黒夜行

>>2015年03月

ワイマール憲法ぐらい厳かなサンドイッチを食べたい気分

Ⅰ 「題詠blog2014」(http://blog.goo.ne.jp/daieiblog2014)の100のお題から
  (結局エントリーはせず)


(お題:宴)電車降り宴会までのロスタイム もう塗れるものは何もないけど



Ⅱ 「うたの日」(http://utanohi.exout.net/index.html)に投稿した作品


骨くわえ川覗く犬吠えたとき下から骨が落下してくる
(8/3 反射 http://nono.php.xdomain.jp/page.php?id=125)



Ⅲ その他の自作短歌


(お題:サンドイッチ)ワイマール憲法ぐらい厳かなサンドイッチを食べたい気分



Ⅳ 「連歌の花道」(http://renga57577.bbs.fc2.com/)に投稿した作品


手を汚し指紋捺された文綴じて血判状の端に遺言
http://renga57577.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6195118
(上の句:月々粉、下の句:黒夜行)
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見えぬからこそ価値があるという点でパンツと神は似たもの同士

Ⅰ 「題詠blog2014」(http://blog.goo.ne.jp/daieiblog2014)の100のお題から
  (結局エントリーはせず)


(お題:連)ソ連からロシアに変わるその時も国境線は変わらず見えぬ



Ⅱ 「うたの日」(http://utanohi.exout.net/index.html)に投稿した作品


見えぬからこそ価値があるという点でパンツと神は似たもの同士
(8/2 パンツhttp://nono.php.xdomain.jp/page.php?id=124)



Ⅲ その他の自作短歌


(お題:電車)3月が続くのならば正確に電車が来ない世界でもいい



Ⅳ 「連歌の花道」(http://renga57577.bbs.fc2.com/)に投稿した作品


ジェット機で目指すはランゲルハンス島終わりなき現実逃避の旅
http://renga57577.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6195117
(上の句:詠伝、下の句:黒夜行)

“ボイン”って響きで昭和を切り取ったつもりになるな そこの少年

Ⅰ 「題詠blog2014」(http://blog.goo.ne.jp/daieiblog2014)の100のお題から
  (結局エントリーはせず)


(お題:栗)栗鼠みたく食べる姿が可愛いと言ってる男全員死ねよ



Ⅱ 「うたの日」(http://utanohi.exout.net/index.html)に投稿した作品


(“ボイン”って響きで昭和を切り取ったつもりになるな そこの少年)
(8/1おっぱいhttp://nono.php.xdomain.jp/page.php?id=123)



Ⅲ その他の自作短歌


(お題:コーヒー)コーヒーは黒くなくてはダメだった僕らの嘘を溶かしておくため



Ⅳ 「連歌の花道」(http://renga57577.bbs.fc2.com/)に投稿した作品


昼間だけ輝く星にいるという
http://renga57577.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6195015
(上の句:黒夜行)

ヨーイドンの合図が聞こえなくたって走りだしてもよかったんだね

Ⅰ 「題詠blog2014」(http://blog.goo.ne.jp/daieiblog2014)の100のお題から
  (結局エントリーはせず)


(お題:噴)「憤怒」って単語の響きちょいマヌケ 激おこぷんぷん丸に似ている



Ⅱ 「うたの日」(http://utanohi.exout.net/index.html)に投稿した作品


(お見合いの場でのことです)「似てますね、再現ドラマでよく見る方に」
(7/31 再 http://nono.php.xdomain.jp/page.php?id=122)



Ⅲ その他の自作短歌


ヨーイドンの合図が聞こえなくたって走りだしてもよかったんだね



Ⅳ 「連歌の花道」(http://renga57577.bbs.fc2.com/)に投稿した作品


エクステの睫毛濡らした春の雨夏まで待てぬ決意も湿らす
http://renga57577.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6195172
(上の句:みなまさん、下の句:黒夜行)

渋谷区が砂漠にならないのは僕がタイで雨乞い学んだお蔭

Ⅰ 「題詠blog2014」(http://blog.goo.ne.jp/daieiblog2014)の100のお題から
  (結局エントリーはせず)


(お題:スープ)スープだけ載ってるレシピで作っても冷めない距離に彼はいないの



Ⅱ 「うたの日」(http://utanohi.exout.net/index.html)に投稿した作品


ミキちゃんの顔乱れ飛ぶ算盤を脳内に持つ天才5歳児
(7/30 算 http://nono.php.xdomain.jp/page.php?id=121)



Ⅲ その他の自作短歌


(お題:雨)渋谷区が砂漠にならないのは僕がタイで雨乞い学んだお蔭



Ⅳ 「連歌の花道」(http://renga57577.bbs.fc2.com/)に投稿した作品


晴れと雨 交互が続き今朝は雨昨日の雪はノーカウントね
http://renga57577.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6195173
(上の句:みなまさん、下の句:黒夜行)

漢字界No.1は「御」を3つをはべらす「御御御付」の「付」です

Ⅰ 「題詠blog2014」(http://blog.goo.ne.jp/daieiblog2014)の100のお題から
  (結局エントリーはせず)


(お題:塗)年だけは取りたくないわトコロテン塗り箸ではもう掴めぬと知り



Ⅱ 「うたの日」(http://utanohi.exout.net/index.html)に投稿した作品


漢字界No.1は「御」を3つをはべらす「御御御付」の「付」です
(7/29 付 http://nono.php.xdomain.jp/page.php?id=120)



Ⅲ その他の自作短歌


海が割れ始めた頃に母が問う「今日はご飯は家で食べるの?」



Ⅳ 「連歌の花道」(http://renga57577.bbs.fc2.com/)に投稿した作品


永遠の0点人間失格で
http://renga57577.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6195012
(上の句:黒夜行)

「空気のない宇宙を飛べる鳥だっていたっていいじゃん」小6は言う

Ⅰ 「題詠blog2014」(http://blog.goo.ne.jp/daieiblog2014)の100のお題から
  (結局エントリーはせず)


(お題:炎)患ったガンなど燃やせ!焼き尽くせ!炎の形をしたまま凍れ!



