黒夜行

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反転 闇社会の守護神と呼ばれて(田中森一)

お久しぶりです。先週末山口で友人の結婚式があって、それに呼ばれて行ってきました。披露宴ってやつに初めて出たんですけど、すごいですね。気合い入ってるなぁという感じです。よかったと思います。
でその帰りに、また香川に寄ってうどん巡りをしてきました。うどん旅行記第二弾をまた明日にでもアップ出来ればと思っています。
まあそんなわけで久しぶりの感想です。今日はネットで見たニュースを二つほど紹介しようかなと思います。
まずはこちら。

休刊雑誌を電子配信

最近大日本印刷が何やらいろいろ話題になりますが(書店や出版社を傘下に収めたり、ブックオフの株式を取得したり)、その大日本印刷が秋田書店(一応書いておきますが秋田書店というのは出版社の名前です。角川書店、みたいなものですね)が共同で、休刊した雑誌を電子化して携帯で配信するというサービスを開始するようです。
僕はずっと、雑誌ってもったいないよなぁ、と思ってきたんです。雑誌って基本的には、発売してから1か月しか店頭に置かれません(月刊誌の場合。週刊誌なら一週間しか置かれない)。常に新しい号が出るのでどんどん入れ替えていかなくてはいけません。売り場の広い書店なんかでは、売れている雑誌のバックナンバーまで売場で揃えているところもありますが、普通はなかなかそこまで出来ません。なので、どれだけ雑誌の内容がよくても、その1か月間の間にお客さんの目に留まらなければ、雑誌の記事っていうのは読まれないわけなんです。
もちろん後で出版社にバックナンバーを注文すればいいんですけど、これも出版社によって対応が大分違います。バックナンバーを一切持たない、つまり書店から出版社に返品されてきた雑誌はすべて裁断して捨てる、というところもあるし、発売から何年までのバックナンバーならある、というところもあります。もちろん、これまで出た号すべて残しているというところもあるでしょう。しかし何にせよ、書籍に比べて雑誌というのは圧倒的に読まれるチャンスというのは少ない媒体だと思います。
だから電子化して配信するというのはいいと思います。どうせなら休刊雑誌以外もそういう風にすればいいと思うんだけど、それはもう既にやっているところが多いのかな。前に、講談社が出しているマンガ雑誌が発売から1か月したらすべてネットで見れるようにした、というニュースを見た記憶があるし、雑誌や新聞に載っている広告だけを検索できるサイトみたいなものも確かあったと思います。またヤフーなんかは、主要な雑誌と提携して、記事データベースを利用したりしているみたいな感じだったと思います。
まあこうやって電子化の流れがどんどん進んでしまうと、じゃあもう紙は止めて全部電子配信しようなんて流れになりかねないし、そうなると書店としてはなかなか厳しいんですけど、ユーザーとしては便利になるんだろうな、と思います。まあ僕なんかは、紙だろうが電子だろうが、雑誌は全然読まないんですけど。
さてもう一つの話はこちら。

