黒夜行

左脇のプロフィールにある「サイト全体の索引」から読みたい記事を探して下さい。

神去なあなあ日常(三浦しをん)

「今日ってどこ集合だっけ?」口の中のカツを一旦飲み込んでから志保は聞く。
「確か毎年駐車場だろ。そういえば、車って足りんの?」
「あたしは車じゃないよ」
「知ってるよ。ベア免許持ってねぇじゃん」
「そっか、私も車で来ればよかったんだ。忘れてた」
「ま、部長がなんとかするだろ」
 土取りというのは、ガーデニングサークルの恒例の行事の一つだ。大学から車で十五分ぐらいのところにある森で土を取ってくるのだ。クヌギやコナラといった落葉樹の多いその森は、他にもいくつかの様々な条件が重なって、実に良質な腐葉土が取れる。サークルでは、育てた花を地元の花屋さんに少しだけ置かせてもらって売ったりしているので、土は良質なものであるほどいい。またサークル内には、自然の腐葉土を、それぞれの植物の生育に合った土に変える研究なんていうことをしているグループもある。だから、大量の土が必要になるのだ。三ヶ月に一回を目処に、この土取りは行われる。もちろん、地主さんの許可を得てやっていることだ。サークルで地元の花壇の整備などもボランティアで手伝っている関係で、その地主さんの許可をもらうことが出来ているのだ。

「失踪シャベル 3-7」

内容に入ろうと思います。
本書は、本屋大賞のノミネート作になっている一冊です。
設定としては、神去村という林業で成り立っている過疎の村に突然送り込まれた勇気というなの青年が、その村で一年過ごした後、そこでの生活について誰にも見せるつもりのない回想録をパソコンで書いた、という感じです。
勇気は、高校卒業後はフリーターとして適当に生きていくつもりだったのだが、高校の先生と親の意味不明な策略に乗せられて、訳も分からないまま三重県の山奥にある神去村というところに行って林業をやる羽目になった。
勇気の面倒を見てくれるヨキという男が、会うなり勇気の携帯を奪い取り電池パックを川に放り込む。仕事のキツさに、何度か脱走を試みるも、その度に失敗する。
しかし、初めはいやいやながら、どっぷりと林業に浸かってみると、次第に面白くなってきもした。確かに体力的にはキツいし、花粉やらダニやらでとんでもない目に遭うこともある。とんでもない高さの木に登らされたり、崖から落ちそうになったりと危険なこともたくさんある。しかし、山に生き山で死ぬことが当然と思っている山の男たちと日々一緒に仕事をしていると、山を手入れすることの大切さや、あるいは日々気づく山の変化なんかに次第に惹かれるようになっていくのだ。
一方で林業とは別に、神去村には様々なしきたりや行事がある。もちろんそれらも林業とは切り離せないわけだけど、よそ者である勇気には意味不明にしか映らないものばかりだ。何故か美人率の高い神去村で恋に落ちたりもする勇気の、林業初心者一年目の記録である。
という感じです。
やっぱり面白いですね、三浦しをん。特にこういう、『マイナーな職業』シリーズ(なんて名前はついてないと思うけど)はいいです。シリーズって言ったって、「仏果を得ず」の浄瑠璃(だっけ?何だっけ?)と本書の林業ぐらいだけど、でも浄瑠璃(?)と林業を小説の題材にしようなんて作家はまずいないでしょう。三浦しをんはそうやって、マイナーな世界への興味を小説というものを通じてかきたててくれるというなかなか稀有な作家だなと思います。
本書を読むと、なんか林業っていいな、って思っちゃいますもんね。
もちろん嫌な点を挙げればいくらでもあるでしょう。ゲーセンもレンタルショップも、何よりも本屋がないし(本屋がないところには住めないぞ!)、暗くなればすることがない。山の上以外では携帯が繋がらないし、同年代の人が全然いない。仕事は斜陽産業でバクチみたいなものだし、村という全員が家族みたいな近い関係も僕は苦手だ。
それでも本書を読むと、いいね林業って、神去村みたいなところに住んでもいいのかもね、なんて思ったりするわけです。
なんていうかな、僕らが普段見ていないものを見ている生活、って感じがするんですね。もちろん自然環境とかからしてまるで違うんで当然なんですけど、ちょっとした山の変化とか、目には見えない山の神様とかをきっちりと見ているし、それになんていうか、人間同士の嫌な部分をあんまり見ないようにしているみたいなところも、僕の好きな距離感だなと思いました。村特有の近さはあるんだけど、ベタベタしていないというか。東京の夏はベタベタしてて気持ち悪い厚さだけど、沖縄とかの夏はカラッとしていて清々しい暑さだ、みたいな違いでしょうか。生まれ育った環境によって価値観がまったく違うものになるのは当然だけど、そういう視点が新鮮だなと思いました。
それに、林業そのものがやっぱり面白そうなんですね。勇気が働いているところは、中村清一という広大な山を持っているオヤカタさんのところなんだけど(山を持っている人間が自ら山の管理をするのは珍しい)、昔は中村家が所有する山だけを通って、神去村のある三重県から大阪まで歩いていけたんだそうです。今でも東京ドーム256個分の山を所有しているとか。日本でも有数の大山持ちです。そんな途方もない広さの山を、もちろんいくつもの班に分かれて手分けしてではあるんだけど、自分たちの手で手入れをしているのだという実感は凄いものだろうなと思います。
山の仕事はまさに職人技のオンパレードで、特にヨキの木を切る技術は半端ないみたいです。ヨキは斧一本で(って未だに斧とか使うんですね)、正確にどんな方向にでも木を切り倒せるんです。他にも、山から木を下ろすために滑り台みたいなもの(名前忘れた)を作ったり、すいすいっと木に登ったりと、まあかっこいいですね。なんかいいなぁと思ってしまいます。
ってこうやって文章を書いてると、清一とかヨキがまるで実在の人物のような描写をしていることに気づきますね。なんていうか、こういう人がほんとにどこかにいるんじゃないかっていうくらい、登場人物が魅力的ですね。三浦しをんはキャラクターの造形がやっぱり実にうまいから、そういう部分でかなり読ませるんですね。
特に印象的だったのが、秋の終わりにやる祭りです。勇気が来た年は、48年ぶりの大祭の年だったようで、これがまたとんでもない祭りなんですね。ちょっと興味はあるけど、ちょっと勘弁してほしいという気もしなくはありません。
まあそんなわけで、実にいい小説です。これを読んで林業をやる人間が増えるかどうかは分からないけど、興味を持つ人間はかなり増えるでしょうね。是非読んでみてください。

