黒夜行

>>2017年03月16日

蜜蜂と遠雷(恩田陸)

「学ぶ」というのは「枠」を知る、ということだ。

僕たちは基本的に、「知の暗闇」の中で生きている。知らないことだらけだ。しかし、少しずつ「学ぶ」ことで、明るい部分が増えていく。明るくなると、そこに何かが見える。それは大抵、仕切りのようなものだ。「こちら」と「あちら」を区別する仕切り。明るくなった場所に浮かぶそれらの仕切りを確認しながら、僕たちは色んな概念を学んでいく。ある言葉の意味、誰かの感情、雲の形から予想される雨、数百年後に地球に接近する彗星。僕たちは、「枠」を捉えることで、物事や感覚を捉えていく。

しかしその「枠」は、誰かが決めたものだ。誰が決めたのか、ということは問題ではない。iPS細胞のように発見者が明確なものもあれば、古代の誰かが発見しいつの間にか広まっていることもある。誰でもいい。とにかく、「枠」というのは、誰かが決めたものに過ぎない。

「枠」を知ることは重要だ。「知の暗闇」の中では、僕らは歩くこともままならない。真っ暗な中を手探りで歩き続けるのは、怖いし危険だ。これ以上進んではいけない場所、「こちら」と「あちら」とで区切られている場所、そういうものをきちんと確認しながら歩いていきたい。それはある種の、人間の本能と言ってもいいだろう。

しかし、時に「枠」は、人間の行動を制約する邪魔ものに変わる。「枠」が見えれば、そこから出てはいけないと咄嗟に感じる。「こちら」と「あちら」は連続していないのだ、と思ってしまう。

そういう躊躇の積み重ねが、人間を臆病にしていく。

時々いる。「知の暗闇」の中を、真っ暗なまま歩ける者が。彼には「枠」が見えない代わりに、「枠」を越えてはいけないという発想もない。もちろん、「枠」が見えないが故に、色んなものにぶつかりながら歩いて行くことになるだろう。しかしその過程で、普通の人だったら絶対に越えられない「こちら」と「あちら」の境界をあっさり飛び越えてしまったりもする。

そういう人を、僕らは「天才」と呼びたいのだと思う。

「天才」にも、様々なタイプがいる。大量にこなせる者。超スピードでこなせる者。誰も真似出来ない技術を使える者。そういう者も、「天才」と呼ばれ得る。しかし、僕は、概念をしなやかに飛び越えることが出来る人間こそ、「天才」の名に相応しい、と思いたい。

「◯◯はこうでなければならない」という「枠」は、「◯◯」という伝統や文化を守っているように見せかけながら、実はそういう発言をしている人の地位やキャリアを守っている、ということが多いのではないだろうか。その「枠」を押し付けることで、「枠」の内側に入れていない人間を疎外することが出来る。その「枠」の内側に入ってこなければ認められないと振りかざすことが出来る。

『近年、演奏家は作曲者の思いをいかに正確に伝えるかということが至上命題になった感があり、いかに譜面を読みこみ作曲当時の時代や個人的背景をイメージするか、ということに重きが置かれるようになっている。演奏家の自由な解釈、自由な演奏はあまり歓迎されない風潮があるのだ』

「枠」の内側に入っていないものはダメだ、と判断するのは、簡単だ。しかしそれは、ある意味で思考停止と言ってしまっていい。「枠」を設けたのは一体誰なのか?個人を特定したい、という話ではない。結局「枠」を設けているのは、批評家だ。

『よく言われることだが、審査員は審査するほうでありながら、審査されている。審査することによって、その人の音楽性や音楽に対する姿勢を露呈してしまうのだ』

『そして、審査員たちも薄々気付いている。
ホフマンの罠の狡猾さと恐ろしさに。
風間塵を本選に残せるか否かが、自分の音楽家としての立ち位置を示すことになるのだということを。』