笑えないマンガ業界の荒廃

マンガ業界は結構厳しいという話をよく耳にしますが、最近はホントにヤバいみたいですね。
一時期、サンデーなど小学館で仕事をしている漫画家の不満が爆発した時期があったと思います。記事にもある雷句誠が小学館を相手取り裁判を起こしたり、新條まゆっていうかなり有名な漫画家が自身のブログで小学館を批判する文章を書いたりというようなことがありました。記事には他にも、今売れに売れている「神のみぞ知るセカイ」というコミックを出している若木民喜という作家の話もあります。「神のみぞ知るセカイ」っていうのは、今4巻まで出てるんですけど、出版社の営業の人曰く、1巻発売時と比べて4巻の初回の刷り部数が3倍以上になった、というほどバカ売れしているコミックなんですけど、それでも貯金残高が1万円を切るような生活しか出来ないみたいです。厳しすぎませんか、それは?(なんて書きましたが、これは「神のみぞ知るセカイ」連載前の話のようですね、どうも)。
最近は小説作家でも二足のわらじでやっている人が多いですが、それは作家だけでは食えないからという理由が大きかったりします。その現状はきっと、マンガ家の方が厳しいんでしょうね、きっと。週刊誌の連載を持っているマンガ家だったらまず二足のわらじとか無理だし、しかもコミックというのは単価が安いから売れてもあまりお金にならない。正直コミックの値段って安すぎると思うんですよね。森博嗣もどこかで書いていたけど、出版社の人間はもっと絵を高く評価した方がいいんじゃないかな、と。確かにマンガって中高生とかがたくさん買ってくから高いと手が出なくなるかもしれないけど、それでもこれだけマンガ家が厳しいのならもう少しマンガ自体の値段をどうにかしないといけないんじゃないかなという気がします。
最近は、「バクマン」っていうコミックが人気です。これは、週刊少年ジャンプで連載を取ろうとする高校生二人組の話で、リアルな業界の話がたくさん出てくるようです。一応出版社や著者の意図としては、業界のことをもっと知ってもらって、マンガ家になりたいという人がもっと増えてくれるということを期待しているのかもしれないけど、上記の記事のような実情を知ってしまうとなかなかマンガ家になろうという人がこれから出にくくなっていくんじゃないかなという気がします。まあ出版社も厳しいんでしょうけど、自社の利益以外のことについてももっと考えた方がいいんじゃないかなという気がしました。そうじゃないと、業界全体がしぼんでしまう気がします。
そろそろ内容に入ろうと思います。
本書は、伝説の特捜エースと呼ばれた検事から一転、弁護士となり闇社会の代理人となった男の自叙伝です。
本書は大きくわけて三つの章からなります。
第一は、自らの生い立ちについてです。長崎の小さな島で生まれた彼は、非常に貧しい生活を続けてきました。長男だったため、稼業である漁師を継がなくてはいけない立場だったところを、お金がないなかありとあらゆる工夫をして勉強を続け、苦学の末になんとか岡山大学に入学します。
入学後しばらくは勉強などせず遊び呆けていたわけですが、毎月少ない給料の中から仕送りをしてくれる兄弟たちの夢を背負っているのだということを思い出し、一転司法試験の勉強を始めます。それまでまったく勉強などしてこなかった男が、たった2年弱の勉強で在学中に司法試験に一発合格してしまうのだから、基本的な素養みたいなものが高いんだろうなと思います。
元々は裁判官になりたかったのだけど、様々な些細な事情が重なって裁判官を断念せざる負えなくなり、そうして検事になることにします。
第二は、検事になってからの話です。新人としていろんなところに配属され、そこで基本的な捜査手法を身につけた田中は、その実績を認められ、大阪地検特捜部に配属されることになります。まさにエースです。そこでも田中は、自らの情報網を駆使して事件を探り当て、一旦探り当てたら最後まで粘り強く食いついていくというスタイルで犯罪者を追いつめていきました。自分が手がけた様々な事件を具体的に挙げながら、検事時代の仕事について詳しく書いています。大阪は、政治に関わる犯罪がそこまで多くない代わりに、経済に関わる犯罪は多しい、また同和問題などが絡んだ難しい問題もある。そんな中で確実に実績を残し、そして田中は東京地検特捜部に配属されることになります。
しかしここで田中は、検事の限界を感じることになります。政治に関わる犯罪の多い東京では、様々な圧力によって捜査そのものが止められてしまうということが度々ある。事件の捜査はやるが、政治家まで手を伸ばすことが出来ない、ということも多々あった。出世しようなどとはまったく思っていなかった田中は、上からの圧力など無視して仕事にまい進していたのだけど、それでもどんどん潰されてしまう。
また東京地検特捜部の独特の捜査のやり方にもついていけなかった。東京地検特捜部では、まず事件らしきものを見つけると、上の人間がその事件の構図を予想して画を描く。でそこから捜査を始めるのだが、しかし捜査の段階で初めに描いた構図が見当違いだったということも当然起こる。しかし捜査は、初めに書いた構図通りに勧められるのだ。初めの構図が間違っていたとなると、上の人間の責任を追及されてしまうことになるので、あくまでも初めに描いた構図通りにストーリーを作ってしまう、というのである。時には被害者と加害者がまるっきり逆になってしまうようなこともあったという。
そんな東京地検特捜部のやり方に嫌気が差していた頃、母親が病に倒れた。そんなこともあって、田中は検事を辞め、俗に「ヤメ検」と呼ばれる弁護士へと転身していった。
弁護士になった田中には、顧問の依頼がひっきりなしにやってきた。田中は顧問を引き受けるかどうかの基準を、社長に直接会えるかどうか、に置いていた。法務部とやり取りするのはつまらない。社長と直接やりとり出来る方がいい。そんなわけで、自然とアンダーグラウンドな世界と関わるようになっていったのである。
ヤクザやバブル紳士を初めとする怪しい連中と付き合っていく中で、田中は彼らに親しみを覚えるようになっていく。アンダーグラウンドに生きる連中は、これまで苦労をしている場合が多い。田中自身も苦労して来ただけに、そんな彼らを助けたいという風に思うようになってきたのだ。時にはあくどい手も使いながら、闇社会の代理人として有名になっていった。
