黒夜行

>>2017年03月17日

か「」く「」し「」ご「」と「(住野よる)

人の気持ちを知ることが出来たらなぁ…なんて、別に考えたことはない。
そんなの、ただめんどくさいだけだ。

けど、世の中は、そうではないらしい。自分が良いと思う相手のことを、何でも知りたいらしい。いつどこで何をしていて、どんなことを考えているのか知りたいようだ。

けれど、基本的には知ることは出来ない。相手の気持ちは、相手の言葉や態度から推測するしかないのだけど、言葉や態度は嘘をつくことが出来る。気持ちや感情と連動させないことが出来る。知りたいけど、はっきりとは分からない。けれど知りたい。世の中的には、そういうもののようだ。

知ってどうするのだろう?と僕は思ってしまう。

僕は、自分が良いなと思う相手、好きだなと思う相手であればあるほど、全部は知りたくはない。いつまでも、よく分からない部分が残っていて欲しい。いつまでも予想外の反応が返ってきて欲しいし、いつまでもなんだかよく分からないことを言っていて欲しい。真意とか本心とかが全然掴めなくて、行動原理が全然読めないような、そんな存在であって欲しいと思う。

その方が面白い。

気持ちまで含めた相手のことを全部知るというのは、結局、自分の思った通りでいて欲しい、ということでしかない、と僕は思ってしまう。あなたの望んだ通りに動き、あなたの望んだ通りに考え、あなたの望んだ通りに感じる人。

そんなのの、何が面白いのだろう?

結局、相手のことなんか分からないから面白いと思うのだ。分からないから知りたくなる。知りたくなるのに知ることが出来ないから面白い。人間関係って、きっとそんな風に成り立っているんだ、と思う。

だから「読点」とか「トランプの柄」とか「バロメーター」とか、そんなのが見えちゃうようなのは、嫌だなと思う。

内容に入ろうと思います。
本書は、5編の短編が収録された連作短編集です。

「か、く。し!ご?と」
大塚には、人の上に記号が見える。ハテナとか読点とか。その人の感情に連動した記号が見えてしまう。
大塚は、クラスメートのミッキーに恋をしている。ミッキーは情熱溢れる女の子で、どんなことにでも心を動かすことが出来る良い奴だ。大塚はミッキーと話そうとすると動揺して変になってしまうが、大塚の友人でありクラスの人気者であるヅカはミッキーと子どもの頃から仲が良くて、仲が良い者同士にしか醸し出せないやり取りを日々している。
ある時から大塚は、ミッキーのシャンプーが変わったことに気づいた。そんなことに気づいたことに気づかれたら気持ち悪いと思われるだろうから指摘しなかった。同じ頃、ミッキーは何故かヅカに、「私何か変わった?」と聞くようになった。ヅカはどうも、シャンプーが変わったことに気づいていないようだ。とはいえ、横から口を出すわけにもいかない。いつもヅカはミッキーからボロクソに言われることになる。
大塚は、隣の席に思いを馳せる。宮里さんはゴールデンウィークが始まった頃から二ヶ月、学校に来ていない。理由は誰も知らないようだが、自分のせいだったらと不安になる。

「か/く\し=ご*と」
ミッキーには、他人の心臓のところにシーソーのようなバーが見える。それがプラスに傾いたりマイナスに傾いたりするのを見て、ミッキーは相手の感情を理解する。大体の人はプラスかマイナスに傾いているのに、パラというぶっ飛んだ友人だけは、そのバーがいつもくるくる回転している。
文化祭でヒーローショーをやることになった。理由は、パラが提案したのだ。自分の進路のために、という理由を隠しもせずに堂々と話、脚本まで用意していた。みんなやる気をみなぎらせた。衣装や照明も自分たちでやる。パラをリーダーとして、クラス一丸となってのチャレンジだ。昔からヒーローに憧れていたミッキーは、ヒーローショーのヒーロー役をやることになった。
ちょっとしたトラブルもありながら、無事ショー当日を迎えた。けれど、「三木は舞い上がってるとあぶなっかしいからなぁ」という先生の忠告を、もうちょっとちゃんと聞いておけばよかった…。

