黒夜行

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新世界より(貴志祐介)

さて本日二つ目の感想。今回は、店内のお客さんの会話と検索について書いてみようかなと思います。
大分前ですが、お客さんは特定の本を探しにくる人と、何か面白い本がないか見てみるという人に分かれるという話を書きました。今回はその内の、何か探しに来たお客さんについての話です。さらに言えば、複数のお客さんが連れだって来た時の話になります。
何人かでお喋りでもしながら店内を回っているお客さんの会話が耳に入ってくることはよくあります。たいていは、「この本面白かったよ~」とか、「これ持ってるんだっけ?貸して~」みたいな会話なんですけど、何か探している本があるんだけど見つからない、という会話をしている場合もあります。
「あれ、何だっけなぁ?ほら、この前別の本屋で見たじゃん」「あぁ、○○の本?」「そうそう。でもタイトルが分かんないんだよね」「黒っぽい表紙だったと思うんだけど…」みたいな会話ですね。
で、時々なんですけど、こういう会話を聞いているだけで、何を探しているのか分かるような場合があるんです。で難しいのは、じゃあそういう場合どういう風に対応するのが正解なのか、っていうことなんですね。
例えば、結構前の話になりますが、こういうことがありました。新潮新書から出ている為末大の「日本人の足を早くする」という本がありました。出た当初、少しだけ話題になって、たぶん宣伝なんかもされていたんだろうと思います。この本を探しに来たらしいカップルがいたんですけど、どうもタイトルが分からなかったようです。でもその会話を聞いて僕は、なるほどあれかと分かったわけです。
で僕はどうしたかというと、そのカップルに声を掛けて、これじゃないですか?と言って本を渡したわけです。
さて、これは正解でしょうかね?僕としては、何となく悪いことをしているような気がするんですよね。人の会話を盗み聞きしてる、みたいな。まあ盗み聞きなんですけどね。で、その盗み聞きから得た情報を元にお客さんを案内するのは、果たして正解なのかどうか、ということなんです。
もう一つ気にかかる点があります。そうやって、探している本が見つからない場合、スタッフにすぐ聞く人と聞かない人がいると思います。僕なんかは全然聞けない方で、なんか店とか言ってもスタッフの人に聞いたりとかあんまり出来ないんです。話しかけるのが得意じゃないとかまあいろいろ理由はありますが、理由の一つに、問い合わせをしたら買わないといけないんじゃないか、というよくわからない強迫観念みたいなものがあるんです。
どうでしょうね。性格にもよるんでしょうけど、スタッフに問い合わせをして、すいませんやっぱり要りません、っていうの結構勇気要りません?僕は、割とそんな風に考えてしまう人間なんです。
さてそういう方面から考えてみると、僕が勝手に本を探り当てて案内することが必ずしも正しいとは限らないのではないかなと思うんです。だってお客さんとしては、探しているけど買う気はなくてただ立ち読みしてみたいだけかもしれないですよね。でも、僕が勝手に案内したりしちゃうと、ちょっとだけプレッシャーになったりしないかな、とかそういうどうでもいいことを考えてしまうんです。
なので、お客さんの会話から本が分かった場合でも、お客さんを案内するかどうかはその時次第というと感じになります。本当に必要っぽいなとか、この人なら案内してもそこまで気にしなそうだなとか、そういうところまで何となく判断してから案内するかどうするか決めるようにしています。
皆さんだったらどうでしょうか?本屋の中で誰かと探している本について喋ってると、突然スタッフがやってきて、これじゃないですか?なんて案内されるのは、アリですかナシですか?正解が一つあるというような問題ではないとは思っているんだけど、なかなか気になって仕方のないことではあります。
そろそろ内容に入ろうと思います。
本作も、ちょっと前に感想を書いた「テンペスト」と同様、本屋大賞のノミネート作です。貴志祐介が放つ超大作で、帯なんかを見る限りかなり色んなメディアで取り上げられ、また各種ランキングでも上位に入っているようです。確かその今年度の日本SF大賞も受賞したと思います。
舞台は、今からおよそ千年後の日本。主人公である渡辺早季は、神栖66町というところに生まれた。今現在日本には10弱の町しかなく、総人口はおよそ数万人という単位である。早季らは、断片的にはこれまでの歴史を知ってはいるものの、何故今のような日本になったのかという詳しいことを知ってはいない。この世界では図書館が非常に強い権限を持っていて、<人々を惑わす>危険性のある書物や情報を厳重に管理している。
