黒夜行

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夜の光(坂木司)

書店の話と直接関係があるわけではないんだけど、昔から考えていたことがあります。
僕のブログを読んでくれる人は分かると思うけど、僕は本の評価をする時に、数字や星の数で点数みたいなものをつけたりはしないんですね。
何でかって言うと、僕がどんな文章を書いたとしても、その数字や星の数の印象によって評価が決まってしまうと思うからなんです。
もしこんな実験をやってみたらどんな結果になるんだろう、と考えることがよくあります。
二つのグループを用意します。それぞれのグループには、ある作品(小説でも映画でも音楽でも何でもいいんだけど)についての感想の文章が配られます。二つのグループが読む文章はまったく同じ内容のものです。ただ、一方のグループの文章には5段階評価で2を、もう一方のグループには5段階評価で4という数字をつけるとします。
それぞれのグループに、その感想を読んでその作品を読んでみたくなったかどうか聞いた時、どういう結果になるでしょうか?
僕の予想ですけど、評価が2の方の文章を読んだグループは、評価が4の方の文章を読んだグループよりも、その作品を読みたいと思う人が少ないんじゃないかな、と思うんです。まったく同じ文章を読んでも、その文章につけられた数字によって評価が左右されてしまうんじゃないかな、と思うんです。まああくまでも僕の予想ですけど。
これはよくamazonのサイトを見ている時に考えますね。amazonではレビューを投稿する際に評価に応じて星の数を決めるんですけど、たぶんamazonの評価を見て本を買うような人は、文章とか読んでなくて、星の数ぐらいしか見てないんだろうな、と。
もし僕のブログに、作品の評価を数字や星の数で表現していたとしたら、ただでさえ長くてつまらない僕の文章を読んでくれる人はさらに減ってしまうでしょう。それは僕としては不本意なので、そういう分かりやすい評価はつけないようにしています。
最近はホント、そういう『分かりやすい評価』によって本が売れていく傾向があります。何かのランキングで1位になった、テレビで紹介された、売り上げのランキングで1位になった、みたいな感じです。もちろん昔からそういう傾向はあったでしょうけど、最近は特に酷くなってるなという感じがします。
もちろん、気持ちは分からないではありません。昔に比べたら、出版される本の数がとんでもなく増えています。その中から、自分が面白いと思える作品を何の指針もないままに選ぶというのは相当に難しいことだと思います。僕みたいに、外れを引いても仕方ないから積極的に面白そうな本を探す、みたいな人間は少数派でしょう。大抵の人は、面白くない本は買いたくない、と思っているはずで、だからこそそういう『分かりやすい評価』によって本を選ぶことになるんです。
でも正直なところ、そういう『分かりやすい評価』の与えられた作品というのは、8割ぐらいが面白くない作品なんですね。世間的に売れている本というのは、誰が読んでもそこそこな作品だからこそ売れるわけで、飛びぬけて面白いわけでもないし、メディアで紹介される作品というのは、出版社やなんやらのいろんな思惑によって決まっていることが多いんで、実際の面白さとはかけ離れています。ランキング本で1位になったりする作品も、大抵はマニアックな人間たちが決めたランキングであることが多いんで、マニアックではない人たちが読むとちょっとついていけない作品だったり、ということになります。
じゃあ何を基準に本を選べばいいんだ、と言われると困ってしまうんですけどね。僕のいる店に来てもらえれば、僕が個人的に推している作品なんかがたくさん置いてあるんで、新しい選択肢をいろいろ知ることは出来ると思うんだけど。
出版点数が膨大になったからこそ、本はかつて以上に知識がないと選べないものになってしまいました。だからこそ、書店の役割もそこにあるべきだ、と思うんですね。売れているから、出版社から送られてきたから、売らないといけない本だから、メディアで紹介されたから。そんな理由ばっかりで店に置く本を決めていたら、書店としての役割が果たされなくなってしまうと思うんです。地図やコンパスを持たずに大海に放り出されてしまった人を助けるような気持で書店の仕事が出来たらな、と思います。
そろそろ内容に入ろうと思います。
本書は5つの短編が収録された連作短編集です。
大雑把な設定だけ先に書きます。
舞台はとある高校の天文部。部員はたったの4人で、顧問の田代先生も緩ければ、活動内容も緩いというやる気のない文化部です。
でも、そんな四人は、観測会だけは定期的に開いていた。みな星に興味があるというわけでもないのに、泊りこみの観測会には熱心だ。
夜だけ仲間になれる関係。
四人はそれぞれ自分のことをスパイだと思っている。スパイとしての目的はそれぞれだけど、皆最前線で必死になって闘っているのだ…。