「か1く2し3ご4と」
パラには、他人の心のリズムが見える。早くなったり遅くなったり。その変動を知ることが出来る。パラはある時から、他人の鼓動を強めるためにぶっ飛んだ行動をするようになった。それがキャラクターとして定着した。本当は、ただ冷酷なだけの人間だ。
パラは、ヅカの本性を知っている。ヅカは、誰に対しても良いやつで、ポジティブな感情を露わにし、クラスのムードメーカーだが、実際にはどんな状況であってもヅカの心音が変化することはない。フラットなのだ。
修学旅行だ。修学旅行中に鈴を渡すとずっと一緒にいられる、というおまじないがある。ヅカは、修学旅行の朝に鈴を持っていた。既にもらったものなのか、あるいはこれから誰かに渡すものなのか…。パラはある計画のために、修学旅行中、基本的にずっとヅカを「王子様」と呼んでべったりしていたが…。

「か♠く◇し♣ご♡と」
ヅカは、人の感情を反映したトランプの4つの柄が見える。スペードは「喜」、◇は「怒」、クローバーは「哀」、ハートは「楽」だ。ヅカは自分で自分のことを、相手との関係をフラットに見すぎてしまう、と思っている。自分の意思より相手の意思を尊重してしまうのだ。
そんなヅカが気になるのは、エルの「哀しみ」だ。頭の上にいつも大きなクローバーがある。ちょっと前から、おかしいのだ。仲良しだったはずの隣の席の京と何やらうまく行っていないようだし、ヅカがミッキーについて言及するとクローバーが大きくなるような感じがする。誰も相談されていないみたいだし、京もまったく原因が分からないという。
いつもの5人で花見に出かけた時、ちょっとした出来事が起き…。

「か↓く←し↑ご→と」
エルには、他人の好意が矢印になって見える。誰かが誰かのことを好きだということが、矢印ではっきり分かるのだ。だから、ミッキーと京が両思いなのも、もちろん分かっていた。
けどこの二人、全然進展しない。周りがあの手この手でくっつけようとしているのに、まるでダメだ。京は私と同じで臆病で、自分なんか、と思ってしまうようなところがある。そしてミッキーは恐ろしいほど鈍感なのだ。どうにもならない。
受験勉強が始まって、将来のことについて考えるようになった頃。タイムカプセルを埋めようという話になった。未来の自分に手紙を、という話のはずだったのだけど、パラの提案で、他のメンバーへの手紙にしよう、と決めた。ここで京とミッキーにお互いの気持ちをはっきり書かせて強くさせよう、という魂胆だった。
しかし…。

というような話です。

相変わらず住野よるは良い小説を書くなぁ。僕は、住野よるの作品は何を読んでも「君の膵臓を食べたい」を越えられないんだけど(僕の中で「キミスイ」はちょっと別格なのです)、この作品も凄く良いと思いました。

まず、設定が非常に秀逸だ。5人が5人とも、何らかの形で他人の感情を見ることが出来る。この設定が、非常に上手い。他人の感情が見えたところで、その原因まで分かるわけではないから、何もかも分かるわけじゃない。けれども、感情の一端は分かる。分かった上で、能力で分かったわけではない、という風を装いながらその感情と関わっていくのだ。

誰もが、こんな能力を持っているのは自分だけだ、と思っている。だから、自分が能力を使って相手の感情を読み取っているという事実は悟られないようにしなければならない。でも、知ってしまった感情に対して、何もしないではいられない。哀しんでいるならその哀しみを取り除いてあげたい。好き合っている者がいるならくっつけてあげたい。そんな風に思うのは当然だ。

だからこそこの5人の関係性は、誰もが皆、「誰か」を一番に考えている。自分のことを一番に考える者はいない。これが、この作品における、感情が見えすぎることによる一番大きな効果だろうと思う。

そしてその過程で、とても面白いことが分かる。それは、全員が、自分よりも他の全員の方が他人を思いやっていると思っていることだ。いや、全員というのはちょっと言い過ぎたかもしれないが、自分は他人に対して冷たい人間だ、と考えている人間が多い。

読者の視点からすれば、5人は全員、「誰か」のことを一番に考える良い奴だ。でも、5人はそれぞれ、自分自身のことをそんな風には捉えない。自分は冷たい人間だけど、他の4人はそうじゃない、というような捉え方をする。これもきっと、感情が見えすぎている効果なのだろう。彼らは皆、「相手の感情が見えているのに、自分は見えているが故の行動を取らない。他の4人は感情なんか見えていないはずなのに、相手のことを思いやった行動が取れていて素晴らしい」みたいな風に考えているのだろう。自分以外の4人も皆、感情が見えるのだ、なんて想定できないだろうからこういう発想が生まれる。この状況も実に面白い。