早季には親しい友達が何人かいる。リーダー的な存在である瞬、綺麗で活発な真理亜、悪ガキの覚、物静かな守らである。学校で仲良くなり、それからいつも一緒にいるような関係になっていった。
後から考えれば、という話だが、早季らは常に管理されていた。町全体が、何かを恐れるようにして、何か分からない理屈で動いていた。もちろんそんなこと、子供の頃に分かるはずもない。何かおかしなことになっているはずなのに、それに気付かないような生活をずっと送ってきた。
この世界では、人々は皆超能力を使うことが出来る。超能力の素質が開花すると、全人学級と呼ばれる学校に進学することになる。そしてそこで超能力の資質をさらに高めるための訓練をするのだ。
早季らがこの世界の秘密に近づいていくことになるきっかけは、全人学級のキャンプでのことだった。班毎に行くキャンプで彼らはとんでもない事態に遭遇することになる。すべては、ミノシロモドキを発見したからだった。それからバケネズミに捕えられ、そこから逃げるために困難を潜り抜けることになる。
そうして彼らは町に戻るのだけど…。
というような話です。
というか、内容紹介はほぼ無理ですね。こんなに長くて、しかも完全な異世界が舞台になっている小説を、ネタばれをせずに短くまとめるのは無理です。まあこんな感じの話なのかぁ、程度に思ってくれればいいと思います。
こちらも実に面白い作品でした。「テンペスト」と比べてしまうと圧倒的な差があるんだけど、この作品単体で見たとき、非常にレベルの高いエンターテイメントだなと思います。
まず細部の設定が非常に細かく精密であるというところに驚きます。町で行われる祭りの起源だとか、僕らの世界にはいない奇妙な生物の生態だとか、そういうストーリーに直接関係があるわけではない細部についても、ものすごく詳しく描写がされていました。生物の生態については、現実に存在する生物の生態を踏襲した形のものが多くて、本当によく調べたんだなという感じがしました。
また、大きな設定についても非常に緻密でよくこんな壮大な話を考えたものだ、と思いました。何故日本の総人口数万人という状況になったのか、何故超能力が使えるのか、バケネズミとは何者なのか、子供たちはどのように管理されているのか、悪鬼や業魔とは何なのか、などなど物語の根幹を成す部分が非常にしっかりと作られているので、安定しているし面白いと思いました。
また本作は、長い年月が過ぎた後、過去を回想するという目的で書かれたという設定の手記なんですけど、これもうまい処理の仕方だと思います。諸事情あって、回想ではなくリアルタイムに物語を追うことがなかなか難しい話で、それを回想という形で処理することでうまく物語を紡ぐことが出来ています。
初めの方を読んでも、ストーリーがどういう方向に進んでいくのか全然読めないんですね。一応SFなんだろうぐらいの予備知識はありましたけど、それ以外ほとんど何も知らない状態で読みましたが、どういう方向に進んでいくんだろうという興味でしばらく読み進めていきました。謎めいた事実や状況なんかが少しずつ分かってきて、しばらく読んでいくとそれがかなり異常だということがわかってきて、でも事情があって子供たちはその異常になかなか気づくことが出来ない。そういう状況の中で、図らずもこの世界の成り立ち(それはその世界では知るべきではない知識なんだけど)を知ることになり、また幾多の困難に見舞われながらも、少しずつ自分たちの世界について理解していくとまあそんな感じの話になっていくんですね。
というわけで、前半はかなり面白かったんですね。どういう方向に進むのか分からないストーリー展開や、緻密な設定によって作られた謎めいた世界観が読者をグイグイ引っ張っていくんですね。
でも、僕は後半はちょっと退屈だったなと思うんです。後半に入ると、もうストーリーがかなり集約されてしまっていて、後はそれに向かって突き進むだけ、という感じになってしまうんです。前半はミステリっぽくて、後半は冒険っぽい感じ、というイメージです。でその冒険っぽい展開が、僕の中ではあんまり惹かれなかったんですよね。もちろん全体としての水準は高いと思うし、面白くないということはないんだけど、でも前半と比べるとやっぱりちょっと落ちるかなという感じがしました。
全体的には非常に壮大なストーリーで、水準の高い作品だと思います。文章も読みやすいし、長いけどすぐ読めてしまう感じの作品です。どこかで書いていたのを読んだんだと思うんだけど、貴志祐介が高校生ぐらいの時から考えていたアイデアを小説にしたんだそうです。1000年後の未来を想像しながら読んでみてください。