「季節外れの光」
ジョーは正統派美人の女の子。口数は少ないしとっつきにくそうに見えるけど、冷たいわけじゃない。
彼女は、家族の元から逃げ出すために、日々スパイ活動に邁進している。女の子は結婚しさえすれば幸せだ、と思っている両親の攻撃を巧みにかわし、勉強の時間を奪っていく意味のない誘いを華麗にスルーしていく。ジョーは最前線で常に気を張ってスパイ活動をしている。
天文部の他のメンバーが、入部希望者を部室で待ってる時にホタルを見たという。しかし時期がおかしい。観測会の夜にその光がなんなのか調べてみることにしたのだが…。

「スペシャル」
ゲージは子供の頃からうるさい子供だった。子供の内はよかったけど、次第に年の割に落ち着きがない、という評価になっていった。
そこでゲージは考えた。日本一有名な大泥棒をモチーフに、軽薄で無邪気だけど子供っぽくない大人というキャラクターを作りだし、それを演じよう。それがゲージのスパイ活動の最前線だ。そんな中天文部のメンバーと出会い、彼らと夜会うことがミッションの加わった。
夏合宿に行った先で、ピザ屋で働いている天文部のメンバーがちょっとした謎を持ってきた。おかしなピザの頼み方をする客が二人いるというのだ。一人は毎回具が一種類の超シンプルなピザを頼む客。配達に行くと、外着のままドアの外で待っているのだ。もう一人は、最大で8種類というありえないトッピングをしてくる客。どうしてそんな変な注文をするのだろうか?

「片道切符のハニー」
ギィはギャル風のファッションに身を包み、周囲を威嚇しながら、オッフェンシブにスパイ活動を行っている。
彼女のミッションは、家を出ること。暴力的な父親とそんな父親を止めようとしない母親を見限って、自活への準備を着々と進めている。見た目はギャル風だけど、実はかなりしっかりした女の子。
学園祭でジョーが手芸部で気に行った財布を買おうとしたのだけど、売り子の女の子に拒絶された、という話を聞く。ジョーはその女の子とは完全に初対面だったのだけど、一体何が問題だったのだろう?

「化石と爆弾」
ブッチは農家の仕事に精を出しながら、野菜という名の爆弾を常に運び続けるスパイだ。ブッチも、前時代的な発想の家族を振り切るために、日々スパイ活動に邁進している。農作業のためにとんでもなくガタイのいい体格をしているけど、実にいい奴。野菜は食べないけどブロッコリーだけは食べる。
ちょっと変わった感じの恰好をした女子生徒が、何かの生き物を抱えて焼却炉を探している、という話が出る。ギィとゲージが目撃したらしい。その女の子は一体何をしてるんだ?

「それだけのこと」
大学に入学し、無事ミッションを終了させたジョーは、久しぶりに天文部のメンバーから連絡をもらった。キャンプをするらしい。それぞれの形でスパイ活動に終止符を打った面々が集まり、依然と変わらない観測会の雰囲気のまま一夜を過ごす。
実はジョーのスパイ活動はまだ終わっていない。最前線からようやく抜け出せた、というだけだ。しかしそれでも、ここに辿りつけただけでもよかった。

