黒夜行

左脇のプロフィールにある「サイト全体の索引」から読みたい記事を探して下さい。

カラスの親指(道尾秀介)

そろそろ内容に入ろうと思います。
武沢竹夫はとあるきっかけから入川鉄巳という男と出会い、以来一緒に仕事をしてきた。お互いタケさん、テツさんと呼び合う二人の職業は、詐欺師だ。
武沢とテツさんは似たような過去を持つ。かつて二人は、悪徳な金貸しに金を毟り取られていたのだ。武沢は妻と娘を失い、テツさんも妻を失った。
しかし一方で武沢は加害者でもあった。どうしても金の返済が出来なかった武沢は、組織に言われるがまま<わた抜き>と呼ばれる、生活費として残している最後の最後の金まで奪い取るという仕事をやらされ、そのせいで一人の女性を殺してしまった。その罪悪感が今でも武沢の奥底に眠っている。テツさんと一緒に暮らすようになってより強く思うようになった。何しろ武沢は、テツさんの奥さんを奪った人間と同類なのだ。
二人は詐欺で倹しい生活を続けていたが、どうも身辺が怪しくなってくる。かつて自分をこき使っていた組織の人間であるヒグチの影がちらちらと見え隠れするように思えたのだ。まさかそんなバカな…。しかし、ヒグチから復讐される謂れのある武沢の心中は穏やかではない。
一方彼らはある時、一人の少女と出会う。同じく詐欺で生計を立てているようで、成り行きで一緒に住むことになった。それから同居人はさらに増えて行く。武沢は考える。まさかこの子たちは…。
彼らは過去を払拭するために、壮大な計画を実行に移すのだが…。
というような話です。
断言しましょう。恐らく今年のトップ3には間違いなく入るだろう傑作です。もちろん今のところ今年読んだ本の中ではトップです。もう完璧すぎます!道尾秀介は作品を出す度に巧くなっていく作家だけど、この作品はこれまでのどの作品と比べても別格です。ストーリー・伏線・キャラクター・描写・そしてタイトルに至るまですべて完璧!ここまですべてがピタッと来る作品で、しかも素晴らしい読後感を与えてくれる作品はなかなかないです。伊坂幸太郎級の一冊だと思います。
この作品は今直木賞の候補になっています。恐らく過去最年少での直木賞候補者ではないでしょうか。これまでは確か伊坂幸太郎が最年少だったはずなんですけど、たぶん伊坂幸太郎より道尾秀介の方が若いと思うんですよね。しかしまさかここまで化けるとは…。デビュー作の段階ではそこまで大した作家ではないと思ってたのに、それからグングン力をつけていって、現時点で最高傑作と断言してもいい本作を書いてしまうんですからね。すごいものです。今日が本屋大賞の一次投票の締め切り日なんですけど、これ入れときゃよかったなぁと心底後悔しています。もう投票し終わっちゃってるんです。たぶん二時投票の10作には残るだろうから、その時にでも投票しようと思います。
メチャクチャ面白い作品なんで内容についてもガンガン書きたいんですけど、ものすごく緻密に書かれているミステリなんで、ネタバレになっちゃいそうで怖いです。しかし、本作は雑誌の連載をまとめたものなんだけど、よく書下ろしじゃないのにこれだけ伏線をびっしり入れられるものだよなと思います。後半で伏線がバンバン回収されていくのを読んでいると感動さえ覚えます。あまりに見事で緻密なストーリーに、正直ホントに震えました。
ストーリーもまたいいんです。初めは男二人しか出てこなくてむさい話なんですけど、そこから賑やかなメンバーが増えていって、しかもそれによって少しずついろんなことが明らかになり、さらに状況的にいろいろ追い詰められていく。その状況を打破するための大芝居を考えるんだけど、そこからのどんでん返しの連続と来たら、一級の本格ミステリでもなかなかないほどのカタルシスって感じです。しかもすごいのはミステリ的な部分だけじゃなくて、彼らの背景とか過去で、これがすごく泣かせるんです。僕も二度ほど泣きました。正直、道尾秀介の作品で泣くとは思っていなかったですけどね。いろんな意味でホント予想外でした。
細かな描写も巧いです。例えば各章のタイトルになっている鳥の名前もそれぞれさりげなく出てくるし、しかもそれが後々ちゃんと関わってくる。武沢とテツさんの大したことのない雑談とか、中盤から始まる共同生活での描写とか(皿で卓球をやってるとか)、そういうどうでもいい部分でも楽しませてくれるので、読んでて全然飽きないんです。しかもどうでもいいと思っていた部分が時々伏線だったということにも気づかされるわけで、お見事としかいいようがないですね。
あぁ、もう少しホントに具体的にいろいろ書きたいんですけど、でも読む楽しみを奪ってしまわないようにこれぐらいにしておきます。ホント、これは面白すぎます!是非直木賞を獲って欲しいものです。あと本屋大賞の1位も(二次投票の候補に残るかどうかも分かりませんが)。そういえば今年のこのミスにもちゃんと6位に入っていました。皆さんやっぱり注目してるんですね。
とにかくこれは絶対の自信を持ってオススメ出来る作品です。是非是非是非読んでみてください!