三浦しをん「神去なあなあ日常」




関連記事

Comment

[3830]

こんばんは。今日は今さらですが職場の新年会でした。「なんで、今頃?」という気分も、美味しいお寿司で一掃されました(笑)。
やっと読む本が重なりましたね。しをんさん、なかなかおもしろい話をありがとうという想いです。また本屋大賞に推してくれた書店員さんにも感謝です。
この村のなあなあぶりが可笑しいですね。喩えお祭りで死人が出ても、責任問題など起きず「なあなあ」で終わりになりそうですよね。このいい加減さは、ある意味怖いです(笑)。
脱力系の作品ですが、そこそこに可笑しく、そこそこに感動という微妙さがしをんさんらしくて好かったです。
しをんさんの田舎は和歌山だそうで、あながち林業とも無縁ではなさそうです。しかし、こんなおもしろい物語を紡げるのはしをんさんの才能ですよね。そういえば「まほろば駅前多田便利軒」の続編が出たようですね。今度チェックしないと…。11日には重松さんの新刊が出ます。こちらは勝手にセブンネットからお知らせメールが届きました。予約しようと思いましたが、なるべく本は本屋さんで買うことに決めていますので、早々に書店に行ってみます。また、そのうち書店ウォチングを載せますね。乞うご期待と言うところですが、さてどうなるでしょう(笑)。

[3831]

お早うございます。
通りすがりさんの待機本を眺めましたら、「横道世之介」「船に乗れ!」が控えていますね。本屋大賞作品はこれで全てクリアでしょうか? 投票権があればあるで、これまた大変ですね(笑)。ですが、本音の部分では、やはり羨ましいですよ。
私は東野さんの「新参者」と時代小説っぽい作品(名前は思い出せませんが、先日通りすがりさんがお読みになり「好かった!」と書いていらっしゃった作品です)が未読です。
東野さんは新作も出ましたね。(「カッコウの卵は…」というようなタイトル)
私も図書館から借りた本や買ったまま未読という本に追われ、忙しい日々を送っています(笑)。どうして、こうも忙しいの?と半ば自嘲気味ですが、これからセッセと読むことにします。

