黒夜行

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よろこびの歌(宮下奈都)

だからこそ、個別で話すような流れになると、志保は途端に困ってしまう。確かに、知らない人と話すことは楽しいけれど、じゃあ誰かと一対一で話すほど相手に興味があるかというとそうでもない。誰か一人に捕まってしまえば、全体に対する気配りが出来なくなってしまうわけで、いろいろとやってあげたい性格の志保には面白くない。そもそも男の子との出会いを求めてこの場にいるわけでもないので、積極的になりようがないのだ。
 それでも、合コンにくればこういう時間は必ずあるし、男女の人数は大体揃っているから、志保も誰かと話さないわけにはいかなくなる。喋ったら喋ったでそれなりに面白いんだけれど、それ以上どうすればいいのか分からなくなってしまう。どの男の子とも、どうも付き合うという発想にはならなくて、相手にも徐々にそういう雰囲気が伝わるみたいで、気詰まりな感じで会話が途切れてしまう。相手にしても、序盤で場を盛り上げていた女子のイメージからの落差が、余計に印象を悪くするようで、合コンが終わる頃には志保は一人ぼっちでいることが多い。この時間さえなければ合コンってもっと楽しいんだけどなぁと思いながら、志保はサワーをちびちびと飲んでいた。
「合コンはあんまり好きじゃない?」

「失踪シャベル 11-3」

内容に入ろうと思います。
とその前に、実に個人的な報告。僕は大学時代から読んできた本の記録をずっとつけてきてるんだけど、それによれば、なんと本書がちょうど2000冊目の本です。初めは2000冊目だからと言って記念になるような本を読む予定ではなかったんだけど、そういえばこの本を読んでなかったなということを思い出して、ならばとこれを2000冊目にすることにしました。
というわけで今度こそ。
本書は、新設されたばかりのとある女子高を舞台にした連作短編集です。
それぞれの短編の内容を紹介しようと思います。ちなみに各短編のタイトルは、ハイロウズの曲から取ったとか。

「よろこびの歌」
御木本玲は、プロバイオリニストの母を持ち、幼い頃から音楽に自然に触れてきた。当然音大の付属高校に入り、大学・大学院と進むつもりだったのに、まさかのまさか受験に落ちた。滑り止めを考えていなかった玲は慌てて高校を探し、出来たばかりの、音楽科のない普通の女子高に行くことに決めた。
そこで玲は、周囲の人間と関わらず、孤高を保って過ごした。隙間なく詰まっているように思えるイベントを適当にやり過ごしていけば時間は勝手に過ぎて行き、いつの間にか高校二年の秋の合唱コンクールの時期がやってきた。
そこで玲はなんと指揮者に指名されたのだ。バイオリニストの娘だと知っていた人間がいたらしい。やる気はなかった玲だが、それでも少しでもまともなものにしようとあれこれアドバイスをするが…。

「カレーうどん」
うどん屋の娘である原千夏は、高校になってもうどん屋の娘として過ごすのを嫌って、少しでも遠くの学校に行こうと、今の女子高に決めた。千夏は音楽が好きだったが、バイオリニストの娘である御木本玲とうまく接することが出来ないでいた。一方で、なに不自由なく何もかも手にいれて来たのだろう人生を、自分の何の才能もない何も手に出来ていない人生と比べて羨んでもいた。自分と周囲の人間とを隔てる厚い壁のようなものを常に意識していた。
二年の合唱コンクールで御木本玲を指揮者に推薦したら、逆に玲からピアノを指名された。合唱コンクールは散々だった。しかしその後で、玲は千夏の歌を褒めてくれた…。

「No.1」
中溝早希は中学時代、ソフトボールのエースで4番だった。しかし肩を壊し、もうソフトボールは出来なくなってしまった。決まっていた推薦を辞退し、縁もゆかりもないこの女子高に来た。それからの早希の人生は、余生だ。
早希はどうしても御木本玲と反りが合わなかった。自分が何にイライラしているのかもよく分からない。確かに御木本玲の指揮者としての指導は厳しかった。でもそれにイラついていたのではないと思う。
ある時御木本玲と原千夏が音楽室で個人レッスンをしているところに出くわした。なんだかそこで、しこりみたいなものが溶けていったような気がした…。

「サンダーロード」
牧野史香は、死んだ人の姿が見えてしまう。小さい頃は、視界に映る誰が生きている人で、誰が死んでいる人なのか、もっと言えば、誰が話題に出していい人で、誰が話題に出してはいけない人なのか区別がつかなくて、だから自然と無口な子どもに育った。
高校を決める時は、伝統のある古い高校は除外した。絶対に見えすぎてしまうから。だから出来たばかりのこの高校に来た。
水曜日だけ電車で一緒になる男の人がいる。その人とも、幽霊が見えることがきっかけで出会ったのだった。なんとなくすぐに壊れてしまいそうな微妙な関係なのだけど、その人と一緒にいる時間は大切にしたいと思っている。
音楽室でよく見るおじいさんがいる。初めは音楽教師を見ているのかと思ったのだけど…。