Ⅱ 「うたの日」(http://utanohi.exout.net/index.html)に投稿した作品


街路樹に吐く唾は排泄物でラブホテルでは唾は飲み物
(7/28 唾 http://nono.php.xdomain.jp/page.php?id=119)



Ⅲ その他の自作短歌


(お題:鳥)「空気のない宇宙を飛べる鳥だっていたっていいじゃん」小6は言う



Ⅳ 「連歌の花道」(http://renga57577.bbs.fc2.com/)に投稿した作品


ひょっとしてダイオウイカかもしれないよ それもう10万回ぐらい聞いた
http://renga57577.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6195168
(上の句:みなまさん、下の句:黒夜行)

砂かけるババアが乱入しますのでゴーグルをつけ参列ください

Ⅰ 「題詠blog2014」(http://blog.goo.ne.jp/daieiblog2014)の100のお題から
  (結局エントリーはせず)


(お題:応)パチンコの手応えに春感じ取る そういえば薄着のやつが多いか



Ⅱ 「うたの日」(http://utanohi.exout.net/index.html)に投稿した作品


砂かけるババアが乱入しますのでゴーグルをつけ参列ください
(7/27 砂 http://nono.php.xdomain.jp/page.php?id=118)



Ⅲ その他の自作短歌


あなたとは歩いたことがない道がまだあるんだね まだあったんだ



Ⅳ 「連歌の花道」(http://renga57577.bbs.fc2.com/)に投稿した作品


煎り豆を濡れ手で粟と頬ばっていたからこんな夜更けにテトリス
http://renga57577.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6195167
(上の句:白石フランソワさん、下の句:黒夜行)

雨乞いに似せた儀式で”かみがみ”の機嫌伺いながらのシャンプー

Ⅰ 「題詠blog2014」(http://blog.goo.ne.jp/daieiblog2014)の100のお題から
  (結局エントリーはせず)


(お題:がっかり)「やっぱ好き」「がっかりさせたくない」「一度だけ抱きしめて」 足は動かず



Ⅱ 「うたの日」(http://utanohi.exout.net/index.html)に投稿した作品


仮出所を待つ魂が消毒のプールの前で行列を成す
(7/26プール http://nono.php.xdomain.jp/page.php?id=117)



Ⅲ その他の自作短歌



(お題:雨)雨乞いに似せた儀式で”かみがみ”の機嫌伺いながらのシャンプー



Ⅳ 「連歌の花道」(http://renga57577.bbs.fc2.com/)に投稿した作品


ブラックでブラックなもの飲み干して
http://renga57577.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6195000
(上の句:黒夜行)

「アメリカンスナイパー」を観に行ってきました

あぁ、そうか。
どこかで『戦争』が行われているのか。

アホみたいな感想だけど、観ている最中に、ずっとそんなことを考えていた。
自信があるわけではないが、多くの日本人がこの映画を見て、そんな風に思うのではないだろうか。

戦争は、とても遠いものだ。少なくとも僕にとっては。
『戦争』と、カッコに入れて語らないと行けない気になるくらい、それは現実味がない。
日本だって当然戦争をしたことがあるし、今だって世界中のどこかで戦争は起きているんだけど、それは、僕の日常生活の延長線上にはない。
少なくとも、ないように見える。僕たちは、そういう国で暮らしている。

あぁ、そうか。アメリカは違うのだな。
そんな風にも思った。
アメリカが、「世界の警察」を自認して、色んなところで戦争に肩入れしていることは、当然知っていた。
学歴を積み重ねるのが難しい子どもたちが軍にリクルートされているとか、戦場からの帰還兵がPTSDで苦しんでいるとか、そういうことも知っていた。
でも、映画を見て僕が感じた、「アメリカは違うのだな」は、そういう部分と関係するのではない。
それは、軍人の家族の話だ。

『戦争で影響を受けない者はいない』

主人公の妻はこう言う。まさにその通りだ。アメリカは、いや、アメリカに限らず、現在進行形で戦争に関係している国は、戦争に従事しているよりも遥かに多くの「家族」が、戦争によって苦しめられている。

『帰ってきても、あなたの心はここには戻らない』

僕が見たことのある戦争映画や戦争小説は、やはりどうしても日本のものが多く、当然太平洋戦争が描かれることが多い。そこで描かれるのは、僕らがステレオタイプに「日本的」と感じるような、「夫を立派に送り出す妻」とか「父親の不在を嘆かない強い子供」といったものが多い。特に日本人の妻は、なんというか、とても「強い」存在として描かれることが多いように思う。夫に泣き事を言わず、夫が国のために命を懸けて戦っているのだから、自分は自分で精一杯この家を守らなくては。そういう、「強い」存在として。恐らく、そういう女性が多かったのだろうとは思うし、あの時の日本というのはそういう空気だったのだろう。だから、妻が取り乱して夫に「帰ってきて欲しい」「行かないで欲しい」などと言うようなシーンに触れる機会は少ない。
主人公の妻は、夫が軍人であることを知って結婚したが、しかしやはり、特に子供が生まれてから、夫を戦場から遠ざけたいと思うようになる。それは当たり前の感情だと思う。しかしそれは、僕が今まで触れてこなかった「戦争の形」でもある。無意識の内に、「夫が戦場で頑張っているのだから、妻は泣き言を言わず送り出すべきだ」というような感覚でいたのだろう。

