黒夜行

左脇のプロフィールにある「サイト全体の索引」から読みたい記事を探して下さい。

ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。(辻村深月)

さて今日も微妙に時間がないので、前書きは短めで行こうと思います。
店にいるとお客さんの問い合わせなんかをよく受けるんだけど、その時本当に不思議だなと思うことがあるんです。
これは前にも書いた記憶があることだけど、それは、探している本があるのにそのタイトルを言わないことです。
例えばこの間も、こんな風に問い合わせを受けました。「時代小説の売場はどこですか?」と。でも僕が「何かお探しのタイトルはありますか?」と聞くと、「八朔の雪」って本を探してるというわけです。
僕が不思議なのは、何で初めからタイトルで聞いて来ないんだろうか、ということなんです。他にも、○○出版の本はどこですかとか、誰それの本はどこですか、という聞かれ方をよくするんですけど、でもそういう人の中には結構、探しているタイトルがあったりする人がいるんです。
もちろん、何か特別なものを探しているわけではないなら分かりますよ。時代小説で面白そうな本を探したいとか、この著者の作品で何が出てるか見たいとか、そういうことなら全然分かります。でも、きちんと探しているタイトルがあるのに、どうして漠然とした情報をまず提示しようとするのかが不思議だなと思うんですね。
まあもしかしたらこういう心理なのかもしれない、と想像できる仮説はあります。それは、欲しい本そのものを問い合わせてしまうと、それを買わなくてはいけないという心情になるのではないか、ということです。だから、欲しい本そのものではなくて、それがありそうな売場について問い合わせるのかもしれません。理解できなくもないんですけど、結局それは遠回りでしかないよなぁと思うんですけど。まあでも確かに、問い合わせをしたら買わないといけないかも、という小心者的な感情は僕も持ってるので、分からないわけではないんですけど。
本屋で問い合わせをする際は、なるべくタイトルを言ってもらった方が助かります。買わなくても全然構いませんので。
そういえば村上春樹の「1Q84」の続編が出るようですね。発売は来年とのことなのでまだまだ先ですけど、当初続編が出るかもしれないという話が出た時に、確か出版社だったかな、「特にその予定はありません」みたいなことを言っていたような気がしたので、著者が突然書く気になったのかもしれません。昔誰かに聞いた話なんですけど、「ねじまき鳥クロニクル」も、もともと二巻までで終わらせる予定だったのが、いろいろ悩んで三巻目を書くことにしたようです。今回もそういう感じなのかもしれません。
しかし、「1Q84」の三巻が発売されたら、書店の担当者は悩むでしょうねぇ。どれぐらい仕入れたらいいのか分からない。「1Q84」は爆発的に売れたけど、それはある種の宣伝や雰囲気によって生み出された幻想的なマジックだったとも思うんです。雰囲気に流されて買ったという人が結構いるはず。そういう人が三巻が出たら買うのかどうか。そういう部分を読まないといけないので、仕入れには苦労するだろうなと思います。
そろそろ内容に入ろうと思います。
本書は、辻村深月の最新作で、書きおろしの作品です。これまで学生を中心に描いてきた辻村深月ですが、本書ではこれまでの作風とは変わって30代を目前に控えた女性が主人公です。
東京でフリーのライターをしている神宮司みずほは、幼馴染みの望月チエミを探している。最近はほとんど連絡を取っていなかったけど、小中学校の頃は仲がよかったし、みずほが大学を卒業してから一旦地元山梨に戻った時もよく遊んだ『親友』だった。
チエミは、母親を刺し殺した容疑で指名手配されている。
地元で派遣社員として働くチエミとは、もう人生が重なることはないと思っていた。会わないことが自然になるくらいの時間が流れてしまった。そんな矢先に起きた事件だった。
みずほは、長らく連絡を取っていなかったかつての友人に話を聞きに行ったり、事件直後チエミが唯一接触したかつての恩師のところへと足を運んだりもした。秘密を抱えながら、自分が出来る手はなるべく打とうと頑張るつもりだった…。