追記)amazonのコメントでは、賛否両論でした。おかしいなぁ。僕としては手放しの大絶賛、素晴らしい傑作だと思ったんだけど。
あと、表紙に英英辞書の写真が載ってますけど、あれって開いてるページって何か関係あるんですかね?でも、もし知ってる人がいても、内容のネタバレになってしまうようでしたらコメントには書かないでくださいね。

道尾秀介「カラスの親指」





関連記事
スポンサーサイト

Comment

[3378]

こんばんは。
通りすがりさんは、昨日から調子がお悪いようですが、風邪でしょうか? 無理をなさらずにたっぷり睡眠をお取り下さいね。栄養は、口当たりの良いものを少しずつ…。急に寒くなりましたし、正月休みから一気にフルパワーという急展開に体が着いていけなくなったのかも知れませんね。どうぞ、お大事に。
私は今『ミスター・ヴァーティゴ』を読んでいます。とてもおもしろい話ですね。昨日読んだ原田宗典さんの『小林秀雄先生来る』(戯曲でした)は、バカバカしくて逆に面白かったです。それから藤沢周平さんの『時雨のあと』『時雨のとき』(どちらも短編集)も人情味溢れる話が盛りだくさんでした。あとは青来(せいらい)有一さんの『爆心』、これは長崎が舞台の短編集で、原爆とキリスト教信仰が根底の、この土地ならではの挿話が収録されていました。
本屋さんのお話は、なるほどと思いました。出版社別の棚がある書店が多いのは理由があるのですね。お客さんになるべく色々なコーナーを見ていただくためには、確かにそのような並べ方が好いのでしょう。私は割とフラッと立ち寄る訳ではなく、目的の本を探すために書店に入りますので、迷わずまっすぐにそのコーナーに足を運びます。でも時間があるときは、得意の(?)ウォッチング精神で、そのお店を評価してしまいます(笑)。レジ周りの煩雑な点は仕方ないことだと諦め、これからは平台を観察することにします。
我が家は今日は餅つきをしました。暮れに田舎からお餅が届いたのでお正月はそれをいただき、これからの分を今日搗きました。勿論、餅つき機です(笑)。お近くのようですので、からみ餅(大根下ろしを絡めたもの)を届けられれば好かったですね。
では、この辺で。どうそお大事になさって下さいね。ということで返信は‘なし’にしてください。

[3379]

こんばんわです。いえいえ、返信ぐらい余裕です。っていうか、昼間あまりにも寝すぎたので、今全然眠くなくて困ってるんですね。もちろん横になりながら本を読んでましたが。
たぶんただの風邪だと思うんですけど。熱もほとんどないですし、割と順調に回復しています。普段は全然体調崩さないんですけどね、一年に一回ぐらいすごく悪くするんです。
「ミスター・ヴァーティゴ」はいいですよね。ほのぼのというわけでもないんですけど、何だか暖かい話だなと思いました。「小林秀雄先生来る」って、タイトルがすごいですね。しかも戯曲ですか。全然想像もつきません(笑)。藤沢周平はまた読んでみたいです。「雪明かり」が控えているんですけど、まだそこまで辿り着けません。「爆心」は、もしかしたら古本屋で見かけたことのある作品かもしれません。イメージ的には、何だか重そうな感じです。
出版社別の棚にしている本屋の多くは、管理がしやすいという理由で採用しているところがほとんどでしょう。僕みたいに、売り場を広く回って欲しいと思って出版社別の並びにしているところはあんまりないのではないかと思います。そもそも紀伊国屋の本店の人と最近話す機会があったんですけど、文庫も出版社別に担当が決まっているんだそうです。講談社文庫担当、新潮文庫担当…みたいな。そうなると、もう出版社別の構成以外はありえないですよね。
ドラさんのように目的買いのお客さんの場合、少なくとも僕の売り場はあんまり親切ではないかもしれません。僕のやり方が正しいかどうかはわかりませんが、一応これが僕なりの戦略なのでお許しくださいね。
でもやっぱりそうですよね。本屋でそこまで長く時間を使える人ってそんなに多くはないですよね。そこが僕の戦略の一番楽観的な部分で脆弱なところなんですけど…。
餅つきはいいですねぇ。しかし、正月も食べて、さらにこれからの分ですか…。今年は餅を一切れも食べていない僕としては羨ましい気がしますね。しかも、からみ餅ですか、初めて聞きましたけど、ものすごく美味しそうじゃないですか。風流ですねぇ。
ではでは。このまま眠くならなければ、深夜から早朝に掛けてまた感想を書くかもしれません。寝ないといけないと思うんですけど、やっぱり寝るのにも体力がいりますからねぇ。

