黒夜行

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昆虫探偵(鳥飼否宇)

面白そうなフェアの企画が上がっていて、それに絡むことになりそうで、準備みたいなことをちょくちょくやっております。たぶん具体的なことは何も書かない方がよかろうと思うので、これくらいにしておきます。
今日は、1月1日から今日までの今年のウチの店の文庫の売上のランキングを出してみました。いやはや、なかなか凄いものですよ。
1位は、今話題の「思考の整理学」。ちょっと前に王様のブランチで紹介され再ブレイクした作品です。ただ僕は紹介される前からうんざりするほど売っているんで(たぶん累計では700冊は超えてると思う)、今のところ1位というなかなかいい売上になっているんです。
2位は、つい最近文庫化された、伊坂幸太郎の「終末のフール」。まあ妥当なところですね。売れて当然、という感じの本です。
そして、3位が凄いんです。2位とはたったの1冊差で、辻村深月の「凍りのくじら」がランクインしています。これはなかなか快挙です。4位が「天使と悪魔 上巻」なんですけど、恐らく日本中で、「天使と悪魔 上巻」より「凍りのくじら」の方を多く売ってる書店なんてないんじゃないかな、とか思います(たぶん)。これまでも、他の店では恐らくそんなに売っていないだろう作品を年間ランキングの上位に入れようと手を変え品を変えやってきましたけど、これまでのどれよりも、「凍りのくじら」は大当たりしています。
前にも書きましたが、一応今年中に累計で500冊売る、というのが目標です。もしそれが達成できれば、「思考の整理学」を抜いて1位になるかもしれません。ちょっと頑張ってみます。と言っても、出来ることはそう多くないんですけど。
それとは別に、また仕掛けようと思う作品が見つかりました。大崎善生の「聖の青春」。将棋に命を燃やし29歳の若さで死んでしまった村山聖という棋士を描いた作品ですが、これが素晴らしかったんです。というわけで、同じく将棋を扱ったコミック「3月のライオン」と「ハチワンダイバー」の1巻を一緒に並べる予定でします。また絵のうまいスタッフに、「3月のライオン」と「ハチワンダイバー」のキャラクターが「聖の青春」を推してる、というPOPを作ってもらったりと準備中です。また売れるといいですけど、どうでしょうかね。
今回感想を書く「昆虫探偵」も、ちょっとPOPでも作ってもらって置いてみようかとは思っているんですけどね。POPをつけて置いたからと言って売れるというわけでもないんで難しいですけど、いろいろ売れそうな既刊を発掘して頑張って売っていこうと思っております。
そろそろ内容に入ろうと思います。
本書はかなり奇抜な設定の作品です。前代未聞のミステリと形容してもいいと思います。
『目が覚めると、葉古小吉はゴキブリになっていた。』という、フランツ・カフカの「変身」の冒頭をもじった文章から始まる本作は、その文章通り、目が覚めたらゴキブリになっていた、元人間のぺリプラ葉古が主人公です。無類のミステリ好きだった葉古は、昆虫界の名探偵である、熊ん蜂のシロコパκの助手となった。刑事であるクロオオアリのカンポノタスも協力し、昆虫の世界で起こる不可思議な事件を解き明かしていく…。
というのが大まかな設定です。
本書は7編の短編が収録されているので、それぞれ紹介しようと思います。

「蝶々殺蛾事件」 横溝正史「蝶々殺人事件」
依頼人はオオスズメバチのヴェスパμ。クヌギの樹液酒場で樹液を舐めていたところ、事件を目撃したという。一緒に樹液を舐めていたオオムラサキが飛び立った後、ムクゲコノハにぶつかったように見えた。その後ムクゲコノハは地面に墜落し死んでしまったというのだ…。

「哲学虫の密室」 笠井潔「哲学者の密室」
依頼人はダイコクコガネのC・オチュス9364。フンコロガシである9364は、若い雄と出会い交尾をし、子供を産むことにした。地下に穴を掘り、そこに糞塊を置き、その中に卵を産むのだ。
しかししばらくして、片方の糞塊からは子供が生まれたのに、もう一方は空っぽだったのだ。子供は一体どこに消えてしまったの…。

「昼のセミ」 北村薫「夜の蝉」
依頼人は、ティティウスシロカブトのTIT46。アメリカに住んでいたのだが、希少なカブトムシなので捕まえられ、日本に連れて来られてしまったのだ。なんとか逃げて来たのだが、そこでアメリカで起こっている不思議な現象について話す。
ジュウシチネンゼミという17年周期で羽化する蝉が今年大発生するはずなのだが、どうも鳴き声が聞こえないというのだ…。

