黒夜行

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さよならドビュッシー(中山七里)

「たぶんだけど、お母さん、自分の意志でいなくなったんだって思うんです。うまく説明出来るわけじゃないんだけど、そうかなって。一旦家に戻ってからどこかに行っているみたいだし、再婚の話とかも聞いてたから。私が大学生になって、子育てとかからも解放されて、自由になりたいなんて思ったのかもしれないし。本当の理由は分からないけれど。事故だとしたら近くでそういう話が出るだろうし、事件に巻き込まれてるっていうのはどうも想像が出来なくて。お母さんが自分の意志で家を出ていったんだとしたら、その意志を尊重してあげたいかなって」
 敬叔父さんは、一つ頷くと、こう返した。
「実は私も、そんな風に考えているんだ。志保ちゃんにこんなことを言うのはまずいのかもしれないけれど、お母さんには結婚はちょっと向かなかったように私には見えた。妻とか母親っていう立場で満足出来るような人じゃなかったんだと思う。いつまでも一人の女性として生きていたいっていう風に思っていたと思う。まあそういう風に強く思うようになったのは結婚したからなのかもしれないけれどね」
 敬叔父さんは一度言葉を切り、志保の反応を確かめるかのようにこちらを見た。

「失踪シャベル 7-12」

内容に入ろうと思います。
本書は、今年度のこのミステリーがすごい大賞を受賞した新人のデビュー作です。
大富豪である祖父を持つ香月遥は、インドネシアから来た、大地震で両親を失った従姉妹・ルシアと共に年末年始を過ごしていた。共にピアノを習い、性格こそ真逆だけど似たもの同士の二人は、これまでは一年に数日しか会えなかったけれど、本当の姉妹のようだった。両親を亡くした従姉妹は、香月家に養子縁組することになり、生活を共にすることになった。
ある日、自宅の敷地内に祖父が建てた離れに、遙とルシアは泊まることになった。その夜大火事が起こり、離れは全焼した。
全身火傷を負い、顔面を初め全身の皮膚移植の末になんとか一命を取り留めた遥は、祖父が遺産の大半を自分に残してくれたことを知る。しかしそれは、ピアニストを目指すためにしか引き出されない、条件付きの遺産相続だった。遥は、指先まで皮膚移植をし、とてもではないけれどピアノなど弾けそうにない状態であるにも関わらず、音楽学校への進学を決め、リハビリを兼ねてレッスンに励むことになる。岬洋介という、まさに魔術師としか言いようのないピアニストに出会えたことも幸運だった。
しかし、ピアニストを目指す遥を狙う存在に気づく。どうやら命を狙われているらしいが、やはりそれは遺産相続に関わるものなのだろうか…。
というような話です。
いやはやホントに、ここ最近僕が読んだ新人のデビュー作はレベルの高い作品ばっかりですね。本書も、新人のデビュー作にしては相当レベルの高い作品だなと思います。
本書は、ストーリーのベースになっているのはミステリーです。最後にきちんと謎解きがあるようなタイプの話です。ただ正直に言って、ミステリ的な要素はそこまで強くはありません。ラストの謎解きで、なるほどやっぱりこれはミステリだったな、と改めて感じさせますが、終盤に至るまではかなりミステリ的な描写は少ないと言えるでしょう。それでも、ミステリの部分の話はきっちりまとまっていると思うし、伏線もきっちり配置され回収されているし、及第点には充分達しているなと感じました。
さて本書の素晴らしいのは、やはりピアノに関わる描写でしょうね。恐らく著者の得意分野なんでしょう。実際にピアノを習っていたり、音楽学校に通っていたというような経歴があるんじゃないかなと思います。じゃないと、さすがにここまで豊かな描写は出来ないだろうなと思います。
僕はクラシックやらなんやら、そういう方面はまったく知識はないし、そもそも音楽としても聞いたことはないんだけど、それでも充分面白いですね。音楽の演奏の場面の描写がイマイチよく分からなかったり、鍵盤の叩き方やら指の動かし方の描写がイメージ出来なかったりということはあるけど、それでも知識のない読者を置いてけぼりにするような描写ではないし、クラシックに興味のない人間も充分に惹きつけるような文章になっているなと思います。
何よりいいのが、岬洋介という遥のピアノ教師を引き受ける存在ですね。この男はなかなか一筋縄ではいかない経歴を持った男なんですけど、まあ具体的なことは読んでもらうとして、まさに魔術師としか言いようのない教え方をするんですね。ピアノを習ったことのない人間にもなるほどと思わせるような教え方をするし、何よりも人を鼓舞するような言葉も操ることが出来る。正直、全身火傷を負った人間がここまで短期間で驚異的に成長出来るとは思えないのだけど、それでも岬洋介という存在が何故かそれを不自然に感じさせないんですね。この男がいれば、こういう奇跡も起こすことが出来るのかもしれない、と思わせるような説得力を持っているんです。