「評価」や「批評」というのは、「枠」があるからこそ成立する。複数ある内のどの「枠」を選択するか、という自由度はあるにしても、何らかの「枠」を設定した上でなければ「評価」も「批評」も出来ないのは確かだろう。

そういう意味で、「評価」も「批評」も出来ないようなものにこそ、そのジャンルを粉砕させるような力がある、と言っていいだろう。

『よし、塵、おまえが連れ出してやれ。
少年はきょとんとした。
先生は、底の見えない淵のような、恐ろしい目で少年を見た。
ただし、とても難しいぞ。本当の意味で、音楽を外へ連れ出すのはとても難しい。私が言っていることは分かるな?音楽を閉じこめているのは、ホールや教会じゃない。人々の意識だ。綺麗な景色の屋外に連れ出した程度では、「本当に」音を連れ出したことにはならない。解放したことにはならない。』

音楽が「音楽」を超える瞬間を、この作品は感じさせてくれる。たぶんこれは、そういう物語なのだ。

内容に入ろうと思います。
事件は、パリで起こった。
3年毎に開かれ、今年で6回目を数える「芳ヶ江国際ピアノコンクール」。そのオーディションがモスクワ・パリ・ミラノ・ニューヨーク・日本の芳ヶ江の5箇所で行われている。パリでの審査員を務める嵯峨三枝子、アラン・シモン、セルゲイ・スミノフの三人は、退屈な演奏が続くオーディションの中で、その少年と出会った。
風間塵。
異例づくしの候補者だった。履歴書はほぼ真っ白。学歴もコンクール歴もなく、日本の小学校を出て渡仏したことぐらいしか分からない。後で風間塵と接触したスタッフに聞くと、オーディションギリギリのタイミングで会場にやってきた風間の手は泥で汚れていたという。風間の父親が養蜂家であると知ったのは後のことだ。
そして、何よりも最大級の衝撃は、その少年が、あのユウジ・フォン=ホフマンに5歳から師事し、彼の推薦状を持っているという事実だった。
信じられない。
ホフマンは、あらゆる音楽家に愛されながら今年亡くなった、伝説的な音楽家だ。弟子を取らないことでも有名だった。あのホフマンが、弟子を…。
『僕は爆弾をセットしておいたよ。僕がいなくなったら、ちゃんと爆発するはずさ。世にも美しい爆弾がね』
死の間際、ホフマンは周囲の人間にそう漏らしていたという。
まさか、あの少年が「爆弾」なのだろうか…。
その通りだった。風間塵の演奏は、常軌を逸していた。三枝子は初め、拒絶した。ホフマンに対する冒涜だと思った。しかし結局、他二人との議論の末、風間塵を合格とした。
そして、第6回芳ヶ江国際ピアノコンクールの日を迎える。
栄伝亜夜は、天才少女と呼ばれながらも、母の死をきっかけにして「取り出すべき音楽がない」と感じられるようになり、7年前にとあるコンサートから逃げ出して以来、正規の音楽教育からは遠ざかっていた。ある時、浜崎という男性が家にやってきて、亜夜の演奏を聞きたがった。そして、その男性の推薦により、音楽学校への入学が決まった。学長だったのだ。そして、その学長の後押しもあり、亜夜はこのコンクールに出場することになった。
マサル・カルロス・レヴィ・アナトールは、僅かな期間日本に住んでいた頃、子供の頃にたまたま出会った少女に誘われて顔を出したピアノ教室で、その才能を見出された。フランスへ行くことになったマサルに少女は、ピアノを習ってねと言い、マサルはそのお願いを聞き入れ、ピアノの練習に励んだ。彼は圧倒的な才能を持ち、僅かな期間で驚くべき飛躍を遂げた。長身に甘いルックスであることもあって、舞台映えするマサルは、スターの予感を漂わせている。
高島明石は、コンクール出場者の中でもかなり高齢の28歳だ。楽器店で働くサラリーマンであり、妻と子供もいる。他の参加者がもっと若く、一流の指導者の元で練習に励んでいるのに対して、明石は仕事の合間を縫って、睡眠時間を削るようにしてこのコンクールのための調整を続けてきた。「生活者の音楽」という持論を持ち、音楽は音楽だけを生業とする者だけのものではない、という想いから、コンクール出場を決意したのだ。高校時代の同級生である仁科雅美が、ドキュメンタリーのためにカメラを回している、というのも非日常だ。
様々な背景を持つトップクラスのピアニストが、コンクールという場で互いの全力を出して闘う物語だ。