「吸血の池」 二階堂黎人「吸血の家」
依頼人は別にいるが、物語の主人公はアメンボのG・パル*。G・パル*はとある池に棲んでいたのだけど、同じ池に住んでいたゲンゴロウの一匹がある時水面で死んでいるのが見つかった。
しかし不思議なことに、G・パル*は振動を感じなかった。アメンボは、水面の振動を感じ取り餌を探すのだ。アメンボに気付かれないようにゲンゴロウを殺すことなど出来るのだろうか…。

「生けるアカハネの死」 山口雅也「生ける屍の死」
依頼人はアカハネムシのシュードピロ2356。アカハネムシというのはベニボタルに擬態している生き物だ。ベニボタルは猛毒を持つ昆虫なので鳥などは食べないが、そのベニボタルの姿形を完全に真似して生き延びているのがアカハネムシなのだ。
しかしシュードピロ2356によれば、その擬態にも関わらず、何故かアカハネムシだけが最近ジュウシマツに狙われているのだという。どうしてアカハネムシだけが狙われるのか…。

「ジョウロウグモの拘」 京極夏彦「絡新婦の理」
依頼人は、ジョウロウグモのネフィラ<ヴァルゴ>(<ヴァルゴ>と読む記号があるらしいんだけど、パソコンではちょっと出せそうにない)。ジョウロウグモの訴えは、巣の縦糸がいつの間にか切られてしまう、というものだった。巣は縦糸が切られるとすぐダメになってしまう。しかも切られる直前までまったく振動を感じないというのだ。誰が犯人なのか見つけてほしい、というのだが…。

「ハチの悲劇」 法月綸太郎「一の悲劇」
普段犬猿の仲のように思える探偵シロコパκと刑事カンポノタスだが、なんとカンポノタスがシロコパκに助けを求めてきた。なんと、カンポノタスの親である女王アリが、クロオオアリの巣を乗っ取って生きるトゲアリによって危機に瀕しているというのだ。シロコパκは、それまでとは考えられないほど親身になってカンポノタスの助けになろうと躍起になるのだが…。

というような話です。
まったくもって奇妙奇天烈な本です。あとがきみたいなところで著者が、親本を出した世界文化社に、よくこんな企画を考えたものだ、みたいなことを書いているんだけど、僕も同感です。よくもこんな小説を書く気になったな、と思います。
本書はまさに前代未聞の本格ミステリと言っていいでしょう。何せ、探偵もワトソン役も刑事も犯人も被害者もすべて昆虫なわけだから。しかも、犯行動機や犯行手段なんかは、昆虫世界の論理に従っているわけです。特殊なルールの世界を創りだし、その世界観の中で成立しうる本格ミステリを生み出す西澤保彦という作家がいますが、まさにそういう感じだと思います。西澤保彦より凄い点は、本書では実際の昆虫の生態を基にしてトリックやら動機やらが考えられているという点です。
犯行動機を例にとって説明しましょう。元人間だったペリプラ葉古は、何か事件が起こると、そこに人間特有の感情、つまり嫉妬や怨恨なんかを想像して探偵からいつもダメ出しをされるんだけど、昆虫の世界には基本的に嫉妬や怨恨というのはないんです。食べ食べられという世界だし、寄生したり寄生されたりという中で生存競争を勝ち抜いていくわけで、そんな中で怨恨も何もない。それに子孫を残すというのが最優先なので、嫉妬云々もない。
昆虫の世界にとってとにかく重要なのは、生き延びることと子孫を残すこと。これが動機のほぼすべてということになります。そういう条件の中でいかにして論理的に事件を解決するか。昆虫の論理という、人間の理屈の通じない論理を駆使した本格ミステリは、確かに昆虫の世界の知識がないとなかなか理解できないけど、発想としてはすばらしいなと思います。また本書は、昆虫入門と言ってもいいくらい、昆虫の生態なんかについても詳しく説明してくれるんで、昆虫の論理が分からないということにもならないだろうと思います。
僕が面白いなと思った話は、「生けるアカハネの死」と「ジョウロウグモの拘」です。「生けるアカハネの死」の方は、擬態してるのに何故狙われるのか、というのがメインの謎で、何故かこの話は助手であるペリプラ葉古だけが単身現場に乗り出すという設定になっています。それがストーリー上ちょっとした役割を果たすことになるわけで、そこもうまいなと思いました。
「ジョウロウグモの拘」は、犯行動機が見事だなと思いました。誰が犯人なのか、ということももちろんですけど、何故そんなことをしたのか、という部分がよく出来ていて、しかもそれが、生き延びることと子孫を残すという動機にきちんと結びついている。なかなか面白いと思います。
また最後の「ハチの悲劇」はそれまでのミステリタッチの作品とは趣を異にして、どちらかといえばサスペンスタッチです。トゲアリに乗っ取られそうになっている巣をいかに奪還するかというメインのストーリーと、何故シロコパκはここまで必死になっているのかというサブの謎がうまく組み合わさっていると思いました。
たぶんこれまで誰も読んだことのないタイプのミステリだと思います。著者は昆虫とミステリが大好きらしく、それでこういう作品がうまれたのでしょう。主人公がゴキブリというところがちょっと手に取りにくいかもしれないけど、気持悪い描写はまったくありません。名前を聞くだけでもダメという人でなければ、普通に読めると思います。すごく絶賛というほどでもないですけど、そのあまりの奇天烈さに、ちょっと人に勧めてみたくなる作品ではあります。気が向いたら読んでみてください。

