黒夜行

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厭な小説(京極夏彦)

もしかしたら前にも紹介したことがあるかもしれないけど、時々見ているブログで見た、こんな本屋があったら面白いんじゃないか、という話を書きます。
ブログの記事はこちら。

http://150turbo.seesaa.net/article/110846565.html

その記事では四つの書店のアイデアが書かれているんですけど、どれも結構面白いなと思います。
一番初めの、365棚書店というアイデアは、実行出来るかどうかは別としてかなり面白いんじゃないかなと思います。その日に入ってきた荷物は、その日の日付の棚のところに突っ込むだけ。来たお客さんは、自分が来ていなかった日付の分だけ棚を見れば新刊をすべて把握できる、ということです。
ただこの場合、売れたものの補充が後からどんどん入ってくるはずなので、入ってきた日付と発売日が合致しないことが多々起こることになります。そうなるとどうなんだろうか、という気もしなくもありません。
そうなると、その次のアイデアである、6棚の書店というのは結構現実的かもしれません。曜日毎に入ってくるものを全部まとめてしまう。こうすれば、毎日きてくれるお客さんも、その日入った分だけチェックすればいいし、売れた新刊の補充が後から入荷しても、そもそも発売日で並んでいるわけでもないので特に問題はないでしょう。なかなか面白いですね。
二つ目のアイデアは、amazonの倉庫みたいな発想ですね。昔本で読んだんですが、amazonの倉庫はジャンルごとに分けられたりしてはなくて適当に並んでいるそうです。でも、どこに何が置かれているのかというタグがきちんとつけられていて、それを元にピックアップしていくという感じです。
書店のアイデアとしてはタグはつけないんでしょうけど、かなり現実味の薄いアイデアとは言え、こういう本屋があったら言ってみたいなという風には思わせてくれます。
僕がかなりいいんじゃないかと思うのが、三つ目のアイデアの野口書店。巨大な棚が一つだけあって、入ってきたものはすべて左から入れる。売れていないものはどんどん右に寄せられていく、という形です。これだと、新刊を見たければ左の方から、あんまり売れていないようなマニアックな本を探しているなら右から見ていけばいいということになります。それに棚がきつくなって何か外さなくてはいけなくなったら、右の方からどんどん外していけばいいので楽ですね。
でも、巨大な棚一つしかないので、左に新刊を入れるスペースを作るために棚を詰める時、やたら時間が掛かりそうな気がしますけどね。
最後の箱のまま置くというのは、場所をうまく使えないという点であんまりよろしくないと思うけど、まあそんな本屋があってもいいですよね。
書店は普通にやっていると金太郎飴に陥りやすいので、こういう風に奇抜な発想で店づくりをするところがあってもいいのかもしれません。
そろそろ内容に入ろうと思います。
本書は7編の短編が収録された短編集です。

「厭な子供」
高部は同僚の深谷から相談を持ちかけられている。二人は共に、亀井という狂った上司の元で働いていて、うんざりすることは絶えない。しかも深谷は亀井に目をつけられていて、散々なのだ。亀井に気に入られている高部を羨ましく思ってもいるらしい。
そうでもないよ。
高部は家の方でうまくいっていない。特に妻が。精神的に参ってしまったようで、ちょっとしたことでスイッチが入ってしまう。
玄関を開けると、そこに子供がいた。
あれは子供なのだろうか。頭が異様に大きい。あっと思った時にはどこかにいなくなってしまった。錯覚だろうか。そんなわけがない。確かに今、奇妙な子供がこの家の中にいた…。

「厭な老人」
もう限界だ。
一緒に暮らしているあの人にはもう耐えられない。ところ構わず排泄するし、パンツにも粗相とは言えないほどの汚物がついている。それに臭い。なんとも言えないあの臭いには、もう耐えられない。
呆けてしまっているならば仕方ない。しかし、決してそうではないのだ。あれは、私への嫌がらせでやっているのだ。あの人は体も心も健康体のはず。行動だけが狂っているのだ。
その内に、それまで考えもしなかったことがはっきりとしてくる。トイレの前にしゃがんでいたのは何故?寝室の前で突っ立っていたのは何故?
もう厭だ。耐えられない。

