黒夜行

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桐島、部活やめるってよ(朝井リョウ)

11

 全体で盛り上がる雰囲気も徐々に落ち着いてきて、個別で話すような流れになっていった。カナちゃんもアカネちゃんも相手を見定めながら、相手のアプローチを受け流したり応じたりと、合コンに参加する者のお手本であるかのような振る舞いだった。志保はと言えば、全体で盛り上がっている時はそれなりに楽しめるものの、いざ個別に関わるようになっていくと途端に冷めていった。大体いつも同じような展開になっていく。だから合コンというのは、苦手というわけでもなければ、得意というわけでもない、実にふやけた印象を残すことになるのだ。
 合コン開始直後の志保は、よく『戦力になる』と評価される。幹事でもないのに、注文をまとめたり、サラダを取り分けたりと、全体の気配りを怠らない一方で、そうした気配りが男の子側に媚びているという風には決して感じさせない。黒子のように、まるでそれが自然であるかのように振る舞うことが出来るのだ。確かに志保は男には媚びていないのだけれど、さりげない気配りを媚びていると受け取る女子は少なくないだろう。細々とした気配りが出来る一方で、ライバルに一歩先を越されたと思わせない志保の振る舞いは、合コンをスムーズに進行させるのにうってつけの人材だというわけだ。