「バームクーヘン」
里中佳子は五日前、嫌なことがあった。そこから、どうしても立ち直れないでいる。ふと気づくと、核シェルターのことばかり考えてしまう。
クラスでは合唱の練習をしているけど、もちろん乗り気になれるわけがない。御木本玲が練習場所として、自宅の地下室がどうとか言っているのも気に障る。地下室が悪いわけではないと思う。ただ核シェルターを連想してしまうのだ。
古文の教師であるボーズが呟く。
「あーあ、漢字辞典はいいかげんだなあ」

「夏なんだな」
佐々木ひかりは春の背中を見るのが怖かった。年中春の真っ只中にいるような、容姿の整った美しい姉を持ったせいもあるのだろうか。皆が春の時代を違和感なく享受出来ていることが不思議で仕方がない。だからひかりは、勉強して勉強して勉強して、そうやって自分の立ち位置を作り上げてきた。
なのに、志望校に落ちた。それでこの新設の女子高にやってきた。
御木本玲のように、孤高の存在としていられるのは凄いと思った。バイオリニストの娘だと聞いて、だからこそなのか、とも思った。
それが、合唱の練習を始めるようになって、何か変わった。私もみんなも、そして御木本さんも。みんな、なんだか少しずつ変わっていっている…。

「千年メダル」
御木本玲は、このクラスのメンバーでの最後の合唱の日が近づいてきた中で、どうも歌がバラバラになってきたと感じていた。どうすればまとまるのか、そもそもどんな歌を歌い上げたいのか。クラスメートみんなも考えるし、御木本玲も考えた。
この高校に来てよかった。このクラスメートと一緒に歌を歌うことが出来てよかった。もし音大の付属高校の受験に失敗していなかったら、自分はこんな風に音楽と接することなど出来なかっただろう。
さて、もうすぐ本番だ。歌おう。誰かの中によろこびを生み出すことが出来ると信じて…。