というような感じです。
読み始めた時は、ちょっと微妙かな、と思ったんですけど、なかなかいい作品でした。
本書は坂木司の作品らしく、日常の謎系の物語になっていますけど、設定がなかなか面白いんですね。主人公である天文部のメンバーが皆、自分のことをスパイだと思っている、ということです。お互いにそれを明かしたことはないんで、個々人がそれぞれそう思っている、という感じなんだけど、まずその設定がいいですね。
スパイと言っても、その活動の目的は本物のスパイから比べれば些細なものです。でも、彼らは自分の人生を生き抜くために必死です。個々人がそれぞれ持っている個人的な事情が、彼らをスパイ活動へと駆り立てます。そうしなければ生きていけない、という切実さが、彼らの窮屈な生き方に現れています。
そんな窮屈な生き方を強いられている彼らが、唯一安心できる場が天文部なんですね。それぞれが超個人主義で、群れたりつるんだりすることがまったくない、集まっていても何もなければ特に会話が発生しないような、そんなクールなメンバーだけど、そこに日常の謎というスパイスが加わることで彼らの関係がより進展していきます。
僕も高校ぐらいまでは、実家にいることが苦痛で苦痛で仕方なかったし、スパイ活動と言えば確かに僕もそれに近いことをやっていたので(親のことが嫌いだということを親に気づかれないようにして、速やかに実家とおさらばする、というミッション)、彼らに親近感が湧きました。今の高校生が本書を読んでどう感じるか分からないけど(少なくともケータイ小説を読んでリアルだなんて言ってる高校生がいるわけで、そういう人たちには期待は出来ないんですけど)、僕は若い人のことをうまく描いているなぁと感じました。
日常の謎の部分については、まあさほど可もなく不可もなくという感じでしょうか。特別いいわけでも、凄く悪いというわけでもない感じです。日常の謎的な部分については、やっぱり「青空の卵」から始まるシリーズの方が秀逸かな。でも本書はキャラクターがなかなかいいので、そういう部分で結構読まされるのではないかなと思います。
あと本書のもう一つの魅力を挙げれば、料理ですね。「青空の卵」から始まるシリーズでもそうでしたけど、坂木司は料理を描くのがうまいんですね。どのシーンも旨そうです。たぶん著者自身も料理をするんでしょうね。最後の方に出てきた闇鍋みたいな鍋は、ちょっと食べてみたい。ホントにうまいのかなぁ。
ミステリとしての出来はさほどでもないですけど、青春小説として読めばかなり楽しめる作品ではないかなと思います。是非読んでみてください。

追記)amazonでの評価は結構低いんだよなぁ。相変わらず、僕の評価とamazonでの評価が合わないことが多いなぁ。

坂木司「夜の光」




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Comment

[3789]

自分の場合は、黒夜行さんと逆の思想で、星評価をしてますね。あとから自分の読書記録を振り返ったときに、それぞれの本をどれくらい面白いと思ったかをわかりやすくしておきたいのと、人が見た場合に、どういう本がブログ主は好きなのか、読書傾向がわかりやすいと思ったためです。
本に対する感じ方だけでなく、そういうことに対する考え方の違いも人それぞれで面白いなと思いました。

[3790]

僕はブログとは別に、Wordのファイルに読んだ本のリストみたいなのを作ってるんです。
そっちでは、4段階ぐらいで簡単な評価をつけています。
人に見せるものでなければいいかな、と思っているんですね。
確かに、星の評価をつけるかどうか、ということでさえいろんな考え方があるものですね。
僕も面白いなと思います。
でも最近思うのは、情報が分かり易すぎる形で提供されているな、という印象です。
整理されている分かりやすさならいいんですけど、簡略化されている分かりやすさは、考える力を奪うんで危険かなとか勝手に思っています。
まあ僕も、書店の仕事でamazonのレビューとか見たりするんで、そういう分かりやすさの恩恵を受けていたりするんですけどね。

[3791]