実に濃密な物語だった。冒頭では、風間塵の生き様やスタンスを切り取ってあれこれ書いてみた。それも、本書の主要なテーマの一つだ。しかし、本書の主役は決して風間塵だけではない。風間塵という超絶的な天才が物語の中心にいることは間違いないのだけど、ただそれだけの物語ではない。

亜夜・マサル・明石・塵。彼らの音楽に対する葛藤や生き様が、コンクールという場で発散し、溶け合って、絡まり合う。その混沌の中に、「音楽」というジャンルを掬い上げるような希望の光が生まれる。そんな神々しさを感じるような作品だ。

亜夜は、音楽に対する態度を決めきれないでいる。

『しかし、意外にも、亜夜自身に挫折感はなかった。
彼女の中では、コンサートのドタキャンは筋が通っていたからである。
取り出すべき音楽がピアノの中に見つからないのに、なぜステージに立つ必要などあるだろうか。』

そもそも彼女は、ピアノを必要とする人間ではない。

『彼女は、元々ピアノなど必要としていなかった。
子供の頃、トタン屋根の雨音に馬たちのギャロップを聴いていた時から、彼女はあらゆるものに音楽を聴き、それを楽しむことができたからである』

彼女には、ピアノに戻るための必然性のようなものはなかった。彼女がコンクールに出場することを決めたのは、自分を推薦し入学させてくれた学長の面子を潰さないためだ。そして、入学以来亜夜のことをずっと気にかけてくれた学長の次女の奏の熱心な説得があったからだ。

自らの意志によってステージに戻ってきたわけではない亜夜は、しかしこのコンクールの場で様々な感情に奔流され、自分でも思ってみなかった場所へと流れ着く。

『決して、自分はあの時コンサートピアニストから身を引いたことを後悔していないし、挫折感も持っていない。音楽を深く愛しているし、音楽から離れようと思ったことは一度もない。それを、ずっと舞台に戻りたいと思っていたとか、やっと立ち直ったとか思われるのは耐えがたいものがある。』

コンクール期間中も、ずっと気持ちが定まらないまま、どこか他人事のようにピアノを弾いていた亜夜。しかし、風間塵やマサルとの出会いが、亜夜を大きく変えていく。

マサルにもマサルの物語がある。しかし、それについてはここでは触れないでおこう。マサルにとっては結果的に、権威ある国際コンクールに出場する、という以上の価値をもたらした。コンクールの審査員も務めている彼の師匠も絶賛する、間違いなく未来のスター候補であるマサルがこのコンクールの出場によって得たものとはなんであったのか。それは是非読んで欲しい。

明石のスタンスはとても好きだ。

『俺はいつも不思議に思っていた―孤高の音楽家だけが正しいのか?音楽のみに生きる者だけが尊敬に値するのか?と。
生活者の音楽は、音楽だけを生業とする者より劣るのだろうか、と。』

『音楽を生活の中で楽しめる、まっとうな耳を持っている人は、祖母のように、普通のところにいるのだ。演奏者もまた、普通のところにいてよいのではないだろうか』

クラシック音楽という、ともすれば一般人には馴染みのない音楽を、生活する者として聴かせることは出来ないか―。そんな明石のスタンスは、演奏にも人柄にも現れる。と同時に明石は、こんな相反する想いも抱いている。