貴志祐介「新世界より」
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Comment

[3415]

わぁ、お久しぶりです。やっと家主さんが戻られましたね。更新、おめでとうございます(笑)。
2週間PC無しの生活はいかがでしたか? 何か変な感じでしたでしょ。私も日々この黒夜行を眺めていますので、就寝前の(PCの電源を落とす前の)習慣が少々狂ってしまいました(笑)。勝手が違うと言いますか、妙に落ち着かない生活でした(泣)。
新しいPCは羨ましいですねぇ。私も出張で修理に来てもらったとき、「PCは突然壊れますからね。バックアップをお忘れなく!」なんて言われました。修理したばかりでそれはないだろう、と思いましたが、デスクトップもノートも買ってから4年目になりますので、覚悟しないと…(泣)。今日は2週間分のご感想(4作品)をアップされるでしょうから、キーボードにもすぐ馴染むと思いますよ。
私もこの『新世界より』を読み始めましたが、この世界が今ひとつ良く分かりません(泣)。登場する動物たちが皆奇妙で、イメージが掴めません。ネズミと言って異常に大きいし、風船のように膨らむ犬なんて一体全体…?? ドボルザークを連想した私が愚かでした(笑)。まぁ、何とか頑張ってみます。そのため通りすがりさんのコメントは未読です。
この間、私が読んだ本は『光』『猫を抱いて象と泳ぐ』『ギフト』『医学のたまご』『奇跡のリンゴ』というところです。
『光』はちょっと参りました(泣)。しをんさんのこんなダークな作品は読みたくなかったなぁ、というのが正直な感想です。通りすがりさんも気持ちが元気なときに読むことをお薦めします。間違っても凹んでいるときには手を出さない方が賢明ですよ(笑)。
『猫~』は好いですねぇ。小川さんの作品は爽やか系とは言えませんが、これは『博士~』に近いものを感じました。チェスプレイヤーの物語ですが、チェスの知識が無くても全く平気です。(あれば、もっと楽しく読めるかも知れませんが…)
『医学のたまご』も面白かったです。こんな中学生(と同級生)がいたらすごいですよね。またお父さんも、素晴らしいリーダー性を発揮し、遠くから息子を守ってくれましたし。中高生向けの本らしいですが、私も充分楽しませてもらいました(笑)。
『奇跡のリンゴ』は無農薬りんごを栽培する青森の木村さんの話で、NHKで取り上げられたものです。なかなか感動でした!
通りすがりさんは、お読みになった本の感想はどうなさったのですか? ノートか何かにメモされたのでしょうか。それともご自分の頭の中に記憶されたのでしょうか。いずれにしても大変でしたね。今日明日は、ゆっくりアウトプットされてくださいね。私も読ませていただけるのを楽しみにしています。今夜から就寝前の儀式も復活できます(笑)。
では、ご無理のないように更新なさって下さいね。

[3416]