本書は、ベースとなっているのはミステリでありながら、演出のほとんどはピアノが担っています。全身火傷を負ってからコンクールに出るまでの軌跡はなかなかに感動的で、もう少し追加のエピソードを入れれば、ミステリの要素がなくても作品として成立しそうな気がします。
さらに僕がいいと思った点は、知識のバランスがいいんですね。新人によくありがちなのは、自分の得意分野については詳しく描写をするけど、そうではない分野については貧弱な描写になってしまう、ということだけど、本書に関してはそういうことはありません。ピアノの部分の描写に劣らず、法律や経済、警察に関する描写もかなりきっちりしていると思います。
例えば本書には、捜査関係書類照会書、なんていう単語が出てきます。僕はこれまでも結構警察が出てくる小説を読んできましたけど、こんな単語たぶん見たことないと思うんです。恐らく捜査に関わる書類を提出してくれ、みたいな書類なんだろうけど、それがどんなものかはともかくとして、こういう普通知らないような知識だけをピンポイントで調べるのはなかなか難しいということです。
僕も拙いながら小説を書いたことがあるから分かるけど、自分が存在さえ知らないことについて調べることは無理です。今の例では、捜査関係書類照会書というものの存在を知っていれば、それがどういうものなのか調べることは出来るけど、捜査関係書類照会書の存在を知らなければ、刑事がそういうものを提出するという事実そのものを知ることはなかなか難しいものです。
ということは恐らくだけど、著者は警察の仕事に関して一通り調べたんだろうな、と思うんです。それは、経済とか法律とか、そういう本書に出てくるいろんな知識についても同様だろうな、と思いました。自分の知っている知識だけ異常に詳しく描写するという、初心者が陥りやすい状態を無難に回避しているので、それだけでも結構実力があるなと思いました。
ストーリーだけでなく、キャラクターもかなりいいです。特に僕が好きなのは、先程も書いた岬洋介と、遥の祖父である玄太郎と、遥の皮膚移植をした形成外科医の新条先生、この三人は素晴らしいなと思いました。
岬洋介については、これ以上書くとネタバレになってしまうので控えるけど、とにかくその生き方が素晴らしい。ありえない経歴を持ちながらも、この男ならありえるかもしれない、と思わせる雰囲気を持っています。正直僕は、岬洋介ほど熱心に生きることは出来ないので近くにいたら窮屈な感じかもしれないけど、羨ましいなとは思うだろうと思います。
玄太郎は、頑固一徹という爺ちゃんだけど、考え方がはっきりしているし、何より清々しくていい。実際こんな人間が自分の祖父だったら鬱陶しくて仕方ないだろうけど、でも反面親しみも覚えるだろうなと思うような人間です。夢や目標を持たない人間には徹底的に厳しいけど、食い扶持を自分で稼ぐならとりあえずの文句は言わないし、夢や目標を持っているのならば全力で支援するという考えはまっとうだし、頑固で偏屈でありながら、人を思いやる気持ちもきちんと持っている。序盤で死んでしまうのが残念でなりません。
新条先生も岬洋介とかなり似た人間で、とにかく甘えている人間に厳しいのだけど、新条先生の場合それが患者に向けられるので患者としてはキツイだろうなと思います。全身火傷を負ってようやく音が聞こえるようになったばかりだというのに、甘えるなみたいな厳しいことを言うし、リハビリの期間もとにかく厳しい。自分の腕には絶対の自信を持ち、見た感じ冷酷そうに思えるのだけど、しかしその冷酷そうに見せているのは何よりも患者自身のことを考えてのことだということが徐々に伝わってくる。こういう医師というのはそう多くはないような気がするけど、こういう医師に当たったらラッキーだろうなと思えますね。
こういう素晴らしい大人が周りにいたからこそ、遥はなんとか立ち直ることが出来た、なんてことも言えるかもしれません。他のキャラクターも、それほど特徴がない人物でもみな結構存在感はあったりして、キャラクター描写でもなかなか力のある作家だなと思ったりしました。
ただちょっとだけ不安な点は、この著者は別の作品を書けるだろうか、という点。選評を読む限り、前の年も別の作品で同じ賞に応募しているみたいなんで書ける作家なんでしょうけど、得意分野だろうクラシックやピアノという武器はそう何度も使えるものではないだろうと思います。その中で、丸腰で新しい小説を書けるだろうか、と思ったりはします。文章やストーリーや描写やキャラクター造形なんかはかなり手練という印象なので、あとは書くテーマをきちんと選べるかという点でしょうか。その辺りは編集者とうまいことやって欲しいなと思います。
まあそんなわけで、新人のデビュー作とは思えない、かなりレベルの高い作品だと思います。ミステリ的にはもしかしたら弱い点はあるのかもしれないけど(僕はそこまでそうは思わなかったけど、そう感じる人がいてもおかしくはないなと思います)、それだけが魅力の作品ではありません。ストーリーの展開やキャラクターの描き方なんかもかなり熟達という感じです。是非読んでみてください。

