黒夜行

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先を読む頭脳(羽生善治+伊藤毅志+松原仁)

本当に書くことがなくて困ったものですが、今回は朝と夜で客層が違う、という話を書こうと思います。
僕は文庫と新書の担当をしているんですけど、普段コミックの売上を抜くことを目標にしています。今まで抜いたことはないんですけど。まあそんなわけで、文庫とコミックの売上については一日の中でしょっちゅう確認することになります。
その売上のデータを見る中で気づいたことがあります。
一日単位で見ても大抵文庫の売上はコミックの売上に負けてしまうんですけど、時間帯によって売れ方がまったく違うんです。
僕は平日は昼の15時からバイトなのでその時間にまず売上をチェックするんですけど、大体その時点で文庫は一日の売上の30~40%ぐらいであるのに対して、コミックは15~20%ということが結構あります。コミックの売れ筋の新刊が出た時なんかはまた違ってきますけど、そうではない普通の日は割とそういう感じです。
夕方18時ぐらいだとこれが、文庫は50%ぐらい、コミックは40%ぐらい、という感じなんです。
でもコミックはここから追い上げるんですね。それで、最終的に文庫の売上を抜く、というのは平均的な日の売上の推移という感じになります。
これをそのまま解釈すればこうなるでしょうか。午前中から夕方に掛けて売上が伸びる文庫は、主婦やお年寄りなんかが中心で、夕方から夜に掛けて売上が伸びるコミックはサラリーマンが中心、という感じでしょうか。
他のジャンルについてはそこまで時間帯別にチェックしているわけではないんですけど、きちんとチェックすれば何らかの傾向が見えてくることでしょう。
また、土曜日はまた違った売れ方をするんです。土曜日は僕は朝番で朝9時からいるんですけど、文庫は夕方18時くらいまでにその日の売上の70%近く売ってしまうんですね。コミックの場合は大体40%ぐらいでしょうか。土曜日に関して言えば、文庫は夕方までに異常に売れる、という傾向があります。土曜日の昼に買い物をして夜は予定があるという人が多いんだろうか、とも思うんですけど、それだとコミックが相変わらず夜売れるというのに当てはまらないですしね。よくわかりません。
先ほど、文庫は主婦やお年寄りに、コミックはサラリーマンに照準が合っているのかもしれない、ということを書いたけど、逆に考えれば、文庫はサラリーマン向けの品ぞろえが出来ていなくて、コミックは主婦やお年寄り向けの品ぞろえが出来ていないという解釈もできるかもしれません。その辺りのことをいろいろと実験して検証していかないといけないんですけど、なかなか難しいなと思っています。
ただ文庫が主婦に照準が合っているというのはかなり当たっているかもしれません。というのも、前にどこかで書きましたけど、入口に置いてある台に子育て本を置いていまして、それが相当売れています。また同じ台に健康やら老後の本なんかも置いているんですけど、これも売れます。逆に、サラリーマン向けの売場というのはあんまり確立されていないかもしれません。新書の売場が基本的にサラリーマン向けに作られていますけど、文庫ではまだまだうまく対応できていないかもしれません。
店によって客層は相当違うことでしょう。他の店がこうしているから、他の店でこれが売れているから、という判断は当然しますが、それだけではやっぱりうまくいかないものです。自店の客層を把握して、いかにそれに合わせていくか。自店の客層が分からなければ、それが判断できるような実験的な売り場作りをしていろいろ試さないといけません。僕はいろいろと失敗ばかりしているんですけど、それでもその失敗からも、なるほどこういう客層はウチにはいないのか、という判断をするようにしています。