『私は、一人で思い出を作ってる。』
『シールズが憎い。私の夫、私の子供たちの父親なのに、それを奪うから』

戦争は一体何をのだろうか?と観ながらずっと考えていた。
というのは、主人公自身が「壊れた」ようには見えないからだ。少なくとも、表面上は、ほとんど。

主人公は、ケニアでの大使館爆破テロのニュースを見てシールズ(アメリカ軍の特殊舞台)に入隊し、9.11のテロの首謀者であるアルカイダの殲滅のためにイラク入りする。そこで「米軍史上最強のスナイパー」と呼ばれるようになった、実在した伝説の軍人、クリス・カイルがモデルになっている(映画でもその名前で出て来る)。
主人公の内面は、非常に見えにくい。直接的に、主人公の内面が描かれることはない。正直に行って、クリスが何を考えているのか、僕には分からない。これは、「戦争のない国で生まれ育った僕」だから分からないのか、あるいは「たとえアメリカ人」でも分からないのか、それは僕には分からない。しかし恐らく、アメリカ人には分かるのだろう。何故そう感じるかと言えば、映画のラストで、恐らく実際の映像だろうと思われる映像が流れるからだ。それを見る限り、クリスは、アメリカ人にとって「英雄」である。もちろん、クリスが成した、160人以上の敵を射殺したという実績に対しての賞賛もあるだろうけど、生き方や考え方への共感もなければ、あそこまでの英雄扱いはされないように思う。
そして、クリスのことが理解できないという僕の感覚は、結局のところ、「愛国心」というものが分からない、という感覚に行きつくように思う。
クリスは見る限り、愛国心によって動いている。そう判断せざるを得ない。美しい妻と子供がいて、ごく普通の幸せを手に入れるのに不自由はない環境にいて、なお4度も、計1000日を越える日数イラクにいて、死と隣り合わせの環境の中で生きていく。
映画の中で何度も彼は、「愛国心」に収束する言葉を発する。同僚の軍人にも、妻にも、精神科医にも。彼は、9.11とアルカイダを憎み、祖国のためにその身を捧げ、家族を犠牲にしてまでも戦闘に身を投じる。
この感覚は、僕には分からない。
僕は、「家族」というものに重きを置く人間ではないのだけど、しかし、「家族を守るために戦う」というのであるならまだ分かる。太平洋戦争だって、その発端や経緯などはまあ色々あるんだろうけど、でも多くの日本人は、最終的には、「自分の家族を守るためには戦わなければいけないのかもしれない」という感覚でいたのではないかという気がする。そうであれば、まだ理解できないこともない。
しかし、クリスの置かれている状況は違う。クリスが身を投じている戦闘は、外国で行われているものであり、現時点でアメリカが危機にさらされているわけではない。復讐心というのは理解できないわけではないが、しかし、家族を不安に陥れてまで選択する行為とは思えない。

『彼らは待てないが、俺たちは待てる』

クリスが妻に、こういう場面がある。僕は、クリスと妻のシーンになると、どうしたって妻側に気持ちが入ってしまうので、このクリスのセリフを、「おいおい、無茶苦茶だな」と思いながら聞いていた。どう見たって、妻は限界を迎えていた。夫の仕事を否定しているわけではないし、軍人であることを理解して結婚した。妻の姉も軍人と結婚していて、その辛さは理解していたことだろう。だから、覚悟がなかったわけではないのだ。そんな女性が、クリスに何度も、「私はもう限界よ」とSOSを発する。それなのに、クリスはそんな妻のSOSがまったく理解できないかのように、いつでも妻の言葉を受け流してしまう。
「愛国心」というのは一体何なんだろう、と思わされてしまった。
恐らくクリス自身も、「愛国心ってなんだ?」と感じる場面は何度もあっただろうと思う。
それは、共に戦う仲間たちとのちょっとしたやりとりの中に見いだされる。
同じ戦場に派遣され、空港でばったり会った弟との会話。戦闘で亡くなった仲間が、死の2週間前に残した手紙に対する反応。同じ作戦に従事する仲間のちょっとした反応。それらはどれも、「戦争なんてうんざりだ」というメッセージを陰に持つものだ。クリスと彼らの間にさえ、温度差がある。すべての軍人が、クリスのようであるわけではない。
それならば、クリスが持つ「愛国心」の強烈さは、一体どこからやってきたのか。
それは、映画の中からは、少なくとも僕には汲み取れなかった。アメリカ人には、理解できるものなのだろうか?

この映画、主に戦争を描く映画だが、僕らが(日本人ならなんとなく皆そうではないかと勝手に想像するのだけど)イメージするような派手派手しさはまるでない。僕たちにとって「戦争」というのはあまりにフィクションで、フィクションであるが故にそれはドラマチックに描かれがちではあるのだけど、この映画の中では、戦闘シーンも実に淡々と描かれていく。
しかしそれが、「戦争」が「日常」であることを如実に伝える効果を生んでいるように思う。
戦争は静かに現実を侵食していく。自分の内側にあった「日常」という名のBOXが、いつの間にか「戦争」
に入れ替わってしまう。クリスもそんな風にして、イラクに心を奪われてしまったのかもしれない。子供たちがはしゃぎ回る中、リビングのソファに一人座りながら銃声を聞いているクリスの姿が、非常に印象的だった。
この映画は、「戦争は悲惨だ」とか「戦争は絶対に止めなければならない」というようなメッセージが強くあるわけではない。それどころか、クリスは、結果的にではあるが、「戦争」を肯定しているようにも思える(つまりそれは、「戦争」があるからこそ、自分が「戦場」にいられる理由が存在する、という意味で)。クリスが何を考えて敵を射殺していたか、それは分からないけど、でもクリスは、もっと戦場にいたい男だった。実際に、そう口にする場面がある。軍を退いた後も、戦場に戻りたい気持ちが強くある、と。もちろんだからと言って、戦争を賛美するような映画でももちろんないわけなのだけど。
「戦争」をフラッとに描く、なんていうことはほとんど不可能なのだろうけど、「戦争」を「静かな日常」に見せかけることで、この映画は出来るだけフラッとに近い形で「戦争」を描いているように思う。アメリカとイラク、どちらが正しいかというようなイデオロギーが描かれるわけでもなく、戦争の悲惨さを殊更強調するわけでもなく、淡々と「戦争」を捉えていく。
だからこそ、見ていて、「戦争はダメだな」と強く思わされた。つまり、これが「日常」になるのは嫌だ、という強烈な感覚を起こさせるのだ。これは、押し付けられたメッセージではなく、自分の内側から湧いてきたものだがら、強く残る。戦争は、ダメだ。