追記)amazonの評価はかなりバラつきがあります。まあ気持ちは分かりますけど、でも僕はかなり良い作品だと思います。

中山七里「さよならドビュッシー」





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Comment

[3881]

こんばんは。
また雨で嫌ですねぇ(泣)。
通りすがりさんもこの本をGETしましたか。岬洋介の存在がピカイチですよね。こんな経歴の人がいたら、凄すぎますよね(笑)。ピアニストとしても、指導者としても素晴らしいし、その上…というおまけ付きです。
途中までミステリという感じがしないまま読んでいましたが、最後は…。ずっと勘違いしたまま読んでいたのかな?と思った(=反省した?)程でした。色々感じたことはありますが、ミステリ作品ですので、何を書いてもネタバレに繋がる恐れがありますので、この辺に留めたいと思います。
今、『経済ってそういうことだったのか』を勉強のつもりで読んでいます。私自身、あまりお金に縁がない(なければないで、何とかできる、笑)生活ですので、今まで関心もありませんでしたが、初めて知ることが多く、ためになります。
では、この辺で。また寒くなりましたので、お気をつけくださいね。

[3882]

こんばんわです。
ホント、雨もですけど、気温の低さが凄いですね。
朝起きてびっくりしました。
岬洋介はマンガのキャラみたいでしたね(笑)
それでも、まあ岬洋介だったらありえるか、と思わせるだけの描写が凄いなと思いました。
僕も途中で、ミステリだってことを忘れてました。
ところどころちょろちょろ展開があるものの、基本的にピアノの話ですからね。
ミステリとしてもなかなか上出来だったんじゃないかなと思います。
「経済ってそういうことだったのか会議」は読みやすくていいですよね。
僕もお金はないならないでなんとかなるだろうと思ってるんでそこまで関心はないんですけど、
お金の仕組みを通じて社会とか歴史を見てみるというのはなかなか面白いなと思いました。
今日「天使と悪魔」を読み終わりましたけど、これは面白いですねぇ。「ダ・ヴィンチ・コード」より遥かに面白かったです!

[3883]

私のオススメは高橋由太さんの『もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ 』です。第8回このミス大賞の最終選考に残った作品で、受賞は逃しましたが、隠し玉(落選した作品の中から編集部が小説にしたいと判断した作品に贈られる宝島社賞)として発売されています。ストーリーは江戸で起きる事件をオサキというもののけに取り憑かれているいわゆるオサキモチの主人公ともののけオサキのコンビが解決していく時代劇小説です。ただ取り憑かれたと言っても仲のいい兄弟みたいなコンビですし、時代劇に不慣れな私でも読めましたので時代劇初心者向けです。500円の文庫本です。ちなみに高橋由太さんと共に第8回このミス大賞の隠し玉に選ばれた七尾与史さんの『死亡フラグが立ちました!』が7月6日発売です。こちらは580円の文庫本です。

[3884]

「オサキ江戸へ」は、最近ちょっと動きが悪くなっちゃいましたけど、発売当初はかなり売れました。イメージ的には、畠中恵の「しゃばけ」シリーズみたいな感じなのかなぁと思っていて、そういう読者に結構ウケたんではないかなと勝手に思っています。ちょっと興味はありますね。
「死亡フラグが立ちました!」はつい最近出ましたね。ちょろちょろ売れていました。タイトルが斬新だなと思いましたけど、こっちはちょっといいかな、と思っています(笑)

[3885]

お久しぶりです。中山七里さんの新作『おやすみラフマニノフ』が10月12日発売みたいです。

[3886]

ありがとうございます!
僕は文庫・新書の担当でして、書店員としては他ジャンルの新刊情報もきっちり抑えておかないといけないんでしょうけど、なかなかそんな余裕は取れないので助かりますです。

[3887]

こんにちは。今回も岬洋介が登場みたいです(笑)

[3888]

あのとんでもない経歴の男かぁ(笑)
どんな話になりますか。

[3889]

こんばんは。中山七里さんは息子さんが、音楽関係の学校に通われているようですので、さよならドビュッシーは息子さんからの情報をベースに書かれたみたいです。
ちなみに、3年くらい前のこのミス大賞でも、最終選考に残られてましたし、第8回では『さよならドビュッシー』ともう1作の合計2作が最終選考に残った実力派みたいです。

