黒夜行

>>2014年10月

左手はほのかに痛むくらいがいい愚かな自分を忘れないため

Ⅰ 「題詠blog2014」(http://blog.goo.ne.jp/daieiblog2014)の100のお題から
  (結局エントリーはせず)


(お題:ほのか)左手はほのかに痛むくらいがいい愚かな自分を忘れないため



Ⅱ 「うたの日」(http://utanohi.exout.net/index.html)に投稿した作品


戯れに富士の樹海に踏み入れる遺書とおやつは忘れずに持つ
(6/15おやつ http://nono.php.xdomain.jp/page.php?id=76



Ⅲ その他の自作短歌


花びらのふわりと届く外国語交じりの風に揺るがぬ姿



Ⅳ 「連歌の花道」(http://renga57577.bbs.fc2.com/)に投稿した作品


鈍行の窓に過ぎゆくこの町を一編の映画として眺める
http://renga57577.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6195228
(上の句:ばん悠さん、下の句:黒夜行)



Ⅴ 自作の都々逸


答えが欲しいといわれてはいと渡せるものはありません

スポンサーサイト

「聞く限り俺ら生命の種らしい」「えっ!?」「マジ!?」「ウソでしょ!?」(@ティッシュ)

Ⅰ 「題詠blog2014」(http://blog.goo.ne.jp/daieiblog2014)の100のお題から
  (結局エントリーはせず)


(お題:盆)旧盆に返事を聞きに行く 町がエイサーの声に包まれる中で



Ⅱ 「うたの日」(http://utanohi.exout.net/index.html)に投稿した作品


伝説5:「わたし、普通の女の子に戻りたい」と術中メス置く
(6/14 医師 http://nono.php.xdomain.jp/page.php?id=75



Ⅲ その他の自作短歌


(お題:ティッシュ)「聞く限り俺ら生命の種らしい」「えっ!?」「マジ!?」「ウソでしょ!?」(@ティッシュ)



Ⅳ 「連歌の花道」(http://renga57577.bbs.fc2.com/)に投稿した作品


ドイツから留学生がやってきた巧みな都々逸で自己紹介
http://renga57577.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6195362
(上の句:白猫喫茶店、下の句:黒夜行)



Ⅴ 自作の都々逸


あなたの「今」は止まっているの?ずっと地面を見ているわ

焼き芋がゆっくりゆっくり冷めるのを待ってるようなかさぶたでいい

Ⅰ 「題詠blog2014」(http://blog.goo.ne.jp/daieiblog2014)の100のお題から
  (結局エントリーはせず)


(お題:焼)焼き芋がゆっくりゆっくり冷めるのを待ってるようなかさぶたでいい



Ⅱ 「うたの日」(http://utanohi.exout.net/index.html)に投稿した作品


目覚ましの「金曜日には鳴らぬ」という決意が固く遅刻しました
(6/13金曜日http://nono.php.xdomain.jp/page.php?id=74



Ⅲ その他の自作短歌


(お題:入)分け入って分け入ってなお改札を出られぬ新宿駅のダンジョン



Ⅳ 「連歌の花道」(http://renga57577.bbs.fc2.com/)に投稿した作品


太陽がはじけたままで蟹工船
http://renga57577.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6195169
(上の句:黒夜行)



Ⅴ 自作の都々逸


赤信号で止まっているとたちまち不安に襲われる

海賊が海図で作る折り鶴は仲間の元へ迷わず沈む

Ⅰ 「題詠blog2014」(http://blog.goo.ne.jp/daieiblog2014)の100のお題から
  (結局エントリーはせず)


(お題:谷)違うんです!谷間にかかる黒髪がツヤツヤしてて見惚れてたんです!



Ⅱ 「うたの日」(http://utanohi.exout.net/index.html)に投稿した作品


海賊が海図で作る折り鶴は仲間の元へ迷わず沈む
(6/12 地図 http://nono.php.xdomain.jp/page.php?id=73



Ⅳ 「連歌の花道」(http://renga57577.bbs.fc2.com/)に投稿した作品


もしいつか月が消えたら今夜より波音も消えふるさとは遠く
http://renga57577.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6195359
(上の句:管理人、下の句:黒夜行)



Ⅴ 自作の都々逸


タクラマカンの砂漠にいるとあたしの不安はちっぽけだ

信長がサッカーをする「鷲鼻のせいで”ボール”がよく転がらぬ

Ⅰ 「題詠blog2014」(http://blog.goo.ne.jp/daieiblog2014)の100のお題から
  (結局エントリーはせず)


(お題:銘)“だいたいがニセモノだもの”と銘打ったタイのクラブで“夫”見初める



Ⅱ 「うたの日」(http://utanohi.exout.net/index.html)に投稿した作品


信長がサッカーをする「鷲鼻のせいで”ボール”がよく転がらぬ」
(6/11 サッカー http://nono.php.xdomain.jp/page.php?id=72



Ⅲ その他の自作短歌


見ず知らずの人が盛んにハイタッチ メッシ・ジダンも知らぬ輩が



Ⅳ 「連歌の花道」(http://renga57577.bbs.fc2.com/)に投稿した作品


初雪が家出少女に降り積もるあの日の決意はへなり溶けゆく
http://renga57577.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6195358
(上の句:白猫喫茶店 さん、下の句:黒夜行)



Ⅴ 自作の都々逸


会ってしまった。なかったことにはもう出来ないって知ってても

家族シアター(辻村深月)

