黒夜行

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名前探しの放課後(辻村深月)

今日はこんなニュースから。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090819-00000023-oric-ent

今年の出版業界の話題をさらった、村上春樹の「1Q84」が、発売から3か月弱で2009年の書籍売上1位になった、というニュースです。
ここ最近は、さすがにかつてほどの爆発的な動きはないんですけど、それでもまだまだ売れ続けています。一旦大いに話題になって売れまくった作品というのは、どこかの時点でピタッと売れなくなってしまうみたいなこともよくあるんだけど、「1Q84」はそうではなさそうですね。まだまだ売れ続ける感じがします。
しかし、売上ランキングの話で言えば、2位が「読めそうで読めない間違いやすい漢字」ですからね。ここ最近の傾向なのかどうか、僕には昔のことはあんまり分からないので何とも言えないんですけど、とにかく年間の売上ランキングの上位に来るようなものは、どうしても小説以外が多くなってしまいます。
例えば2008年度の書籍売上ランキングをいくつか引っ張ってきてみます。

http://www.honya-town.co.jp/hst/HT/best/year.html

http://www.tohan.jp/cat2/year/2008_1/

http://www.oricon.co.jp/music/special/081215_01_02.html

どれもそこまで変わり映えはしないですけど、トップ20位以内にランクインしている小説と言えば、モンスターだった「ハリポタ」を除けば、ドラマ化もされた東野圭吾の「流星の絆」ぐらいなものです。あとはすべて小説ではない作品。しかも、こう言ってはなんですけど、頭の悪そうな本というか、読んでも読まなくてもどうでもよさそうなというか、そういう知識にも教養にも経験にもならなそうな本ばっかりで、何だか悲しくなってきます。
書店としてはまあ、話題になっているもの、世間的に売れているものを売り伸ばしていかないとやっていけないというのは事実です。去年バカ売れした血液型の本だって、素晴らしい本だと思って売場に置いていた書店員は少数でしょう。本当は誰もが、こんな本売りたくないんだけどと思いながら、それでも売れてるから仕方ないかと思って売場に置いていたはずです。
かつてはもう少し小説作品が上位を賑わせていたのではないかなという気がします。こういうランキングを見てしまうと、本屋っていうのはもうちょい大事な役割を担ってるんじゃないかなぁとか思っちゃったりします。
まあそんな中で、「1Q84」の快進撃は嬉しいものですね。まあ、どちらかと言えば「1Q84」も、「ハリポタ」レベルのモンスターなのかもしれないけど、ただ「ハリポタ」と違って発売前にここまで売れると予想出来た人はあんまりいなかったんじゃないかなと思います。少しは出版・書店業界に明るい話題が出来てよかったかなと。
昔からずっと書いてることですけど、いずれにしても新刊ばっかりに頼っていては立ち行かなくなって行きますからね。なんとか売れる既刊を発掘してバリバリ売っていくしかありません。今僕は、辻村深月の「凍りのくじら」をさらに売り伸ばそうと頑張っています。去年の12月の発売から現時点で287冊売れ。今年中に500冊まで行けたらいいんだけど、というのが当面の目標です。あくまでも、多面展開はせずに、です。現在、3か所4面で展開しています(というかずっとそんな感じですけど)。さてどこまで売り伸ばせますやら。あと、最近読んで感動した「聖の青春」っていうのも、POPとか作ってもらって頑張って売ってみようかなと思っています。っていうか、売りたい既刊はたくさんあるんですけどね。発掘発掘!
そろそろ内容に入ろうと思います。
依田いつかは、ジャスコの屋上のいる時に唐突に気がついた。
あそこにある看板、なくなったはずじゃなかったっけ?
いつかは、到底信じられないことだったが、3か月前にタイムスリップしてしまったようなのだ。
「今から三ヶ月の間に、俺たちの学年の生徒が死ぬ。―自殺、するんだ」
「誰が、自殺なんて」
「それが―きちんと覚えてないんだ。自殺の詳細」
いつかは、同級生の坂崎あすならに声を掛け、自殺を食い止めるべく、<放課後の名前探し>を始めるのだが…。
というような話です。
いや、マジ、これ、すげーよ!久々にこんな素晴らしい傑作を読みましたがな。いやー、驚いた。驚きすぎましたがな。凄すぎる。マジ辻村深月は神だわ。20代でこんな作品を書けちゃうなんてマジありえん。書く度に進化していってるし。化け物だなぁ。まず間違いなく、今年読んだ本の中でトップ5には入るかと思います。
まあ僕は辻村深月にはベタ惚れなんで、僕が今書いたような過大な評価は多少さっぴいて受け取るべきではありますが、それでも凄いですよ。帯に、「青春ミステリの金字塔」ってありますけど、これはまさにその通りですね。大抵帯の文句って大げさなものがあるんだけど、これはぴったりというか、控え目すぎるかもと思います。この作品なら、僕の大嫌いなフレーズ「著者の最高傑作」という言葉が帯に載っていても全然許せます。まあ載ってませんけど。
