黒夜行

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宇宙を織りなすもの(ブライアン・グリーン)

さて今日は、時間が全然ないっていうことはないんだけど、やらなければいけないことがたくさんあること、あと夜予定があること、さらに本作の感想の場合、内容についていろいろ書きたいことがたくさんあるという理由で、本屋の話はさらっと終わらせようと思います。
ついこの間の話ですが、お客さんからある本を聞かれました。お客さんは新聞記事を持っていて、この本が欲しい、と言ってやってきました。それが、あの料理の格付けで有名なミシュラン社が出したという、『ミシュラン旅行ガイド 日本編』という本でした。確かその新聞記事によれば、3/16発売、みたいな感じだったと思います。
しかし、ちょっと調べたところ、それらしい本はまったく検索に引っかからなかったわけです。それに、新聞記事を渡された時点で、これはちょっと怪しいなと思ったわけです。何故なら、もしミシュランが旅行ガイドを出すということになれば、出版業界で話題にならないわけがないと思うからです。でも、少なくとも僕の耳にはそんな情報はこれまでまったく入ってきませんでした。
そこで、ざっと調べた後で新聞記事にもう一度目を通したところ、謎は解けました。その「ミシュラン旅行ガイド日本編」というガイドブックは、ミシュラン社がフランス語で出した本だったわけです。もちろん、フランス人のための日本のガイドブックというわけです。記事には、近いうちに英語版も出るみたいなことが書いてありましたけど、日本語版についての詳細は全く載っていなかったので、そういうような説明を客さんにしました。
結論は特にないけど、いろんな問い合わせが来るものだなぁという感じです。
そろそろ内容に入ろうと思います。
本作は、初の著作である「エレガントな宇宙」が世界中で大ヒットしたブライアン・グリーンの待望の二作目です。本作は、「時間と空間」というテーマを軸として、最新の物理学の成果について非常に面白く描いている本です。
僕は、確か高校生ぐらいの時に、その「エレガントな宇宙」という本を読んだことがあるんですね。昔っから物理とかは好きだったんだけど、そういう一般向けだけど専門的な内容に踏み込むような本はそれまでそんなに読んでいなかったと思います。でも「エレガントな宇宙」がですね、もう面白すぎるほど面白かったんです。この著者はひも理論と呼ばれる分野の研究者で、「エレガントな宇宙」もひも理論の話でした。今となってはどんな内容だったのか全然思い出せないけど(また読み返したいなぁという気分になりました)、高校生だった僕にも分かるくらい易しい比喩や文章なんかを駆使して、ひも理論というとんでもなく難しい理論を実に面白く描きだした作品でした。
そのブライアン・グリーンの二作目と知って、読まないわけにはいかないですね。この本は、僕がいる本屋の返品の箱から救い出してきたものなんです。文芸書の担当者が、新刊で入ってきた本書を売場に置くこともなくさっさと返品したようで、僕は表紙を見るなり「エレガントな宇宙」の著者の作品だと分かったので、興奮しながら返品の箱から救いだしてきて、すぐ買いました。
僕はこれまでにも物理や数学を扱った様々な本を読んできました。しかしそういう本は大抵、ある一つの分野について詳しく書いているというものが多いんですね。例えば量子論なら量子論だけ、相対性理論なら相対性理論だけ、宇宙論なら宇宙論だけ、という感じです。しかし本作は、現代物理学のありとあらゆる成果や勝利や失敗が載っています。量子論や相対性理論や宇宙論は当然のこと、時間の矢について、ひも理論について、はたまたテレポーテーションやタイムマシンについての話まで出てきます。
それらの話題をまとめるのが、「空間と時間」という軸です。正直なところ、著者の編集力は凄いなと思いました。そもそもあらゆる物理のジャンルについての内容を書けるというだけでも十分すごいのに、それを「空間と時間」という軸に沿って編集をしているんです。なので本作では、例えば量子論についてもいくつかの章でバラバラに描かれることになります。「空間と時間」という流れに沿って描いているために、物理学のジャンルという縛りを超えた編集がされていて、サイエンスライターならともかく、現役の物理学者が緻密に編集されかつ一般向けに分かりやすい物理の本を書けてしまうというのが僕には驚きでした。
さてしばらく本書を、リサ・ランドールの「ワープする宇宙」とミチオ・カクの「パラレル・ワールド」という作品と比較する形で説明をしてみようと思います。本書も含めた三冊は、これまで僕が読んできた物理系の本の中でもトップクラスに面白い本なのだけど、それぞれに大分特徴が違います。大雑把なイメージを書けば、「ワープする宇宙」は理系向け、「パラレルワールド」は雑学本、「宇宙を織りなすもの」はその中間という感じになるでしょうか。
「ワープする宇宙」では、様々な物理理論の細かな部分や、難解だと思われる部分についても果敢に踏み込んでいきます。リサ・ランドールはそれらの難しい概念を、優しい文章や分かりやすい比喩で非常にイメージしやすい形で表現しているわけなんだけど、でもやはりそれは僕に物理の素養があるからだと思います。「ワープする宇宙」は、もちろん物理の素養のない人でも頑張れば読める本ですが、しかし相当に頑張らないとついていくのは大変でしょう。「ワープする宇宙」は、元々それなりの物理の素養がある人が、深いレベルについて知りたいと思った時に読むといい本です。