映画に何を求めるかによるだろうけど、少なくともストーリーや展開はドラマチックではないので、映画としての面白みには欠けるかもしれない。ただ、日本人が日常生活の中では感じ得ない「戦争」の姿みたいなものを見ることが出来るし、「戦争」が日常をどんな風に破壊していくのかというのもリアルに感じられる。このままだと日本も戦争に突入するかもしれない…。そんな情勢であることも、この映画の受け取り方に何らかの影響を及ぼすだろうと思う。個人的には、面白かったかと聞かれると答えにくいけど、見てよかったとは思った。


「アメリカンスナイパー」を観に行ってきました

革命が国を丸ごと壊しても飯の匂いは途切れやしない

Ⅰ 「題詠blog2014」(http://blog.goo.ne.jp/daieiblog2014)の100のお題から
  (結局エントリーはせず)


(お題:維)マイカーの維持費三万五千円わたしの食費五万五千円



Ⅱ 「うたの日」(http://utanohi.exout.net/index.html)に投稿した作品


サッちゃんの涙を拭うこの指がサッちゃんの悪口を書き込む
(7/25 不幸 http://nono.php.xdomain.jp/page.php?id=116)



Ⅲ その他の自作短歌


革命が国を丸ごと壊しても飯の匂いは途切れやしない



Ⅳ 「連歌の花道」(http://renga57577.bbs.fc2.com/)に投稿した作品


手の中でまわす石鹸とまらない足の下では地球がまわる
http://renga57577.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6195113
(上の句:迂回する案、下の句:黒夜行)

スカートもめくれやしないピエロだしあだ名で呼べばイジメじゃないし

Ⅰ 「題詠blog2014」(http://blog.goo.ne.jp/daieiblog2014)の100のお題から
  (結局エントリーはせず)


(お題:保)寝ろ!眠れ!横になれ!保健室では体調悪いんじゃないのかね



Ⅱ 「うたの日」(http://utanohi.exout.net/index.html)に投稿した作品


オッサンになっちゃったなぁ野菜ジュースばっか飲んじゃうドリンクバーで
(7/24 ジュース http://nono.php.xdomain.jp/page.php?id=115)



Ⅲ その他の自作短歌


(お題:ピエロ)スカートもめくれやしないピエロだしあだ名で呼べばイジメじゃないし



Ⅳ 「連歌の花道」(http://renga57577.bbs.fc2.com/)に投稿した作品


いちごチョコ食べて春の朝とする微かに永遠の色足りぬけど
http://renga57577.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6195264
(上の句:悠、下の句:黒夜行)

ミス回文絶句!異端児欠けただけ歌人退屈ぜんぶイカスミ

Ⅰ 「題詠blog2014」(http://blog.goo.ne.jp/daieiblog2014)の100のお題から
  (結局エントリーはせず)


(お題:関東)関東一ズルい涙を流してる女の前で土下座する僕



Ⅱ 「うたの日」(http://utanohi.exout.net/index.html)に投稿した作品


ミス回文絶句!異端児欠けただけ歌人退屈ぜんぶイカスミ
(7/23 文 http://nono.php.xdomain.jp/page.php?id=114)



Ⅲ その他の自作短歌


(お題:電車)名も知らぬ乗客の方が知っている化粧で作る前の私を



Ⅳ 「連歌の花道」(http://renga57577.bbs.fc2.com/)に投稿した作品


贋物の静寂に浮かぶ沈丁花
http://renga57577.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6181613
(上の句:黒夜行)


本の感想以外の文章の索引(映画評もここにあります)

乃木坂46関係の記事をまとめました

資格の勉強をしたい方へ
TOEICの勉強を一切せずに、7ヶ月で485点から710点に上げた勉強法

国語の授業が嫌いで仕方なかった僕が考える、「本の読み方・本屋の使い方

2014の短歌まとめ

この本は、こんな人に読んで欲しい!!

【今日考えたこと】索引

災害エバノ(災害時に有益かもしれない情報をまとめた)














「光」を観に行ってきました

「銀魂」を観に行ってきました

「ライフ」を観に行ってきました

「ハクソー・リッジ」を観に行ってきました

「アンチポルノ」を観に行ってきました

「スプリット」を観に行ってきました

「ジムノペディに乱れる」を観に行ってきました

「お嬢さん」を観に行ってきました

「パトリオット・デイ」を観に行ってきました

「哭声/コクソン」を観に行ってきました

「人生フルーツ」を観に行ってきました

「美しい星」を観に行ってきました

「たかが世界の終わり」を観に行ってきました

「追憶」を観に行ってきました

「メッセージ」を観に行ってきました

「バーニング・オーシャン」を観に行ってきました

「ムーンライト」を観に行ってきました

「パッセンジャー」を観に行ってきました 

「3月のライオン 後編」を観に行ってきました

「夜は短し歩けよ乙女」を観に行ってきました

「LION/ライオン~25年目のただいま~」を観に行ってきました

「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」を観に行ってきました

「3月のライオン 前編」を観に行ってきました

「ラ・ラ・ランド」を観に行ってきました

「スノーデン」を観に行ってきました

「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」を観に行ってきました

「The NET 網に囚われた男」を観に行ってきました

「ヒッチコック/トリュフォー」を観に行ってきました

「サバイバルファミリー」を観に行ってきました

「虐殺器官」を観に行ってきました

「赤目四十八滝心中未遂」を観ました

「ドントプリーズ」を観に行ってきました

「沈黙」を観に行ってきました

「ヒトラーの忘れもの」を観に行ってきました

「湯を沸かすほどの熱い愛」を観に行ってきました

「海賊とよばれた男」を観に行ってきました

「この世界の片隅で」を観に行ってきました

「永い言い訳」を観に行ってきました

「コンカッション」を観に行ってきました

「聖の青春」を観に行ってきました

「淵に立つ」を観に行ってきました

「THE BLUE HEARTS ショートフィルムセレクション」を観に行ってきました

「何者」を観に行ってきました

「ニュースの真実」を観に行ってきました

「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」を観に行ってきました

「オーバーフェンス」を観に行ってきました

「セトウツミ」を観に行ってきました

「七人の侍」を観に行ってきました

「怒り」を観に行ってきました

「ハドソン川の奇跡」を観に行ってきました

「君の名を。」を観に行ってきました(二度目)