形って変わるんだな。
そんな風に、形の変わらない僕は思った。
違うか。形を変えたくない僕、かな。それも、やっぱりちょっと違うんだけど。
僕は、形を変えるのは比較的簡単なんだ。割と、どんなところにでも、自分の外形を収められる。アメーバみたいに感じている。流れる水の如く、そこに何かの形があれば、その形になりますよ、なんていうスタンスで生きている。
でも、そうじゃない部分もある。自分の中で、ここは形を変えないぞ、と思っている部分がある。明確に意識できるくらいにある。言語化出来るかどうか(するつもりもないけど)に関係なく、それはある。それは、外側の変形に影響されない。その言い方は、うん、ちょっとズルいんだな。正確に言えば、その絶対に変えまいと思っている部分を不変のまま保持するために、外側を可変可能にした、という言い方が正しい。僕にとって、外側が可変可能であることは、ある種の鎧であり、バリアであり、そういうものとして、僕は自分の外側をかなり意識して作り上げてきたように思う。
だから、僕の形は変わらない。変わっているように見えるのは、外側の可変可能な部分だけで、内側の不変の部分は変わらない。
そんな風にずっと思ってきた。
でもこの作品を読んで、違うのかもしれないと思った。変わっているかもしれない。そう思った。自分が不変だと感じている部分は、変わっているのかもしれない。あくまでその「不変」は、「自分が意識する基準」に基づく不変だ。もし、「自分が意識する基準」の方が変わっていれば、その不変のはずの部分は、僕に対して不変を保ったまま、その形を変えることが出来る。
そうなのかもしれない。
変わっていくことは、少し怖い。ずっと変わらないと、変わらないはずと思っていたものが変わるのは、ちょっと怖い。でも、この物語は、変わることの不安を、変えたくないという足かせを、すっと取り去ってくれるような感じがする。変わってしまったことに気づく恐怖を、和らげてくれるような気がする。
たぶんそれは、家族の話だからかもしれない。
僕は、家族というのが苦手だ。どう苦手なのかうまく説明することは出来ないけど、「そこにあるものとしてある」というのが苦手だ。「僕の存在の前提である、あるいはあるかのような存在」というのが苦手だ。「家族に対する、かくあるべしという幻想」が苦手だ。
家族というのは、家族の数だけ形があって、そこに一般性を見出すことは難しいかもしれない。でも、ドーナツと取っ手付きのコップは、「穴が一つ」という性質で括れる―そんなところを出発点にしたトポロジーのように、そこには捉えがたい共通性がきっとあるのだろう。形や見た目が違っても、それが持つ性質がきっと似通っているのだろう。自分の家族の話ではないのに、僕自身の恐怖を取り去ってくれるのには、きっと、家族の話だからというのが大きいだろう。
いつもであれば、内容を紹介して、あーだこーだ書くのだけど、今回は内容には触れないようにしよう。別にトリックがどうのなんて気遣いではなく、内容紹介した上であーだこーだ書くと、ちょっと書きすぎてしまうかもしれないと思うからだ。本書を読んで感じた色んなことを、どの話なのか分からないように、漠然と書いてみる。

たとえば…
僕らは、大人になるまで、自分がどんな武器を持っているのかなかなか気づくことは出来ない。もちろん、大人になったら分かるというものでもないのだけど、子ども時代にそれに気づくことはとても難しいと思う。
その武器というのは、自分の魅力を増すような、そういうものもそうなのだけど、それ以上に、他人を傷つけるための武器という点も大きい。僕達は、知らず知らずの内に、とんでもないものを振り回しながら他人と関わっていて、そのことに気づかないでいる。
人は、自分にあるものに気付いたり、他人にないものを気付いたりすることは、割と出来るのかもしれない。しかし、自分にないものに気付いたり、他人にあるものに気づくことは、なかなか難しいように思う。だからこそ、他人との比較は非常に困難だ。自分にあることを過大に評価し、他人にないことを過小に見積もる。そんな風にして、見せかけの武器はどんどん大きくなっていく。
ただ見せかけだけの武器であれば、斬られたところで痛くもない。しかし、その見せかけの武器が、斬られたら痛い武器として成り立ってしまうのが学生時代の難しさだ。非常に狭く、閉じられた環境の中で、さほど代わり映えしない人間が些細な差を大きく見積もる時代だからこそ、そういう虚構が生まれることになる。
そんな中で、何を頼りに生きていくか。
「わかんない」
その答えは、最高にクールだと思う。