一方で「パラレルワールド」はそれとは真逆で、難しい部分についてはさらっと流しています。現代物理学の様々な部分について、普通の人が聞いて驚くような面白いトピックスをいろいろ取り上げながら、最新の物理学というのはこんなとんでもない世界になっているのね、こんな突拍子もない話がまかり通っているのね、というようなことが分かる本です。難しい部分には踏み込まず、悪い言い方をすれば表面をなぞったようなトピックスを選ぶことで、物理にあまり興味のない人間を振り向かせるという力を持った良書だと思います。
さてでは本作はどうかというと、理系向けと雑学本の中間で、物理の素養がなくても読めるけれども表面だけをなぞっているわけでもないという感じです。それは、ページ数だけ見ても分かるでしょう。本性は上下で900ページ近くにもなる作品です。
難しい部分に踏み込んでいるという点では「ワープする宇宙」と同じですが、しかし両者はアプローチが違うような気がします。「ワープする宇宙」を読んだのがもう結構前なのでちゃんとは覚えていないけど、「ワープする宇宙」の場合、ある物理学上の問題が「どう解決されたか」あるいは「どう解決されるべきか」というような点について力点が置かれていたような気がします。つまり問題自体ではなく、答えの方について踏み込んでいくというイメージです。
しかし本書の場合、「問題は一体何なのか?」という部分についてしつこく踏み込んでいきます。もちろん、物理学上の問題が「どう解決されたか」あるいは「どう解決されるべきか」という点についても非常に分かりやすい解説をしてくれるんだけど、それ以上に、「何が問題とされているのか?」という部分について、非常に本質的なところにまで踏み込んで解説をしてくれます。これが、「ワープする宇宙」との差であり、物理の素養がなくても読めるという違いになってくるのだと思います。
何故なら本書では、最大の問題であるとしているものが「空間と時間」だからです。普段僕らは、「空間と時間」というものについて真剣に考えることはありません。「空間と時間」というのは、そこにあるものとして特別意識せずに過ごしているわけです。しかし本書で著者は、「空間と時間」について様々な問題を提起することになります。なるほど確かに、その問題提起をする過程で、物理的に難しい概念を通らなくてはいけないことはままあります。しかしそれでも、著者が本書で描きたいことは(恐らく)、「空間と時間」について説明する際に通らなくてはいけない物理的な概念の方ではなく、それを通り抜けた先にある「空間と時間」に関する本質的な部分における問題提起だと僕は思うわけです。本書では、物理的な概念についても非常に分かりやすい比喩と文章で説明をしてくれるので、その部分についても物理の素養がなくてもある程度ついていけると僕は思うわけなんですが、それ以上に本作では、僕らが普段意識しないほど身近に感じている「空間と時間」というものについて問題提起を投げかけるので、物理の素養はそこまで必要ないと思うわけです。
実際本作を読むのに必要とされるのは物理の素養ではなく、常識から抜け出す力です。本書は、「空間と時間」をテーマにした作品ですが、もう一つ「普通の人が持っている常識を解体する」というテーマも底にあるだろうなと思っています。
現代物理学は、僕らが五感で感じていることの多くは間違いであるという事実を否応なしにつきつけます。僕らは普段、目で見たり耳で聞いたり肌で感じたりしていますが、それらによって得られた「常識」あるいは「経験則」というものは、実際この世界を支配している物理法則とはかけ離れているということが様々な実験によって既に指摘されているわけです。特に量子論なんかは、僕らの普段持っている常識を根底から揺るがすとんでもない理論です。
本書を読むと、あらゆる場面で「常識を捨てなさい」というささやき声が聞こえてきます。それくらい、現代物理学というのは、僕らの知っている常識とはかけ離れているわけです。しかも残念なことに、これまで様々な人々によって積み重ねられてきた知見によれば、間違っているのは物理法則の方ではなくて、僕らの常識の方なわけです。もしニュートンが今の時代にタイムスリップしてやってきたら、携帯電話に驚くよりもまず、あまりにも変わってしまった物理法則に嘆くことでしょう。
もし本書を読んで難しいと感じる部分があれば、それは物理的記述が難しいのではなくて(もちろんそういう箇所もあるだろうけど)、僕らが普段持っている常識をなかなか捨てられないというところに原因があるのではないかと思います。もちろん僕もその一人で、これまでにも様々な物理の本を読んでいろんなことを知識と知っているから、自分の持っている常識とかけ離れていること自体に驚くことは少なくなってきたけど、それでもやはり、自分の持っている常識がこれほどまでに砕かれてしまうのかという驚きは絶えないですね。あなたの周りに世間の常識を全然知らない人がいるとしましょう。しかし現代物理学はその人以上に常識知らずだとあなたは判断することになるでしょう。実際に間違っているのは僕らの方なんですけどね。
さて話を戻しましょう。とりあえず本書を、物理的に難しい部分に踏む込むという点で「ワープする宇宙」と比較しました。今度は、「パラレルワールド」との比較です。