「SCOOP!」を観に行ってきました

「レッドタートル ある島の物語」を観に行ってきました

「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」を観に行ってきました

「シチズンフォー スノーデンの暴露」を観に行ってきました

「エクスマキナ」を観に行ってきました

「シン・ゴジラ」を観に行ってきました

「二重生活」を観に行ってきました

「野火」を観に行ってきました

「君の名は。」を観に行ってきました

「ロストバケーション」を観に行ってきました

「葛城事件」を観に行ってきました

「帰ってきたヒトラー」を観に行ってきました

「ディストラクション・ベイビーズ」を観に行ってきました

「Fake(監督:森達也)」を観に行ってきました

「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」を観に行ってきました

「蜜のあわれ」を観に行ってきました

「クリーピー 偽りの隣人」を観に行ってきました

「マネーモンスター」を観に行ってきました

「ボーダーライン」を観に行ってきました

「言の葉の庭」を観ました

「海よりもまだ深く」を観に行ってきました

「ルーム」を観に行ってきました

「リリーのすべて」を観に行ってきました

「レヴェナント 蘇りし者」を観に行ってきました

「スポットライト 世紀のスクープ」を観に行ってきました

「マネーショート 華麗なる大逆転」を観に行ってきました

「エヴェレスト 神々の山嶺」を観に行ってきました

「ヤクザと憲法」を観に行ってきました

「イミテーションゲーム」を観ました

「ザ・ブリザード」を観に行ってきました

「スティーブ・ジョブズ」を観に行ってきました

「サウルの息子」を観に行ってきました

「独裁者と小さな孫」を観に行ってきました

「完全なるチェックメイト」を観に行ってきました

「セッション」を観ました

「ブラックスキャンダル」を観に行ってきました

「オデッセイ」を観に行ってきました

「The WALK」を観に行ってきました

「ヒトラー暗殺、13分の誤算」を観に行ってきました

「残穢―住んではいけない部屋―」を観に行ってきました

「白鯨との闘い」を観に行ってきました

「シーズンズ 2万年の地球紀行」を観に行ってきました。

「杉原千畝」を観に行ってきました

「エベレスト3D」を観に行ってきました

「ピエロがお前を嘲笑う」を観に行ってきました

「ハーモニー」を観に行ってきました

「心が叫びたがってるんだ。」を観に行ってきました(二回目)

「私たちのハァハァ」を観に行ってきました

「ボクは坊さん。」を観に行ってきました

「みんな!エスパーだよ!」を観に行ってきました

映画「バクマン。」を観に行ってきました

「屍者の帝国」を観に行ってきました

「心が叫びたがってるんだ。」を観に行ってきました

「悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46」を観に行ってきました(二度目)

「天空の蜂」を観に行きました

「ヴィンセントが教えてくれたこと」を観に行きました

「日本のいちばん長い日」を観に行きました

「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」を観に行ってきました

「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を観てきました

「バケモノの子」を観に行ってきました

「リアル鬼ごっこ」(園子温)を観てきました

「悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46」を観に行ってきました

「駆込み女と駆出し男」を観てきました

「百日紅~Miss HOKUSAI~」を観に行ってきました

「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」を観に行ってきました

「アメリカンスナイパー」を観に行ってきました

「毛皮のヴィーナス」を観に行ってきました 

「ガガーリン 世界を変えた108分」を観に行ってきました 

「インターステラ―」を観に行って来ました 

「紙の月」を観に行ってきた 

「谷川さん、詩をひとつ作ってください。」を観てきました 

「楽園追放 -Expelled from Paradise」を観に行ってきた 

映画「地獄でなぜ悪い」(監督:園子温)を観に行きました 

そして父になる(監督:是枝裕和 原案:「ねじれた絆」)を観に行ってきました 

映画「凶悪」(新潮文庫「凶悪 ある死刑囚の告発」原作)を観に行ってきました 

映画「風立ちぬ」(宮崎駿)の感想 

映画『TED』 備忘録 

映画『砂漠でサーモンフィッシング』 備忘録 

映画『ヱヴァンゲリヲンQ』感想 備忘録 

映画「ふがいない僕は空を見た」の感想 備忘録 

映画 『ソハの地下水道』の感想 備忘録 

映画『希望の国』(園子温)の感想 備忘録




作家紹介 森博嗣 

作家紹介 伊坂幸太郎 

作家紹介 福井晴敏 




「重力波」の発見にテンションが上がったので文章を書いてみた

もし小学生に「どうしてマイナス×マイナスはプラスになるの?」と聞かれたら、僕ならこう答える 





2008年に書いたショートショート集の索引




「十人の憂鬱な容疑者」(SCRAPのゲームブック)をクリアした!(ネタバレなしの感想) 



【福島の今を知り、私たちの未来を考える旅 第三弾:秋の稲刈り】に行ってきました 

【福島の今を知り、私たちの未来を考える2日間】(HISスタディツアー)の感想 

【解放食堂・ふくしま弾丸ツアー 2013/09/29】に行ってきました 

福島映像祭2013に行ってきました 





「AMAカフェ vol.22×めぐりカレッジ」に行ってきました 



青春18きっぷ旅 移動ルートと電車の時刻表

讃岐うどん旅行記 

讃岐うどん旅行記 パート2 

囀る鳥は羽ばたかない1・2巻(ヨネダコウ)