なかなか時間がなくて、日々の仕事に追われるだけで、そういう客層をきちんと読むということにそんなに時間を使えていません。もう少し頑張らないといけないですね。
そろそろ内容に入ろうと思います。
本書は、日本が誇る天才棋士・羽生善治と、認知科学や人工知能の研究者二人が協力をし、将棋という複雑なゲームにおいて棋士がどのような判断をしているのか、その秘密に迫ろうとする作品です。
構成としては、まず羽生善治の語りがあります。過去のいろんなインタビューなんかを再構成した文章のようです。話は多岐に渡り、小中学生時代自分がどういう風に将棋を勉強してきたのか、対局中何を考えているのか、将棋とはどんなゲームなのか、スランプになったらどうするのか、棋士それぞれの特徴的な棋風など、将棋や自らの思考に関わる様々な話をします。
その羽生の話をいくつかの章に区切り、その区切りごとに研究者二人の解説が入ります。その解説では、認知科学の観点から見た羽生善治の勉強法・思考法の評価や、棋士の驚くべき記憶力についての実験、また将棋ソフトのこれまでの開発に至る歴史など、こちらも様々なことについて触れています。
羽生氏の話は、とにかくすごく分かりやすいですね。俗に天才と言われるような人は、自分がどのようにやっているのか、何を考えているのかというのを説明するのが下手だというイメージがあります。野球の長嶋さんみたいなものですね。すべてが感覚的なもので、それを言葉に置き換えられない。それが天才の天才たる所以みたいなところはあるのではないかと思います。
でも羽生氏は違います。自分がどのように思考しているのか、何を考えているのかということを、将棋を知らない人にも分かりやすく説明をしています。もちろん、将棋の深い話(振り飛車がどうのというような話)はよく分かりませんが、そうではない部分については本当に分かりやすいです。認知科学の分野では、自分の行動や思考を自分の言葉で説明することを「自己説明」と呼ぶそうですが、羽生氏はこの自己説明の能力が著しく高いと研究者も解説で書いています。
記憶力についても棋士はとんでもないものを持っています。研究者は羽生氏に対してこんな実験をしています。プロ棋士の対局の棋譜を用意し、盤に並んだ駒(手持ちの駒を含む)の内半分以上を伏せた図を三秒間だけ見せます。その後、伏せられた駒が実際どうなっているのかを推理するというものです。
羽生氏はこの問題をいとも簡単に解いたとのこと。これを研究者は「絶対将棋観」と呼んでいます。絶対音感みたいなものですね。絶対音感の場合、何か音を聞いた場合、それがどの音階なのかが分かるわけですが、絶対将棋観の場合、棋譜の一部を見ることで、その棋譜全体がどうなっているべきなのかが判断できるわけです。
記憶実験についてはもう一つ驚くべきものがあります。
初級者・中級者・羽生氏の三者に同じ棋譜を見てもらい、その棋譜を覚えるのに掛かった時間を計る、というものです。またアイカメラという、視点がどのように動いたかということが測定できるカメラをつけてもらうということもしています。
羽生氏が短い時間で棋譜を覚えたのは当然ですが、凄いのはその視線の動きです。初級者が盤のほぼ全面を何度も行き来するように見ているのに対し、羽生氏は盤のほんの一部を見ているだけです。それで記憶が出来るわけです。
ただその後の研究者の説明で少しだけ納得しました。例えばですけど、自分の部屋に帰ってきた時、いつもと少し違っていたら、その違っている部分がどこか分からなくても、何かおかしいという感覚は割と分かりますよね。それは、変化がある部分を注視しているわけではないんだけど頭の中では認識できている。
