かに効果がある、ということが分かってもらえるのではないかな、と思います。別に、健康に害のなさそうな代替医療(磁気によって体を治癒する、みたいなもの)であれば、お金を失うだけで深刻な被害はないでしょうが、本書では信頼性に欠ける代替医療は、時として命を落とすような深刻な状態に陥ることも示唆されています。最も重要な点は、代替医療に手を出すことで、主流の治療を止めてしまう、ということです。また、主流の医療で処方された薬と合わせると弊害を起こす代替医療の薬というものも多数あるようです。それにより、深刻な事態に陥ったり、あるいは死に至ったりという事例は殊の外多いようなので、とにかく代替医療に手を出す際には、本書で書かれている注意点を良く守ってからにした方が良さそうです。
さて、個人的には、サイモン・シンにはもっと物理や数学寄りの本を出して欲しいな、と思ったりします。個人的に読みたいのは、リーマン予想についての本ですね。あるいはポアンカレ予想。この二つであれば、サイモン・シンらしい重厚な作品が書けるのではないかなと思います。あるいは量子コンピュータがもう少し実用的になれば、それについての本も読みたいところです。あとはやっぱり量子論の分野にも手を出して欲しいですね。数学・物理のあらゆるメジャーどころの領域について、サイモン・シンの素晴らしい手腕を発揮して欲しいものだ、と思います。
あともう一つ。やっぱり訳者の青木薫さんはいいですね。とにかく理系ノンフィクションを選ぶ際に、何を読んだらいいか困ったら、青木薫さんが訳している本を選ぶと外れはないと保証しましょう。
これまでのサイモン・シンの著作はどれも、知的好奇心を大いに満足させてくれる作品でしたが、本書は知的好奇心の要素をほんの少し下げる代わりに、実に実用的な本になっています。医療に対する偏見や誤解など、普段から無意識の内に感じてしまっているバイアスを一旦無効にするためにも、是非是非読んで欲しい作品です。もちろん、理系ノンフィクションとしても素晴らしい作品です。さすが、サイモン・シン!

追記)アマゾンのレビューを見たんだけど、低い評価をつけている人の意見がどうもおかしいような気がしたんで僕なりに反論。レビュー全部読んだわけではないんで、一部に反論、という感じですが。
まず、代替医療は個々の事例に柔軟に対応するから、大人数の被験者を対象にした検証にはそぐわないのだ、というような意見があるけど、それについての反論はちゃんと本書に載ってる。
また、現代の科学では解明出来ないという謙虚さが欲しい、という意見があるけど、これもさっき書いたように、代替医療がどういう理屈で効くと主張しているのかはとりあえず置いておいて、効果があるかどうかだけを議論の対象にしているわけで、的外れではないかな、と思います。
また、元々否定的な視点に立っている、という批判があるけど、本書では最も重視しているのは科学的な手法であり、著者が元々否定的な視点に立っていたとしても、科学的に出た結論は信じるという立場を取っているのでそこまで問題はないでしょう(というか、著者は別に否定的な視点に立っているとはそう感じられるわけではないし)。もちろん、否定的な視点に立っていれば、代替医療に肯定的な結果を無意識の内にはじいてしまうというような見方は出来るかもしれないけど、そもそも研究をしているのは著者の二人ではないし、著者の二人は他人の研究結果と分析結果を世に広める、という立ち位置なわけで、そういう見方もあまりどうかなと思います。
あと、代替医療効果の判定の仕方に問題がある、という批判があるけど、先程も書いたように、そもそも著者二人が研究しているわけではないのだからこの批判も的外れではないかな、と思います。著者二人が行った研究について書かれた本ならその批判は正しいでしょうが、本書は著者の二人が他人が行った研究結果を載せているわけで、代替医療効果の判定の仕方にもし問題があるのだとしても、それは本書への批判としては的確ではないのではないかな、と思いました。

サイモン・シン+エツァート・エルンスト「代替医療のトリック」



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12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
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5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
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3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
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6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
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11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
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コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
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6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
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6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
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17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
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