「失踪シャベル 11-1」

内容に入ろうと思います。
本書は、すばる文学新人賞を受賞したデビュー作です。現在20歳。大学在学中のデビュー新人です。
舞台はとある高校。5人の高校生の群像劇が描かれる。
冒頭で、バレー部の頼れるキャプテンである桐島が部活を辞めた、という話が出てくる。桐島自体は作中にはほとんど出てこないし、桐島が何故部活を辞めたのかということも詳しくは触れられることはない。ただ、桐島が部活を辞めたことによって影響を受けた、バレー部・ブラスバンド部・女子ソフトボール部・映画部・野球部の五人の生活が描かれていく。
バレー部の小泉風助は、桐島と同じリベロというポジション。だから桐島がいなくなって、やっと試合に出られるようになった。本書の中で、桐島が部活を辞めたことで一番大きな影響を受けた登場人物だろう。しかし、試合中桐島を後ろから見ていた時は、自分の頭の中では完璧にボールを処理出来ていたのに、いざ試合に出るとなかなかうまくいかない。
ブラスバンド部の沢島亜矢には、気になる男子がいた。その男子は、いつもブラスバンド部が練習する教室から見えるところでバスケをして遊んでいたのだけど、最近みなくなってしまった。どうもそのバスケ集団は、部活を終える桐島を待っていたようで、桐島が部活を辞めたせいでなくなってしまったのだ。
ソフトボール部の宮部実果は、部活仲間でバレー部の男子と付き合っている絵理香とよく帰っていたのだけど、普段はバレー部の練習が終わるまで待っていた。でも絵理香が彼氏と喧嘩したとかでその習慣が変わったりする。
映画部の前田涼也と桐島の関係は書かないでおこうかな。
野球部の菊池宏樹と桐島の関係もちょっとなんとも書きにくいから省略。
まあそんな五人が、まさに高校生だなぁという感性や生き方の中で、いろいろ悩んだり苛立ったりどうしていいか分からなかったりするような話です。
いやー、これは素晴らしい作品でした!ここ最近すばる文学新人賞受賞作を読んでなかったんですけど、やっぱレベル高い新人賞ですね。すばる文革新人賞と日本ファンタジーノベル大賞はかなり高確率で当たりがあります。昔はメフィスト賞もよかったんだけど、最近ちょっとダメな気がする(最近のメフィスト賞受賞作を読んでないからなんともいえないんだけど…)。
本書は、実に内容の紹介がしにくいんですね。上記であーだこーだ適当に書いてみたけど、本書の本質的な部分にはまるで切り込めていないわけです。
本書は、正直言ってストーリーはほとんどないと言っていいです。桐島が部活を辞めたという、まあある意味で些細な出来事によって、これまた些細な影響を受けた人々のちょっとした変化を描いた話で、ほとんどがよくある高校生活の描写だったり内面描写だったりという感じで、特別ストーリーらしいストーリーがあるわけではないんです。
しかし、高校生の描き方がもう絶妙ですね。著者は20歳だそうで、自身のほんの少し前の高校時代の経験をうまく参考にしてるんだろうけど、ただ若ければ本書のような作品を書けるかというとそんなことはないでしょう。
昔「赤い糸」というケータイ小説を読んだことがあるんですけど、まあとにかく酷かったですね。あの著者は当時高校生?中学生?まあとにかく分かりませんけど、それぐらいの年代だったでしょう。しかし、会話こそリアルな雰囲気を出せているのかもしれないけど、地の分の酷さが恐ろしいぐらいで、リアリティの欠片もないような作品でした。
本書は、会話はもの凄く軽いんですね。それこそケータイ小説並に軽い。現役の高校生が読んでも、あーうちらこういう会話してるわ、みたいな感じに思えるような、そういう会話なんです(一応補足しておくと、別にこれは今の高校生が軽い、と言いたいわけではないんです。そうじゃなくて、別に高校生じゃなくても、普段の会話って別にどーってことないこと喋ったりしてるじゃないですか?それこそ小説の登場人物が喋ってたら面白くもなんともないような、中身のない会話。だから、そういう中身のない会話って、普通小説ではあんまり描かれないんだけど、本書では日常っぽさをうまく醸し出すためにそういう中身のない会話を書いている。そういう中身のない会話をうまく挟み込みながら読ませる技術はなかなかスゴイ)。
でも、会話以外の部分は実に繊細なわけです。会話だけ読んだらケータイ小説みたいなのに、内面描写の部分が実にうまいので、なるほどこの会話はそういう演出のために書いているんだな、ということが素直に伝わってくる。ケータイ小説の場合、書いている人間の文章力に問題があるから会話も地の分も貧弱なんだろうと思うだけだけど、本書の場合、地の文や内面描写が実に巧みなので、会話文の稚拙さが演出だということが分かるんですね。
これ、結構怖いと思うんですね。何が怖いって、こういう中身のない会話を登場人物に喋らせるのが、小説家には結構怖いと思うんです。まだ著者は新人だからそこまでの気負いはなかったかもしれないけど、こういう稚拙な会話を書いたら作品全体が軽く見られるかも、みたいな風に思う人がいてもおかしくないと思うんですね。しかも、こういう中身のない会話の場合、本当に本物っぽく書かないとサムいじゃないですか。だから二重に危険な道だと思うんですね。その薄氷を踏むような細い道に挑んで成功させた著者はなかなか素晴らしいと思うわけです。
とにかく、会話文の幼さと内面描写の巧さのギャップが魅力の一つではないかなと思います。
で、内面描写は凄いの一言ですよ。高校時代っていうのは、中学時代ほど何も考えずに過ごすことは出来ないし(まあ女子の場合中学時代からもういろいろあるのかもだけど、男子は中学時代はまだアホの子みたいなもんでしょう)、大学時代ほど自由に自分で何でも決められるわけでもないという実に中途半端な時で、しかも受験やら将来やらいろいろ考えなきゃいけないことがあってストレスもある。学校っていう実に狭い世界の中で様々な価値観が決まっていく窮屈な世界観の中で、それぞれの人々が自分なりの処世術でなんとか日常をやり過ごしていく。
っていう、誰しもが経験したような高校時代のあのなんとも表現しがたい時期を、本当にうまく表現してるんですね。
何よりも素晴らしいのが、この著者が、あらゆる階層の高校生を描いているということ。
高校時代というのは、「上」か「下」かという階層が厳密に決まっているという世界でしたよね。著者は、「上」の人のことも書けば「下」の人のことも書き、また一応形としては「上」にいるけどそこまで「上」でもなくでももちろん「下」でもない、みたいな微妙な階層の人まできちんと描くんですね。
その描き分けがまあ見事です。巻末に著者の写真が載ってるんですけど、恐らくそれを見る限り、大学デビューとかしたのでなければ、恐らく高校時代どちらかと言えば「上」側にいた人だろうな、と思います。だから「上」側をうまく描くのはまだ分かります。でも、微妙に中間とか、あるいは「下」みたいな人間のこともきっちりと描いていく。それぞれの階層における不文律とか暗黙の了解とか、あるいは言葉にしないメッセージとかちょっとした不満とか、そういうその階層にいた人間でないとなかなかわかりにくいような微妙な感情までうまく掬っていて、よくもまあこれほどいろんな階層の人々をここまで瑞々しく描けるものだなと思いました。
内面描写もそうだけど、外側の観察というか描写というのもさすがです。高校時代なんていうのは、まず外見で様々なことが判断されるわけで、だからこそ外側の描写もかなりきっちりとやるんですね。
凄いなと思ったのは、女子の視点もかなり見事に描いているということ。女子の視点っていうのは当然ながら男子の視点とは全然違っていて、それは小説を読んでてもよく思うんだけど、本書で女子視点で描かれているパートに全然無理がないなと思うんですね。女性が読んだらどう感じるのか分からないんだけど、あー女子ってそういうとこ見てるよねとか、そうそう女子ってそういうこと考えてるよねとか、男の発想ではなかなか出てこないような描写を結構さらりとやるんですね。それも、本書では、ブラスバンド部で割と大人しめな沢島亜矢と、ソフトボール部で結構「上」側の女子で目立ってる宮部実果っていう結構タイプの違う女子が出てくるんだけど、この二人も絶妙に描き分けるんです。やるなー、ホントに。
しかも、部活も5つ見事に描き分けるんですね。初め小泉風助のパートの時、こりゃあ著者は元バレー部だったな、と思ったんです。だからこれだけ書けるんだろう。とすれば、自分の得意ではないことを書かなくてはいけなくなったらどうなるかな、なんて意地悪なことを考えてたんだけど、その後ブラスバンド部・映画部・ソフトボール部・野球部とどんどん出てきて、しかもそれぞれを結構ちゃんと描くんです。イメージだけじゃ書けないような、ちゃんとやってたり人に話を聞いてたりしないとなかなか出てこないような細かな描写もきっちりと出てきたりして、初めの印象を改めました。部活自体の描写じゃなくても、その部活独特の雰囲気とか、人間関係とか、そういう部分もうまく書いていて、こりゃあすげーなと思いました。
なんてことをたらたら書き連ねていても、本書の良さはなかなか伝わらないだろうなぁ。ホント、まさに高校生!というようなふわふわしたチャラチャラしたような外側を描きつつ、実際はその中でもがいたり苦しんだり真面目だったり苦労していたりする内側をちゃんと描くんです。天気とかみたいな何気ない描写であっても、これまで読んだことないような新鮮な比喩とか表現が使われてたりして、この作家の感性はホントに豊かなんだな、と思ったりします。個人的には、高校生が主人公じゃない作品が書けるだろうか、っていう部分がこれからの注目ですけど、でもしばらくは本書のような、若い鋭い感性で磨き上げたような作品を書いて欲しいなと思いますね。たぶん、今この作家にしか書けない作品、ってあると思うんですよ。大げさに聞こえるかもしれないけど、いやホントに。これだけ若い作家で、これだけ文章が書けて、これだけ感性が豊かな作家ってそうはいないと思うんです。乙一とかぐらい?しかもストーリーに頼らないでも小説が書けるわけで、これから書く作品次第だけど、乙一だって超える可能性はゼロではないなと思いますよ。
僕は本書で、小説技術として巧いなと思った点があって、それは、小泉風助のパートのバレーの試合の描写です。うまく説明出来ないんだけど、読点(、)で文章を終えてそのまま改行する、というスタイルなんだけど、これが試合中の選手の思考と外側の現象のスイッチとしてうまく働いていて、この処理の仕方はうまいと思いました。初めは誤植なのかなとか思ったんだけど(変なところで改行されてるから)、読んでく内に、これはうまいやり方だなと思うようになりました。
というわけで、僕の中では相当大絶賛の傑作です。素晴らしい作品だなと思います。もう一回書くけど、これからどういう作品を書くかにもよるけど、乙一を超えるかもしれない可能性を秘めた作家だと思います。是非是非読んでみてください!