[3380]

こんばんは。
体調の方が優れない様ですが、その後どうでしょうか?
書店のお話、毎回楽しく読ませて頂いてます。
本屋を普段と違った角度から見るようになって、通い慣れた本屋が新鮮に感じたりと、ほんと勉強になります。
自分は大抵ブラっと買いな客なので、通りすがりさんからしたら格好のカモですね。
でも、通りすがりさんの色々な工夫が施された売場に行ったら、眺めてるだけで面白くて何も買わずに満足しちゃうかもしれません(笑)
『カラスの親指』とっっっっても良かったです。
道尾さんの作品はこれが初なんですけど、他の作品も是非読んでみたくなりました。
登場人物の中ではテツさんがお気に入りです。
こういう若々しい中年さんとかってすごい魅力的で読んでて気持ちいいですよね。
作中に出てきた指の話がかなり好きなんですが、あれってやっぱり道尾さんが考えられたんですよね?
いや、ほんとあの話すごく好きです。
最終章での神業チックな伏線回収にはただひたすらに脱帽するほかありませんでした。
『詐欺師なんて、人間の屑です』
この台詞には雷ピシャーン!!なりました(意味不明ですみません)。
ではではこの辺で。
お体の方、お大事に。

[3381]

こんばんわです。体調は大分よくなりました。ありがとうございます。何とか明日は普通に仕事が出来そうです。
書店の話は、段々何を書いたらいいか、ネタがなくなってくるんですよねぇ。どうしたらいいものか。書店の話ならいくらでも書けるんじゃないかと思って始めてみましたけど、案外続けるのは難しいのかもなぁ、とか思ったり。まあ頑張って一年間書き通すつもりですけどね。面白くない話もたくさん出てくるでしょうが、よろしくお願いします。
僕の売り場も、まだまだ工夫しなくてはいけないところはあるでしょうから、まだまだ全然修行中です。ただ最近はどうにも時間がなくて、新しいことをやるだけの時間が捻出できないんですね。かなり効率よく仕事をしているつもりなんですけど…。
「カラスの親指」はいいですよね!ホントこれは傑作すぎるよなぁ、と思いました。僕は道尾秀介の作品を何作か読んだことがありますが、一応言っておくと、やはり本作が現時点での最高傑作だと僕は思います。他の作品も悪くはないですが、本作並の期待をすると外れるかもしれませんのでご注意を。
テツさんはいいキャラしてましたねぇ。僕は何だかんだで貫太郎は愛されるキャラクターだなと思いました。あれだけ掴み所のないキャラクターは久しぶりで面白かったです。
指の話は、まあ全部が全部著者が考えたってわけでもないでしょうけどね。昔からいわれているような感じの話もありましたし。ただ作品とその話を巧いこと組み合わせたなぁ、と感心しました。個人的には、原人と落とし穴の話をそこでするか!って笑いましたけどね。
最後の伏線回収も凄かったですね。道尾秀介はああいうトリッキーなことをする作家なんですけど、それにしても今回のは凄かったなと思いました。
ではでは~。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

Trackback

http://blacknightgo.blog.fc2.com/tb.php/1375-1dbe5b0e

 | ホーム | 

プロフィール

通りすがり

Author:通りすがり
災害エバノ(災害時に役立ちそうな情報をまとめたサイト)

サイト全体の索引
--------------------------
著者名で記事を分けています

あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行~わ行

乃木坂46関係の記事をまとめました
(「Nogizaka Journal」様に記事を掲載させていただいています)

本の感想以外の文章の索引(映画の感想もここにあります)

この本は、こんな人に読んで欲しい!!part1
この本は、こんな人に読んで欲しい!!part2

BL作品の感想をまとめました

管理人自身が選ぶ良記事リスト

アクセス数ランキングトップ50

TOEICの勉強を一切せずに、7ヶ月で485点から710点に上げた勉強法

一年間の勉強で、宅建・簿記2級を含む8つの資格に合格する勉強法

国語の授業が嫌いで仕方なかった僕が考える、「本の読み方・本屋の使い方」

2014の短歌まとめ



------------------------

本をたくさん読みます。
映画もたまに見ます。
短歌をやってた時期もあります。
資格を取りまくったこともあります。
英語を勉強してます。













下のバナーをクリックしていただけると、ブログのランキングが上がるっぽいです。気が向いた方、ご協力お願いします。
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