というような話です。
本書を読んでとにかく思ったことは、女ってのは大変だなぁ、ということです。本書は、もちろん男が読んでもそれなりに楽しめるだろうけど、基本的にはやっぱり女性のための小説だろうなと思います。
本書の中には、いつもの辻村作品のように様々な価値観が提示されることになりますが、その中で最もベースとしての役割を果たす価値観があります。
それが、「負け犬にはなりたくない」という表現でいいと思うけど、そういう感じの価値観です。
本書の舞台は山梨で、都心ではないという意味で田舎が舞台となっています。田舎では結婚が早い、と言います。また、職がそう多くない中で、女性が将来を生きていく過程の中で結婚というのは避けて通ることの出来ないものなわけです。そういう中で、いかに結婚し子供をもうけるか、負け犬にはならないようにするか。それが本書でベースとして提示される価値観になります。
その価値観を元に、例えば主人公であるみずほは、そういう結婚にしか価値観を見出せないような旧友から離れていくことになるし、一方でかつて遊びまくってたギャルが子持ちになり、かつての面影もないほどに生活観を感じさせるようになったりするわけです。30代を目前に妻子ある男性と終わりの見えない恋愛をしている人もいれば、未だに男女差別の激しい会社の中で男と張り合って仕事をするような女性も出てきます。
先ほども書いたように、本書には様々な価値観が提示されることになるんだけど、それが30代前後の女性のものだと、すべからく先ほどの「負け犬になりたくない」(バイト先に「負け犬」という言葉が分からないという女性がいたんで一応書いておくと、本書では「負け犬」という言葉は、30代未婚子なしという、酒井順子が「負け犬の遠吠え」という著作で示した意味で使われています)という価値観がベースとなって、それに付け加えたり、対比したり、拒絶したり、許容したりと言った形で様々な女性の人生が描かれることになります。
そういう女性の話を読むと、本当に女性というのは大変なんだなと思うわけなんです。
女同士の人間関係というのは、傍から見ていても本当にめんどくさいなと感じることが多いです。いつでも群れていて、そのグループの中で独特のルールや価値観みたいなものが形成されていく。些細なことでもそのルールから外れると、グループから外されてしまう。馴れ合いや許容が重要で、恋愛の話は隠しごとなし。それでいて、相手がどんな男と付き合っているのかというのに敏感で、相手の男のレベルを知って勝ったか負けたかなんてことをやっている。お互い何でも話せる関係を装っていながら、実は表面的な言葉だけで飾り立てていて、皆が思っている本音があってもそれを口に出すのはタブー。
あくまでも僕のイメージですけど、女性が群れると大体こんな感じになるのではないかなと思うんです。そういう人間関係のただ中にいる女性自身も、そういう人間関係にうんざりしているはずなのに、そういう関係性の中から抜け出すことが出来ない。特に、さっきも書いたような、「負け犬になりたくない」みたいな価値観が一般に広く浸透しているような土地柄であればあるほど、その価値観を軸として関係性のすべてが語られてしまう。ホントに僕は男でよかったな、と思うわけなんです。女性同士の人間関係は、ちょっと耐えられないと思う。
もちろん、そういう人間関係の中にいない女性もいることでしょう。僕のバイト先には、そういう人間関係から逸脱したサバサバした女性が割と多い気がするし、大学時代の友人もそんな感じです。特に大学時代の友人に、女五人ぐらいで割とよく集まってるのがいるんだけど、その五人はは本当にそういうめんどくさい女性特有の人間関係を感じさせないですね。まあ内実はどうか知らないけど、割と珍しいタイプなんじゃないかなと思います。
