黒夜行

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空ばかり見ていた(吉田篤弘)

さて今日はすこぶる疲れているので、本屋の話はサクッと終わらせようと思います。
今日は「延勘」について書こうと思います。
書店の担当者はよく、出版社の営業の人と話をして、そこで注文をしたりとかするんだけど、そこでよく「延勘」という言葉が出てきます。担当になりたての頃はその意味がわからなくて、正確には「のべかん」と読むのに、ずっと「えんかん」と呼んでいました。
延勘というのは、出版社から書店への請求を遅らせますよ、ということです。「三ヶ月延勘」とか書いてあると、その商品が書店に入ってきてから三ヶ月後にその商品の請求をしますよ、ということです。「三ヶ月延勘」というのを略して「さんのべ」なんていう言い方を営業の人がしたりします。
この延勘というやり方が出版業界独特なのか、あるいは一般的な商取引なのか僕にはよくわかりません。書店は昔から結構厳しい業界だったから、ある本を仕入れたくても仕入れるためのお金がない、というような状況はよくあるんだそうです(僕は経営者でも社員でもないので、そういう数字的な部分については全然知らないんですけど)。だから、本の代金の請求は遅らせますからとりあえず置いてください。そして、その本の売り上げで仕入れ分の支払いをしてくださいね、というようなことで出来たやり方なんだそうです。
僕は担当業務についてほぼ誰からも何も言われないので(これはウチの本屋の担当者全員にほぼ共通)、延勘だろうが延勘でなかろうが正直あんまり関係ないと思ってしまいます。延勘だから入れてください、というようなことは最近言われないですけど(僕にとって延勘はメリットではないと営業の人も気づいてくれたのでしょう)、まあ正直どっちでもいいなと思います。まあ、この延勘というのが一般的なものなのかは分からないけど、書店にはこんな取引がありますよ、という話でした。
そろそろ内容に入ろうと思います。
本書はホクトという名の流しの床屋を描いた短編集ですが、非常に変わった構成になっています。まず、ほとんどの短編でホクトは主人公ではありません。ストーリーにちょっとだけ関わるというぐらいの登場です。時には、主人公が訳している外国文学がホクトを主人公にしたものだ、というような設定もあります。また、舞台もどんどんと変化していきます。日本の小さな町だったり、外国のどこかの町だったり、あるいは僕らの生きている世界ではないファンタジーの世界が舞台だったりもします。こんな形の短編集を読んだのは初めてなのでうまく伝えられませんが、非常に変わった構成で、とにかく新鮮でした。内容もものすごく面白かったですし。
とりあえず出来る限り内容紹介をしたいと思います。

「七つの鋏」
子供だった私は、いつもホクトさんに髪を切ってもらっていた。若いころフランスでパントマイムを学んでいたが、父親が急逝したために床屋を継ぐことになった、と言われているホクトさん。酒瓶の蓋集めに熱中していた私は、時々二つ隣の駅でホクトさんを見かけたが、その内ホクトさんは、「しばらく休業します」という貼り紙を残していなくなってしまった…。

「彼女の冬の読書」
勤めていた手帳屋が、解散を宣言して店をたたむことになった。一緒に働いていたアヤトリからエリアシと呼ばれていた僕は、彼女と一緒にこの町に残った変わり者だ。彼女は冬、まるで冬眠するように読書に耽る。春から秋に掛けてお金を貯め、秋の終わりに好きな本を買いため、冬の間中何もせずに部屋で本だけ読むのである。彼女からはよく呼び出しが掛かる。ビンの蓋を開けてくれ、って。
彼女が読んでいる本をよく読んでいる。「どこへ行こうが天使だけはついてくる」という本は、ホクトという放浪の床屋を主人公にした作品で…。