羽生氏にとって将棋の棋譜というのは、僕らが普段見ている部屋と同じく見慣れたものなわけです。だからこそ驚異的な記憶力を発揮できる。
これを証明するために、こんな実験をしています。将棋の初期状態から、ルールには反しないという条件で適当に駒を動かすとしましょう。そうして何手か経った盤を用意します。つまり、プロの棋譜ではない棋譜を覚えてもらおうというわけです。すると初級者も中級者も羽生氏も記憶できるレベルには差がありませんでした。何でも記憶出来るわけではなく、プロ棋士だったらこう打つはずという前提で成立している棋譜ではないと記憶できないわけです。
また、ある棋譜を見せた瞬間、たった三秒で「これは2二歩を打つしかない」と即答するわけです。その棋譜は本書に載っていますが、僕ならどういう状況になっているのかを把握するだけで1分は掛かるでしょう。それで把握した後も、何で2二歩しかないのか、という点が理解できないでしょう。まあそれは将棋の知識の差ですけど、一瞬見ただけで次の一手を理解することが出来るというのは本当に凄いなと思いました。
将棋に対する考え方についてもいろいろと面白いことを書いています。
まず斬新だなと思ったのは、将棋には指すことでマイナスになる手があまりにも多い、ということです。一手差すことでプラスになるような局面はほとんどないそうで、マイナスの手の中でいかに最善手を探すかということになるんだそうです。動かせばプラスになる手を探すのではなく、動かしたらマイナスになるのだけどその中でどれがいいのかを考える、という発想はなかなか凄いなと思いました。
また将棋というのは、終盤になればほとんど読み切れるゲームらしいですが、序中盤はそうはいかないようです。ではその状態でいかに打つか。それは、自分は選択の幅をたくさん残しながら、相手の手は限定されるように指していくんだそうです。言われてみれば当たり前なのかもしれないけど、なるほど序中盤はそんな風に考えているのか、と思いました。
また試合についてのスタンスもこんな風に書いています。例えば対戦相手の特異な戦法というのがあるとして、羽生氏はそれを避けるようなことはしないと言っています。プロ棋士の世界は狭くて、普段対局する相手はかなり限られる。その中で、じゃあその一局は相手の得意な戦法は避けるとして、じゃあ次も避けるのか、ということになるとあまり意味がない、と。
また、新しい戦法というのは、どうしても実戦で一度試して負けてからでないと身につかない、とも書いています。だから、その一局の勝敗にこだわらず、対局的な視点で判断しているというような話でした。
そういうような羽生氏の考え方がたくさん描かれ、かつそうした羽生氏の思考を科学的に検証した文章が描かれて行きます。なかなかこういった、天才を科学的に解明するという本は多くはないような気がするのでなかなか面白かったです。何にせよ、僕は棋士にはなれないことは明白ですね。羽生氏は、何よりも考え続けることが出来る集中力が大事だ、というようなことを書いています。僕は考え続けるのが苦手なんですよね。すぐ飽きちゃう。パズルとかクイズとかでも、すぐ答えを見ちゃうようなタイプです。数学とか物理は好きだったけど、やっぱりすぐに答えを見ちゃう。とにかく答えを知りたいんですね。自分で考えられればもっといいんだろうけど、それを諦めちゃう。まず棋士にはなれないでしょう。
まあそんなわけで、将棋に興味のない人でも楽しめる本ではないかなと思います。天才の語ることというのは大抵凡人には理解できないことが多いけど、羽生氏の話は実に分かりやすいと思います。読んでも天才にはなれないだろうけど、思考力を高める参考になったりはするかもしれません。読んでみてください。