「厭な扉」
借金を抱え、妻と子供を捨てて逃げた。ホームレス同然の生活をしている最中、ふと耳にした噂がある。
泊まると幸福になれるホテルがある。その噂は、なんとかというホームレスが、泊まっただけで大金持ちになったという話から来ているらしい。
もちろんただの与太話だと思った。泊まるだけで幸福になれるホテルなど。意味が分からない。それでも、何故か私はそのホテルに向かっていた。
そこで出会ったのは、その噂の元になった元ホームレスだった。私はそこで、そのホテルの宿泊券を受け取ることになるのだが…。

「厭な先祖」
河合は会社の後輩から何故か仏壇を預かることになった。後輩の志村は周囲から空気が読めない奴と評価されているのだが、本人は一向にそのことに気付かないという厄介な男だ。河合は志村に、何故仏壇を預からないといけないのかまったく意味が分からないと散々言ったが、志村は飄々と受け流し、結局預かることになってしまったのだ。
同僚の深谷に相談するが、深谷にも一向に話が見えない。そんなものさっさと送り返せばいいじゃないかというのだが、そういうわけにもいかないらしい…。

「厭な彼女」
郡山は深谷に相談している。彼女のことが厭になったのだけど、どうしても別れられないのだ、と。弱みを握られているわけでも未練があるわけでもない。それでも別れられないのだ、と。
深谷には話が分からない。別れたいなら別れればいいだろう。
手始めに郡山は、ハヤシライスのグリーンピースの話をする。彼女は、グリーンピースがあんまり好きではないと言った郡山に、ハヤシライスを作る度にグリーンピースの量を増やしていくのだ。
話が通じないのだ。

「厭な家」
殿村は後輩である深谷に相談をしている。家でおかしなことが起こるのだ。幽霊やポルターガイストのようなものですかと聞くと、たぶんそういうものではないだろう、と答える。自分でも何が怒っているのか分からないのだが、と言って、サイドボードに小指をぶつける話をする。
寝室に置いていたサイドボードにどうしても小指をぶつけてしまうので部屋からどかすことにした。しかしそれからも、ないはずのサイドボードに小指を頻繁にぶつけ、終いには骨折してしまったのだという。
厭だと思った結果だけが繰り返される家なのだ。

「厭な小説」
深谷は亀井と共に出張に行くことになった。最悪の貧乏くじだが仕方ない。亀井の機嫌を損ねたらこの話は終わるだろう。とにかく恙なく終わらせることを最優先にしようと考えている。
亀井は、つい最近自宅の一つ下の部屋が古本屋であることに気づいた。そこで何となく一冊の本を買ってしまう。タイトルは、「厭な小説」。最近発売されたとは思えないほどボロボロの本だった。
出張に向かう新幹線の中、亀井の隣でその小説を読んだ。驚いた。なんと自分の話が出てくる。子供が出てくるとか言っていた高部の話から、家で嫌なことが繰り返されると言っていた殿村さんの話まで。一体どうなってるんだ…。