「パラレルワールド」は僕がこれまで読んだ物理の本の中でもトップクラスに面白いということは間違いありませんが、それは子供がお菓子を目の前にしてウキウキしているのに似ているところがあると僕は思います。子供の頃というのは味覚がかなり限定されていて、甘いものがとにかく大好きだったりします。だから、そんな自分の味覚に合うお菓子が目の前にあるとウキウキします。
しかし大人になってくると、味覚にも幅が広がってきて、子供の頃だったら絶対に美味しいと感じられないようなものまで好んで食べるようになります。そういう状態が本書かなという気がします。
「パラレルワールド」は、物理についてあまり詳しくない人向けに(甘いという味覚に敏感な人向けに)、物理学のあらゆるトピックスの内の興味深い表面(お菓子)をまんべんなくちりばめた作品です。僕は元々物理は好きですが、得意と言えるほど理解力も知識もないので、僕もこういう甘いお菓子のような作品も大好きです。
でも一方で僕は、そもそも物理について興味があるので(味覚の幅が広がった大人なので)、表面だけでなくその内部についても知りたいと思うんですね。これは、知的好奇心がどういう風に広がっていくかという違いだと思います。興味深い表面(お菓子)だけで満足できる人もいれば、その内側まで知りたいと思う人もいるわけです。
でも本書では安心なことに、内部に入ってもさほど深くまでは行きません。そんな、浅いところまでしか内部に入り込んでいない状態で、しかし驚くほど知的好奇心を満足させてくれるんですね。著者の卓越したイメージ力と、それを表現する力が、これほどまでに知的好奇心を満足させる作品になっているのだと思います。
というわけで、「ワープする宇宙」と「パラレルワールド」と本書を比較してみましたが、めちゃくちゃ深いところまで知りたい人は「ワープする宇宙」を、最新の物理学についてその面白い部分を拾って読みたいという人は「パラレルワールド」を、そしてちょっと深い部分に触れつつも難しくなりすぎない本を読みたいければ本書をという感じになるでしょうか。
最後に二つほど、本書を読んでこれは書きたいなと思った点について。
まずは、「時間の矢」についてです。これは即ち、「なぜ時間は過去から未来に流れるのか」という問題提起であって、エントロピーというものと関わりがあります。エントロピーというのは乱雑さを表す指標で、いつの間にか部屋が汚くなってしまうことはあっても、いつの間にか部屋が綺麗になっているなんてことは起こりえないように、エントロピーは常に増大する、すなわちエントロピーは低い状態(秩序の高い状態)から高い状態(秩序の低い状態)に移行するわけです。
でも、これがびっくりさせられたことなんですけど、「今」を基準として過去と未来を考えると、<どちらの方向にもエントロピーは増大する>はずなんです。これは、あらゆる物理法則がその内部に時間対称性を持つために、過去と未来では現象が対称に起こると考えられるからです。僕の説明ではよく分からないかもしれないけど、エントロピーが低い状態から高い状態に移行するために「時間の矢」が存在するはずなのに、物理学の法則から考えると、「今」を基準とした時に、それよりも過去の時点ではエントロピーが高いはずなんです。これはすごいですよね。訳者の人も、そこまで深く考えたことがなかった、とあとがきで書いています。僕が何で驚いたのか、僕の拙い文章では伝わらないかもしれないけど、かなりびっくりしました。
あともう一つは、どれほど突拍子もないと思える物理理論であろうとも、それには具体的な背景があるんだなと感じた例です。
本書の最後の方に、「ホログラフィック理論」というものが出てきます。ホログラフィックというのは、二次元の平面に適切なレーザー光線を当てることで三次元のような視覚化を実現できるものだけど、僕らの住んでいる世界も実は二次元平面から浮かび上がったホログラフィックのようなものなのではないか、という理論なわけです。つまり僕らは、二次元の世界に住んでいるのだけど、何らかの理由により三次元のように錯覚しているだけ、ということになります。
この理論は、ブラックホールのエントロピーについて考察した研究から出てきたものらしいんだけど、なるほど説明を聞いているとその理論が出てくるのは必然であったような気がします。僕らは実は二次元の世界に住んでいるかもしれないなんていう無茶苦茶な理論も、妥当な背景から生まれてくるんだなと思って感心しました。
そんなわけで、もうとにかく面白い作品です。こんな分厚い本は、なかなか物理に興味のある人しか手を出さないと思うんだけど、僕は出来れば物理にそこまで興味のないという人に読んで欲しいものですね。まず「パラレルワールド」を読んで物理に興味を持ってから本書に移行するというのでもいいかもしれません。素晴らしい作品です。是非とも読んでみてください。

ブライアン・グリーン「宇宙を織りなすもの」







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13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
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