『もし自分が抜きん出た才能を持っていたら迷わずプロの音楽家の道を選んだだろうし、それ以外の職に就くことなど考えもしなかっただろう。そして、そちら側にいたならば就職して所帯を持ち、「生活者の音楽」などと嘯いている者をきっと軽んじていたに違いないのだ』

圧倒的な才能と煌めきを放つコンテスタントたちの演奏を聴きながら、才能を持って生きるということや、才能があっても決してうまく行くわけではない現実について明石は考える。そして、音楽という業の深い人生について、生活者の立場から読者に近い感覚を見せてくれるのだ。

本書は、物語そのものの濃密さもさることながら、まるで「文字」という楽器で音楽を奏でているかのような描写力が凄まじい作品でもある。僕は、音楽に対する素養がないので、そもそも描かれている曲が頭に浮かぶことはない(恐らく知っている曲もあるのだろうけど、曲名では判断できない)。しかし、それらの曲がどんな雰囲気を持ち、演奏者によってどんな部分が異なり、何が凄まじいのかというような部分は、恩田陸の「文字」という楽器によって鮮やかに示される。僕は、音楽というものを文字で解釈しようとしたことがないので、その圧力に圧倒されるような思いだった。小説という、聴かせることが出来ないメディアで、これほど「音楽」を感じさせる作品はそうそうないのではないかと思う。

しかし何にしても、才能を持つ者というのは羨ましいものだ。

『世界中にたった一人しかいなくても、野原にピアノが転がっていたら、いつまでも弾き続けていたいくらい好きだなあ』

そんなものに出会うことが出来た人間は、幸福なのだろうと思う。

恩田陸「蜜蜂と遠雷」

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桜疎水(大石直紀)

内容に入ろうと思います。
本書は、6編の短編が収録された短編集です。

「おばあちゃんといっしょ」
竹田美代子は「常世神」宗教団体を立ち上げて詐欺をしている。45歳のホームレスの佐原芳雄という男を教祖に仕立て上げ、もっともらしい来歴ともっともらしい教義を作り上げて、信者から大金をまきあげていた。最も、佐原は最近言うことを聞かなくなってきた。祈祷の最中居眠りをするし、家に誰もいれるなと言っているのに女を連れ込んでいる。そろそろ大きな仕事をして、佐原を切る時期だろうか。
美代子は、赤木静子という大金を持っていそうな老女を見つけ、この仕事が終わったら佐原を切ろうと考える…。

「お地蔵様に見られてる」
京都には二度と住まないと誓って、京都に支社も営業所もない東京本社のアパレルメーカーに就職したさやかは、今年になって京都に支社を立ち上げるとかで、まさかの京都住まいになってしまった。
真如堂の参道で倒れた女性が、泰宏の母親だった。変わり果てた姿になっているが、間違いない。恐ろしくなってさやかは逃げ出した。
大学時代、達朗と泰宏の三人で過ごした日々を思い返す。あんなことにさえならなければ…。

「二十年目の桜疎水」
スウェーデンに移り住んで20年。日本に帰ったのはほんの数度だ。しかし、母が危篤と聞いて、正春は久々に日本へと帰った。死の間際、母は正春に懺悔した。私のせいで辛い思いをさせてしまった、と。
雅子の話だ。母は雅子に手紙を出したことがあるという。なんの話だそれは?
その話がどうにも気になって、正春は京都へと向かった。そうする間、雅子とのことを思い返していた。
雅子とは会ってすぐに気が合い、つきあい始め、結婚の約束もしていた。その後、あんなことにならなければ…。