というような話です。
とにかく不愉快になるような話ばかりを集めた作品です。帯には、「日本一のどんびきエンターテイメント」とあります。
確かに不愉快になる話ばっかりでしたね。不愉快もそうだけど、どの話も不条理でした。最後まで読んでも、きちんと納得のいく終わり方をする話がそんなに多くはないですね。どの話も、不条理のままで終わってしまう。不愉快という意味だけではない形でも後味の悪い作品だなと思います。
でも、なかなか面白い話だと思いました。前半の方の話は、あまりにも不条理すぎてちょっとなぁという感じの話が多かったですけど、「厭な彼女」と「厭な家」はかなりの傑作だと思いました。
「厭な彼女」はすごい話ですね。とにかく郡山の彼女の行動がまったく意味不明なんです。同じことをされたら、正直参りますね。相手に悪意がなさそうであること、そして話がまったく通じそうにないことというのがとにかく恐怖です。郡山が厭になって別れたいと思うのは無理はないし、そして別れられないと思っているのも十分理解できます。こんな彼女がいたらキツいだろうなぁ。
最後はなんとも言えない形で終わりますけど、この話はかなり好きです。
「厭な家」もいいですね。とにかく、厭だと思ってしまったことが永遠と繰り返されていく家に住んでいる男の話です。一つ一つは些細なことなんだけど、これがずっと続いたらこれもまた参るだろうなと思います。この話はラストもなかなか良く出来ていて(まあ途中で読めますけど)、全体的に完成度が高いのではないかなと思いました。
最後の「厭な小説」はメタっぽい感じでいいんですけど、もう少し何か大仕掛けがあるのかもしれないと思って期待しただけにちょっと残念ではありました。ただ、本書の装丁がどうしてこんな古めかしくなってるのかっていう理由が分かって、なるほどという感じはしました。
あと本書の特徴は、職人・京極夏彦の本領発揮というべき組版です。組版という言葉が合っているか分からないけど、文章をどんな感じで配置するのかを組むみたいな感じです。
京極夏彦は組版まで自分でやる作家だとどこかで読んだことがあります。本書も、うまく説明できないけど、空き行が一切ないんです(普通章が変わる時とかに無駄に空いてしまう行とか出来るものじゃないですか?そういうのがないんです)。それに、どの話も最後の二行が同じ形で配置されている(これもうまく説明できないけど)わけです。こういう部分にまでこだわる作家というのは本当に少ないと思うんで、珍しい作家だなと思います。
京極夏彦の作品として考えた場合そこまで強く推すわけではありませんが、普通に面白い作品です。会話文が多いのと文章が読みやすいのとで、とにかくスラスラ読めます。機会があったら読んでみてください。

京極夏彦「厭な小説」




関連記事

Comment

[3616]

目次やページレイアウトも厭らしい見づらさで、ついついにんまりしてしまいましたよ。汚ならしい外見や、色あせたページが、きちんと話の結末に絡んでくるあたりは、さすが京極夏彦と思いました。

[3617]

ub7637さんも読みましたか。
読み終わってみると、本の造りそのものがかなり気になってきますよね。
表紙とかだけじゃなくて、中の紙とかも薄汚れた風になってたし、
あるページなんかは蚊の死骸が挟まってる風になってたりしましたよ。
中身もなかなか面白かったですけどね。
でもやっぱり京極堂シリーズの最新刊を読みたい!

[3618]

お早うございます。もう秋ですねぇ。今朝起きましたら、ちょと肌寒い感じがしました。
この本とは関係がありませんが、書店のレイアウトの件、面白く読ませていただきました。売れる順に並べるというのは好いかも知れませんよ。売り上げBEST10くらいは、どの書店もやっていますが、逆に売れない本までは紹介していませんので。私なら、まずは売れない本の側に目が行くと思います。「あ~~ぁ、この本こんな所にあったの。可哀相に~」でまた買ってしまうかも知れません(笑)。
セルフレジではありませんが、私の住んでいる所の中央図書館は自動貸し出し機が置いてあります。自分のカードと借りたい本を載せるとバーコードの部分を読み取ってくれるようです。人件費削減には好いでしょうね。
図書館と言えば、先日ネットにこんな記事が載っていました。
 >http://www.library.pref.fukui.jp/reference/mosikasite.html
利用者の覚え違いだそうです。最初の「おくだ何とかさんのさらしもの」は、恐らく「奥田英朗」さんの「サウス・バウンド」でしょう。福井図書館にメールを送ってみましたら、お礼の返信がありました。次回更新するときに載せます、とのことでした。
近くの書店に寄りましたら、ナツイチコーナーができていて(しかも、かなり派手に)人目を惹きました。最近の文庫本は表紙がイマイチ(笑)ですねぇ。「こころ」なんてガッカリです(泣)。どうして学生服の少年(?)の隣に骸骨がいるのでしょうか? アイドルの顔を載せてあるのも、嫌ですねぇ(怒)。太宰治なんて、あの世で怒っていると思いますよ。あるいは「俺って、イケメンだったんだ」とニンマリでしょうか(笑)。
というわけで、一番無難な『父親』(遠藤周作)を買いました。書いていて気がつきましたが、文春のターゲットはこんなオバサンではなく、若年層ですよね(笑)。だったら、まぁ仕方ないのかも知れません。許すことにしましょう。何よりも本が売れないことには出版業界も立ちゆかなくなってしまいますので…。
『罪と罰』は読み終わりましたよ。こんな物語だったんだと改めて思いました。ストーリー以外の部分で読ませるものが多かったです。亀山さんの功績は大きいです!
『青春夜明け前』(重松さん)は感涙ものではなく、私には感想が書きにくい(恥ずかしい)話が多かったです。一言でまとめると 男ってエロい、になります(爆)。ただ、さすがに人情作家の重松さんですので、終わり方などしんみりしていましたよ。
では、この辺で。お仕事、頑張ってくださいね。私は今日までお休みです(年休を使っています)。