[3832]

こんばんわです。特に何があったわけでもないんですけど、ドタバタしてたら返信が遅くなってしまいました。すいませんです。
新年会でしたか。僕のバイト先ではもうそういうのが表立ってなくなって久しいので、懐かしい響きです。寿司、いいですね!うまい寿司、食べたい!
神去村の「なあなあ」っぷりはよかったですね。林業という、100年単位で考えなくてはいけない仕事を生業としているからでしょうかね。のんびりしているというか、物事を深く考えないというか、ああいうところにいくとストレスなんてのもほとんどなさそうですね。
祭りで死んでも責任云々っていうのは、祭りに参加しようとする方からすればちょっと肩の荷が降りるかもしれませんね。だって、自分が死んだり怪我しちゃったりしたせいで、みんなが毎年楽しみにしてる祭りが中断しちゃったりしたら責任感じますもんね。そういう、一生懸命楽しむための「なあなあ」というのもあるのかもしれません。
ホントに、三浦しをんにしか書けないだろう、という作品をきちんと生み出してくれるのがいいですね。「神去なあなあ日常」も、三浦しをん以外の作家にはなかなか書くのは難しいでしょう。一人、中場利一という作家だったらもしかしたら、なんて思ったりしますけど。
重松清は相変わらずのハイペースですね。どうやって作品を生み出しているのか知りたいものです。ただ残念ながら、緩やかにではありますけど、重松清の文庫が売れなくなってきています。どうしてかはわかりません。出版社がつける棚のランクが各社どれも落ちているので、全国的な傾向なんだと思います。いい作品なのに売れないというのは、書店員が常に抱えているジレンマですけどね。
「横道世之介」と「船に乗れ!」でコンプリートです。ちゃちゃっと読んで投票しないとですね。しかしどれにするべきか難しいものがあります。ドラさんの読んでない「天地明察」は結構有力かなぁと思っていたりしますけど。
東野圭吾の新刊は売れてますね。僕は基本的に、売れてる本にはあんまり触手が伸びない天邪鬼なんで、落ち着いた頃に読もうと思います。全然関係ないですけど、映画の「ゴールデンスランバー」を見に行きましたけど、メチャクチャ面白かったですよ。
僕はここ最近、二週間ぐらいで2万ぐらい本に使っています。買いすぎですね、ホント。かつてないくらい待機本が増えています。ホントバリバリ読んでいかないと思っています。ドラさんもなんとか時間を見つけて頑張ってくださいね!大分寒いんで、体調には気をつけて!

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

Trackback

http://blacknightgo.blog.fc2.com/tb.php/1652-f68cd7ad

神去なあなあ日常<三浦しおん>-本:2010-25-

神去なあなあ日常クチコミを見る# 出版社# ISBN-10評価:88点高校卒業と同時に、人里離れた林業の村に研修生としていきなり放り込まれた平野勇気、18歳。携帯電話も通じない、山以外は何もない村の中で、否応なしに山に登り木を切り出...

 | ホーム | 

プロフィール

通りすがり

Author:通りすがり
災害エバノ(災害時に役立ちそうな情報をまとめたサイト)

サイト全体の索引
--------------------------
著者名で記事を分けています

あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行~わ行

乃木坂46関係の記事をまとめました
(「Nogizaka Journal」様に記事を掲載させていただいています)

本の感想以外の文章の索引(映画の感想もここにあります)

この本は、こんな人に読んで欲しい!!part1
この本は、こんな人に読んで欲しい!!part2

BL作品の感想をまとめました

管理人自身が選ぶ良記事リスト

アクセス数ランキングトップ50

TOEICの勉強を一切せずに、7ヶ月で485点から710点に上げた勉強法

一年間の勉強で、宅建・簿記2級を含む8つの資格に合格する勉強法

国語の授業が嫌いで仕方なかった僕が考える、「本の読み方・本屋の使い方」

2014の短歌まとめ



------------------------

本をたくさん読みます。
映画もたまに見ます。
短歌をやってた時期もあります。
資格を取りまくったこともあります。
英語を勉強してます。













下のバナーをクリックしていただけると、ブログのランキングが上がるっぽいです。気が向いた方、ご協力お願いします。
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

アフィリエイトです

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
本・雑誌
7位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
和書
6位
アクセスランキングを見る>>