さて、僕の興奮は多少なりとも伝わりましたでしょうか?語彙が乏しい人間なんで褒め言葉も貧弱ですけど、とにかく傑作です。傑作中の傑作です。高校生がメインの作品なんで、やっぱり若い人の方が親和性は高そうですけど、ストーリー自体はかなりよく出来たミステリなんで、どの年代の人が読んでも十分に楽しめる作品だと思います。
余計な先入観を持ってほしくないので、ストーリーについては上記の内容紹介以上のことは一切書きません。とにかく読んでみてください。
キャラクターについて少し書こうと思います。
辻村深月のキャラクター造形というのは見事なものがあります。大体辻村作品に出てくるキャラクターというのは高校生が多いんだけど、まずこの高校生の描写がリアルなんです。普通の作家が高校生を書くと、高校生らしくなかったりのっぺりしていたりみたいな感じになるじゃないですか。そりゃおっさんとかおばさんとかが高校生について書いてるわけで、そりゃ無理があるだろってなもんです。また携帯小説なんかに出てくる高校生の描写というのは、描写という言葉が当てはまらないくらい何も描かれていないんで、これも参考にはなりません。
辻村深月はまだ29歳くらいなんで普通の作家よりは十分若いですけど、それでも高校生だった時期が凄く近いというわけではありません。それなのに、この高校生の描き方。凄いと思います。
もちろん、現役の高校生が本書を読んだ場合どういう感想になるのかは分かりません。こんな高校生いないよとなるかもしれないし、凄くリアルだと思うかもしれません。まあそれは何とも言えないんですけど、ただ僕の中の「イマドキの高校生」の描写と凄くピッタリ来るんです。
辻村深月は、名前の呼び方一つ、返事の返し方一つ、さりげないしぐさの一つにも手を抜かず、逆にそういう細かい部分でキャラクターを表現しようとしているような気がします。距離の取り方、相手に合わせる部分合わせない部分、受け入れるべきところ怒るべきところ、そういう微妙な空気感みたいなものを本当によく描いている。まあ20代の作家がここまで丁寧にキャラクターの造形が出来るものなのかと、大袈裟ではなく戦慄しました。
名前の呼び方、という話を出したけど、普通の作家が高校生を描く場合、作中で一人のキャラクターの呼び方が変わるってことはあんまりないと思うんです。でも本書の場合、状況や人間関係、その人のキャラクターなんかによって、さん付けで呼んだりあだ名で呼んだり呼び捨てだったりと使い分けます。特に僕が好きなのは、割と親しくなっているはずなのにさん付けの呼び方をしているようなところです。これは僕の中で、イマドキの高校生の距離感を表現する上で凄く的確だなという感じがしています。
タイムスリップをしてしまい、自殺を食い止めるべく周囲に協力を求める依田いつか。いつかから一番初めに相談を受け、それから一番協力的だった坂崎あすな。いつかの友人で、いつも飄々としていながらも侮れない長尾秀人。強いリーダーシップを発揮し、ぶれることのない天木敬。他校の生徒ながら秀人と付き合っているためにこの件に関わるようになった椿文緒。いじめられていて鉄道好きな河野基。こういった面々が、お互いに強く関わりあいながら、一つのことに向かって一致団結するという青春ストーリー部分も実によくて、本書からミステリ的な要素がなくたって十分作品として成立するなぁと思えるほどレベルの高い作品だなと思いました。
とにかく、完璧な物語です。もう完璧すぎます。褒めすぎかもしれないけど、でもこれは傑作すぎますよ。ホント。とにかく読んでください。是非是非是非是非読んでみてください。すげーっすよ。震えますよ、マジで。なんてハードル上げすぎると、読んだとき、何だ大したことないじゃん、とか思われそうで怖いけど、それでも言わずにはいられないですね。
いやホント、稀にみる傑作ですよ。

追記)えーと、amazonのレビューによると、とりあえず初めて辻村深月を読むという人は本書を読んではいけないみたいです。
僕は読んだくせにまったく覚えていないんですけど、本書は「ぼくもメジャースプーン」という作品と深く関わっているようで、まずそっちを読んでからじゃないとダメらしいですね。確かに最後の方で、うーんよくわからんなぁと思うような箇所があったんですけど、僕としてはそういう部分はスルー出来るんであんまり気になりませんでしたが(っていうか、「ぼくのメジャースプーン」を読んでるのにどう関わっているのか思い出せないっていう部分が問題ですけどね)。「ぼくのメジャースプーン」を読んでないとちょっと意味が分からなくなってしまうという点で星の数を減らしている人が何人かいました。
あとそれとは関係なく、あんまり評価の高くない人もいるようです。おかしいなぁ。僕的には相当傑作何だけども。というわけで、僕が傑作だ傑作だと騒いでいるほど世間的には評価は高くないようなんで、買う時にはそんな辺りも参考にしてみてください。