たとえば…
僕は、何かを好きになることに、たぶん恐怖がある。何かにのめり込む、という経験を、僕はこれまでしたことがないんじゃないかと思う。忘れているだけかもしれないけど、最初のめり込んでいる感じで進んでいても、ある瞬間、自分でブレーキを掛けてしまう。
あー、ヤバイな、と。
それが失われた世界のことを、僕はきっと想像している。好きになったものが、もしなくなったらどうだろう、と僕は考える。その「もし」が起こり得なさそうなことであっても、僕は考えてしまう。いや、そうは言っても、これはきっと自分の前から消えてなくなる瞬間が来るに違いない、と。
その瞬間から、怖くなるし、嫌になるのだと思う。「なくなるかもしれないもの」が、ずしっと重くなったように感じるのだと思う。そして、なくなる恐怖を感じてしまった僕は、それが無くならないようにと、怯えてしまうようになる。大げさだろうか。でも、たぶんそうだ。だから僕が取りうる選択肢は二つしかない。それを絶対失わないようにもの凄い努力をするか、あるいは、最初からそれが好きではなかったというフリをするか、だ。
そんな風にして僕は、何かを好きでいる自分を諦めてしまう。
だから僕は、趣味はないということにしている。「趣味」という形で、自分が好きなものを固定化させてしまうと、たぶん何も出来なくなる。いずれその対象がなくなるかもしれないし、無くならないでも僕の好きな形で存続しないかもしれない。だから、僕には「趣味」はない。いつでもこんなこと止められるんだよ、というスタンスでなければ、何かに取り組むことは出来ないのだ。
だから僕はいつも、何かにのめり込んでいる人を見ると、とても羨ましく感じる。いいなぁ、と思う。そんな風に、一心不乱でありたいと思うことが、年に3回ぐらいはある。いいなぁ。
でも同時に、それがもしなくなったらどうするんだろう?と意地悪なことも思っている。それが、世界からなくなることはなくても、あなたの世界からなくなることはありえる。『この一日が終わったら現実に戻れないよな』なんて言われてしまうような、そんな消え方だってある。
新聞をそっと置いていった姉は、何を考えていただろう。岩登りの際にハーケンを打ち込むようなものだったかもしれない。落ちたとしても、ここまでだ、と。ここから下には落ちるなよ、と。善意だけではない行為だったかもしれないけど、何にしろ、姉の行動は、最高にクールだ。

たとえば…
僕はたぶん子どもの頃、「何を良いと思うかという基準が違う人と関わること」が大変だったんだろうなと思う。
今となっては当時、どんなことを考えていたのか正確には覚えていないけど、たぶん、周りの理解力のなさにイライラしていたような気がする。親も兄弟も学校の友だちも、なんというか、「話せる人間」がいなかったんだと思う。僕から見れば「まともではない人間」がたくさんいた。意味が分からなかった。みんな、なんでそんなところで笑うのか分からなかったし、なんでそんなことで盛り上がってるのか分からなかったし、何でどんなことに一喜一憂してるのか分からなかった。何でそんなことをしなくてはいけないのか、何でそれをやってはいけないのか。そういうことに、山ほど疑問を持っていたような気がする。
でも、僕はそれを、たぶん徹底的に隠したはずだ。「自分の方がおかしいんだな」と思うことにした。だから、周りに合わせた。周りの価値観を受け入れようとした。そういうもんだと、そうしなければいけないのだと、思い込むことにしたはずだ。
それは、とても苦しかった。やっぱり、全然理解できなかった。子どもの頃、周りが笑っている時は、何が面白いのか分からなくても笑うようにしよう、とたぶんしていた。その癖は、大人になってもしばらく抜けなかった(今も時々出るかもしれない)。自分の価値観で物事を判断すると、どうも違うことが多いなと感じていたような気がする。そして、僕がそういう部分を表に出さなかったからなのか、あるいは残念なことにそういう人間が当時周りにいなかったのか、同じ価値観で話せる相手もいなかったように思う。
だから、子どもの頃から、自分をナチュラルに貫ける人間に、凄く憧れる。『想像するの。自分が宇宙にいるとこ』と、自分の世界を持つことが出来る人間を羨ましく思う。
もし「タマシイム・マシン」を使えるなら、僕はそういう自分を選ぶだろう。その選択にどれほど痛みを伴っても、そういうあり方を一度貫き通してみたいと思ってしまう。もちろん、何回人生をやり直しても、たぶん、そんな風には出来ないんだろうなという予感はあるんだけど。
『私のこと、失敗したって思ってるでしょ』と言わずにはいられなかった少女には、だから酷く同情する。自分らしさを貫くには、同志が一人いればたぶん頑張れる。同志でなくてもいい。自分のことを、自分のまま理解してくれる人がいれば、たぶん頑張れる、でも、この少女は、そういう点では恵まれなかった。まったく価値観の相容れない相手と、不毛な戦いを繰り返すしかなかった。
その絶望は、少し理解できるような気がする。僕もたぶん、「あーきっとこの人に言っても伝わらないだろうな」という感覚をたくさん味わったような気がする。それは、どちらが悪いというわけではない。ただ、相性の悪い人間が、同じ括りの中に放り込まれてしまっただけだ。学校なんかであればまだ逃げる手段はあるけど、家族だとそうはいかない。この少女は、もの凄い出来事によって、その関係性が少し改善されたかもしれない。でも、普通はそうはいかない。