[3619]

こんにちわです。ホント、最近午前中とか結構涼しいですよね。昼間もそんなに暑くない。毎年こんな感じでしたっけ?9月くらいまで暑かったような気がするんですけど。
売れる順というか、入ってきた順ですけどね。結果的に、売れていないものが端っこに固まるという感じ。僕もそういう本屋に行ったら、売れていない方に目が行くでしょうねぇ。変な本ばっか気になっちゃうんで。
図書館でもそんな自動貸し出し機みたいなのがあるんですね。でもそれ、その機械に通さないで勝手にもってっちゃう人とかいないんでしょうかね?図書館利用のマナーは凄く悪いって聞くので。
本のタイトルの覚え間違いの記事は僕もみました。「おくだ何とかさんのさらしもの」は僕もちょっと考えて、角田光代の「さがしもの」かなぁとか思ったりしましたけど。奥田英朗の「サウス・バウンド」はちょっと思いつかなかったです!
文庫の表紙は各社あれこれ手を入れていますからね。でも何にせよ、表紙を変えることで売れたりするわけで、若い人が手に取るきっかけになるならいいんじゃないかなとか僕は思っています。古典ってなかなか読まないですからね。
もう出版社も、本を売るためにあの手この手です。普段本を買わない層にも買ってもらえるようにするには、普段本を買う人からすれば眉を顰めてしまうようなこともしないといけないのでしょう。いずれにしても、僕はバリバリ売るだけですけどね!
「罪と罰」はいつか読んでみることにします。いつになるかわかりませんけどねぇ。たぶん「カラマーゾフ」には手を出さないような気がしますが(笑)
重松清は、「男子」か「家族」が大まかなテーマですからね。でも、「男子ってエロい」って感じの本はこれまであんまりなかったような気もします。ありましたっけ?官能小説っぽいのはあるけど、男子じゃないし。しかしよくこれだけハイスピードで書けるものです。
ドラさんは今日までお休みでしたか。「罪と罰」も連休中にうまく読めたというところでしょうか。休みが終わるのは名残惜しいでしょうけど、明日から仕事頑張ってください!

[3620]

通りすがりさん
こんばんは。
やっと今晩から(まだ読んでません)
オリンピックの身代金
に突入します。
今更ですが、
「オリンピック」の「身代金」というのはダイナミックですねえ。
今まで気づきもしませんでした……。
そもそも僕だけかもしれませんが、
一見だけだと奇抜ながら気づかれにくいのかもしれませんね。(ホントに僕だけかもしれません(・・;) )
僕の周りには
隣町に同じチェーン店の本屋さんが2件ありまして、
それぞれ出版社別と一律作者別という分け方をされてます。
個人的には一律作者別の方が便利なのですが、2店舗とも共通して店員さんに笑顔が皆無なのがほんの少しだけ気になっていますね……。
なので本屋さんに求めるのは
ちょっとだけ微笑んで欲しい
です。

[3621]

こんばんわです。
タイトルとか、あっさり見過ごしてるけど、実は凄かったりするものってあったりしますからね。
っていうか、タイトルの本当の意味とか、やっぱ本編を読まないとなかなか分からないし。
「オリンピックの身代金」ってタイトルは、誘拐モノエンターテイメントを想像させるという点でちょっとダメだけど、でも内容には合ってるんだよなぁ。
まあまた感想を聞かせてください。
僕は、出版社別の売場にしています。
僕が担当になる前からそうだったというのもありますが、
個人的には出版社別の方が好きですね。
僕の場合は、平積みを出版社別に分けてやってないので、
棚くらい出版社別でもいいんじゃないかなと思います。
僕は、笑顔が出来てるかどうかは分からないけど、お客さんとフランクな感じで話そうといつも心がけています。
無愛想ではないつもりなんで、一応クリアできてるかな?
接客が明るい感じだといいですよね、やっぱり。
これからもがんばります!