辻村深月「名前探しの放課後」






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Comment

[3622]

こんばんは。
5連休の猛スピードの後、やや減速気味でしたか? それとも長編に挑戦でしょうか?
昨日と今日で、この本を読みました。図書館から借りていたのですが返却期限が今日ということを思い出して、慌てて読みました。他に何冊か読みたい本がありましたので、読まずに返そうかとも迷いましたが、やはり読んだのは正解でした!
最初、イジメの話かぁくらいの軽い気持ちで読んでいましたが、被害者の頑張りと周りの人たちの友情に、若さって凄いなんてオバサン的に感動してしまい、一気に読み終えました。加害者に対しては、卑怯な奴、と憤慨するのも忘れずに…(笑)
ところが、ところが、です。最後の数十頁、ここで…私は焦りました! 辻村深海は天才、とお書きの通りすがりさんのお言葉に嘘はなかったと確信です。冷静に考えれば、タイトルが『名前探し~』ですので、納得です(笑)。
キーワードは「石のスープ」でしょうね。なかなかの名言です。
お店で、通りすがりさんが辻村作品に力を入れていらっしゃる理由が非常に良く分かりました。ファンをバンバン増やしましょうね。
では、この辺で。斉藤茂吉の歌集を探しているのですが、手頃な本(できれば文庫)の心当たりがありましたら、教えていただきたいと思います。特別急ぐわけではありませんので、そのうちということで…。

[3623]

こんばんわです。「収穫祭」という作品が結構長かったんですよね。二段組みで600ページくらいの作品で、これを読むのに結構時間掛かっちゃいましたね。
ラストの展開の凄さもさることながら、やっぱり辻村深月の魅力は、キャラクターの描き方にありますね。高校生をあそこまでリアルに切実に描ける作家というのはまずいないだろうなと思います。辻村作品で描かれる若者の姿が、僕らの世代にとってはドンピシャで、共感できるんですよね。まだ29歳と若い作家ですけど、ここまで若くてこれだけきちんとした文章が書けるというのも凄すぎですけどね。
辻村作品はどれを読んでも素晴らしいんで、機会があったら別の作品も読んでみてくださいね。僕も気合いを入れてファンをバンバン増やしていきますよ!
斉藤茂吉の詩集というのは、なかなか難しいですねぇ…。僕の守備範囲外なんで、どうしたものか。斎藤茂太なら簡単なんですけど(笑)。文庫で詩集を積極的に出しているところがそもそも角川春樹事務所ぐらいしか思い当たらないんで、あんまり力にはなれそうにありません。すいませんです。
一応よく使ってるサイトを載せておきますね。
https://www.honya-town.co.jp/hst/HT/index.html
詳細検索のところにいろいろ入力すれば、ある程度本の検索が出来ますよ。

[3624]

こんばんは。
お騒がせして、ごねんなさい。
斉藤茂吉の詩集ではなく歌集を探していました。彼は詩は書かなかったと思います。
岩波文庫から歌集が出ていることが分かり、ネットで注文しました。私が迂闊だったせいですが、「斉藤」で調べていたのがいけなかったようです(泣)。「斎藤」で入力しないと、出ませんでした。それくらい判読してよ、とツッコミを入れたくなりますね(笑)。
ということで、この件は一件落着でした。ご協力に感謝いたします。
浅倉卓弥さんの『オールド・フレンズ』にはちょっとガッカリでしたので、再チャレンジということで『追憶の雨の日々』(今年8月刊行)を読みました。かなり切ないお話です。表現も私好みの上品な文体に戻っていて、やっと安心できました(笑)。
辻村作品はキャラクターの描き方が魅力でしたか。高校時代は忘却の彼方ですので、高校生の心理は良く分かりません(泣)。通りすがりさんがドンピシャリと仰るのは、作者と通りすがりさんが同じ20代だからですよ、きっと。
私の既読本は『凍りのくじら』『スロウハウスの神様』『ロードムービー』とこの本の4冊です。以後増やしていきたいと思います。
では、この辺で。来月22日に、重松さんの新作『再会』が新潮社から出るそうです。ネットでは予約申し込み終了となっていますが、『1Q84』のときのような売り切れ騒ぎはないでしょうねぇ(笑)。そこまで話題の人には、なれないような…(泣)。