他人の感情が見える、なんていう設定は、安易に思いつくことが出来るだろう。しかし、そういう状況設定の中でどういうことが起こり得るかまできちんと考えられている作品はそう多くはないだろう。本書の場合、感情が見えすぎることが、彼らのパーソナリティに少なくない影響を及ぼし、さらにそれが5人全体の関係性にまで波及していく。非常に繊細だ。

その繊細さは、エルの感情の見え方にも現れている。エルというのは、本当に些細なことでも気にしてしまう自己評価の低い女の子だが、そのエルに見えるのは、相手の感情の中でも「誰が誰を好きか」という好意のみだ。感情全体が見えるわけではない。この設定は、エルというキャラクターには実にしっくりくる。エルが他の4人のように感情全体が見える設定であれば、エルはもっと違うキャラクターになっていただろうし、そうであればこの作品が成り立たなかった可能性がある。エルの感情の見え方を知った時、上手い、と改めて思った。

そしてその上で、ここのキャラクターがとてもいい。

全員好きだが、特に好きなのがパラだ。本書で描かれるパラは、僕にとってはとても素晴らしい。

僕には、かなりパラに似ている部分がある。

(本書を読んでいない人は、これ以降の記述を読まない方がいいかもしれない。二編目でのパラと三編目でのパラの落差を感じた方が面白いし、ここで暴露するパラの本当の姿だけ読んでも、きっと面白くないだろうから)

『君は面白いと思ってくれてるかもしれない、私の発言は、私がこう言ったら面白いと思われるだろうと、計算して言っているものだし。君が面白いと思ってくれてるかもしれない、私の行動は、私がこうやったら驚かれるだろうと狙ってやっているものなんだ』

パラの言動はあまりにもぶっ飛びすぎていて、言動で比較する場合、僕とパラは全然似ていないだろう。しかし、行動原理を比べれば、僕とパラはそっくりだと思う。

僕も、パラとまったく同じ発想で行動している。僕は、自分が変だと思われるように行動するように意識している。それは、本来の自分からかけ離れているわけでは決してないが、本来の自分ではない。僕は計算で自分の行動をデザインしている。

『そうじゃないんだよ。本当は私だってそういう人間になりたいよ。損得なんて考えない人間になりたいし、やりたいことだけ迷いなくやれる人間になりたい。でも、実際の私はそうじゃない。私の言葉や、行動は、私がなりたい私に過ぎない。本当に私じゃ、ないの』

「そういう人間」というのは、ミッキーに近いキャラクターだ。どんな状況でも熱くなれて、やりたいことを迷いなく出来る。パラは、周りからそういう風に見られるように行動しているけど、自分がそういう人間でないことをちゃんと知っている。

『冷静さを長所だと言う人間もいるだろう。だが、違う。ただ、冷たい人間というだけだ。』

パラのこの自覚も、僕にはよく分かる。僕も、自分の冷たさをきちんと自覚している。

先程から書いているように、パラの言動はあまりにもぶっ飛んでいるので、単純に比較は出来ないが、パラのこの落差を知ると、世の中で楽しそうに生きている人にもきっと、こういう内面を抱えている人はいるのだろうな、と感じる。実際僕は、そういう人に何度か会ったことがある。表向き、凄く楽しそうにワイワイと人と絡んでいるのに、ちょっとその内側を覗き込んでみると、みんなの中にいる時からは想像も出来ないような内面を見つけることが出来るような人が。僕はなんとなく、そういう人に惹かれることが多い。自分もそういうタイプだから気になる、ということもきっとあるのだろうけど、わざわざ楽しそうに振る舞わなくてはならないその感じに、どことなく哀愁を感じるのだろうなと思う。

京(大塚)やエル(宮里)もとても良い。この二人にも、僕自身の欠片を感じ取ることが出来る。自分に自信がなくて、自分が世間の主流を歩いてはいけないと思っていて、いつでも自分の気持ちに蓋をしてしまうような二人のあり方は、昔の自分を見ているようだ。5人の間に発生する問題(と書くとネガティブな騒動という感じだが、そこまでネガティブでもない)のほとんどが、京とエルに関わるものだ。彼らの性格のマイナス思考の部分が、結果的に状況を引っ掻き回してしまうことが多い。

パラとミッキーという、どんな行動を取るのか分からない女二人に、京とエルという後ろ向きな二人、そして人気者でありながらその実、心の中はフラットというバランス感覚を持ったヅカという5人組が、いつだって自分以外の「誰か」を思いやりながら行動する。そうやって築き上げられていった関係性が、なんだかとても羨ましく思えてくる。普段、良い人ばっかりの物語にはどことなく嫌悪感を抱いてしまうことが多いのだけど、この物語は、基本的に皆良い人なのに、自分の中の嫌悪カウンターが反応しない。それもまた、他人の感情が見えすぎるという設定をうまく使った効果なのだろう、と思う。