本書では、そういう女性特有のドロドロしたというか窮屈でめんどくさい人間関係がたくさん語られます。「負け犬になりたくない」という価値観をベースにして様々に存在する価値観が、チエミという題材とみずほという聞き手を得て、様々に吹き出すことになります。本書ではそうした、30代前後の女性がたくさん出てくるんだけど、どの人も実際に僕らの近くにいてもおかしくないようなリアル感があって、実に輪郭がはっきりとしています。みずほが会いに行く女性はそれぞれに価値観がまるで違うんだけど、キャラクターがしっかりしているので、それぞれに違う価値観であるのに、そのそれぞれに共感は出来ないけど納得することが出来ます。みずほは、チエミの行方を追うためにそういうかつての旧友に再会するわけだけど、その過程でかつて彼女らとの間にあった出来事も思い返し、チエミのことだけでなく、彼女らとの関係性にも何らかの変化をもたらすことになります。本書が、チエミの行方を追う手がかりを得るというためだけにみずほが旧友に会うというストーリーだったらさほど面白くなかったかもしれないけど、そういう個々の旧友との関係性についてもいろいろと話が出てくるので、作品としてより深みが出ているという風に思いました。
後は、本書でとにかく異彩を放っているのが、やはり追われる側であるチエミでしょう。みずほはチエミの話を旧友に聞きに行くのだけど、そこで再確認されることになるチエミの生き方はなかなかに理解するのが難しいものだなという感じがしました。
チエミについて語られる一つ一つのことは、さほど大したことがないかもしれません。両親と異常に仲が良い。人生を自分で切り開こうという発想がない。自分の周囲のことにしか関心がない。などなど。しかし、そういう風にして語られるチエミの全体像は、何だかいびつなんです。どこが、という指摘をするのは難しいのだけど、でもどこか不自然。みずほも旧友も、不自然だったということは理解しつつも、じゃあはっきりとどこが変なのか言葉で指摘するのは難しかった。価値観が違うと言えばそれまでだけど、それだけでは説明しきれないような何かがあるように思えます。
チエミのような価値観が一般的だとはちょっと思えないけど、でもそういう生き方をしている人はいるかもしれません。だからどうだ、ということはないんだけど、生きていくのがなかなか大変だろうなという感じはします。
チエミに大きく影響を与えたものとして、両親の存在があります。チエミは両親の価値観をモロに受け、それがいびつであることに気付かないままで大人になってしまったわけです。
本書では、この親との関係というのも一つのテーマになっています。みずほも母親との関係に難しいものを抱えていて、未だにそれを消化することが出来ない。職がないためにパラサイトシングル化するしかない田舎の女性にとって、親との関係というのはまた一種別の意味合いを持つようなんです。
僕も親との関係であーだこーだあった人間なんですけど、今では、これは運が悪かったんだなと思うようになってきたんです。結局のところ、親と子というのは、合うか会わないかというだけの問題に帰着するんだと思うようになりました。どんなに親が正しいことをしていたとしても、それが子供に会わなかったらダメ。合うかどうかは運みたいなもので、努力によってどうにかなるものではない。今ではそんな風に思っています。
みずほは僕なんかより大変な子供時代を過ごしたようですけど、まあなんとなくみずほのことは分かるような気がします。僕は親に何かされたというわけではないんですけど、でもやっぱりみずほのように親を避けて生きる大人になった。これはもう仕方ないことなんだろうなと思います。
最後に。タイトルはちょっとどうかなぁと思います。目を惹くタイトルだから、そういう意味では成功かもしれないけど、内容とうまく合っているのかというと微妙かもしれない。内容と関係ないことはないけど、もう少し違ったものにした方がよかったのかもなぁと僕は個人的に思いました。
これまでの学生を扱った作品とはまた一味違った感じの作品です。なので、もしかしたら合わないという人もいるかもしれません。僕の中でも、これまで読んだ辻村作品と比較してしまうと、やっぱりちょっと下の方になるかな、という感じの作品ではあります。ただ、辻村の作家としての力量が元々高いので、それでもそこらの普通の作家の作品よりは遥かにいい作品ですけどね。辻村作品を勧めるとしたら別の作品を勧めますが、本書もなかなか良い作品です。読んでみてください。特に女性にお勧めです。