こんばんわです。本当にお久しぶりでございました。今日は後ひとつ感想を書く予定です。
パソコンがないと本当に不便極まりないですねぇ。別にあってもネットをちょっとやってってなもんですけど、やっぱりないと困るなぁ、と思いますね。今日は、パソコンの設定(と言っても、ウェブのお気に入りの順番を替えるとかそういうレベルですけど)をいろいろ変えて使いやすくするっていうのをずっとやっていました。今日は休みですけど、仕事が溜まっていたので少しだけバイトにも行ったので、読書はあんまり進んでいないです。
ホント、バックアップは大事だなと思いました。というわけで今日CD-RWにバックアップを取ってみました。でも、ちょくちょくバックアップ取るのはめんどくさくてやらないでしょうねぇ。
キーボードは割と大丈夫になってきましたよ。
「新世界より」は確かに、その世界観に馴染めないと結構厳しいですね。僕は割とレベルの高い作品だと思いましたが、ストーリーの方向性がなかなか掴めない作品だと思うので、ダメな人はダメかもしれないです。どうだろうなぁ。
「光」は、割と評判がよかった気がするんで読みたいと思っていたんですよね。犯罪小説だっていうのは知っていて、誰かが吉田修一の「悪人」みたいな感じみたいですね。
「猫~」は面白そうですね。小川洋子は不思議な世界を描く作家ですけど、「博士~」みたいならもっととっつきやすい作品かもしれないですね。
「医学のたまご」はなかなかよかったですよね。初めの設定がかなりトンデモですけど(笑)、それ以外はちゃんとしてますしね。お父さんがなかなかいい味出していたなと思います。
「奇跡のリンゴ」はかなり興味があるんですよね。あれですよね、腐らないリンゴなんですよね?おじいさんの顔が目を惹く表紙で、売れてるみたいだし、読んでみようかな。
僕は文章って、キーボードを叩きながらじゃないとあんまり出てこないんで、あらかじめ考えてっていうことはないですね。だからどんなストーリーでどこが面白かったのかみたいなとこだけ覚えておいて、後は書きながら考えるという感じです。
今読んでる本もなかなか長くて、その感想もちょっと先になりそうです。まあぼちぼち普段の生活に戻していきます。

[3417]

こんばんは。
今やっと(上)を読み終えたばかりです。この世界が分かりかけたところですが、そんなに素晴らしい作品とは思えないですねぇ(泣)。通りすがりさんの感想に(下)は退屈とありましたので、最後まで読み終えるかちょっと心配になりました。この本は図書館から借りましたが返却期限が15日です。明日と明後日で何とか頑張ります! まぁ延長(あと2週間)しても好いのですが…。不思議なことに今のところ、誰からも予約がないようです。もう一カ所の図書館では確か70人待ちという人気です(笑)。
私も目下待機本を抱えていまして、日々せっせと読書に追われています。まぁ嬉しい悲鳴ですよ。『告白』『出星前夜』『ジョーカー・ゲーム』といったところです。全部本屋大賞の候補作品ですよね。
キーボードを叩きながら文章が出てくるというのは羨ましいですね。私など漢字を忘れそうで、ノートに書かないと心配です(笑)。それに文章がスラスラ出てこないですし…(泣)。
やっと平常の生活に戻れそうで好かったですね。まめにバックアップされてトラブルに備えてくださいね。
では、この辺で。風で飛ばされないようにご注意下さいませ。

[3418]