たとえば…
『親になるということは、こんなにも周りに合わせること、自分の時間が削られることなのか』という父親の感覚には、思わずニンマリしてしまった。
いやいや、それぐらい想像できるやろ、と思う反面、羨ましいなと思う。そんな呑気な、気負いない感じで父親でいられるなら、俺も子どもを育ててみてもいいなー、なんて。
でも、確かにそうなのだ。どうして、子どもにそんなに時間も手間も取られることになるのだろう?
家族が家族がという人は、今のような子どもに愛情を注ぐような育て方が、大昔の日本からずっと続いていると思っているかもしれないけど、まあそんなわけはない。なんの本で読んだか、詳しく思い出せないけど、今のような家族のあり方になったのは近代以降(近代っていつなのかよく分かんないけど、まあとにかく最近)だそうだ。それまでは、父親だけではなく母親も家業に付きっきりで、子どもはほったらかし。ある年齢以降になれば完全に労働力。子どもの扱いなんてそんなものだ。長男は家督を継げるけど、次男以降は独力でどうにか生きていくように、なんていうのが普通に成り立っていた時代なんだから、その当時の子どもが今の子育てを受けたらおったまげるでしょう。明治や昭和を舞台にした小説なんかを読んでいても、愛情を掛けて育てる云々というのは、一部の上流階級でしかありえない(お手伝いさんがいるような家)という印象がある。
まあ、どっちがいいかなんていう話をするつもりは別にないんだけど、個人的には、ちょっと気持ち悪いなと思っている。「子どもだから」ということであらゆることが成立してしまう状況に、だ。そうじゃないだろう、と。もちろん、そう思っていない人も現実にはたくさんいるだろう。けど、なんとなく社会の圧力として、そういう印象を抱く。大事にしなくていい、と言いたいのではない。その行為は、本当に、子どもを大事にする行為なのか、ということを問いたいんだと思う、僕は。
そういう意味で、『これはたぶん、俺が生まれたその頃にあった光景だ』という実感は、なんだかいいなと感じた。これを僕がいいなと感じる理由は、たぶん、その光景が、見返りを求めない感覚から生み出されているような感じがするからだ。「子どものため」という理屈の裏に、僕はどうしても、「その人自身のため」という気持ちを感じてしまう。『もっと雑誌に出てくる子たちみたいに髪を染めたり巻いたり、ブランド物に興味を持ったっていいはずなのに』という感覚にも、近いものを感じる。子どもがそうすることで、何か自分にも返ってくるものがある。そういう気持ちが透けて見えるような気がするのだ。
でも、先の『光景』を生み出した『覚えててね』という発言は、それとは真逆の感覚だと感じる。何故なら、それは明らかに、絶対に相手が覚えてないことを前提にした言葉だからだ。そうじゃないかもしれないけど、僕はそう感じたし、きっと『俺』もそう感じたことだろう。そこになんだか、スッと感じるものがあった。
さて、ここまで読んでもらえたら分かると思うけど、この文章は、全然本の感想になってない。内容も書いてないし。でも、最初に書いたみたいに、たぶん内容に触れると、あれこれ書きすぎてしまうような気がして自重した。正直この作品については、まだまだ書きたいことはたくさんある。『人から”何もない”と思われること』の怖さとか、『私はどうしようもなく妹なのだと』という感覚、『そういうものだからやる、というだけ』という言葉の凄さ、『代わり映えのしない日常にドラマを作りたかった』感覚、『そんなことないよ』という言葉を支える背景とその重さを伝える言葉を持たない虚しさ、『はにかむように笑』った少女が涙に溶かしたこと、『サンタクロースみたいなものだと思ったらどうでしょう』と言った男が守ろうとしたもの、『ううん。いて欲しい』と言った少女が見ていた姉の姿、『何でも好きなこと書いてもいいですか』と言った少女の決意、『「タマシイム・マシン」はもう開発されてるんだって思うことにしてるの』という母親の在り方。書きたいことはたくさんある。でもたぶん、僕は書きすぎてしまうから、これぐらいにしておきます。
もう十分、書きすぎてるかもしれませんけどね。

辻村深月「家族シアター」


Bハナブサへようこそ(内山純)

内容に入ろうと思います。
本書は、ビリヤード屋を舞台にした、ミステリの連作集だ。
語り部は、「中央」という、ビリヤード屋のアルバイトの青年。「あたり・あきら」と読むが、一度も正確な名前で呼ばれたことがない。「ビリヤードハナブサ」の常連である「ご隠居」「小西さん」「木戸の姉さん」も彼のことを好き勝手適当な名前で呼ぶ。
中(あたり)は、格別ビリヤードが趣味というわけではないが、オーナーである英雄一郎(はやぶさ・ゆういちろう)氏(ビリヤードの世界チャンピオンに輝いたこともある)の腕前には惚れ惚れする程度には嗜みがあるし、うまいコーヒーを淹れることで重宝がられている。
そんなビリヤードハナブサに、なんだか「事件」の話が舞い込んでくる。ビリヤードハナブサに関係する人たちが、直接に関節に関わることになった「事件」を、ビリヤードハナブサの店内であーでもないこーでもないと語りつつ(ビリヤードはしない)、安楽椅子探偵的に事件を解決しちゃう、という物語である。

「バンキング」
もう一人のアルバイトであるカネちゃん(ハヤブサ氏の弟子)が、なんと殺人事件に巻き込まれた。とあるレストラン経営者が殺害され、なんと死体の発見者となってしまったのだ。経営者に恋をする店長、その店長に恋する従業員、店長になれなかった経営者の甥が疑われている状況なのだが、どうにも今一つ決め手に掛ける…

「スクラッチ」
常連客である里美さんは、前夜起きたという出来事を話して聞かせている。会社で人が死んだのだが、事故なのか自殺なのか殺人なのかイマイチハッキリしない、というのだ。クレーム処理をする部署で、あまり好かれていなかった要領の悪い社員が、屋上から落下して亡くなった。セキュリティが完璧な社内システムによって、もし殺人であるなら容疑者は3人しかいないのだが、そもそも殺人である決定的な決め手もなく…

「テケテケ」
最近、木戸の姉さん目当てで来店するようになった霞ヶ浦さん。姉さんが「何か事件の話はないの?」とけしかけたことで、霞ヶ浦さんは大昔オーストリアであった話を思い出しつつ話し始める。秋津という、天才的な研究者と共にオーストリアに派遣された霞ヶ浦さんは、現地で、成功すれば世界中をあっと言わせることは間違いない研究を続けていた。周囲の人間と一切交わろうとしない秋津と、どうにかうまくやっていくメンバー。しかしある日、その秋津が会議室で頭を打って死んでいたのだ。事故なのか、あるいは、完璧なセキュリティに閉ざされた残り4人の研究者の内の誰かが犯人だったのだろうか…