「おみくじ占いにご用心」
ヘルパーの後をつけ、ターゲットにする老人を選ぶ、というやり方で大金をせしめてきた横道と上宮は、今回も同じやり方で一人の老女に狙いを定めた。ヘルパーの来ない日に、介護ステーションの職員を装って侵入し相手をうまく丸め込むのだ。今回も問題なくうまくいくだろう。
しかし、“仕事”の前に引いたおみくじが「凶」だった。今までこんなことはなかった。もう一度引いて「大吉」を当てたが、なんだか嫌な気分だ。拭えない違和感はその後も頻発するが…。

「仏像は二度笑う」
片山正隆は子供の頃から手先が器用で、中学の頃に両親を無理矢理説き伏せて仏師の修行に励んだ。25歳を過ぎる頃には一人で仕事を任されるほどの上達ぶりで周囲を驚かせたが、しかしギャンブルで身を持ち崩した。師匠から見限られた正隆は、自分で作った仏像を骨董屋に売りに行くが…。
一方津久見は、馴染みの料理屋でいつものように飯を食っていた。骨董関係の人間が集まるのでちょっとした情報を仕入れやすくて重宝している。その日、店主の相原が、客から上物の九谷焼を買い取っていた。明らかに安い値段で。それを持ち込んだ男の父親が仏像専門と聞いて津久見は色めき立つ…。

「おじいちゃんを探せ」
ある日沙和は、両親が自分に内緒でおじいちゃんの話をしているのを聞いてしまう。それは、おばあちゃんが内緒でおじいちゃんと年賀状のやり取りをしていた、という他愛もない話だ。祖父母は沙和が幼い頃に離婚しており、沙和はおじいちゃんの顔を知らない。ミステリ好きな血が騒いで、両親が一体何を隠しているのか探ろうと決意する。
しかし、大したことではない風を装って母親におじいちゃんの話を振ると、母親の顔が固まった。おじいちゃんの話は、沙和が想像しているよりもタブーなようだ…。

というような話です。

なかなかよく出来た作品でした。冒頭の「おばあちゃんといっしょ」が日本推理作家協会賞短編部門を受賞したようですけど、確かによく出来た作品でした。他の作品も、粒ぞろいという感じがします。

やはり一番出来がいいのは、「おばあちゃんといっしょ」かなと思います。導入の物語があってからの、「常世神」の宗教の話になっていくのだけど、なるほどと思わせる構成でした。

同じようによく出来た構成だと感じたのは、「おみくじ占いにご用心」と「仏像は二度笑う」の2つ。「おばあちゃんといっしょ」を合わせた3作品が、詐欺をモチーフにした作品です。「仏像は二度笑う」は、3つの中でもまた大分タイプが違っていて、「詐欺」というモチーフでありながら読後感の良い作品という感じがしました。

「二十年目の桜疎水」は、雅子のある決断が物語の肝になってきます。悩んだ末、今の状態で未来を生きていくためにした雅子の決断。その決断の真意を二十年目にして初めて知ることになる主人公。二人の新しい未来を予感させるような展開がなかなか良かったです。

「おじいちゃんを探せ」は、またちょっと違ったタイプの話。家族の秘密を巡る物語ですが、想定していなかった展開がお見事という感じでしょうか。両親のひそひそ話をちょっと耳に挟んでしまったことから展開される物語としては、なかなかハードでしたけど。

「お地蔵様に見られてる」だけは、正直良くわからなかったんですよね。作品全体のトーンと、何となく合わないような気がしました。大学時代に起こった出来事は興味深いですけど、全体としてはイマイチよく分からなかったです。すっきりしない終わり方だったような気がしました。

全体としては、なかなか良くできた短編集だと思います。

大石直紀「桜疎水」

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2014の短歌まとめ



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本をたくさん読みます。
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2013年ベスト