「星はみな流れてしまった」
小さな町で屋台をやっているサキは、いつものように集まってくる猫たちに食事をあげている。その内の一匹にホクトという名前をつけている。
大抵デニーロ親方しかいない屋台に、珍しく客がやってきた。二人して盛大にもてなす。そこでサキとデニーロ親方は、この屋台を続けようと思ったきっかけになった、星がたくさん流れた夜のことを話して聞かせる…。

「モンローが泊まった部屋」
かのマリリン・モンローが泊まったとされるホテルで雨を待っている。わたしはある映画の主演女優で、雨が降らないと何も動けない。
ある日ホテルの前の元駐車場で、ホテルマンであるトキワさんが髪を切ってもらっているのを目撃する。聞くと髪を切っているのは、ホクトという名前の流しの床屋なんだそう。わたしは「墜落した天使の残骸」を見に美術館へ行く。

「海の床屋」
映画の買い付けに出かけたミサキは、観客のまったくいない「ある小さな床屋の冒険」というタイトルの映画を見ることにした。その映画を見ながら彼女は、かつての時間に引き戻される。
その時も今と同じように眼鏡の度が合わなくて苦労した夏だった。夏は家族で海の家に行ってすごく習慣があって、そこで知り合ったユウジ君に会いたいのだけど、眼鏡が変で会えない。
あの海辺で髪を切っている男の人に名前を聞いたのもユウジ君だった…。

「アルフレッド」
主人公はホクト。こじんまりとした国にしばらく滞在することに決める。ホテルマンとのよくわからないやり取り。ふと目に止まった、奇妙なたたずまいの美術館で男に声を掛けられる。ホクトの特技は妄想で、何も情報がないところから相手について様々なことを当てることが出来る。アルフレッドと呼ばれたその男が、その国の有名なアナウンサーだと知ることになるが…。

「ローストチキン・ダイアリー」
父親の病気のため故郷に戻ってしまったアンは、夫と娘のために一風変わったものを残して行ってくれた。毎年楽しみにしているクリスマスにいられないということで、ティーバッグに日ごとにそれらしいものを詰めたものを用意したのだ。リンと二人で毎日それを開けながらクリスマスを待つ翻訳家の主人公。今訳しているのは、「ノアという名の床屋」というタイトルで進めようと思っている古い小説なのだが、タイトルがぴたっと嵌まらない。どうしたものだろうか…。

「ワニが泣く夜」
アルジは最後の娼館の主人で、ホクトは毎月一回娼婦たちの髪を整えにやってくる。何故かボイラーの修理もしてくれる。
昔片耳を失ったアルジは、実に奇妙なことを言う。シリコン製の付け耳が音を聞くというのだ。その奇妙な話を聞かされたホクトは、ある一人の娼婦と話をすることになるのだが…。

「水平線を集める男」
波打ち際に置き忘れたようにしてある鞄を見て、ホクトはかつて出会った奇妙な男のことを思い出す。真鍮細工職人だった親方と空中チェスをして過ごしていたあの頃出会った、ドン・キホーテと名乗る男のことを…。

「永き水曜の休息」
デコと呼ばれる司書は、同じく司書で朝子二号と呼ばれる同僚と日々本と戯れている。「曇り空」という本に嵌まった。そういう宝物のような本に出会えるのがいい。
精神科医をしているという朝子二号の叔母さんを尋ねにいった。そこで、これまでずっと忘れていた出来事をふと思い出す。ホクトから連絡があったのはその次の日だった…。

「草原の向こうの神様」
風に七つの名前がある土地で、ホクトは束髪士として生きている。風の名の一つを与えられた驢馬とともに日々過ごしている。この土地では、父親から驢馬を与えられたら束髪士として生きていくことを意味するのだ。
ある日その風の名を与えられた驢馬の背中に短い矢が刺さった。ホクトはその矢を商人と物々交換してしまうのだが、ホクトの元を時折訪れる同じく束髪士のニムトは、それは神様から選ばれた証しだという…。