朝井リョウ「桐島、部活やめるってよ」


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[3897]

こんにちは。
相変わらずの猛暑ですが、昨夕 雲を眺めましたら、やっぱり九月なんだ!と妙に納得しました。これぞ、秋の雲という感じでした。でも、通りすがりさんはこの時間帯はお仕事でしょうね。私は退勤の時間でしたが…(午後5:30頃です)
何となく気になっていたこの本を図書館から借りてきました。作者は若いんですね。現役の大学生(21歳)、わが家の次男と同じ歳です。う~~ん、彼は只今バンド活動に凝っていて、本など読まない(勿論、書かない 笑)ですよ。
ストーリーらしいものはないのに、何となく惹きつけられて読んでしまいました。高校生時代のあのジトッとした人間関係を思い出しました(笑)。学校も一種の階層社会ですよね。みんな平等、というのは建前であって、そんなことはあり得ないでしょう。今も昔も…。この本で、今どきの高校生の生態がオバサンなりに分かりました。今、思い起こすと、友達と友好な関係を維持することにどうしてあんなに執着していたんだろうということです。一匹狼でも良かったのに、そうするだけの度胸がありませんでした(泣)。
作品のことに戻ります。タイトルが好いですよね。まず桐島くんのポジションは分かりますが、なぜ辞めることになったか?については殆ど触れていません。しかも主役は桐島くんではありません。この肩すかし状態がおもしろいですよね。読んでいて、そのうち…と思っている内に読み終わちゃった、という感じです。でも、それがちっとも不快じゃないという点が好いですね。
それからこの作者の朝井くん、女性心理を好く理解していることにも感心しました。観察眼が鋭いのでしょうね。若さの賜でしょうか。次作が楽しみですね。
次は辻村深月さんの『太陽の坐る場所』を読みます。読み終えましたら、またお邪魔します。