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2013年ベスト

2013年の個人的ベストです。

小説

1位 宮部みゆき「ソロモンの偽証
2位 雛倉さりえ「ジェリー・フィッシュ
3位 山下卓「ノーサイドじゃ終わらない
4位 野崎まど「know
5位 笹本稜平「遺産
6位 島田荘司「写楽 閉じた国の幻
7位 須賀しのぶ「北の舞姫 永遠の曠野 <芙蓉千里>シリーズ」
8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
9位 松家仁之「火山のふもとで
10位 辻村深月「島はぼくらと
11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
16位 藤谷治「世界でいちばん美しい
17位 神林長平「言壺
18位 中脇初枝「わたしを見つけて
19位 奥泉光「黄色い水着の謎
20位 福澤徹三「東京難民


新書

1位 森博嗣「「やりがいのある仕事」という幻想
2位 青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」 3位 梅原大吾「勝ち続ける意志力
4位 平田オリザ「わかりあえないことから
5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
6位 小阪裕司「「心の時代」にモノを売る方法
7位 渡邉十絲子「今を生きるための現代詩
8位 更科功「化石の分子生物学
9位 坂口恭平「モバイルハウス 三万円で家をつくる
10位 山崎亮「コミュニティデザインの時代


小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
2位 沢木耕太郎「キャパの十字架
3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
10位 エイドリアン・べジャン+J・ペタ―・ゼイン「流れとかたち 万物のデザインを決める新たな物理法則
11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
12位 久坂部羊「神の手
13位 金原ひとみ「マザーズ
14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
15位 宮下奈都「終わらない歌
16位 朝井リョウ「何者
17位 有川浩「空飛ぶ広報室
18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
20位 相沢沙呼「ココロ・ファインダ

新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
2位 森達也「A」「A3
3位 デヴィッド・フィッシャー「スエズ運河を消せ
4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
5位 クリストファー・チャブリス+ダニエル・シモンズ「錯覚の科学
6位 卯月妙子「人間仮免中
7位 ジュディ・ダットン「理系の子
8位 笹原瑠似子「おもかげ復元師
9位 古市憲寿「絶望の国の幸福な若者たち
10位 ヨリス・ライエンダイク「こうして世界は誤解する
11位 石井光太「遺体
12位 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝
13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
19位 二村ヒトシ「すべてはモテるためである
20位 平川克美「株式会社という病

2011年ベスト

2011年の個人的ベストです
小説
1位 千早茜「からまる
2位 朝井リョウ「星やどりの声
3位 高野和明「ジェノサイド
4位 三浦しをん「舟を編む
5位 百田尚樹「錨を上げよ
6位 今村夏子「こちらあみ子
7位 辻村深月「オーダーメイド殺人クラブ
8位 笹本稜平「天空への回廊
9位 地下沢中也「預言者ピッピ1巻預言者ピッピ2巻」(コミック)
10位 原田マハ「キネマの神様
11位 有川浩「県庁おもてなし課
12位 西加奈子「円卓
13位 宮下奈都「太陽のパスタ 豆のスープ
14位 辻村深月「水底フェスタ
15位 山田深夜「ロンツーは終わらない
16位 小川洋子「人質の朗読会
17位 長澤樹「消失グラデーション
18位 飛鳥井千砂「アシンメトリー
19位 松崎有理「あがり
20位 大沼紀子「てのひらの父

新書
1位 「「科学的思考」のレッスン
2位 「武器としての決断思考
3位 「街場のメディア論
4位 「デフレの正体
5位 「明日のコミュニケーション
6位 「もうダマされないための「科学」講義
7位 「自分探しと楽しさについて
8位 「ゲーテの警告
9位 「メディア・バイアス
10位 「量子力学の哲学

小説以外
1位 「死のテレビ実験
2位 「ピンポンさん
3位 「数学ガール 乱択アルゴリズム
4位 「消された一家
5位 「マネーボール
6位 「バタス 刑務所の掟
7位 「ぐろぐろ
8位 「自閉症裁判
9位 「孤独と不安のレッスン
10位 「月3万円ビジネス
番外 「困ってるひと」(諸事情あって実は感想を書いてないのでランキングからは外したけど、素晴らしい作品)