辻村深月「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」




関連記事
スポンサーサイト

Comment

[3658]

ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ 読みました。
母親と娘の関係、女友達の関係の難しさがすごく伝わってきました。
タイトルの意味を知った時、ゾクゾクっとしました。
最高の作品だと思います。
みんなに読んでもらいたい。

[3659]

女性の人間関係は本当に大変そうですね。
こういう小説を読むと、本当に男でよかったなと思います。
タイトルの意味は、確かに感動的ではありますけどね。
でもこれをタイトルにするのはちょっとどうかなぁと個人的には思いました。
辻村作品はなるべく多くの人に読んでもらいたいですね。
僕も頑張って売るように努力します。

[3660]

こんばんは。
今日はこの本を読みました。なるほど、女って大変だぁ、と再認識です(笑)。
まず母親と娘の関係、これがスッキリ行きませんよね。いつまでも運命共同体として母子分離ができないか、あるいは他人と割り切って生きるか、極端な話をするとこれに尽きるでしょうが、一般的にはこの間を行きつ戻りつ…でしょうね。チエちゃんの家庭は極端でしょうが、母と娘って女同士ということで、妙に気をつかうことがありますよ。ですので相手の意向に逆らう(反旗を翻す)ことは相当なエネルギーが必要です。まぁ面倒なので、何とかスルーという手もありますが(笑)。
次に友達関係、これもなかなかシンドイですね。特にみずほの結婚式に招かれなかった友達が絶交というようなことを言い出していましたね。そんな、、、、ですよね(泣)。人数の制約がありますので、人選には非常にナーバスになることでしょう。ちょっと怖いな、と思いました。私は、どちらかというと(何と言いましても面倒なので、笑)招いて欲しくないという気持ちが強いので、招待状が届かないとラッキーという感じです。
「負け犬」という言葉が何度か登場しましたが、みずほのように自活できるツールを持っている女性は強いですが、この山梨の女性は何か伴侶選びがメインの仕事のような感じで、ちょっと驚きです。みずほの感覚が正常でしょう。しかし、このような感覚が浸透した地域にあっては、独身で30歳を越すのはなかなか厳しいのでしょうね。ちょっとお気の毒です。
何か内容から離れてしまいましたが、辻村さんの的確な観察力と心理描写に、女性としては退いてしまいます(笑)。今度、友達(特に同級生)に会う時は、ボーっとばかりしていないで、見るべき点は見ておかないと(笑)。でも、私はヴィトンとかフェラガモと言われてもサッパリ分かりません(汗)。以前何かブランド物のTシャツを知らずに着ていましたら同僚に「凄い!、高かったでしょ」と訊かれ、「えぇ~~700円でしたよ」と答えたら、買ったお店を尋ねられました。残り一点になったので大幅値下げと書いてあったような気もしましたが、恐らくその日同僚はその店に足を運んだのでしょうね。
私は世事に疎いので、ホント困ります(笑)。
と言うわけで、立て続けに辻村作品を3冊読んだので、彼女の物はひとまず小休止します。かなり疲れましたよ!

[3661]

こんばんわです。
女性は大変でしょうね、ホントに。僕はことあるごとに、男でよかったなぁ、と思います。間違っても、生まれ変わっても女性にはなりたくないです!(って失礼ですね 笑)
母と娘は、ちょっと前に流行った(という言い方はおかしいでしょうけど)「ともだち親子」みたいな感じになれれば、割とすんなりいけるんでしょうけど、そうじゃないと、同性っていうところがかなり大きなネックになるでしょうね。ま、とはいえ、女親と息子っていうのもそう簡単じゃないでしょうし、男親と娘なんてもっと大変でしょうしね。いろいろだなぁ、と。
女性の人間関係は、ホント難しいだろうと思います。僕は幸い、普段会う友人(大学時代の友人がほとんど)は、そういう女性同士のめんどくささみたいなものをあまり感じさせない人なんでいいんですけど(もしかしたら、男には見えないところでそういうのがあるかもですけど、あんまりなさそうな気がします)、友人同士でもそういうのがあると辛いよなぁと思います。特に辻村深月は、都会に出た人間と田舎に残った人間の差みたいなものを描くことが時々あるけど、確かにその差を挟んだ女性同士というのは、いろいろとかみ合わないだろうなぁ、と。
僕は正直、<オンナオンナ>してる人ってダメなんですね。男からすると大したことないように思えることで他の女性と競り合ったり、ブランドものに群がったりっていうのは、なんだかなー、という感じがします。ドラさんの、結婚式には招いてほしくないみたいな部分もそうですけど、そういうドライな感じはいいと思います。男みたいにサバサバしている女性の方が、いいと思うんですけどね。
確かに辻村深月の作品は濃密なものが多いんで、読むのに疲れるかもしれませんね。何か楽しい作品でも読んで、頭を小休止させてあげてください!

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

Trackback

http://blacknightgo.blog.fc2.com/tb.php/1545-64153809

 | ホーム | 

プロフィール

通りすがり

Author:通りすがり
災害エバノ(災害時に役立ちそうな情報をまとめたサイト)

サイト全体の索引
--------------------------
著者名で記事を分けています

あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行~わ行

乃木坂46関係の記事をまとめました
(「Nogizaka Journal」様に記事を掲載させていただいています)

本の感想以外の文章の索引(映画の感想もここにあります)

この本は、こんな人に読んで欲しい!!part1
この本は、こんな人に読んで欲しい!!part2

BL作品の感想をまとめました

管理人自身が選ぶ良記事リスト

アクセス数ランキングトップ50

TOEICの勉強を一切せずに、7ヶ月で485点から710点に上げた勉強法

一年間の勉強で、宅建・簿記2級を含む8つの資格に合格する勉強法

国語の授業が嫌いで仕方なかった僕が考える、「本の読み方・本屋の使い方」

2014の短歌まとめ



------------------------

本をたくさん読みます。
映画もたまに見ます。
短歌をやってた時期もあります。
資格を取りまくったこともあります。
英語を勉強してます。













下のバナーをクリックしていただけると、ブログのランキングが上がるっぽいです。気が向いた方、ご協力お願いします。
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