羽生善治+伊藤毅志+松原仁「先を読む頭脳」



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Comment

[3675]

4万貰ってSΕΧしてきた!!
生マ☆コぐちゅぐちゅで、暖かくて最高やったわ(笑)
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[3676]

ちょっと待って下さい。
読書のペースが物凄くお早いですね!?
サイドバーにあるあれだけを抱えてらっしゃるんですか……。
一冊の文庫本をどれくらいで読まれるんですか?

[3677]

こんばんは。
連休中は読書三昧のようでしたが、ちゃんと食べていましたか? そちらの方が心配になりました(笑)。食は基本ですので、きちんと食べましょうね。
大崎さんの『聖の青春』以来将棋関係の本が増えましたね。頭を使うものは苦手ですので、なかなか手が出ません(泣)。
城山さんの作品は読み応えがありそうですね。政治家って曲者、という思い込みが強いので、彼の政治家もの、経済(企業)ものには縁がありませんでした。『そうか、もう君はいないのか』は読みましたよ。江藤淳さんの『妻へ』(というタイトルだったような?)に似た雰囲気でした。ドラマにもなったようですね。城山さんの役が田村亮さん、妻の役は…(忘れました、泣)
山田詠美さんの『学問』はお薦めですよ。幼なじみの男女の小学生時代から高校生までを描いていますが、読み終えた後、あぁ、これは長い長い恋愛小説だったんだ、と気づきました(笑)。
北村さんの『スキップ』も好かったです。タイムスリップの話ですが、高校生から25年飛んでいきなり42歳の高校の国語教師に、という設定です。
続けて『鷺と雪』、これは直木賞の作品ですが、ベッキーさんシリーズの最終版です。北村さんは巧いなぁ、と感動してしまいました!
そのうちお読みになるでしょうから、これ以上は触れないでおきますね(笑)。
まだまだ読みたい本が山積状態ですが、通りすがりさんのように速読はできませんし、色々と家事雑事に追われる身ですので連休の収穫はこんなものです(笑)。
最近、余り小説をお読みにならないようですので、読む本が被りませんね(泣)。やはり、ジェネレーションギャップでしょうかねぇ(笑)。『雪明かり』『ロズウェル~』『戸村飯店~』まで知らない本がズラッと待機しています。この3冊を読んだのも、随分前ですので、もうあらかた忘れてしまいました(泣)。
明日からまたお仕事再開ですね。
お互いにたっぷり(?)充電しましたので、バリバリ頑張りましょう!

[3678]

>KENTAさん
いやいや、サイドバーにあるだけじゃないですよ。
ウチには少なく見積もっても500冊ぐらい本あると思いますよ。
まあほとんど売ろうかなと思ってるんですけどね。
まあ常に読む予定の本は50冊ぐらいはキープという感じですけど。
読むスピードは別に速くないんですけど、しばらく連休だったんで読む時間があったんです。
文庫本だと、大体100ページ1時間というのが目安ですね。
>ドラさん
休み中は、まあ適当にご飯は食べてましたよ。
相変わらず麺と米ばっかりですけどね(笑)
棋士っていうのは天才集団ですからね。
羨ましいんです。
気になる本があったら、つい読んでしまいます。
僕も普通にしてたら城山三郎作品には手を出さなかったでしょうけど、
やっぱり、映像化と言われるとなんとなく気になりますよね。
なかなか骨太で、面白かったです。
機会があれば、「そうか、もう君はいないのか」を含め、いろいろ読んでみるかもしれません。
「学問」は興味はあるんですけど、手が出るか分かりません。何か自分なりにきっかけがないと読まなそうですね。評判はいいんですけど。
「スキップ」は大分昔に読みましたよ。たぶんここに感想は載ってないかな。でも僕としては「ターン」の方が好きですけどね。「リセット」はちょっと良く分かりませんでした。
ベッキーさんシリーズは、その内読んでみようと思っています。
まあ、休みだったら時間だけはありますからね。
読むスピードが速いというわけではないんですけど、いくらでも続けざまにお婿とは出来ます。
ホント最近小説をあんまり読まないもので、昔と比べてホント趣味が変わったなと思います。小説ももちろんいいんですけど、ノンフィクションにもかなり興味の比重が移っています。読みたい本が多いというのは幸せですけど、なかなか大変なものです。
読む本が被らないのは残念ですねぇ。でも別にジェネレーションギャップではないでしょう。僕の読む本の趣味がかなり広く、一方で相当偏っているというだけのことです。
明日から仕事を頑張らないとですね。やることはたくさんあるんで頑張ります。ドラさんも頑張ってくださいね!読書の時間も頑張って確保してください。

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2013年の個人的ベストです。

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12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
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15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
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17位 神林長平「言壺
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1位 森博嗣「「やりがいのある仕事」という幻想
2位 青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」 3位 梅原大吾「勝ち続ける意志力
4位 平田オリザ「わかりあえないことから
5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
6位 小阪裕司「「心の時代」にモノを売る方法
7位 渡邉十絲子「今を生きるための現代詩
8位 更科功「化石の分子生物学
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小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
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3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
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5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
10位 エイドリアン・べジャン+J・ペタ―・ゼイン「流れとかたち 万物のデザインを決める新たな物理法則
11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

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小説

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2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
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5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
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11位 中脇初枝「きみはいい子
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18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
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新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
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小説以外

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13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
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16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
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