「マスワリ」
ある日、オーナーであるハヤブサ氏からとんでもない写メールが届く。なんと、ビリヤード台に載せられた死体の写真だ。第一発見者になってしまったハヤブサ氏。動物病院の経営で財を成した香川氏が殺害され、その当時豪邸に呼ばれていた恋人、秘書、ビリヤードのプロが疑われたのだが…。

というような話です。
各章の題はすべてビリヤード用語です。なかなか一般には知られていない用語ばかりではないかと思います(少なくとも僕は全部知りませんでした)。本書の特徴の一つはまさにこの点にあって、ただ舞台がビリヤードというだけではなく、物語の中になかなか巧くビリヤードを溶けこませています。
コナンや金田一が、最後謎を解く場面で、「キラリン!」みたいな感じでひらめく場面があるけど、本書の場合、そのひらめきのきっかけはビリヤードに絡んだことによって訪れます。そしてそれが、なかなか巧いこと処理されていると思う。全然聞き覚えのないようなビリヤード用語を作中であらかじめ説明しつつ、それを最後回収していくという流れは、よく出来ていると思います。
ビリヤード場の雰囲気も、とても楽しそうに描かれています。主人公の中(あたり)は、物凄く寡黙な雰囲気なんだけど、その周りにいる人間が実に騒がしいので、常にビリヤードハナブサは賑わっている。吉本新喜劇のような(と言っても、見たことはない)、お約束のやり取りというのが毎回必ず挟み込まれていて、それがある種の様式美みたいな雰囲気を出してもいます。物語の構成も、本作は大体どれも統一されていて、少なくとも本書に収録された4編を読むだけであれば、同じ様式美に則って整えられた構成はなかなか面白く感じました(ただ、これがシリーズ化されるとすれば、同じ形式のままではちょっと辛いかなと感じますが)。
物語そのものがビリヤードと関係する話は1編だけですが、本書の最後の作品である「マスワリ」は、本書の中の唯一の中編と言える作品で、それまでの安楽椅子探偵的な感じとはまたちょっと違う要素も入っていて(まあ、結構ムチャクチャですけどね 笑)、全体的に面白おかしく描かれているなと感じます。
とはいえ、個人的には、ちょっと評価に難しさを感じる作品でもありました。
それは、先ほど褒めた構成の面です。本書の構成は、良い面もあるのだけど、うーんどうかなという面もあります。
それが、「事件の概要がほぼ、ある一人の人物による独白で語られる」という点です。
安楽椅子探偵モノというのをそこまで読み慣れていないから、安楽椅子探偵モノは元々そうならざるを得ない宿命があるのかもしれないけど、正直、事件の概要を独り語りで一気にされると、途中でしんどくなります。本書の第一話では、登場人物の紹介もそこそこに、いきなり事件の話がぐわーってな感じで語られて(まあ短編だから仕方ないかもですが)、おーちょっと待って待って、まだそんなにガツガツ事件の情報入れたくないんだけど、的な感じになりました。
しかも、事件の概要がなかなか複雑だったりします。複雑っていうほどではないんだけど、ややこしいって感じか。特に二作目の「スクラッチ」なんかは、途中で人間の動きが箇条書きにされるところがあって、ちょっとこれを頭に入れる気にはなれないなぁ、と思ってしまいました。確かに事件自体は、短編の扱いで収まりがいいようなスケールではあるんですけど、もう少しシンプルなものにしてもいいかなぁ、と。これ、登場人物は耳で聞いてるだけで理解してるんだよな、と思うと、すげーな、って思います。
ミステリ的な部分は結構好きだったりするんです。謎がどうこうっていうことではなくて、著者のスタンスみたいなものが。本書は、「密室!」とか「アリバイ!」とか「凶器消失!」みたいな、分かりやすい名付けが出来るような事件じゃないんです。「なんかみんなアリバイもないし、動機はあるけど決め手に欠けるし、密室っていやぁ密室かもだけどでも条件次第ではそうではないし、なんだかうまく絞り込めないねぇ」みたいなものを扱ってるんですね。これって、なかなか難しいなって思うんです。本当は、「密室!」とかの方が、興味もそこに集中させやすいし、色々やりやすいと思うんだけど、本書の事件は、その辺の境界条件がとても曖昧なものが多い。割とこういうの、好きだったりします。有栖川有栖の「双頭の悪魔」とか「孤島パズル」みたいな感じで。でもやっぱり、前述したみたいな構成上の難しさとか、全体的におちゃらけた感じとか(これは、ユーモアミステリーが好きな人ならいいと思うんだけど、僕の好みではない)、そういう部分が気になって良い感じでは読み切れなかったなと思いました。
新人のデビュー作ですが、全体的にはとてもうまくまとまっていると思います。ビリヤードという(本作中でも書かれているように)そこまで競技人口が多くないだろうモチーフを巧みに作中に織り込んで物語を作っているところは好感が持てます。

内山純「Bハナブサへようこそ」



カクテルの内側に咲く木漏れ日が弾けたようなビッグバンでした

Ⅰ 「題詠blog2014」(http://blog.goo.ne.jp/daieiblog2014)の100のお題から
  (結局エントリーはせず)