[3890]

ご自身で音楽をやってないのにあそこまで書けるって、やっぱりなかなか新人としてはレベルが高いですよね。出るべくして出てきた新人ということでしょうか。作家として生きていくことはなかなか難しいですけど、頑張って欲しいものです。

[3891]

先月発売された宝島社のムック本『別冊宝島1711 『このミステリーがすごい!』大賞STORIES』に中山七里さんの書き下ろしの新作が掲載されています。

[3892]

僕は書店員ですが、小説誌はまったく追いかけられないんですね。
小説誌で小説が読める人は凄いな、と思っておりますです。
っていうか、単行本二作目もまだ読んでないしなぁ…

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2013年ベスト

2013年の個人的ベストです。

小説

1位 宮部みゆき「ソロモンの偽証
2位 雛倉さりえ「ジェリー・フィッシュ
3位 山下卓「ノーサイドじゃ終わらない
4位 野崎まど「know
5位 笹本稜平「遺産
6位 島田荘司「写楽 閉じた国の幻
7位 須賀しのぶ「北の舞姫 永遠の曠野 <芙蓉千里>シリーズ」
8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
9位 松家仁之「火山のふもとで
10位 辻村深月「島はぼくらと
11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
16位 藤谷治「世界でいちばん美しい
17位 神林長平「言壺
18位 中脇初枝「わたしを見つけて
19位 奥泉光「黄色い水着の謎
20位 福澤徹三「東京難民


新書

1位 森博嗣「「やりがいのある仕事」という幻想
2位 青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」 3位 梅原大吾「勝ち続ける意志力
4位 平田オリザ「わかりあえないことから
5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
6位 小阪裕司「「心の時代」にモノを売る方法
7位 渡邉十絲子「今を生きるための現代詩
8位 更科功「化石の分子生物学
9位 坂口恭平「モバイルハウス 三万円で家をつくる
10位 山崎亮「コミュニティデザインの時代


小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
2位 沢木耕太郎「キャパの十字架
3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
10位 エイドリアン・べジャン+J・ペタ―・ゼイン「流れとかたち 万物のデザインを決める新たな物理法則
11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
12位 久坂部羊「神の手
13位 金原ひとみ「マザーズ
14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
15位 宮下奈都「終わらない歌
16位 朝井リョウ「何者
17位 有川浩「空飛ぶ広報室
18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
20位 相沢沙呼「ココロ・ファインダ

新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
2位 森達也「A」「A3
3位 デヴィッド・フィッシャー「スエズ運河を消せ
4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
5位 クリストファー・チャブリス+ダニエル・シモンズ「錯覚の科学
6位 卯月妙子「人間仮免中
7位 ジュディ・ダットン「理系の子
8位 笹原瑠似子「おもかげ復元師
9位 古市憲寿「絶望の国の幸福な若者たち
10位 ヨリス・ライエンダイク「こうして世界は誤解する
11位 石井光太「遺体
12位 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝
13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
19位 二村ヒトシ「すべてはモテるためである
20位 平川克美「株式会社という病

2011年ベスト

2011年の個人的ベストです
小説
1位 千早茜「からまる
2位 朝井リョウ「星やどりの声
3位 高野和明「ジェノサイド
4位 三浦しをん「舟を編む
5位 百田尚樹「錨を上げよ
6位 今村夏子「こちらあみ子
7位 辻村深月「オーダーメイド殺人クラブ
8位 笹本稜平「天空への回廊
9位 地下沢中也「預言者ピッピ1巻預言者ピッピ2巻」(コミック)
10位 原田マハ「キネマの神様
11位 有川浩「県庁おもてなし課
12位 西加奈子「円卓
13位 宮下奈都「太陽のパスタ 豆のスープ
14位 辻村深月「水底フェスタ
15位 山田深夜「ロンツーは終わらない
16位 小川洋子「人質の朗読会
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20位 大沼紀子「てのひらの父

新書
1位 「「科学的思考」のレッスン
2位 「武器としての決断思考
3位 「街場のメディア論
4位 「デフレの正体
5位 「明日のコミュニケーション
6位 「もうダマされないための「科学」講義
7位 「自分探しと楽しさについて
8位 「ゲーテの警告
9位 「メディア・バイアス
10位 「量子力学の哲学

小説以外
1位 「死のテレビ実験
2位 「ピンポンさん
3位 「数学ガール 乱択アルゴリズム
4位 「消された一家
5位 「マネーボール
6位 「バタス 刑務所の掟
7位 「ぐろぐろ
8位 「自閉症裁判
9位 「孤独と不安のレッスン
10位 「月3万円ビジネス
番外 「困ってるひと」(諸事情あって実は感想を書いてないのでランキングからは外したけど、素晴らしい作品)