鳥飼否宇「昆虫探偵」



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Comment

[3629]

お早うございます。今日まではヒマなんですよ(笑)。
通りすがりさんのお店の売り上げは、おもしろいですね。おもしろいなんていう言い方は失礼かも知れませんが、通りすがりさんのご努力の成果ですよね。
辻村さんの『凍りのくじら』がこんなに売れている書店なんて他にはないでしょう。ドラえもんグッズが色々登場する話でしたか?
私は昨日、『将棋の子』(大崎さん)を読みましたよ。こちらは奨励会を退会した棋士の話ですが、とても良かったです。私の認識不足でしたが、大崎さんは将棋の月刊誌の編集をされていたのですね。私は『アジアンタムブルー』辺りから読み始めましたので、イメージが違いました(笑)。奥さまも棋士(高橋和さん)とか…
色々なフェアがあるようですが、通りすがりさんのお店ならでは、というすてきな企画をご検討くださいね。『聖の青春』と一緒に『将棋の子』を置くのはいかがでしょうか。マンガについては分かりませんので何とも…(泣)。
では、朝からお邪魔しました。

[3630]

こんばんわです。今日はプールに行って来まして、体力を消耗しました(笑)。ダメですね、体力がなくて。
いえいえ、面白いという評価は嬉しいですよ!変な、というのも僕の中では褒め言葉です。出来る限り変な売場にしたいと思ってるんで、これからもがんばりますよ。
「凍りのくじら」はドラえもんが関係する話ではありますけど、どらえもんグッズがタイトルになってるだけで、話の中には出てきません。っていうか、主人公とその父親が共にドラえもんが好き、っていうだけの話なんですけどね。
他の店でもきっと、その店独自に売っている本があることでしょう。そういうのをもっと知りたいんですけどね。
「将棋の子」は僕も近いうちに読む予定でいます。奨励会というのはなかなか厳しい世界みたいですね。僕は前に、ちょっと前にサラリーマンから棋士になって話題になった人の自伝(「泣き虫しょったんのなんとか」みたいなタイトルだったと思います)を読んだんですけど、結局その人がダメだったのも奨励会独特の年齢制限があったからだった気がします。
大崎さんは、「将棋世界」の編集長だったみたいですね。「聖の青春」の村山聖とも、その関係で親しくなったみたいなところがあるみたいですね。僕も、将棋雑誌の編集長から作家への転身というのは珍しいなと思います。
僕自身はフェアを組んだりするのは不得意だし、あんまり好きでもないんでやらないんですけど、手伝いをするっていうなら面白そうなんで首を突っ込みます。「聖の青春」をとりあえずたくさん売ってから他の将棋系の文庫も、と行きたいので、「将棋の子」は初めは置かないようにするつもりです。ドラさんも経験ないですか?似たような本が並んでるとどれを買ったらいいかわからなくなること。そういうことにならないようになるべく気を配るようにしています。
今日はいろいろあって、バッグの中に入れていた本を濡らしてしまいました。本が汚れたりしてもそんなに気にならないけど、濡れるのはちょっと悲しいですね(泣)

[3631]

「凍りのくじら」は、実際いい作品だと思いますよ。最初の二冊に比べれば薄いですし、辻村深月を勧めるときは、私も、これを勧めるようにしてます。個人的に好きなのは、「子どもたちは夜と遊ぶ」なんですけど、なにせ長いですからね。

[3632]

いろんな人に辻村作品を勧めていますけど、人によってホント一押しの作品が違うんです。「冷たい校舎~」が一番っていう人も、「ぼくのメジャースプーン」が一番って人もいます。僕の中では、「凍りのくじら」が一番なんですけどね。「子どもたち~」もいいし、「スロウハイツ~」もいいんだけど、やっぱり僕の中では「凍りのくじら」が最強です。
まあ何にしても、バリバリ売れてくれるのは嬉しいものです。
今「サクラダリセット」を読んでますけど、なかなかいい作品だと思います。

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2位 青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」 3位 梅原大吾「勝ち続ける意志力
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5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
6位 小阪裕司「「心の時代」にモノを売る方法
7位 渡邉十絲子「今を生きるための現代詩
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7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
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11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
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7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
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9位 山本弘「詩羽のいる街
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18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
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新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
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小説以外

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