誰だって“厄介な自分”を生きている。そんな風に思わせてくれる作品だ。

住野よる「か「」く「」し「」ご「」と「」

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2013年ベスト

2013年の個人的ベストです。

小説

1位 宮部みゆき「ソロモンの偽証
2位 雛倉さりえ「ジェリー・フィッシュ
3位 山下卓「ノーサイドじゃ終わらない
4位 野崎まど「know
5位 笹本稜平「遺産
6位 島田荘司「写楽 閉じた国の幻
7位 須賀しのぶ「北の舞姫 永遠の曠野 <芙蓉千里>シリーズ」
8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
9位 松家仁之「火山のふもとで
10位 辻村深月「島はぼくらと
11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
16位 藤谷治「世界でいちばん美しい
17位 神林長平「言壺
18位 中脇初枝「わたしを見つけて
19位 奥泉光「黄色い水着の謎
20位 福澤徹三「東京難民


新書

1位 森博嗣「「やりがいのある仕事」という幻想
2位 青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」 3位 梅原大吾「勝ち続ける意志力
4位 平田オリザ「わかりあえないことから
5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
6位 小阪裕司「「心の時代」にモノを売る方法
7位 渡邉十絲子「今を生きるための現代詩
8位 更科功「化石の分子生物学
9位 坂口恭平「モバイルハウス 三万円で家をつくる
10位 山崎亮「コミュニティデザインの時代


小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
2位 沢木耕太郎「キャパの十字架
3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
10位 エイドリアン・べジャン+J・ペタ―・ゼイン「流れとかたち 万物のデザインを決める新たな物理法則
11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
12位 久坂部羊「神の手
13位 金原ひとみ「マザーズ
14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
15位 宮下奈都「終わらない歌
16位 朝井リョウ「何者
17位 有川浩「空飛ぶ広報室
18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
20位 相沢沙呼「ココロ・ファインダ

新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
2位 森達也「A」「A3
3位 デヴィッド・フィッシャー「スエズ運河を消せ
4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
5位 クリストファー・チャブリス+ダニエル・シモンズ「錯覚の科学
6位 卯月妙子「人間仮免中
7位 ジュディ・ダットン「理系の子
8位 笹原瑠似子「おもかげ復元師
9位 古市憲寿「絶望の国の幸福な若者たち
10位 ヨリス・ライエンダイク「こうして世界は誤解する
11位 石井光太「遺体
12位 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝
13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
19位 二村ヒトシ「すべてはモテるためである
20位 平川克美「株式会社という病

2011年ベスト

2011年の個人的ベストです
小説
1位 千早茜「からまる
2位 朝井リョウ「星やどりの声
3位 高野和明「ジェノサイド
4位 三浦しをん「舟を編む
5位 百田尚樹「錨を上げよ
6位 今村夏子「こちらあみ子
7位 辻村深月「オーダーメイド殺人クラブ
8位 笹本稜平「天空への回廊
9位 地下沢中也「預言者ピッピ1巻預言者ピッピ2巻」(コミック)
10位 原田マハ「キネマの神様
11位 有川浩「県庁おもてなし課
12位 西加奈子「円卓
13位 宮下奈都「太陽のパスタ 豆のスープ
14位 辻村深月「水底フェスタ
15位 山田深夜「ロンツーは終わらない
16位 小川洋子「人質の朗読会
17位 長澤樹「消失グラデーション
18位 飛鳥井千砂「アシンメトリー
19位 松崎有理「あがり
20位 大沼紀子「てのひらの父

新書
1位 「「科学的思考」のレッスン
2位 「武器としての決断思考
3位 「街場のメディア論
4位 「デフレの正体
5位 「明日のコミュニケーション
6位 「もうダマされないための「科学」講義
7位 「自分探しと楽しさについて
8位 「ゲーテの警告
9位 「メディア・バイアス
10位 「量子力学の哲学

小説以外
1位 「死のテレビ実験
2位 「ピンポンさん
3位 「数学ガール 乱択アルゴリズム
4位 「消された一家
5位 「マネーボール
6位 「バタス 刑務所の掟
7位 「ぐろぐろ
8位 「自閉症裁判
9位 「孤独と不安のレッスン
10位 「月3万円ビジネス
番外 「困ってるひと」(諸事情あって実は感想を書いてないのでランキングからは外したけど、素晴らしい作品)