アフィリエイトです

サイト内検索 作家名・作品名等を入れてみてくださいな

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

カウンター

2013年ベスト

2013年の個人的ベストです。

小説

1位 宮部みゆき「ソロモンの偽証
2位 雛倉さりえ「ジェリー・フィッシュ
3位 山下卓「ノーサイドじゃ終わらない
4位 野崎まど「know
5位 笹本稜平「遺産
6位 島田荘司「写楽 閉じた国の幻
7位 須賀しのぶ「北の舞姫 永遠の曠野 <芙蓉千里>シリーズ」
8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
9位 松家仁之「火山のふもとで
10位 辻村深月「島はぼくらと
11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
16位 藤谷治「世界でいちばん美しい
17位 神林長平「言壺
18位 中脇初枝「わたしを見つけて
19位 奥泉光「黄色い水着の謎
20位 福澤徹三「東京難民


新書

1位 森博嗣「「やりがいのある仕事」という幻想
2位 青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」 3位 梅原大吾「勝ち続ける意志力
4位 平田オリザ「わかりあえないことから
5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
6位 小阪裕司「「心の時代」にモノを売る方法
7位 渡邉十絲子「今を生きるための現代詩
8位 更科功「化石の分子生物学
9位 坂口恭平「モバイルハウス 三万円で家をつくる
10位 山崎亮「コミュニティデザインの時代


小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
2位 沢木耕太郎「キャパの十字架
3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
10位 エイドリアン・べジャン+J・ペタ―・ゼイン「流れとかたち 万物のデザインを決める新たな物理法則
11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
12位 久坂部羊「神の手
13位 金原ひとみ「マザーズ
14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
15位 宮下奈都「終わらない歌
16位 朝井リョウ「何者
17位 有川浩「空飛ぶ広報室
18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
20位 相沢沙呼「ココロ・ファインダ

新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
2位 森達也「A」「A3
3位 デヴィッド・フィッシャー「スエズ運河を消せ
4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
5位 クリストファー・チャブリス+ダニエル・シモンズ「錯覚の科学
6位 卯月妙子「人間仮免中
7位 ジュディ・ダットン「理系の子
8位 笹原瑠似子「おもかげ復元師
9位 古市憲寿「絶望の国の幸福な若者たち
10位 ヨリス・ライエンダイク「こうして世界は誤解する
11位 石井光太「遺体
12位 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝
13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
19位 二村ヒトシ「すべてはモテるためである
20位 平川克美「株式会社という病

2011年ベスト

2011年の個人的ベストです
小説
1位 千早茜「からまる
2位 朝井リョウ「星やどりの声
3位 高野和明「ジェノサイド
4位 三浦しをん「舟を編む
5位 百田尚樹「錨を上げよ
6位 今村夏子「こちらあみ子
7位 辻村深月「オーダーメイド殺人クラブ
8位 笹本稜平「天空への回廊
9位 地下沢中也「預言者ピッピ1巻預言者ピッピ2巻」(コミック)
10位 原田マハ「キネマの神様
11位 有川浩「県庁おもてなし課
12位 西加奈子「円卓
13位 宮下奈都「太陽のパスタ 豆のスープ
14位 辻村深月「水底フェスタ
15位 山田深夜「ロンツーは終わらない
16位 小川洋子「人質の朗読会
17位 長澤樹「消失グラデーション
18位 飛鳥井千砂「アシンメトリー
19位 松崎有理「あがり
20位 大沼紀子「てのひらの父

新書
1位 「「科学的思考」のレッスン
2位 「武器としての決断思考
3位 「街場のメディア論
4位 「デフレの正体
5位 「明日のコミュニケーション
6位 「もうダマされないための「科学」講義
7位 「自分探しと楽しさについて
8位 「ゲーテの警告
9位 「メディア・バイアス
10位 「量子力学の哲学

小説以外
1位 「死のテレビ実験
2位 「ピンポンさん
3位 「数学ガール 乱択アルゴリズム
4位 「消された一家
5位 「マネーボール
6位 「バタス 刑務所の掟
7位 「ぐろぐろ
8位 「自閉症裁判
9位 「孤独と不安のレッスン
10位 「月3万円ビジネス
番外 「困ってるひと」(諸事情あって実は感想を書いてないのでランキングからは外したけど、素晴らしい作品)