こんばんわです。今日はスーツを着て慣れないことをしてきたので、なんだか精神的に疲れました(笑)。人見知りじゃいかんなぁと思いますが、なかなか性格を変えるのは難しいです。
僕は、前半は結構面白いと思ったんですけどね。よく作り込まれている作品で、いい出来だなと。ただ、やっぱり結構特殊な世界観ですからね。そこに馴染めないとなかなか入り込めない作品だろうなと思います。
しかし、図書館によってそこまで差が出るものなんですね。好きな本を自由に借りれると喜ぶべきなのか、利用者の少ない図書館だということを嘆くべきなのか。
僕も待機本が一向に減らなくて困っております。僕は、本屋大賞の候補作はあと「悼む人」を読むだけというところまで来ました。確か投票期限が今月末だったはずなので、余裕を持って投票したいと思います。
森博嗣のように、キーボードを叩きながら小説の構想を練れるなんてところまで行くと凄いですけどね。僕なんかは思いついたことを書き散らしているだけなんで全然大したことはありません。
漢字はもうダメです。読むほうは依然得意ですけど、書くほうは終わってますね。パソコンの普及の弊害です。
バックアップを取る習慣をホントにつけなくてはいけませんね。なるべく頑張ろうと思います。前のパソコンはかなりボロくて、いろいろ不具合があったので、新しいパソコンになってなかなか快適です。ブログで書いていた文章が消えちゃうなんてこともなさそうですしね(笑)
ではでは。ホント、何だか異常に風が強いですね。ドラさんも気をつけてくださいね。

[3419]

こんばんは。何か気持ち悪いくらい暖かな一日でしたね。半袖Tシャツで歩いている人も見かけましたが、我が家の場合夏物衣類なんてそんな簡単に取り出せるところにはないゾ!(クローゼットの奥の方に収納しています)とちょっとビックリです(笑)。
返却期限に追われ(下)をやっと読了しました。バケネズミなんて気色わるいし憎らしい(人間の敵)と思っていましたが、染色体の数云々辺りから、人間ってここまで罪深いのか?と愕然としました。
通りすがりさんは後半はちょっと退屈とお書きでしたが、私は奇妙な設定についていけなかった前半よりずっと身を入れて読むことが出来ました。バレンタインのチョコを買いに外に出た以外、今日は家に籠もって読書の一日でした。
呪術なんて無いのが幸せですね(笑)。平凡が一番ということでしょうか? 
そう言えば、書店もちょっと覗いてきましたよ。スーパーの3階にある中規模店ですが、いつもちょっとした工夫があって気に入っています。まず目を引いたのが天童荒太コーナーです。彼の今までの著作が並んでいました。また東野圭吾コーナーもありました。こちらはハードカバーと文庫本が平台に置かれていました。東野さんの文庫って随分出ているのですね。
それからややガッカリしたのは、中原中也の詩集(文春文庫)の表紙です(泣)。これは余りにミスマッチでしょう(笑)。太宰治とは違って好いのでは…と思いました。
では、この辺で。次は短い本を読んでみます(笑)。

[3420]

こんばんわです。ホント、恐ろしく暖かい一日でしたね。だからと言って普段よりお客さんが多かった、なんてことはなかったですけどね。売り場にいるスタッフも、暑い暑いと言っていました。
バケネズミに関する最後の話は、なかなか凄かったですね。やりすぎなような感じもありましたが、その場にいた人々にしてみれば、最善の手段だったのかもしれません。想像で書きますが、戦争に行った人々に取っても、目の前にいる人を殺すことが最善なわけで、物事の基準というのはやはりいろんな要因によって変化していってしまうのだろうなと思いました。
後半はストーリーの進み方がもう明確で、一本調子と言ってはちょっと違いますけど、そういうのが僕は退屈でした。なるほどドラさんからすると、そのストーリーが明確な部分が逆によかったということなんですね。やっぱり読書の好みは人それぞれですねぇ。
超能力がある世界っていうのは、ある意味で便利そうですが、やっぱりいろいろとめんどくさいだろうなと思います。
天童荒太の文庫は割合よく売れています。「永遠の仔」がなかなか入荷してこないのでちょっと困りはしますが。集英社文庫の、タイトルを度忘れしましたけど、あれだけが全然売れてないです
もう一人の直木賞受賞者の山本兼一の方は、「火天の城」っていうのがそこそこ売れていますね。
東野圭吾は、文庫だけで40点以上あるかもしれないですね。かなりたくさん文庫がある状態で話題になっていったので、そういう意味ではよかったかもしれません。デビューしてからしばらくは、本が売れなくて苦労したようですが、ようやく報われたと言ったところでしょうか。
文春文庫の中原中也の詩集というのがどうしても浮かばない(調べても出てこないですが)、僕の中では、新潮文庫・角川ソフィア文庫・角川ハルキ文庫ぐらいしか出てなかった気がします。どれだろうなぁ。中原中也に対するイメージが特にないので、ミスマッチかどうかというところがなかなか判断できないというところはあります。でも確かに、この表紙はないだろ、というのは時々ありますね。
ではでは。今は、僕の中では最後の本屋大賞ノミネート作である、「悼む人」を読み始めました。