『自分を不幸だとも、他人に同情されるなんてことも、考えてもいないように見えた。そのくせ自己中で、自分を客観的に見れなくて、他人には一切共感できない奴だった』

歪んだ人間に、凄く興味がある。
たぶんそれは、僕自身が、自分も属している「はず」の「世界」を、外から眺めている気分でいるからだろうと思う。
アントクアリウムのような、外からアリの生態を観察出来るようなものの、その外側に自分はいて、そこからアクアリウムの中のアリを眺めている。そうやって、内と外で遮断されているような気分でいるから、内の中のものが外に滲み出てくることはないはずと楽観しているから、歪んだ人間に興味を持っていられるような気がする。

『お前、基本どーでもいい奴としかヤれねぇからな』

BLマンガでありながら、本書の場合、「厳密にホモ(男性が好き)である男」は一人しかいないのではないかと思う。しかも、冒頭で出てきたきり、しばらく出てこない。基本的に、ホモではないはずの人間たちが織りなす物語なのだ。
その奇妙な状況を生み出しているのが、八代という男だ。

【ドMで変態】【淫乱ネコ】【幹部の公衆便所】

八代はそう呼ばれている。そのことを、本人も知っている。そんな八代は、真誠会の若頭であり、真誠興業の社長。つまり、ヤクザだ。なろうと思ってヤクザになったわけではない。『そこにしか道が残されてないだけだ』。そう言ってヤクザとなり、その特異な性癖もあって、のし上がっていく。しかし、ヤクザの世界でのし上がっていくことに関心があるわけではない。
八代の頭の中にあるのは、常にシモことだけだ。いつだって、誰かにブチこまれたいと思っている。犯されたいと思っている。殴られたり、罵倒されたり、タバコを押し付けられたりされたいと思っている。そんな歪んだ欲求に始終駆られている男である。
物語は、「今」から始まり、「今」の八代から描かれていく。「今」の八代は、相変わらずセックスの時だけはドMだが、普段はヤクザの若頭としてクールで、時に凶暴な雰囲気を醸し出す。しかし、読むにつれ、八代の過去が明らかになっていくと、そこにはまるで違った面が現れることになる。
この八代が、物語の中心軸にいる。八代がいなければ、この物語は起こりようがない。それぐらい、八代の存在感は圧倒的だ。
しかし、八代は決してホモというわけではない。男女限らず、人間自体に関心が持てない、というだけのことだ。じゃあ何故男に抱かれているのかと言えば、それは、男の方が乱暴に扱ってくれるからである。その乱暴さの分、八代は満足出来る。相手がヤクザであればあるほど、八代は手荒に扱われる。そんな風にして八代は、男に犯され続ける人生を歩んできた。
これが、本書の特異点だ。
僕がこれまで読んできたBL(数は少ないけど)の場合、必ず「男が好きな主要登場人物」が出てくる。そうじゃなければ、BLの物語は進みようがないからだ。僕は、お互いが共にホモという物語はあんまり好きではないので、一方がホモで、もう一方はノンケという感じのものばっかり読んできたけど、どんなパターンであれ、そこに、「自分が持っている男へのどうしようもない愛情・情欲によって物語を動かしていく登場人物」が配置される。
しかし本書の場合、その役割を担う存在は当然八代になるのだが、八代には「男へのどうしようもない愛情・情欲」はない(「ない」と断言するのはウソなのだけど、とりあえずないものとして話を進める)。八代にあるのは、「自らを痛めつけてくれる存在への希求」だけだ。八代の場合、それは、凶暴で、自分が男なんか好きになるわけがないと確信しているヤクザによって満たされてきたから、結果的に男に抱かれてきたというだけだ(もちろんこれも、幼少期の話とかあるんだけど、まあそれは置いといて)。
この世界の作り方が凄いなと思いました。僕はこれまでも、ホモとノンケがそこまで強い違和感なくくっついて行く、という過程を描くBLを結構読んできて、そういう「ホモとノンケがギリギリ違和感なく関係を持つ世界」の作り込み方が凄くうまいと思ってきたんだけど、この作品の場合は、もう根底から違う感じがしてちょっとびっくりした。本書の場合、ホモ的な世界観は、結果的に生み出されていく。その発信源である八代はホモなわけではなく、彼の周りで彼に取り込まれていく人間たちも元々ホモの素質があったわけではない。それなのに、八代を同心円の中心として、男同士の関係性が湧き出るようにしてそこに出現するという感じだ。
僕は男なので、BLを恐らく女子と同じような目線では読めていないと思う。だから、僕がBLを読む時、「リアルかどうか」という視点は結構重視してしまう(話を聞いていると、女性の側は、リアルかどうかという部分は一旦脇に置いておくことができる人が多い気がする)。これまで読んできたBLの場合、リアルさをどう判断してきたかと言えば、当然「二人の関係性」だ。その発端や過程が、実際にありえるだろうか、自分がその立場にいたら同じ風になる可能性が少しでもあるだろうか、という風に考える。
しかし本書の場合、リアルさの判断はすべて、八代という存在に掛かっている。八代と誰かの関係性とか、そういう部分にあるのではなく、八代という存在がリアルかどうかによってすべて判断されるように思う。何故なら、本作で生み出される世界観は、八代がいなければ成り立たないからだ。八代の存在をリアルだと感じられれば全体をリアルだと感じられるだろうし、その逆もまたそうである。
そして僕は、歪んだ人間が好きだ。
もし八代が、「今」の部分しか描かれないままだったら、あまりリアルさを感じることはなかったかもしれない。無茶苦茶なヤクザ、しかも若頭がいるな、という印象で終わっていたかもしれない。しかし、八代の過去が描かれれば描かれるほど、少しずつ僕の中で、八代という人間のリアルが増していくような感じがしたのだ。