2013年の個人的ベストです。

小説

1位 宮部みゆき「ソロモンの偽証
2位 雛倉さりえ「ジェリー・フィッシュ
3位 山下卓「ノーサイドじゃ終わらない
4位 野崎まど「know
5位 笹本稜平「遺産
6位 島田荘司「写楽 閉じた国の幻
7位 須賀しのぶ「北の舞姫 永遠の曠野 <芙蓉千里>シリーズ」
8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
9位 松家仁之「火山のふもとで
10位 辻村深月「島はぼくらと
11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
16位 藤谷治「世界でいちばん美しい
17位 神林長平「言壺
18位 中脇初枝「わたしを見つけて
19位 奥泉光「黄色い水着の謎
20位 福澤徹三「東京難民


新書

1位 森博嗣「「やりがいのある仕事」という幻想
2位 青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」 3位 梅原大吾「勝ち続ける意志力
4位 平田オリザ「わかりあえないことから
5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
6位 小阪裕司「「心の時代」にモノを売る方法
7位 渡邉十絲子「今を生きるための現代詩
8位 更科功「化石の分子生物学
9位 坂口恭平「モバイルハウス 三万円で家をつくる
10位 山崎亮「コミュニティデザインの時代


小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
2位 沢木耕太郎「キャパの十字架
3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
10位 エイドリアン・べジャン+J・ペタ―・ゼイン「流れとかたち 万物のデザインを決める新たな物理法則
11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
12位 久坂部羊「神の手
13位 金原ひとみ「マザーズ
14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
15位 宮下奈都「終わらない歌
16位 朝井リョウ「何者
17位 有川浩「空飛ぶ広報室
18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
20位 相沢沙呼「ココロ・ファインダ

新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
2位 森達也「A」「A3
3位 デヴィッド・フィッシャー「スエズ運河を消せ
4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
5位 クリストファー・チャブリス+ダニエル・シモンズ「錯覚の科学
6位 卯月妙子「人間仮免中
7位 ジュディ・ダットン「理系の子
8位 笹原瑠似子「おもかげ復元師
9位 古市憲寿「絶望の国の幸福な若者たち
10位 ヨリス・ライエンダイク「こうして世界は誤解する
11位 石井光太「遺体
12位 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝
13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
19位 二村ヒトシ「すべてはモテるためである
20位 平川克美「株式会社という病

2011年ベスト

2011年の個人的ベストです
小説
1位 千早茜「からまる
2位 朝井リョウ「星やどりの声
3位 高野和明「ジェノサイド
4位 三浦しをん「舟を編む
5位 百田尚樹「錨を上げよ
6位 今村夏子「こちらあみ子
7位 辻村深月「オーダーメイド殺人クラブ
8位 笹本稜平「天空への回廊
9位 地下沢中也「預言者ピッピ1巻預言者ピッピ2巻」(コミック)
10位 原田マハ「キネマの神様
11位 有川浩「県庁おもてなし課
12位 西加奈子「円卓
13位 宮下奈都「太陽のパスタ 豆のスープ
14位 辻村深月「水底フェスタ
15位 山田深夜「ロンツーは終わらない
16位 小川洋子「人質の朗読会
17位 長澤樹「消失グラデーション
18位 飛鳥井千砂「アシンメトリー
19位 松崎有理「あがり
20位 大沼紀子「てのひらの父

新書
1位 「「科学的思考」のレッスン
2位 「武器としての決断思考
3位 「街場のメディア論
4位 「デフレの正体
5位 「明日のコミュニケーション
6位 「もうダマされないための「科学」講義
7位 「自分探しと楽しさについて
8位 「ゲーテの警告
9位 「メディア・バイアス
10位 「量子力学の哲学

小説以外
1位 「死のテレビ実験
2位 「ピンポンさん
3位 「数学ガール 乱択アルゴリズム
4位 「消された一家
5位 「マネーボール
6位 「バタス 刑務所の掟
7位 「ぐろぐろ
8位 「自閉症裁判
9位 「孤独と不安のレッスン
10位 「月3万円ビジネス
番外 「困ってるひと」(諸事情あって実は感想を書いてないのでランキングからは外したけど、素晴らしい作品)