こんにちは。お元気でしたか?
作品の評価は一長一短ありますよね。私の場合、全く自分用ですので★を勝手につけて楽しめばよいのですが、ブログで発信することを考えると、ちょっと客観性や公共性(というと大げさですね、笑)まで気になりますよね。
この『黒夜行』にアクセスされた方が、通りすがりさんの評価を見て、「この本は止めて、こっちを読もう」と考える可能性は高いでしょう。そうなると、他人の読書にそこまで介入したくない、と考えるのが普通でしょうね。
ただ、この『黒夜行』の特徴をしっかり理解した方なら、通りすがりさんが低い評価を下した作品だから、自分的には合うかも…と考えるかも知れません。こちらは通りすがりさんの好みを充分知り尽くした方限定ですが(笑)。
世の中、素直な方ばかりでできているわけではありませんので、始めに書いた意見とは矛盾しますが、まぁどちらもアリかな、とも思います。
amazonnやセブンアンドワイのレビューは、★マークで評価していますが、普通に考えると、その作品を読んで感動した、あるいは好かったので他の人にも勧めたい、という動機で書き込む方が多いと思います。ですので、この本はつまらなかった、とか読んで損した、という意見を持った人は投稿しないのでは…と思います。必然的に★の数は多くなるはずです。映画などのレビューは、かなり辛辣な感想や評価がありますが、小説に限るとそういうのは殆ど見かけませんね(笑)。
ところで、この『夜の光』ですが、私の評価はかなり低いですよ(笑)。天文クラブという地味な部活で、登場人物も今ひとつパッとしなかったように記憶しています。だからダメというわけではありませんが、引きこもりの場として天文クラブがあるようで、天文をやるならもっとキラキラ輝いてくれないと…とオバサン的には期待外れでした(泣)。まぁ勝手に期待した方がいけないことは十分承知しています。クラブに避難するだけでなく、何か一歩踏み出して欲しかったですね(笑)。
また話が変わりますが、『製鉄天使』(桜庭一樹)を読みました。『赤朽葉家の伝説』のサイドストーリーという感じでした。後に漫画家になった長女の中学、高校時代の話です。彼女の家は製鉄工場を経営していましたので、その関係の話もあります。そんなに強くお薦めというわけではありませんが、時間がありましたらどうぞ。
本屋大賞の候補作品のエントリーが始まったのでしょうか? 今年は文芸作品の当たり年らしいので楽しみです。
では、この辺で。

[3792]

こんばんわです。
結局小説の評価っていうのは難しいんですよね。
映画とかでもそうですけど、小説の場合でも、文章とかキャラクターとかストーリーとか雰囲気とか、そういういろんな要素が絡んでくる。人によって、文章を重視するとかキャラクターを重視するとかいう人は様々だから、本当に作品の評価を誰かに伝えたいということであれば、要素毎に星の評価をしないといけないのかな、とか考えてしまいます。
実際そんなめんどくさいことはしないわけですけど、それが出来ないからこそ、やっぱり星の評価は止めておこう、みたいな感じにもなります。
まあ人それぞれでしょうけどね。
amazonなんかの評価では、薦めたいと思う人が書くから星が多くなる、ということですけど、たぶんそうでもないでしょう。
amazonなんかでレビューを書く人は大きく三つに分類できると思うんです。
①素晴らしかったから薦めたい、という人
②つまらなかったから警告したい、という人
③ブログ代わりに使っている人(たぶん自分がレビューを書いた本を一覧にする、みたいな機能があるんだと思います)。
最近は③の人も結構増えてきているだろうから、
それなりに一般的な評価に近づくんじゃないかなと思っています。
たぶんこの「夜の光」ですけど、正直なところ結構若い世代の感覚がないとなかなか受け入れられないかもです。
僕は本書のような若者たちの存在を、割とリアルに感じられるんですね。
天文部というのは、あの四人が集うための一つの記号であって、天文部という部活動自体に意味はない、というのも普通に受け入れられます。
僕もなんだかんだで現実を生きていくのにあっぷあっぷしていたような人間だったんで、
結構面白い作品だなと思いました。
「製鉄天使」はちょっと興味はあるんですけど、どうなんだろうなぁ。
そもそも、世間的に「赤朽葉家の伝説」は相当評価が高いですけど、僕はそれほどでもないなって感じだったんです。
古本屋とかで見つけた時に興味があったら買ってみます。
本屋大賞の一次投票は始っていますよ。
確か1月のいつだかぐらいまでだったかな。
正直なところ、何を推していいんだかさっぱり分からないんですね。
本屋大賞の趣旨として、売れてる作家はもういいだろう、というのがあるんで、
村上春樹とか東野圭吾とかは外すことになるし、それ以外の割と名前が売れている作家も外すしかない。
そうなると、何がいいんだろうなぁ、って。
まあまだ時間があるんでいろいろ読んでみようと思います。

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5位 笹本稜平「遺産
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7位 須賀しのぶ「北の舞姫 永遠の曠野 <芙蓉千里>シリーズ」
8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
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11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
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2位 青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」 3位 梅原大吾「勝ち続ける意志力
4位 平田オリザ「わかりあえないことから
5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
6位 小阪裕司「「心の時代」にモノを売る方法
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7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
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12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
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コミック

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2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
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13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
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