『ただ、他人に興味がない分、人の弱いところやおかしいところを知っても、馬鹿にしないし同情もしない。あっそって感じで右から左だ。俺はあいつのそういうとこが気に入ってた。』

八代の高校時代の友人で、かつ今でも友人である唯一の男・影山が八代のことをそんな風に語る。

『お前はまだ、俺を可哀想だと思ったままなんだな』

八代がそう述懐する場面がある。

八代という男は、かなり異常で、狂っていると言っても言い過ぎではないと思うが、だからこそ、その背景が少し語られると途端に輪郭が濃くなっていく印象もある。「今」の八代を作り出したあらゆる物事は、八代にとって、「そうせざるを得なかった」「そうならざるを得なかった」ことだ。八代にとって、そうやって生きていく以外になかった。それが、少しずつ伝わっていく。無茶苦茶で、異常者で、どうにもならないような人間だし、ほとんどの人間は八代をそんな風に見るけれども、読者は八代の裏側を垣間見ることが出来るし、作中人物の中にも、八代のそんな、奥の奥を見透かしているような人間が少し出て来る。
歪んだ人間が好きな僕にとっては、八代はとても興味深い人間だし、実に惹かれる対象である。彼が抱えているものをもっとみたい、という気にさせる。なんとなく2巻で終わってる話なのかと思ってたらまだまだ続くようなので、八代がどうなっていくのか楽しみである。
本書は、八代が中心となる物語ではあるのだけど、決して八代だけの物語ではない。これも、他のBLと比べて珍しいような気がする。僕が読んできたBLの場合、やはりメインのカップルがいて、その二人の描写が7~8割を占めるという印象がある。でも本書の場合、「関係性」という意味での中心軸がないような気がする。八代の体が向いてる相手もいれば、八代の心が向いてる相手もいるし、また八代が無作為にオープンである相手もいる。八代が間を取り持ったカップルの話も出てくれば、BLの部分とは直接関係のない、ヤクザ的な展開も描かれていく。
その中でも、結構変わってるなと感じるのが、ある人物の妹の存在だ。「ライバル」的な意味ではない形で、BLの中に「女性」が出て来るのは、僕が読んできた中では凄く珍しいと感じた。
そういうことも含めて本書は、BLという要素が脇役なのだと思う。本書の場合、八代という造形が先にあって、それを突き詰めていった時、必然的にBL的な要素が出てこざるを得ない、なんかそんな風な印象を受ける(もちろん著者は、BLの漫画家なわけで、当然BLを描こうと思ってこの作品を描いたのだと思うのだけど)。だから、物語がどんな風に展開していくのか、結構読めない(よくあるBLの場合は、行きつく先はなんとなく見えてて、そこへ向かうルートに複数選択肢がある、みたいな印象がある)。八代の周りにいる様々な人間のことが描かれていて、この先誰が物語に深く絡んできてもおかしくないと思うし、それぞれの関係性がどう変化していくのか(そもそも描かれていくのかも含めて)が読めない。BLであるということは置いといて、物語としてなかなか惹きつける要素を持った物語であるように思いました。
もう少し、この作品の雰囲気を伝えられるようなことが書けたら良かったんだけど、なんとなくあんまり内容に踏み込みすぎないで感想を書こうと思ったんで、ちょっと書ききれてない部分もあると思うけど、なんかBLへのイメージがさらに変わった感じがします。八代がこれからどんな風に生きていくのか、周りの人間がどう八代にコミットしていくのか。その辺を楽しみにしたいなと思います。

ヨネダコウ「囀る鳥は羽ばたかない」




赤か黒しか色がないランドセルだったからこそ平等だった

Ⅰ 「題詠blog2014」(http://blog.goo.ne.jp/daieiblog2014)の100のお題から
  (結局エントリーはせず)


(お題:折)「千羽“白馬の王子”鶴」折り続け「むべなるかな」と一人呟く



Ⅱ 「うたの日」(http://utanohi.exout.net/index.html)に投稿した作品


赤か黒しか色がないランドセルだったからこそ平等だった
(7/22 普通 http://nono.php.xdomain.jp/page.php?id=113)



Ⅲ その他の自作短歌


(お題:雨)コーラ缶ぷしゅっと開けたその音で雨音が鳴るどこか遠くで



Ⅳ 「連歌の花道」(http://renga57577.bbs.fc2.com/)に投稿した作品


ティーカップくるりと指でなぞる癖OKサインだと思ってたずっと
http://renga57577.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6195263
(上の句:スコヲプさん、下の句:黒夜行)

人類の集大成として挑むサーカス団対巨大隕石

Ⅰ 「題詠blog2014」(http://blog.goo.ne.jp/daieiblog2014)の100のお題から
  (結局エントリーはせず)


(お題:央)高速の中央分離帯に乗りハンドブレーキ片手に歌う



Ⅱ 「うたの日」(http://utanohi.exout.net/index.html)に投稿した作品


人類の集大成として挑むサーカス団対巨大隕石
(7/21 対 http://www55.atpages.jp/utanohi/page.php?id=112)



Ⅲ その他の自作短歌


(お題:雨)湖に木琴が浮く雨粒は自然とボレロ奏で始める



Ⅳ 「連歌の花道」(http://renga57577.bbs.fc2.com/)に投稿した作品


特急で遠ざかってくあの人を包んだ銀紙少しかじって
http://renga57577.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6195265
(上の句:みなまさん、下の句:黒夜行)

”家”に着く「おかえりなさいませ」ですぐ魔法に掛かる3000円で

Ⅰ 「題詠blog2014」(http://blog.goo.ne.jp/daieiblog2014)の100のお題から
  (結局エントリーはせず)