[3625]

amazonは表記がちょっとでも違うとはじかれるんですよ。僕がちょっと前にリンクを貼った「本やタウン」ってサイトだと、多少の字の間違いは許容されるんで、割と便利です。amazonみたいに重くないですしね。だからまず「本やタウン」で調べてみて、その後amazonで評価を見たり発注したりするのがいいかもしれません。
浅倉卓弥はなんだかんだで結構作品を出しているんですね。あんまり文庫化されない印象があるんで、気づきませんでした。文庫の担当をやっていると、やっぱり文芸の方は疎くなりますね。いかんいかん。
ドラさんも辻村作品を結構読んでくれていたんですね。そういえばまだ僕は「ロードムービー」を読んでいませんでした。
やっぱり年齢が近いというのは大きいでしょうね。正直なところを言えば、もう少し若い時に読みたかったですね。それこそ高校時代とか大学時代に。そうすればもっと良かったんじゃないかなと思います。
村上春樹の「1Q84」は、あれは出版業界の大事件だったんで、どんなものであれあれと比較しちゃいけないですね。あんなに話題になって、あんなに売れた本は、ここ最近ではハリーポッターと1Q84ぐらいでしょう。重松清は作品数が多すぎるというのがやはりネックになりますね。東野圭吾みたいにあらゆるジャンルに手を出してくれればいいんですけど、結局似たようなジャンルに収まってしまうというのももったいないなと思います。作家というのは、世間的な評価が固まる前にいろいろと実験しておくのがいいのかもしれませんね。

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2013年ベスト

2013年の個人的ベストです。

小説

1位 宮部みゆき「ソロモンの偽証
2位 雛倉さりえ「ジェリー・フィッシュ
3位 山下卓「ノーサイドじゃ終わらない
4位 野崎まど「know
5位 笹本稜平「遺産
6位 島田荘司「写楽 閉じた国の幻
7位 須賀しのぶ「北の舞姫 永遠の曠野 <芙蓉千里>シリーズ」
8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
9位 松家仁之「火山のふもとで
10位 辻村深月「島はぼくらと
11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
16位 藤谷治「世界でいちばん美しい
17位 神林長平「言壺
18位 中脇初枝「わたしを見つけて
19位 奥泉光「黄色い水着の謎
20位 福澤徹三「東京難民


新書

1位 森博嗣「「やりがいのある仕事」という幻想
2位 青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」 3位 梅原大吾「勝ち続ける意志力
4位 平田オリザ「わかりあえないことから
5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
6位 小阪裕司「「心の時代」にモノを売る方法
7位 渡邉十絲子「今を生きるための現代詩
8位 更科功「化石の分子生物学
9位 坂口恭平「モバイルハウス 三万円で家をつくる
10位 山崎亮「コミュニティデザインの時代


小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
2位 沢木耕太郎「キャパの十字架
3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
10位 エイドリアン・べジャン+J・ペタ―・ゼイン「流れとかたち 万物のデザインを決める新たな物理法則
11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
12位 久坂部羊「神の手
13位 金原ひとみ「マザーズ
14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
15位 宮下奈都「終わらない歌
16位 朝井リョウ「何者
17位 有川浩「空飛ぶ広報室
18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
20位 相沢沙呼「ココロ・ファインダ

新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
2位 森達也「A」「A3
3位 デヴィッド・フィッシャー「スエズ運河を消せ
4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
5位 クリストファー・チャブリス+ダニエル・シモンズ「錯覚の科学
6位 卯月妙子「人間仮免中
7位 ジュディ・ダットン「理系の子
8位 笹原瑠似子「おもかげ復元師
9位 古市憲寿「絶望の国の幸福な若者たち
10位 ヨリス・ライエンダイク「こうして世界は誤解する
11位 石井光太「遺体
12位 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝
13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
19位 二村ヒトシ「すべてはモテるためである
20位 平川克美「株式会社という病

2011年ベスト

2011年の個人的ベストです
小説
1位 千早茜「からまる
2位 朝井リョウ「星やどりの声
3位 高野和明「ジェノサイド
4位 三浦しをん「舟を編む
5位 百田尚樹「錨を上げよ
6位 今村夏子「こちらあみ子
7位 辻村深月「オーダーメイド殺人クラブ
8位 笹本稜平「天空への回廊
9位 地下沢中也「預言者ピッピ1巻預言者ピッピ2巻」(コミック)
10位 原田マハ「キネマの神様
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15位 山田深夜「ロンツーは終わらない
16位 小川洋子「人質の朗読会
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新書
1位 「「科学的思考」のレッスン
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小説以外
1位 「死のテレビ実験
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4位 「消された一家
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番外 「困ってるひと」(諸事情あって実は感想を書いてないのでランキングからは外したけど、素晴らしい作品)