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2013年ベスト

2013年の個人的ベストです。

小説

1位 宮部みゆき「ソロモンの偽証
2位 雛倉さりえ「ジェリー・フィッシュ
3位 山下卓「ノーサイドじゃ終わらない
4位 野崎まど「know
5位 笹本稜平「遺産
6位 島田荘司「写楽 閉じた国の幻
7位 須賀しのぶ「北の舞姫 永遠の曠野 <芙蓉千里>シリーズ」
8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
9位 松家仁之「火山のふもとで
10位 辻村深月「島はぼくらと
11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
16位 藤谷治「世界でいちばん美しい
17位 神林長平「言壺
18位 中脇初枝「わたしを見つけて
19位 奥泉光「黄色い水着の謎
20位 福澤徹三「東京難民


新書

1位 森博嗣「「やりがいのある仕事」という幻想
2位 青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」 3位 梅原大吾「勝ち続ける意志力
4位 平田オリザ「わかりあえないことから
5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
6位 小阪裕司「「心の時代」にモノを売る方法
7位 渡邉十絲子「今を生きるための現代詩
8位 更科功「化石の分子生物学
9位 坂口恭平「モバイルハウス 三万円で家をつくる
10位 山崎亮「コミュニティデザインの時代


小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
2位 沢木耕太郎「キャパの十字架
3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
10位 エイドリアン・べジャン+J・ペタ―・ゼイン「流れとかたち 万物のデザインを決める新たな物理法則
11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
12位 久坂部羊「神の手
13位 金原ひとみ「マザーズ
14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
15位 宮下奈都「終わらない歌
16位 朝井リョウ「何者
17位 有川浩「空飛ぶ広報室
18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
20位 相沢沙呼「ココロ・ファインダ

新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
2位 森達也「A」「A3
3位 デヴィッド・フィッシャー「スエズ運河を消せ
4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
5位 クリストファー・チャブリス+ダニエル・シモンズ「錯覚の科学
6位 卯月妙子「人間仮免中
7位 ジュディ・ダットン「理系の子
8位 笹原瑠似子「おもかげ復元師
9位 古市憲寿「絶望の国の幸福な若者たち
10位 ヨリス・ライエンダイク「こうして世界は誤解する
11位 石井光太「遺体
12位 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝
13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
19位 二村ヒトシ「すべてはモテるためである
20位 平川克美「株式会社という病

2011年ベスト

2011年の個人的ベストです
小説
1位 千早茜「からまる
2位 朝井リョウ「星やどりの声
3位 高野和明「ジェノサイド
4位 三浦しをん「舟を編む
5位 百田尚樹「錨を上げよ
6位 今村夏子「こちらあみ子
7位 辻村深月「オーダーメイド殺人クラブ
8位 笹本稜平「天空への回廊
9位 地下沢中也「預言者ピッピ1巻預言者ピッピ2巻」(コミック)
10位 原田マハ「キネマの神様
11位 有川浩「県庁おもてなし課
12位 西加奈子「円卓
13位 宮下奈都「太陽のパスタ 豆のスープ
14位 辻村深月「水底フェスタ
15位 山田深夜「ロンツーは終わらない
16位 小川洋子「人質の朗読会
17位 長澤樹「消失グラデーション
18位 飛鳥井千砂「アシンメトリー
19位 松崎有理「あがり
20位 大沼紀子「てのひらの父

新書
1位 「「科学的思考」のレッスン
2位 「武器としての決断思考
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7位 「自分探しと楽しさについて
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9位 「メディア・バイアス
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小説以外
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