金銭感覚も狂った。とにかく数百万円単位のお金が常に出入りするような状態。節税のためにほとんどヘリも買った。結局ほとんど使うことはなかったのだけど。
そうやってアンダーグラウンドの連中と付き合っていく中で、古巣である検察から田中は嫌われていくことになる。なんとしてでも田中を逮捕しろ、とまで言われていたようだ。そんなある時、まったく身に覚えのない詐欺事件の共犯として逮捕されることになり、実刑を受け、今に至る。
というような感じです。
なかなか面白い作品でした。親本である単行本が出た時は相当話題になりました。その時はそんなに読もうという気にはならなかったんだけど、最近「ヤメ検」っていう本を読んでそこにも田中森一の話が出てくるんで、じゃあちょっと読んでみようかなと思ったわけです。
僕は正直、この作品の存在を知るまで田中森一という存在については知らなかったんですけど、世間的には悪者というイメージになっているんでしょう。詐欺で捕まって実刑を受けた、闇社会の守護神だった悪いやつだ、と。しかし本書を読むと、そういう感じでもないなぁという感じがします。
もちろん本人自身が書いている本なんで、いくらでも嘘をつくことは出来るでしょうが、読んだ限り、本書は結構真実を書いているんではないかな、という気がします。何せ、検事時代にとある事情から供述調書に嘘を書いた、というようなことまで書いてるんです。昔の話とは言え、なかなかそんなこと書けないと思うんです。また、弁護士になってからの女遊びとか金の散在なんかもしっかり書いていて、かなり好感が持てます。もちろん、書けるところについてはギリギリのラインまで暴露するという戦略で、本当に重要な部分については秘密にしているという可能性もありますが。
基本的にはすごくちゃんとしている人だという風に思います。検事時代は上からの圧力さえも無視して犯罪者を追いつめるほど熱心だったし、田中に落とせない(自白させられない)被疑者はいないとまで言われていたような男です。自白に追い込むまでは鬼だけど、被疑者が自白したらそこからはなるべく罪が軽くなるように手心を加えてやる、なんていうのも普通の検事はしないでしょう。
弁護士になって、検事時代とは逆に犯罪者の利益を守る立場になるわけだけど、基本的には考え方はさほど変わっていないという気がします。もちろん、犯罪を犯した人間になんとか執行猶予を取らせてやるためにあくどい手を使ったりもするんだけど、基本的に間違ったことはしないし、周囲が間違ったことをしようとしてもそれを止めようとするだけの良識はあります。闇社会の守護神とは言え、犯罪者を守るために何でもするというわけではなくて、出来る範囲のことで出来る限りやるというわけで、そんなに酷いことをしているわけではないと思います。
田中を頼ってくる犯罪者には生い立ちが厳しかったものも多く、田中は、彼らに更生のチャンスを与えるために動いていたという面もあったりします。一概に悪徳弁護士と言いきってしまうことは出来ないだろうなと思います。
本書で描かれる事件の多くは、バブル期やそれ以前のものが多いので、僕は直接は知らなかったりします。戦後最大の経済事件と言われるイトマン事件なんかは名前は聞いたことはあるけど、詳しいことは知らないですね。それでも、非常に具体的に詳しく経緯が書かれているのでものすごく面白いです。実際世間にはこういう風に公表されているけど、実は本当はこうだった、みたいな話が多くて、ニュースを見る目がちょっと変わるかもしれないと思いました。またライブドア事件など、割と最近の話も出てきたりするんで、そういうのは読んでて懐かしいなぁという感じがします。
著者が逮捕されることになってしまった事件についても詳細が描かれるんですけど、どう読んでも著者は何もしていないですね。もちろん重要な部分を隠している可能性はないではないけど、やはりこれは検察によって作られた事件なんだろうなと思います。許永中という闇社会の重鎮と、検察に不利益ばかり与えるヤメ検弁護士である田中を一挙に逮捕できるように、巧妙にストーリーが作られている事件だなという風に感じました。しかしこういう本を読めば読むほど、日本の裁判っていうのは本当にほとんど有罪なんだなと思います。一般人が判断すればどう考えても無罪だろ、みたいな事件も有罪になります。裁判員制度って、こういう経済事件にも適応されるんでしたっけ?こういう閉鎖的な状況に風穴を開けてくれるでしょうか。
まあそんなわけで、僕はすごく面白いと思いました。そこらの警察小説なんかよりも面白いんじゃないかなと思います。何せ実際の事件の話がやたら出てくるし、それに直接関わった男の述懐何だから面白くないわけがありません。田中森一という男もなかなか魅力的で結構好感が持てるんじゃないかなと思います。ちょっと長い作品ですけど、面白いです。ぜひ読んでみてください。

田中森一「反転 闇社会の守護神と呼ばれて」




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Comment

[3501]

どうでもいいと思いますが、若木民喜先生が銀行の残高1万円きったってのは、神のみぞ知るセカイ連載前の話ですよ
前作 聖結晶アルバトロスが打ち切られて神のみが始まる直前の出来事です
さすがに今、若木先生の銀行の残高が1万円きるのはありえないですよ

[3502]

やっぱりそうですよねぇ。
おかしいなぁ、とは思ったんですけど、リンク先の文章の書き方がそんな感じがしたんで、売れてるのにお金はないのかぁと思ってしまったんです。
ご指摘ありがとうございます。

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3位 浅野いにお「うみべの女の子
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感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

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7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
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