(お題:側)カクテルの内側に咲く木漏れ日が弾けたようなビッグバンでした



Ⅱ 「うたの日」(http://utanohi.exout.net/index.html)に投稿した作品


パパずるい!”29時”って5時間も長く1日使ってるじゃん!
(6/10 時 http://nono.php.xdomain.jp/page.php?id=71



Ⅲ その他の自作短歌


「ファミコンは100点取れたら」彼だってきっと気づいてる買えないだけって



Ⅳ 「連歌の花道」(http://renga57577.bbs.fc2.com/)に投稿した作品


三時までに賛辞と惨事が参上す
http://renga57577.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6195229
(上の句:黒夜行)



Ⅴ 自作の都々逸


答えの傍で足踏みしても特になんにも見えません

冷凍したロックンロール火にかけてゆっくり混ぜるビートルズ鳴る

Ⅰ 「題詠blog2014」(http://blog.goo.ne.jp/daieiblog2014)の100のお題から
  (結局エントリーはせず)


(お題:しっとり)しっとりとした唇で塞いでるそのまま声は血に溶けてゆく



Ⅱ 「うたの日」(http://utanohi.exout.net/index.html)に投稿した作品


冷凍したロックンロール火にかけてゆっくり混ぜるビートルズ鳴る
(6/9 ロックンロール http://nono.php.xdomain.jp/page.php?id=70



Ⅲ その他の自作短歌


(お題:ティッシュ)雑踏で手渡すものが紙幣ならみんなもらってくれるんだろな



Ⅳ 「連歌の花道」(http://renga57577.bbs.fc2.com/)に投稿した作品


くちびるに紅馴染むのが待てなくて小指の先が遊ばせたがる
http://renga57577.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6195357
(上の句:なかやまななさん、下の句:黒夜行)



Ⅴ 自作の都々逸


今度の恋は絶対平気だって相手はお医者さん

椰子の葉が回転寿司で回ってる誰も取らないまま萎れてく

Ⅰ 「題詠blog2014」(http://blog.goo.ne.jp/daieiblog2014)の100のお題から
  (結局エントリーはせず)


(お題:排)排ガスが生きてる時より血色をよくしてくれると信じています



Ⅱ 「うたの日」(http://utanohi.exout.net/index.html)に投稿した作品


椰子の葉が回転寿司で回ってる誰も取らないまま萎れてく
(6/8 葉 http://nono.php.xdomain.jp/page.php?id=69



Ⅲ その他の自作短歌


(お題:入)入り口をくぐった瞬間ファンタスティック!な気分のフリでグーフィー被る



Ⅳ 「連歌の花道(http://renga57577.bbs.fc2.com/)に投稿した作品


わたしたちふたりのルールその1はルールその2を作らないこと
http://renga57577.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6195356
(上の句:スコヲプ、下の句:黒夜行)



Ⅴ 自作の都々逸


たった一つの意味のない文字暗号を解く鍵でした

底なしと言われる沼に身を浸す母の世界と繋がる気がして

Ⅰ 「題詠blog2014」(http://blog.goo.ne.jp/daieiblog2014)の100のお題から
  (結局エントリーはせず)


(お題:沼)底なしと言われる沼に身を浸す母の世界と繋がる気がして



Ⅱ 「うたの日」(http://utanohi.exout.net/index.html)に投稿した作品


「胸騒ぎするんだよね」と腹なでる息子はいつも空腹なだけ
(6/7 胸騒ぎ http://nono.php.xdomain.jp/page.php?id=68



Ⅲ その他の自作短歌


初恋の記憶はなくなってもいいの お願いまたこの気持ちにさせて



Ⅳ 「連歌の花道」(http://renga57577.bbs.fc2.com/)に投稿した作品


あの羽根の軌跡キミからのメッセージ
http://renga57577.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6195225
(上の句:、下の句:)



Ⅴ 自作の都々逸


カッパドキアがどこにあっても私の生き方変わらない

Ⅰ 「題詠blog2014」(http://blog.goo.ne.jp/daieiblog2014)の100のお題から
  (結局エントリーはせず)


(お題:手帳)分かってる?手帳に書いた♡ってあなたのことじゃないんだからね!



Ⅱ 「うたの日」(http://utanohi.exout.net/index.html)に投稿した作品


耳慣れぬ外語でよみがえるあの日外してくれたブラの色まで
(6/6 SEX http://nono.php.xdomain.jp/page.php?id=67



Ⅲ その他の自作短歌


(お題:ティッシュ)なんでなの?さっきまでここにあったのに…ティッシュで包んだはずの木漏れ日


Ⅳ 「連歌の花道」(http://renga57577.bbs.fc2.com/)に投稿した作品


恋歌が夜の静寂に落ちていく速度は心臓の鼓動に比例
http://renga57577.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6195395
(上の句:かりやどさん、下の句:黒夜行)



Ⅴ 自作の都々逸


元気に走る子供の声が世界の孤独を縫っていく

後白河天皇までが一期生偉人AKB作るなら

Ⅰ 「題詠blog2014」(http://blog.goo.ne.jp/daieiblog2014)の100のお題から
  (結局エントリーはせず)


(お題:浸)なんとなく浸水中です今はまだ涙を拭いてごまかしてます



Ⅱ 「うたの日」(http://utanohi.exout.net/index.html)に投稿した作品


後白河天皇までが一期生偉人AKB作るなら
(6/5 後 http://nono.php.xdomain.jp/page.php?id=66



Ⅲ その他の自作短歌


完璧なメイクで合コン 持ち帰られたはいいけれど真夜中に「誰?」



Ⅳ 「連歌の花道」(http://renga57577.bbs.fc2.com/)に投稿した作品


歩いても歩いてもまだ触れられぬ幻の島は雲の上(まじか)
http://renga57577.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6195360
(上の句:ゆるゆるさん、下の句:黒夜行)