アフィリエイトです

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
本・雑誌
16位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
和書
11位
アクセスランキングを見る>>

アフィリエイトです

サイト内検索 作家名・作品名等を入れてみてくださいな

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

カウンター

2013年ベスト

2013年の個人的ベストです。

小説

1位 宮部みゆき「ソロモンの偽証
2位 雛倉さりえ「ジェリー・フィッシュ
3位 山下卓「ノーサイドじゃ終わらない
4位 野崎まど「know
5位 笹本稜平「遺産
6位 島田荘司「写楽 閉じた国の幻
7位 須賀しのぶ「北の舞姫 永遠の曠野 <芙蓉千里>シリーズ」
8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
9位 松家仁之「火山のふもとで
10位 辻村深月「島はぼくらと
11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
16位 藤谷治「世界でいちばん美しい
17位 神林長平「言壺
18位 中脇初枝「わたしを見つけて
19位 奥泉光「黄色い水着の謎
20位 福澤徹三「東京難民


新書

1位 森博嗣「「やりがいのある仕事」という幻想
2位 青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」 3位 梅原大吾「勝ち続ける意志力
4位 平田オリザ「わかりあえないことから
5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
6位 小阪裕司「「心の時代」にモノを売る方法
7位 渡邉十絲子「今を生きるための現代詩
8位 更科功「化石の分子生物学
9位 坂口恭平「モバイルハウス 三万円で家をつくる
10位 山崎亮「コミュニティデザインの時代


小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
2位 沢木耕太郎「キャパの十字架
3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
10位 エイドリアン・べジャン+J・ペタ―・ゼイン「流れとかたち 万物のデザインを決める新たな物理法則
11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
12位 久坂部羊「神の手
13位 金原ひとみ「マザーズ
14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
15位 宮下奈都「終わらない歌
16位 朝井リョウ「何者
17位 有川浩「空飛ぶ広報室
18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
20位 相沢沙呼「ココロ・ファインダ

新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
2位 森達也「A」「A3
3位 デヴィッド・フィッシャー「スエズ運河を消せ
4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
5位 クリストファー・チャブリス+ダニエル・シモンズ「錯覚の科学
6位 卯月妙子「人間仮免中
7位 ジュディ・ダットン「理系の子
8位 笹原瑠似子「おもかげ復元師
9位 古市憲寿「絶望の国の幸福な若者たち
10位 ヨリス・ライエンダイク「こうして世界は誤解する
11位 石井光太「遺体
12位 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝
13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
19位 二村ヒトシ「すべてはモテるためである
20位 平川克美「株式会社という病

2011年ベスト

2011年の個人的ベストです
小説
1位 千早茜「からまる
2位 朝井リョウ「星やどりの声
3位 高野和明「ジェノサイド
4位 三浦しをん「舟を編む
5位 百田尚樹「錨を上げよ
6位 今村夏子「こちらあみ子
7位 辻村深月「オーダーメイド殺人クラブ
8位 笹本稜平「天空への回廊
9位 地下沢中也「預言者ピッピ1巻預言者ピッピ2巻」(コミック)
10位 原田マハ「キネマの神様
11位 有川浩「県庁おもてなし課
12位 西加奈子「円卓
13位 宮下奈都「太陽のパスタ 豆のスープ
14位 辻村深月「水底フェスタ
15位 山田深夜「ロンツーは終わらない
16位 小川洋子「人質の朗読会
17位 長澤樹「消失グラデーション
18位 飛鳥井千砂「アシンメトリー
19位 松崎有理「あがり
20位 大沼紀子「てのひらの父

新書
1位 「「科学的思考」のレッスン
2位 「武器としての決断思考
3位 「街場のメディア論
4位 「デフレの正体
5位 「明日のコミュニケーション
6位 「もうダマされないための「科学」講義
7位 「自分探しと楽しさについて
8位 「ゲーテの警告
9位 「メディア・バイアス
10位 「量子力学の哲学

小説以外
1位 「死のテレビ実験
2位 「ピンポンさん
3位 「数学ガール 乱択アルゴリズム
4位 「消された一家
5位 「マネーボール
6位 「バタス 刑務所の掟
7位 「ぐろぐろ
8位 「自閉症裁判
9位 「孤独と不安のレッスン
10位 「月3万円ビジネス
番外 「困ってるひと」(諸事情あって実は感想を書いてないのでランキングからは外したけど、素晴らしい作品)