というような話です。
いい作品でした。読み終わりたくない、とずっと思っていました。200ページほどしかない短い小説で、すぐ読み終えてしまうのだけど、読み終えるのがもったいないとずっと思っていました。もっと彼女たちの人生を追っていたいなぁと思っていました。
やっぱり少女という不安定な存在を描くのが実にうまいなと思いました。少女を描くのがうまい作家と言えばもう一人桜庭一樹が思い浮かびますけど、桜庭一樹の場合とんがっているイメージなんですけど、宮下奈都の場合はとがっていない優しいイメージですね。
宮下奈都は、高校生という実に不安定な生き物を、まさに不安定なままに描くのがうまいなと思うんです。みんなそれぞれの事情で、この特に何があるわけでもない新設の女子高にやってきて、別に何を目指すわけでも、何を楽しむわけでもなく、ただ時間が過ぎるままにそこにいるという感じ。ほとんどの人がこの高校が第一志望ではなかったという、そもそものスタートからしてマイナスのオーラが染み出ている上に、主人公たちは自分の境遇を他人の境遇と比較することで悩んだり嘆いたりするわけなんですね。
それは、誰しもが覚えがあるように、実に狭い世界の中で、実に狭い価値観の中で煮詰まっていってしまったもので、新しい世界に行って新しい視点を持つことが出来ればまた変わっていくのだろうけど、高校という狭い世界の中からなかなか抜け出すことの出来ない人々が、みんなはこうなのに自分はこうだ、と言って嘆くわけです。
その比較の対象の一人が、バイオリニストの娘である御木本玲なんですね。御木本玲自身もあれこれと逡巡を抱えているわけなんですけど、周囲からは、才能があるから周囲と関わる必要を感じない孤高の存在だ、という風に見られます。
そんな御木本玲と自分自身とを比較することで、多くの主人公たちが悩んだりイライラしたりといった感じになります。
御木本玲自身もいろいろと抱えているわけなんですけど、外からはなかなかそれが見えてこないし、そもそも周囲と関わっていかないので、周りからすれば御木本玲がどんな人間なのか分からないわけなんですね。
そんな状態で合唱コンクールを迎えることになるわけです。当然ボロボロの結果に終ります。
でも、とあるきっかけがあって、御木本玲はクラスメートの歌の力を垣間見ることになります。それから担任の教師からとある機会を得て、彼女たちはまた合唱の練習をすることになるわけです。それによってクラスが徐々にまとまり、個人個人が抱えていた鬱屈とした逡巡も溶けて行く、なんて書くとありきたりの小説みたいですけど、でも説明するとしたらそう書くしかないですね。
ストーリーのメインとなるのは合唱の練習だけど、そればっかりの描写というわけではありません。むしろ合唱の練習のシーンの方が少ないだろうと思います。それよりも、個々人が御木本玲といかに関わり、そして合唱の練習や御木本玲とのやりとりによってどのように変わっていったのかが描かれていきます。
もちろん主人公の御木本玲はなかなか魅力的なキャラクターとして描かれていますけど、個人的にいいなと思うのは、原千夏ですね。うどん屋の娘です。千夏は、仕方ないとは分かっているのだけど、一方で自分の境遇(両親の仕事が中心になるけど)に対してやりきれない思いを抱えています。音楽が好き、だけど…、という逡巡を、しかし表にはあまり出さないし、仕方ないんだとい方向になんとか考えようとするんですね。
それが御木本玲と関わることで、表面的な変化はほとんどないんだけど、千夏の内面は大きく変わることになるわけです。その変化は、傍目には実に些細なものかもしれないけど、千夏にとっては値千金という感じで、それ以後描かれる千夏のはつらつとしている雰囲気も含めて、いいキャラクターだなと思います。
他の登場人物たちも、抱えている悩みも様々なら生き方も様々という感じで多種多様で面白いです。それぞれの主人公がどうしてそういう生き方を選択したのか、というようなことが丁寧に描かれていて、いい小説だなと思います。
前に「遠くの声に耳を澄ませて」の感想で、宮下奈都は長編の方がいい、というようなことを書きました。僕は、村上春樹や江國香織でも同じことを思うんですけど、宮下奈都の場合、短編だとどうしても広がりが浅くなってしまう、という印象があるんですね。細かな描写を積み重ねて行くことで少しずつじわじわと人間を描いていくというスタイルだと思うんで、短編だと世界観の広がりが浅くてちょっと物足りなさを感じてしまうんです。その点本書は、長編に近い連作短編集だったのでよかったなと思います。ただやっぱり個人的には、「スコーレNo.4」のような、一人の登場人物の成長をずっと追っていくような作品が一番いいな、と思いますけどね。
というわけで実に素晴らしい作品だったわけなんですけど、一点だけ、どうしても書かなくてはいけないことがあります。
それは、ちょっと読むタイミングを間違たなぁ、ということ。
どういうことかというと、ほんの少し前に「桐島、部活やめるってよ」を読んだというのがマズイ点だったんですね。
ホント僕の中で、「桐島、部活やめるってよ」はもの凄く評価が高いんです。しかもどういう点でかというと、高校生の描写についてですね。僕ははっきり言って、これまで読んできたどの高校生が主人公の小説よりも、「桐島、部活やめるってよ」で描かれた高校生の描写が素晴らしいと思っているんです。あの作品で描かれた瑞々しさは、なかなか超えることの出来る作品はないんじゃないかな、と思うんです。
本書も、高校生の描写は見事だと思うんです。高校生の不安定さ、取り繕った人間関係、瞬間的な感情、そうしたものすべてかなりうまく描かれています。でも、やっぱりどうしても僕の中では「桐島、部活やめるってよ」と比較してしまうし、そうするとどうしても「桐島、部活やめるってよ」に軍配が上がる。「桐島、部活やめるってよ」の描写の見事さは、内側と外側の大いなるギャップだと思う。その落差は、やっぱりある程度若い作家でないと書けないのかもしれないとも思う。
だから、「桐島、部活やめるってよ」を読む前か、あるいは「桐島、部活やめるってよ」を読んでその印象が多少は薄れたかなというタイミングで読みたかったですね。そこだけが本当に残念でなりません。ホント、「桐島、部活やめるってよ」を読んですぐ本書を読んじゃったからなぁ。悔やまれるわ、ホント。
恐らくこれからも、高校生が主人公のどんな小説を読んでも「桐島、部活やめるってよ」と比較してしまうだろうし、高校生の描写について「桐島、部活やめるってよ」を超えられる作品というのはなかなか出てこないのではないかなと思います。
まあ、そんなわけで、最後にこの作品とは関係のない、僕個人が勝手に感じてしまった本を読む順番の話を書いたわけなんですけど、その点を考慮したとしても本書は素晴らしい作品でした。2000冊目に相応しい作品だったと思います。悩み、畏れ、孤独を感じ、涙を流す高校生たちの、合唱を通じた青春の一コマ。是非読んでみてください!

宮下奈都「よろこびの歌」





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Comment

[3899]

お早うございます。記念すべき2000冊目に相応しい作品に出会え、本当に好かったですね。宮下奈都さん、ホント素晴らしい作家です!
私の方は一昨日同居している実母が突然亡くなり、非常に取り乱しております。しばらく投稿もできないと思います。落ちつくまで(落ち着けたら、ですが)しばしのお別れです。

[3900]

そんな大変な時にコメントをしてくれてありがとうございます!
面識はありませんが、ご冥福をお祈りいたします。
そういう状況であっても、家事や仕事などやらなくてはいけないことは多々あるでしょうが、
時間を掛けて心を落ち着かせていってください。
宮下奈都はこれからも追いかけていこうと思います。
とりあえず「太陽のパスタ、豆のスープ」でしょうか。
3000冊を目指して頑張ります。

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3位 浅野いにお「うみべの女の子
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5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

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感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

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17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
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