Ⅴ 自作の都々逸


隣に座った男の人の十円ハゲを眺めてる

無鉄砲だけが取り柄と履歴書に書くアホ面が吠え面をかく

Ⅰ 「題詠blog2014」(http://blog.goo.ne.jp/daieiblog2014)の100のお題から
  (結局エントリーはせず)


(お題:砲)無鉄砲だけが取り柄と履歴書に書くアホ面が吠え面をかく



Ⅱ 「うたの日」(http://utanohi.exout.net/index.html)に投稿した作品


来週さ(亭主元気で留守がいい)同窓会に一緒に行こう
(6/4 虫 http://nono.php.xdomain.jp/page.php?id=65



Ⅲ その他の自作短歌


「い」と打って「いつもお世話になってます」と送る私は何を失くしてる?



Ⅳ 「連歌の花道」(http://renga57577.bbs.fc2.com/)に投稿した作品


「なんとなく」その一言に振り回され
http://renga57577.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6195230
(上の句:黒夜行)



Ⅴ 自作の都々逸


あなたの名前で予約しました銀河鉄道999

「3」は嫌い ハートを無理に引き裂いたみたいな形にしか見えない

Ⅰ 「題詠blog2014」(http://blog.goo.ne.jp/daieiblog2014)の100のお題から
  (結局エントリーはせず)


(お題:妖)妖艶と言われる日々はもう終わり美魔女なんかじゃもう食えやしない



Ⅱ 「うたの日」(http://utanohi.exout.net/index.html)に投稿した作品


「3」は嫌い ハートを無理に引き裂いたみたいな形にしか見えない
(6/3 3 http://nono.php.xdomain.jp/page.php?id=64



Ⅲ その他の自作短歌


切れるまで繋がっている 合コンで彼氏いないと言い続けてても



Ⅳ 「連歌の花道」(http://renga57577.bbs.fc2.com/)に投稿した作品


降りそそぐしずくに名前をつけるならどうしてもあと一文字足りない
http://renga57577.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6195393
(上の句:かりやどさん、下の句:黒夜行)



Ⅴ 自作の都々逸


ふわっと咲いたら褒められるのにぶわっと咲いたら怒られる

 | ホーム | 

プロフィール

通りすがり

Author:通りすがり
災害エバノ(災害時に役立ちそうな情報をまとめたサイト)

サイト全体の索引
--------------------------
著者名で記事を分けています

あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行~わ行

乃木坂46関係の記事をまとめました
(「Nogizaka Journal」様に記事を掲載させていただいています)

本の感想以外の文章の索引(映画の感想もここにあります)

この本は、こんな人に読んで欲しい!!part1
この本は、こんな人に読んで欲しい!!part2

BL作品の感想をまとめました

管理人自身が選ぶ良記事リスト

アクセス数ランキングトップ50

TOEICの勉強を一切せずに、7ヶ月で485点から710点に上げた勉強法

一年間の勉強で、宅建・簿記2級を含む8つの資格に合格する勉強法

国語の授業が嫌いで仕方なかった僕が考える、「本の読み方・本屋の使い方」

2014の短歌まとめ



------------------------

本をたくさん読みます。
映画もたまに見ます。
短歌をやってた時期もあります。
資格を取りまくったこともあります。
英語を勉強してます。













下のバナーをクリックしていただけると、ブログのランキングが上がるっぽいです。気が向いた方、ご協力お願いします。
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

アフィリエイトです

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
本・雑誌
17位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
和書
12位
アクセスランキングを見る>>

アフィリエイトです

サイト内検索 作家名・作品名等を入れてみてくださいな

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

カウンター

2013年ベスト

2013年の個人的ベストです。

小説

1位 宮部みゆき「ソロモンの偽証
2位 雛倉さりえ「ジェリー・フィッシュ
3位 山下卓「ノーサイドじゃ終わらない
4位 野崎まど「know
5位 笹本稜平「遺産
6位 島田荘司「写楽 閉じた国の幻
7位 須賀しのぶ「北の舞姫 永遠の曠野 <芙蓉千里>シリーズ」
8位 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日
9位 松家仁之「火山のふもとで
10位 辻村深月「島はぼくらと
11位 彩瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない
12位 浅田次郎「一路
13位 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界
14位 朝井リョウ「世界地図の下書き
15位 花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂
16位 藤谷治「世界でいちばん美しい
17位 神林長平「言壺
18位 中脇初枝「わたしを見つけて
19位 奥泉光「黄色い水着の謎
20位 福澤徹三「東京難民


新書

1位 森博嗣「「やりがいのある仕事」という幻想
2位 青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」 3位 梅原大吾「勝ち続ける意志力
4位 平田オリザ「わかりあえないことから
5位 山田真哉+花輪陽子「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話4つください
6位 小阪裕司「「心の時代」にモノを売る方法
7位 渡邉十絲子「今を生きるための現代詩
8位 更科功「化石の分子生物学
9位 坂口恭平「モバイルハウス 三万円で家をつくる
10位 山崎亮「コミュニティデザインの時代