(お題:妹)間違いを認めるわけがないなんて知ってた 義妹は血統書付き


Ⅱ 「うたの日」(http://utanohi.exout.net/index.html)に投稿した作品


登校日にいつもみたいに話せるか夏休み前から不安がる
(7/20 夏休み http://www55.atpages.jp/utanohi/page.php?id=111)



Ⅲ その他の自作短歌


(お題:家)”家”に着く「おかえりなさいませ」ですぐ魔法に掛かる3000円で



Ⅳ 「連歌の花道」(http://renga57577.bbs.fc2.com/)に投稿した作品


友は言う バビロニアでは神だった
http://renga57577.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6195005
(上の句:黒夜行)

三日目のカレーが食えなくなるなんて独身時代はいつでも食えた

Ⅰ 「題詠blog2014」(http://blog.goo.ne.jp/daieiblog2014)の100のお題から
  (結局エントリーはせず)


(お題:援)応援の声さえ消える大失態 姉の怒号に救われる夏



Ⅱ 「うたの日」(http://utanohi.exout.net/index.html)に投稿した作品


不正解の印が”NIKE”そっくりな先生のテストわざと間違う
(7/19 ナイキ http://www55.atpages.jp/utanohi/page.php?id=110)



Ⅲ その他の自作短歌


三日目のカレーが食えなくなるなんて独身時代はいつでも食えた



Ⅳ 「連歌の花道」(http://renga57577.bbs.fc2.com/)に投稿した作品


一冊の高貴な本に記されることのなかったあどけなき顔
http://renga57577.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6195262
(上の句:クニコさん、下の句:黒夜行)

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国語の授業が嫌いで仕方なかった僕が考える、「本の読み方・本屋の使い方」

2014の短歌まとめ



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2013年ベスト

2013年の個人的ベストです。

小説

1位 宮部みゆき「ソロモンの偽証
2位 雛倉さりえ「ジェリー・フィッシュ
3位 山下卓「ノーサイドじゃ終わらない
4位 野崎まど「know
5位 笹本稜平「遺産
6位 島田荘司「写楽 閉じた国の幻
7位 須賀しのぶ「北の舞姫 永遠の曠野 <芙蓉千里>シリーズ」
8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
9位 松家仁之「火山のふもとで
10位 辻村深月「島はぼくらと
11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
16位 藤谷治「世界でいちばん美しい
17位 神林長平「言壺
18位 中脇初枝「わたしを見つけて
19位 奥泉光「黄色い水着の謎
20位 福澤徹三「東京難民


新書

1位 森博嗣「「やりがいのある仕事」という幻想
2位 青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」 3位 梅原大吾「勝ち続ける意志力
4位 平田オリザ「わかりあえないことから
5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
6位 小阪裕司「「心の時代」にモノを売る方法
7位 渡邉十絲子「今を生きるための現代詩
8位 更科功「化石の分子生物学
9位 坂口恭平「モバイルハウス 三万円で家をつくる
10位 山崎亮「コミュニティデザインの時代


小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
2位 沢木耕太郎「キャパの十字架
3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
10位 エイドリアン・べジャン+J・ペタ―・ゼイン「流れとかたち 万物のデザインを決める新たな物理法則
11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
12位 久坂部羊「神の手
13位 金原ひとみ「マザーズ
14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
15位 宮下奈都「終わらない歌
16位 朝井リョウ「何者
17位 有川浩「空飛ぶ広報室
18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
20位 相沢沙呼「ココロ・ファインダ

新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
2位 森達也「A」「A3
3位 デヴィッド・フィッシャー「スエズ運河を消せ
4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
5位 クリストファー・チャブリス+ダニエル・シモンズ「錯覚の科学
6位 卯月妙子「人間仮免中
7位 ジュディ・ダットン「理系の子
8位 笹原瑠似子「おもかげ復元師
9位 古市憲寿「絶望の国の幸福な若者たち
10位 ヨリス・ライエンダイク「こうして世界は誤解する
11位 石井光太「遺体
12位 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝
13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
19位 二村ヒトシ「すべてはモテるためである
20位 平川克美「株式会社という病

2011年ベスト

2011年の個人的ベストです
小説
1位 千早茜「からまる
2位 朝井リョウ「星やどりの声
3位 高野和明「ジェノサイド
4位 三浦しをん「舟を編む
5位 百田尚樹「錨を上げよ
6位 今村夏子「こちらあみ子
7位 辻村深月「オーダーメイド殺人クラブ
8位 笹本稜平「天空への回廊
9位 地下沢中也「預言者ピッピ1巻預言者ピッピ2巻」(コミック)
10位 原田マハ「キネマの神様
11位 有川浩「県庁おもてなし課
12位 西加奈子「円卓
13位 宮下奈都「太陽のパスタ 豆のスープ
14位 辻村深月「水底フェスタ
15位 山田深夜「ロンツーは終わらない
16位 小川洋子「人質の朗読会
17位 長澤樹「消失グラデーション
18位 飛鳥井千砂「アシンメトリー
19位 松崎有理「あがり
20位 大沼紀子「てのひらの父

新書
1位 「「科学的思考」のレッスン
2位 「武器としての決断思考
3位 「街場のメディア論
4位 「デフレの正体
5位 「明日のコミュニケーション
6位 「もうダマされないための「科学」講義
7位 「自分探しと楽しさについて
8位 「ゲーテの警告
9位 「メディア・バイアス
10位 「量子力学の哲学

小説以外
1位 「死のテレビ実験
2位 「ピンポンさん
3位 「数学ガール 乱択アルゴリズム
4位 「消された一家
5位 「マネーボール
6位 「バタス 刑務所の掟
7位 「ぐろぐろ
8位 「自閉症裁判
9位 「孤独と不安のレッスン
10位 「月3万円ビジネス
番外 「困ってるひと」(諸事情あって実は感想を書いてないのでランキングからは外したけど、素晴らしい作品)