[3898]

こんばんわです。
今日は早番で18時頃に仕事が上がってたんですけど、なんだかいろいろ忙しくてこんな時間に返信です。
大分涼しくなってきたかなぁ、という感じはしますけどね。日中はやっぱりまだまだ暑いですけど、夜は結構涼しいかもです。
現役の大学生なんですよね。大学生が書いた作品とはちょっと思えないよな、と思いました。いやいや、息子さんも、別に本じゃなくても大成するかもしれないじゃないですか!
この作品を読んでホント、高校生が主人公の小説の見方が変わっちゃいました。そう、高校時代ってこんな感じだったよなー、って思いました。今とはまた違うのかもですけど、匂いっていうんですかね、そういうのは何だか共通してると思うんです。
僕も、一匹狼になる勇気はなかったですねぇ。あの時は、いかに孤立しないか、というのが大きなテーマだった気がします。そういう生き方は、自分には似合わないんだけどなぁ、と分かったのはもっとずっと後のことです(笑)
女性心理どころか、あらゆる階級(っていう表現はあんまりよくないかもだけど)の人をきちんと描けていた、というのが凄いなと思いますね。勝ち組も負け組も、男も女も、全部それぞれの立場からきっちり描き分けられていて凄いと思いました。これだけ描写力があると、ストーリーなんてさほどなくても全然楽しめちゃいますね。
確か今月辺り、二作目が発売されるんだったと思います。なんか部活を舞台にした話だったはずです。これも期待大ですね!
「太陽の坐る場所」の感想、お待ちしておりますー。

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2013年の個人的ベストです。

小説

1位 宮部みゆき「ソロモンの偽証
2位 雛倉さりえ「ジェリー・フィッシュ
3位 山下卓「ノーサイドじゃ終わらない
4位 野崎まど「know
5位 笹本稜平「遺産
6位 島田荘司「写楽 閉じた国の幻
7位 須賀しのぶ「北の舞姫 永遠の曠野 <芙蓉千里>シリーズ」
8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
9位 松家仁之「火山のふもとで
10位 辻村深月「島はぼくらと
11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
16位 藤谷治「世界でいちばん美しい
17位 神林長平「言壺
18位 中脇初枝「わたしを見つけて
19位 奥泉光「黄色い水着の謎
20位 福澤徹三「東京難民


新書

1位 森博嗣「「やりがいのある仕事」という幻想
2位 青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」 3位 梅原大吾「勝ち続ける意志力
4位 平田オリザ「わかりあえないことから
5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
6位 小阪裕司「「心の時代」にモノを売る方法
7位 渡邉十絲子「今を生きるための現代詩
8位 更科功「化石の分子生物学
9位 坂口恭平「モバイルハウス 三万円で家をつくる
10位 山崎亮「コミュニティデザインの時代


小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
2位 沢木耕太郎「キャパの十字架
3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
10位 エイドリアン・べジャン+J・ペタ―・ゼイン「流れとかたち 万物のデザインを決める新たな物理法則
11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
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13位 金原ひとみ「マザーズ
14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
15位 宮下奈都「終わらない歌
16位 朝井リョウ「何者
17位 有川浩「空飛ぶ広報室
18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
20位 相沢沙呼「ココロ・ファインダ

新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
2位 森達也「A」「A3
3位 デヴィッド・フィッシャー「スエズ運河を消せ
4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
5位 クリストファー・チャブリス+ダニエル・シモンズ「錯覚の科学
6位 卯月妙子「人間仮免中
7位 ジュディ・ダットン「理系の子
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10位 ヨリス・ライエンダイク「こうして世界は誤解する
11位 石井光太「遺体
12位 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝
13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
19位 二村ヒトシ「すべてはモテるためである
20位 平川克美「株式会社という病

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