小説・新書以外

1位 門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
2位 沢木耕太郎「キャパの十字架
3位 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド
4位 綾瀬まる「暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出
5位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠 3巻 4巻 5巻
6位 二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密
7位 芦田宏直「努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論
8位 チャールズ・C・マン「1491 先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
9位 マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還
10位 エイドリアン・べジャン+J・ペタ―・ゼイン「流れとかたち 万物のデザインを決める新たな物理法則
11位 内田樹「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
12位 NHKクローズアップ現代取材班「助けてと言えない 孤立する三十代
13位 梅田望夫「羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる
14位 湯谷昇羊「「いらっしゃいませ」と言えない国 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂
15位 国分拓「ヤノマミ
16位 百田尚樹「「黄金のバンタム」を破った男
17位 山田ズーニー「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力
18位 大崎善生「赦す人」 19位 橋爪大三郎+大澤真幸「ふしぎなキリスト教
20位 奥野修司「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年


コミック

1位 古谷実「ヒミズ
2位 浅野いにお「世界の終わりと夜明け前
3位 浅野いにお「うみべの女の子
4位 久保ミツロウ「モテキ
5位 ニコ・ニコルソン「ナガサレール イエタテール

番外

感想は書いてないのですけど、実はこれがコミックのダントツ1位

水城せとな「チーズは窮鼠の夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」

2012年ベスト

2012年の個人的ベストです
小説

1位 横山秀夫「64
2位 百田尚樹「海賊とよばれた男
3位 朝井リョウ「少女は卒業しない
4位 千早茜「森の家
5位 窪美澄「晴天の迷いクジラ
6位 朝井リョウ「もういちど生まれる
7位 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります
8位 池井戸潤「下町ロケット
9位 山本弘「詩羽のいる街
10位 須賀しのぶ「芙蓉千里
11位 中脇初枝「きみはいい子
12位 久坂部羊「神の手
13位 金原ひとみ「マザーズ
14位 森博嗣「実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
15位 宮下奈都「終わらない歌
16位 朝井リョウ「何者
17位 有川浩「空飛ぶ広報室
18位 池井戸潤「ルーズベルト・ゲーム
19位 原田マハ「楽園のカンヴァス
20位 相沢沙呼「ココロ・ファインダ

新書

1位 倉本圭造「21世紀の薩長同盟を結べ
2位 木暮太一「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
3位 瀧本哲史「武器としての交渉思考
4位 坂口恭平「独立国家のつくりかた
5位 古賀史健「20歳の自分に受けさせたい文章講義
6位 新雅史「商店街はなぜ滅びるのか
7位 瀬名秀明「科学の栞 世界とつながる本棚
8位 イケダハヤト「年収150万円で僕らは自由に生きていく
9位 速水健朗「ラーメンと愛国
10位 倉山満「検証 財務省の近現代史

小説以外

1位 朝日新聞特別報道部「プロメテウスの罠」「プロメテウスの罠2
2位 森達也「A」「A3
3位 デヴィッド・フィッシャー「スエズ運河を消せ
4位 國分功一郎「暇と退屈の倫理学
5位 クリストファー・チャブリス+ダニエル・シモンズ「錯覚の科学
6位 卯月妙子「人間仮免中
7位 ジュディ・ダットン「理系の子
8位 笹原瑠似子「おもかげ復元師
9位 古市憲寿「絶望の国の幸福な若者たち
10位 ヨリス・ライエンダイク「こうして世界は誤解する
11位 石井光太「遺体
12位 佐野眞一「あんぽん 孫正義伝
13位 結城浩「数学ガール ガロア理論
14位 雨宮まみ「女子をこじらせて
15位 ミチオ・カク「2100年の科学ライフ
16位 鹿島圭介「警察庁長官を撃った男
17位 白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ
18位 高瀬毅「ナガサキ―消えたもう一つの「原爆ドーム」
19位 二村ヒトシ「すべてはモテるためである
20位 平川克美「株式会社という病

2011年ベスト

2011年の個人的ベストです
小説
1位 千早茜「からまる
2位 朝井リョウ「星やどりの声
3位 高野和明「ジェノサイド
4位 三浦しをん「舟を編む
5位 百田尚樹「錨を上げよ
6位 今村夏子「こちらあみ子
7位 辻村深月「オーダーメイド殺人クラブ
8位 笹本稜平「天空への回廊
9位 地下沢中也「預言者ピッピ1巻預言者ピッピ2巻」(コミック)
10位 原田マハ「キネマの神様
11位 有川浩「県庁おもてなし課
12位 西加奈子「円卓
13位 宮下奈都「太陽のパスタ 豆のスープ
14位 辻村深月「水底フェスタ
15位 山田深夜「ロンツーは終わらない
16位 小川洋子「人質の朗読会
17位 長澤樹「消失グラデーション
18位 飛鳥井千砂「アシンメトリー
19位 松崎有理「あがり
20位 大沼紀子「てのひらの父

新書
1位 「「科学的思考」のレッスン
2位 「武器としての決断思考
3位 「街場のメディア論
4位 「デフレの正体
5位 「明日のコミュニケーション
6位 「もうダマされないための「科学」講義
7位 「自分探しと楽しさについて
8位 「ゲーテの警告
9位 「メディア・バイアス
10位 「量子力学の哲学

小説以外
1位 「死のテレビ実験
2位 「ピンポンさん
3位 「数学ガール 乱択アルゴリズム
4位 「消された一家
5位 「マネーボール
6位 「バタス 刑務所の掟
7位 「ぐろぐろ
8位 「自閉症裁判
9位 「孤独と不安のレッスン
10位 「月3万円ビジネス
番外 「困ってるひと」(諸事情あって実は感想を書いてないのでランキングからは外したけど、素晴らしい作品)