「リトル・ファンファーレ」
ニムトは撮影所のエキストラ衣装部で働いていて、よく余った服を回してくれた。僕らはフランスの片隅でアンヌ先生というパントマイマーに師事してパントマイムを習っていた。日々二人で、その時その時の感情や出会った言葉なんかを体で表現している。そもそもニムトと僕にはきちんとした共通語がないから、いつだってパントマイムで会話をしているようなものだ。結局父親が急逝したために、日本に帰ることになってしまうのだけど…。

というような話です。どうでしょうか。何となく、普通の連作短編集ではないということが伝わったでしょうか。流しの床屋・ホクトを描いた作品だけど、ホクトその人が主人公であることもあれば、ホクト自身が出てこない話もある。時には猫だったり、あるいはファンタジーの世界の登場人物だったりする。何とも奇妙な作品だなと思いました。
しかしこれは素晴らしいですね。僕は吉田篤弘が結構好きなのでよく読むんですけど、これまで読んだ中でもトップクラスに素晴らしい作品でした。今世間的には「つむじ風食堂の夜」という作品が売れているんですけど、是非本書も推したいところですね。
吉田篤弘の作品というのは、どことなく現実感が希薄な世界観の中で、一風変わった登場人物が穏やかながら奇妙な日常を送る、というような作品が多いけど、本書もまさにそんな感じの作品でした。舞台は様々で、基本的にホクトなんか全然関係ない話もたくさんあるんだけど、それでもどの話もホクトの物語という気がする。とにかくホクトというのが掴みどころがない男で、読むたびにどんどん分からなくなっていく。それも不思議な気がする。
先に書かないと忘れちゃいそうだから書くけど、タイトルもすごくいい。どの話も、「空ばかり見ていた」という状況に関わる話が組み込まれている。そもそもホクトが流しの床屋になろうと決めたのも、空を見ていた時に、もっといろんな人の髪を切ってみたい、と思ったことがきっかけだったし。
しかし僕はこの吉田篤弘の小説の雰囲気は好きだなぁ。いくらでも読めると思う。似た作家がなかなか思いつかない感じがして、独特な作風なんだなと改めて気づく。この雰囲気を出せる作家はなかなかいないだろうなと思う。でもどんな雰囲気なのかというのは、僕の寂しい語彙ではどうにも伝えきれない。とにかく読んでもらうしかないんだけど。
とは言え、やはりあんまり気に入らなかった作品もあります。「ワニが泣く夜」とか「水平線を集める男」なんかはあんまり好きじゃなかったです。どっちも、どうも物語に入り込めなかったです。
でも他は大体好きです。ホクトが流しの床屋になる前の話である「七つの鋏」はいいし、ちょっと変わった友人関係を築いている「彼女の冬の読書」もよかった。「星はみな流れてしまった」なんかは相当いいですね。屋台だけのワンシーンで完結する作品で、それなのに広がりがある気がしました。「モンローが泊まった部屋」とか「海の床屋」なんかは、流しの床屋の本領発揮というような話だし、「アルフレッド」や「リトル・ファンファーレ」のようにホクトが主人公の話も面白い。「草原の向こうの神様」も結構いいですね。完全にファンタジーの世界で、ラストがいいなと思いました。「ローストチキン・ダイアリー」は娘のリンとのやり取りがいいし、「永き水曜日の休息」は司書が結構いい味を出していると思います。
どの話も、現実感はどうしても薄くしか感じられないのに、でも世界のどこかにそんな人が住んでいそうな気がしてしまいます。そういう、絶妙に現実から浮遊した世界観を生み出すのがものすごくうまい作家なんだろうなと思います。とにかくこれは傑作です。今もずっと売場に置いているんだけど、どうもなかなか売れない。何かバシッとPOPでも作って売ってみようかな。是非読んで欲しい作品です。吉田篤弘はお勧めですよ。すごく好きな作家です。

吉田篤弘「空ばかり見ていた」




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3位 浅野いにお「うみべの女の子
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5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

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感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

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6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
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9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
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14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
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18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
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1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
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7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

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