アフィリエイトです

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
本・雑誌
11位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
和書
9位
アクセスランキングを見る>>

アフィリエイトです

サイト内検索 作家名・作品名等を入れてみてくださいな

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

カウンター

2013年ベスト

2013年の個人的ベストです。

小説

1位 宮部みゆき「ソロモンの偽証
2位 雛倉さりえ「ジェリー・フィッシュ
3位 山下卓「ノーサイドじゃ終わらない
4位 野崎まど「know
5位 笹本稜平「遺産
6位 島田荘司「写楽 閉じた国の幻
7位 須賀しのぶ「北の舞姫 永遠の曠野 <芙蓉千里>シリーズ」
8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
9位 松家仁之「火山のふもとで
10位 辻村深月「島はぼくらと
11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
16位 藤谷治「世界でいちばん美しい
17位 神林長平「言壺
18位 中脇初枝「わたしを見つけて
19位 奥泉光「黄色い水着の謎
20位 福澤徹三「東京難民


新書

1位 森博嗣「「やりがいのある仕事」という幻想
2位 青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」 3位 梅原大吾「勝ち続ける意志力
4位 平田オリザ「わかりあえないことから
5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
6位 小阪裕司「「心の時代」にモノを売る方法
7位 渡邉十絲子「今を生きるための現代詩
8位 更科功「化石の分子生物学
9位 坂口恭平「モバイルハウス 三万円で家をつくる
10位 山崎亮「コミュニティデザインの時代


小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
2位 沢木耕太郎「キャパの十字架
3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
10位 エイドリアン・べジャン+J・ペタ―・ゼイン「流れとかたち 万物のデザインを決める新たな物理法則
11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
12位 久坂部羊「神の手
13位 金原ひとみ「マザーズ
14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
15位 宮下奈都「終わらない歌
16位 朝井リョウ「何者
17位 有川浩「空飛ぶ広報室
18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
20位 相沢沙呼「ココロ・ファインダ

新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
2位 森達也「A」「A3
3位 デヴィッド・フィッシャー「スエズ運河を消せ
4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
5位 クリストファー・チャブリス+ダニエル・シモンズ「錯覚の科学
6位 卯月妙子「人間仮免中
7位 ジュディ・ダットン「理系の子
8位 笹原瑠似子「おもかげ復元師
9位 古市憲寿「絶望の国の幸福な若者たち
10位 ヨリス・ライエンダイク「こうして世界は誤解する
11位 石井光太「遺体
12位 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝
13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
19位 二村ヒトシ「すべてはモテるためである
20位 平川克美「株式会社という病

2011年ベスト

2011年の個人的ベストです
小説
1位 千早茜「からまる
2位 朝井リョウ「星やどりの声
3位 高野和明「ジェノサイド
4位 三浦しをん「舟を編む
5位 百田尚樹「錨を上げよ
6位 今村夏子「こちらあみ子
7位 辻村深月「オーダーメイド殺人クラブ
8位 笹本稜平「天空への回廊
9位 地下沢中也「預言者ピッピ1巻預言者ピッピ2巻」(コミック)
10位 原田マハ「キネマの神様
11位 有川浩「県庁おもてなし課
12位 西加奈子「円卓
13位 宮下奈都「太陽のパスタ 豆のスープ
14位 辻村深月「水底フェスタ
15位 山田深夜「ロンツーは終わらない
16位 小川洋子「人質の朗読会
17位 長澤樹「消失グラデーション
18位 飛鳥井千砂「アシンメトリー
19位 松崎有理「あがり
20位 大沼紀子「てのひらの父

新書
1位 「「科学的思考」のレッスン
2位 「武器としての決断思考
3位 「街場のメディア論
4位 「デフレの正体
5位 「明日のコミュニケーション
6位 「もうダマされないための「科学」講義
7位 「自分探しと楽しさについて
8位 「ゲーテの警告
9位 「メディア・バイアス
10位 「量子力学の哲学

小説以外
1位 「死のテレビ実験
2位 「ピンポンさん
3位 「数学ガール 乱択アルゴリズム
4位 「消された一家
5位 「マネーボール
6位 「バタス 刑務所の掟
7位 「ぐろぐろ
8位 「自閉症裁判
9位 「孤独と不安のレッスン
10位 「月3万円ビジネス
番外 「困ってるひと」(諸事情あって実は感想を書いてないのでランキングからは外したけど、素晴らしい作品)